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クエリ検索: "きょうの料理"
106件中 1-20の結果を表示しています
  • 志賀 リツ
    調理科学
    1977年 10 巻 4 号 199-204
    発行日: 1977/12/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • 伊藤 有紀, 川上 紗英
    東京家政学院大学紀要
    2022年 62 巻 81-93
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/05/24
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    日本では様々な年中行事に伴う多様な行事食がありクリスマス料理もその1つである。しかし、年代による違いを含め、クリスマス料理に関する研究報告は少ない。そこで、本研究では料理番組「キューピー 3分クッキング」(以下、通称である「3分クッキング」と記す)の、1974年~2020 年のテキストの記載や放送状況から、昭和から令和にかけてのクリスマス料理の変遷を辿った。70年代は放送日数、料理数とも少なく定番とされる料理を中心に紹介された。80年代から 90年代にかけて放送日数、料理数とも 70年代より増え行事食としての演出も食卓に加わるようになった。90年代は放送日数やメニュー数が増加し、巷で流行した料理なども加わり西洋料理に加えて紹介され、料理のバリエーションが増加した。2000年代は放送日数の平均は調査期間中最大になり、行事食として安定的に放送されるコンテンツとなった。2010年代に入ると、パーティ料理としての位置づけが強くなる一方、社会全体のムードとしてクリスマスの行事としての特別感の低下がみられたことを反映して、後半からクリスマス料理としての独自色はうすくなる傾向がうかがえた。
  • 須谷 和子, 志垣 瞳, 池内 ますみ, 澤田 崇子, 長尾 綾子, 升井 洋至, 三浦 さつき, 水野 千恵, 山下 英代, 山本 由美
    日本調理科学会誌
    2015年 48 巻 6 号 416-426
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/01/04
    ジャーナル フリー
     NHK「
    きょうの料理
    」に掲載された中から煮物レシピを抽出し,煮物に関する変遷を明らかにした。1960年度から15年間隔で収集した42冊を資料とした。料理総数3,373件のうち煮物は535件(15.9%)を占め,特に1975年度は和風煮物が74.8%であった。煮物で使われる主材料は野菜類がもっとも多く,だいこんはどの年代においても使用頻度が高かった。肉類では,牛肉・豚肉・鶏肉がよく使われ,年代で順位は変化した。
     煮物のレシピは,食生活の変化とそれに伴った健康志向・簡便化志向を意識したものになっていた。
  • 浮粉または小麦粉添加の影響
    中里 トシ子, 長谷川 千佳子, 村上 智子, 横田 聖子
    日本調理科学会誌
    2000年 33 巻 3 号 381-386
    発行日: 2000/08/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    Gomadango was made by adding 10,20 or 30% of wheat starch or wheat flour to glutinous rice flour. The effect of those additions on the formability and taste of gomadango were examined.
    The breaking stress of the dough was initially decreased by the addition of wheat starch and wheat flour, but after steaming, increased to a higher value than the control with no addition.
    The percentage weight loss of gomadango was increased with increasing amo unt of added wheat starch and wheat flour. This weight loss was larger with wheat flour than that with wheat starch.
    The formability of gomadango was enhanced by the addition of wheat starch and wheat flour to result in a better appearance than that with no addition. The color of gomadango added with wheat flour was deeper, this depth of coloratin increasing with the amount of wheat flour added.
    A sensory test showed that gomadango samples with 10% wheat starch and 10% w heat flour were preferred to the control sample without either of these additives in the total evaluation, while the sample with 10% wheat flour had the most favourable color and flavor.
  • 岩田 惠美子, 高澤 奈々世, 西川 和孝, 後藤 昌弘
    日本食生活学会誌
    2015年 26 巻 2 号 85-90
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/10/30
    ジャーナル フリー
     The changes in the color of sliced or grated fresh ginger stored at room temperature for 0-180 minutes were investigated.
     The gingers included the cultivars Tosaichi and Koganenosato harvested in Kochi and an unknown cultivar harvested in China. The raw sliced or grated gingers were prepared and their color measured by a colorimeter. It was found that the grated Koganenosato and the Chinese cultivar had a more vivid yellow hue than the Tosaichi 30 minutes later.
     Tosaichi showed activities of polyphenol oxidase and peroxidase; these enzymes, related to enzymatic browning, were approximately twice as high as those in the Koganenosato or Chinese cultivars. However, no significant difference was observed in the chlorogenic acid contents, a substrate of polyphenol oxidase.
     These results suggested that Tosaichi showed higher activities by these browning enzymes compared to the other two cultivars, which contributed to the more obvious color changes.
  • *有本 恭子, 中野 優子, 望月 寛子, 齋藤 昌義, 早川 文代
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2021年 32 巻 P-77
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/07
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】みその消費量は年々減少傾向である。しかし、近年では、みその生理学的機能、和食・伝統食の価値の見直しの動きなどの観点から、みそを用いた料理に対する関心は高まっている。本研究では、食生活の変化を示す資料として、NHK「

    きょうの料理
    」を用いて、1958年から現在に至るまでの、みそ料理の変化の実態を把握し、その背景を考察した。

    【方法】1958年〜2020年に発刊されたNHK「

    きょうの料理
    」について、創刊年と1960年以降10年間隔で収集した82冊を資料として用いた。掲載料理数、みそ料理数、みそ料理のカテゴリー分類(主食・主菜・副菜・汁物・その他)、みそ料理の料理様式(和風・洋風・中国風)、みそ汁の具材料と作り方を調査項目とした。

    【結果・考察】みそ汁は、2000年以降、材料と分量、作り方の記載が増加した。背景には、家庭内でのみそ汁の摂食頻度の減少、核家族化の進行、加工食品の普及により、家庭内での料理の継承の機会が減少したことが考えられる。みそ汁の具材料では、全調査期間で野菜類が最も多かった。1990年以降、トウモロコシ、牛乳、キムチ、さば缶などがみそ汁の具に使われるようになり、みそ汁の具に変化がみられた。冊子ページ数の増加とともに掲載料理数は増加したが、みそ料理の掲載数には、大きな変化はみられなかった。みそ料理のカテゴリー分類では、主菜の記事の割合が増加していた。みそ料理の料理様式では、洋風料理と中国風料理の記事の割合が増加しており、食生活の多様化とともに、みそは和風料理だけでなく、さまざまな使われ方をしていることが推察された。本研究により、家庭内の料理を継承する機会の減少や、食生活の多様化に伴って、みそ料理の料理様式や調理法が多様化していることが推察された。

  • 深谷 正裕, 山田 恵美子, 高須 綾子, 塚本 義則, 古川 勇次
    日本食品科学工学会誌
    1999年 46 巻 2 号 94-98
    発行日: 1999/02/15
    公開日: 2009/05/26
    ジャーナル フリー
    食酢を使用する代表的な調理方法である酢漬けおよび酢煮について,調理における食品材料中のCa,MgおよびPの挙動について検討した.
    (1) 酢漬け調理として,酢の物およびワカサギの南蛮漬について検討したところ,食酢によってCaの溶出が促進される場合もあったが,固形部のCa量は減少せず,Mg量およびP量も大きな影響を受けなかった.
    (2) 酢煮料理として,骨付き鶏肉(鶏手羽元)の酢煮および殻付きアサリの酸味スープを検討したところ,鶏手羽元の酢煮の煮汁およびアサリの酸味スープのスープのCa量は調理前および対照調理と比べて増加した.Mg量およびP量は,鶏手羽元の酢煮では食酢の影響を受けたが,アサリの酸味スープでは影響を受けなかった.
    酢煮はCa摂取量を増大させる方法として有効であることが分かった.
  • 皆川 由美子, 柳沼 しのぶ
    調理科学
    1975年 8 巻 3 号 154-157
    発行日: 1975/10/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • 「きょうの料理」からのレシピ検討
    *中谷 梢, 升井 洋至
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2010年 62 巻 2P-24
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/10/15
    会議録・要旨集 フリー
    [目的] 近年、食品や調理器具の多様化と家庭における調理負担の軽減化が進み、特に蒸し器の利用や蒸し調理の減少が予想される。前回の一般家庭における『蒸し調理に対する意識と調理の実態調査』1) では、蒸し物は好きだが、調理頻度は少なく、比較的手軽に調理ができて季節感のある料理を、様々な調理器具を用いて調理していることが示唆された。そこで今回、今日に至るまでの日本の家庭における蒸し料理の変化を見出すことを目的に、戦後から現在まで一般家庭の料理書として利用されている『
    きょうの料理
    』を調査対象に、過去30年間の紙面に掲載されている蒸し料理を抽出し、検討した。
    [方法] 武庫川女子大学付属図書館所蔵の『
    きょうの料理
    』1980年1月号~2009年12月号の30年間に掲載されている蒸し料理の献立名、主食材、調理器具、調理法を年代・月別に抽出し、検討した。
    [結果]
    きょうの料理
    』に掲載されていた蒸し料理は6%と少なく、1980年代から2000年代にかけて減少していた。季節では、10月~3月の寒い時期は多く、4月~9月の暖かい時期は少なく、旬の食材を用いた料理を掲載していた。使用する食材は、「魚介」、「野菜」、「鶏肉」の掲載数が多く、「卵」は調理法の中で蒸し調理の占める割合が多かった。調理器具と調理法の記載では、蒸し器で「蒸す」が最も多いが、2000年代では、電子レンジ調理や鍋やフライパンで「蒸し煮」や「蒸し焼き」調理が増加し、調理の簡便化がみられた。また、スチームオーブンやホットプレートを使った蒸し料理の紹介もあり、調理器具の多様化がみられた。以上から、今日の蒸し調理は簡便化と多様化の二極分化の傾向にあると考えられ、今後蒸し料理における調理器具や調理法の新しい展開が見込まれた。1)日本家政学会第61回大会研究発表要旨集37頁
  • 天ぷらの衣に関する研究
    青柿 節子, 黒沢 和子, 藤木 澄子, 吉松 藤子
    家政学雑誌
    1982年 33 巻 9 号 451-456
    発行日: 1982/09/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    天ぷらを作る際に衣にしょうが汁を添加すると軽い好ましい衣ができるといわれているのでその理由を検討したところ次のような結果が得られた.
    1) 小麦粉のとき水に10%しょうが汁を添加した衣は放置時間に伴ってBL型粘度計による粘度, 揚げ種への付着量, テクスチュロメーターによる硬さ・付着性が低下した.
    2) 20分間放置した添加衣を光学顕微鏡により観察すると連続していたグルテンが小さく分散していることが認められた.
    3) 揚げ衣はしょうが汁添加後の放置時間の延長に伴って水と油の交代がよく行われた.無添加衣にはこのような傾向は認められなかった.
    4) 添加衣, 無添加衣を用いてさつまいもの天ぷらを作り, 官能検査をした結果, 添加衣を20分間放置したものが最も好まれた.
    5) しょうがからプロテアーゼを抽出精製して, その酵素液をグルテニン・グリアジンに作用させ, SDS-PAG電気泳動を行った結果, 5分間の反応により, グルテニンの分子量104,000, 84,000に相当するバンドおよびグリアジンの分子量46,000に相当するパンドが消失して低分子化していることが認められた.
    以上の結果より天ぷらの衣にしょうが汁を添加するとからりとした好ましい成績が得られることが明らかになった.また魚等の腿臭のある揚げ種にこの衣を用いると, しょうがの芳香も有効に働き, 効果的ではないかと考えられる.
  • 具 (添加材料) が飯の性状に及ぼす影響
    江間 章子, 貝沼 やす子
    日本家政学会誌
    1994年 45 巻 1 号 35-40
    発行日: 1994/01/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    炊き込み飯において, 具が米飯の調味料浸透状態や性状に及ぼす影響を明らかにし, 具を加えた場合の調味方法について検討を行った。結果を以下に要約する.
    1) 飯のナトリウム吸収量は炊き込む具の種類により異なった.
    2) 飯全体のナトリウム吸収率は醤油の添加量に関係なくほぼ一定であった.単位重量あたりの飯のナトリウム吸収量は醤油の添加量に比例的に対応し, 飯のテクスチャーに影響した.
    3) 具を用いた飯のナトリウム吸収率を基に, 具の種類を考慮した醤油の添加量を算出することが可能であった.
    4) 飯のナトリウム吸収量が多い飯は, 官能検査においても味が濃いと感じられ, 飯のナトリウム吸収量の測定結果は官能検査による評価と対応していた.
    5) 米の浸漬条件は飯のかたさやナトリウム吸収率に影響を与え, 醤油の添加量の増減に加えて, 米の浸漬条件も変化させることにより, 飯の味やかたさの調節が可能となることが考えられた.
  • 新澤 祥惠, 川村 昭子, 中村 喜代美
    日本調理科学会誌
    2024年 57 巻 1 号 56-63
    発行日: 2024/02/05
    公開日: 2024/02/08
    ジャーナル 認証あり
  • 望月 美里, 高橋 裕樹
    映像情報メディア学会技術報告
    2012年 36.8 巻 ME2012-33
    発行日: 2012/02/11
    公開日: 2017/09/21
    会議録・要旨集 フリー
    レシピ検索サイトは多数存在するが,利用者個人に合わせたレシピ推薦は行われていない.そこで本稿では(1)調理履歴から算出した嗜好食材に基づく推薦,(2)余剰食材を考慮した推薦,(3)調理履歴のレシピの調理法を考慮した推薦を提案する.(1)では,同じ食材が続かないように近い日に使用した食材の推薦度を低くする.(2)では,登録日が古い食材の重みを大きくする.(3)では,2週間前までの履歴を考慮し,レシピの偏りを減らすために,あまり調理しない調理法のレシピを推薦する.レシピ推薦は,(1)(2)(3)の推薦手法を組み合わせ,ニューラルネットワークを用いて各推薦の貢献度を調整し,個人嗜好に合ったレシピの推薦を行った.
  • 花崎 憲子, 志垣 瞳, 辻 郁代, 山本 山美, 池内 ますみ, 奥田 展子, 川井 考子, 瓦家 千代子, 澤田 崇子, 深蔵 紀子, 升井 洋至, 丸山 悦子, 水野 千恵, 山下 英代, 川田 克子, 横溝 佐衣子, 四谷 美和子, 冨岡 和子
    日本調理科学会誌
    2004年 37 巻 1 号 71-76
    発行日: 2004/02/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    関西における煮る調理に関する実態を把握することを目的として,2000年10月に,関西の大学・短大の学生を通してその家雄の調理担当者を対象にアンケート調査を行い,煮ものを食べる頻度,家庭で作る頻度,購入する頻度,作る煮ものの種類と使用される調味料などについて検討した. 得られた結果は次の通りである.(1)調理に費やす時間は,朝食は短く,夕食には時間をかけていた.(2)煮ものを食べる頻度および家庭で作る頻度は,いずれも「週3~4回以上」が多く60%を占めた.また,夕食の調理時間が長いほど煮ものを作る頻度が高くなることが認められた(ρ<0.001).(3)煮ものを「食べる頻度」「家庭で作る頻度」と年代との関係は,10,20歳代の若い年代層はともに低く,親の年代層は高かった.(4)家庭で作る煮ものでは,「肉じゃが」「かぼちゃの煮もの」「煮魚」「ひじきの煮もの」「筑前煮」「だいこんの煮もの」が多く,購入する煮ものでは「ひじきの煮もの」「おからの煮もの」「だいずの煮もの」が多かった.(5)煮ものの調味料は「基本調味料」が71%,「市販混合調味料」が1 0 % , 「使い分ける」が1 9 % であった.(6)煮もののだしは,「だしをとる」より「だしの素を使う」人が多かった.(7)煮ものに使う醤油としてこいくちは「豚の角煮」「牛肉しぐれ煮」「煮魚」「ひじきの煮もの」「ぜんまいの煮もの」「なすの煮もの」など,うすくちは「高野豆腐の煮もの」「えんどうの煮もの」「おからの煮もの」「たけのこの煮もの」「さやいんげんの煮もの」などこいくちとうすくちは「肉じゃが」「筑前煮」「だいこんの煮もの」などに併用されていた.醤油の種類は食材によって使い分けがされていた.
  • 荒木 千佳子, 下村 道子, 吉松 藤子
    調理科学
    1991年 24 巻 3 号 184-192
    発行日: 1991/08/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    Effects of addition of egg white or potato starch on texture of fish meat gels were studied. The various gels were prepared by cooking the mixture of egg white or potato starch and horse mackerel meat surimi with or without 20% water. Physical properties of gels were examined by texturometer tests, penetrometer tests and sensory tests. The drip during cooking was measured and histological structure of gels was observed by a microscope.
    In sensory test, fish meat gels were judged to became softer, juicier and coarser as the increase of the egg white, while they were judged to be hard and fine in the case of addition of starch to the fish paste. The hardness of gels by the texturometer test became lower and penetration rate became higher as the increase of the egg white, but the drip was not changed. As the starch added increased, the hardness of gels became higher, and fragility became lower and further the drip decreased. The starch granules in the fish gels were considered to prevent the drip of surimi by swelling during cooking.
  • 澤田 崇子, 池内 ますみ, 上中 登紀子, 奥田 展子, 志垣 瞳, 須谷 和子, 長尾 綾子, 花﨑 憲子, 升井 洋至, 三浦 さつき, 水野 千恵, 山下 英代, 山本 由美
    日本調理科学会誌
    2018年 51 巻 6 号 351-358
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
     2012年に関西地区における煮物調理の実態調査を,大学生・短期大学生および保育園・幼稚園児の家庭を対象にアンケート調査を実施し,これまでの調査結果と比較した。また,圧力鍋の利用実態についても同時に調査した。その結果,料理をする時の意識として,「手軽さ・時間」への意識が高くなり,「健康」への意識が低くなっていた。煮物を食べる頻度や作る頻度は減少傾向がみられ,買う頻度は大きく減少した。圧力鍋の所有者は全体の43.8%で,30歳以上では,30歳以上の合計の45%以上所有していた。煮物を食べる頻度,作る頻度は圧力鍋を所有する人の方が所有しない人より高かった。
  • ―料理雑誌・漫画記述や採取者の意識から―
    泉 桂子, 佐々木 理沙
    日本森林学会誌
    2021年 103 巻 1 号 1-12
    発行日: 2021/02/01
    公開日: 2021/05/07
    ジャーナル フリー
    電子付録

    現在マツタケは生育場所となるアカマツ林の荒廃と減少によりその生産量が減少しているが,季節の食材として珍重される。料理雑誌・漫画を資料に用い,マツタケの高級食材としての評価は家庭料理においていつ頃定着したのかを明らかにした。1950年代後半から1960年代の消費者にとってマツタケは一面では惣菜用のキノコであった。料理書では他のキノコの代替や節約料理の材料となり,洋食や中華料理にも用いられ,多様な調理方法,切り方や加熱法が見られた。レシピサイトを用いて家庭料理におけるマツタケの代替物を調査した。限られた資料からではあるがエリンギ単独,またはマツタケ味の吸い物の素(1964年発売)と組み合わせたマツタケ代替レシピが確認された。さらに,岩手県内の山村を事例として,マツタケの採取や生育環境づくり,その後の稼得機会の獲得,調理,贈与,保存の楽しみや技術について聴き取り調査を行った。採取者は高齢となってもマツタケ採取に熱中し,現金収入や共食,贈与を楽しみに採取のためアカマツ林の採取地に入り込んだり,環境整備を行ったりしていた。これら採取者の調理は和風料理であり,保存には冷凍や真空パックを用いていた。

  • "老舗 "番組から考えるコンテンツの未来
    大野 敏明
    放送研究と調査
    2018年 68 巻 7 号 72-89
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/08/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    60年続く料理番組の老舗『
    きょうの料理
    』。しかし今やレシピはスマートフォンで手軽に手に入り、さらには、料理はわざわざ手作りしなくても買えばすむ時代。番組は、そのあり方が問われているとも言える。NHK放送文化研究所は2018年3月、「NHK文研フォーラム2018」内でシンポジウム「
    きょうの料理
    60年の歴史とこれから」を開催した。料理研究家の土井善晴氏、関西学院大学社会学部准教授の鈴木謙介氏、『
    きょうの料理
    』の制作に40年間携わるフリーディレクターの河村明子氏が登壇。番組の歴史を振り返りながら、手作りの家庭料理を伝える意味、番組が果たしてきた役割、この先のあり方などを考えた。土井氏は番組の役割を「手作りの家庭料理を通し、自分たちの暮らしを自分たちで作る力を発見させてあげること」だと語った。鈴木氏は番組が近年力を入れるレシピのネット展開ついて「お金にはならなくとも公共性の高いコンテンツを提供できることに強みがある」と述べた。河村氏は番組の今後に向け「伝え手の顔が見え、温もりが伝わり、いつも同じ時間に見られる安心感が『
    きょうの料理
    』にはある。60年続けてきたスタンスは、そのまま変えずに続けるが勝ちという気がする」と語った。変わる時代の中で“老舗”料理番組は、この先どこへ向かうべきなのか。本稿ではシンポジウムの内容を再構成し、未来に向けた示唆を、番組60年の歴史や登壇者の言葉の中に見出す。
  • *伊藤 知子, 安藤 真美
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2022年 33 巻 P-74
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/02
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】汁物は様々な具材を使うことができ、献立の栄養バランスを取る上で便利な調整役を果たすことのできる料理である。しかし、一方で塩分の摂取量を上げる原因となりやすいことから敬遠されることもある。日本人の食事摂取基準(厚生労働省)において、1日の塩分摂取量(食塩摂取量)の基準は、改訂ごとに引き下げられ、2020年版では男性7.5g未満、女性6.5g未満とされている。本研究は、日常の食生活記録ではないものの「時代の半歩先に出る」というコンセプトで作られ食の変遷を示す資料であると考えられるNHK「

    きょうの料理
    」に掲載されたレシピから、汁物に含まれる塩分量を中心に検証を行い、献立の変遷について明らかにすることを目的とした。

    【方法】1990~2015年に発刊されたNHK「

    きょうの料理
    」テキストを5年ごとに調査した。汁物の献立について、だし汁の量(牛乳、トマトジュース等の液体を含む)、具材重量、塩分量を算出し、その変遷について分析を行った。

    【結果・考察】汁物の掲載献立数は1990年:76、1995年:75であったが、2000年は114と増加しており、以降、2005年:95、2010年:81、2015年68と減少していた。塩分量は1食で2.0gを超えるものも多かったが次第に減少しつつあった。だし汁の量は1990年では1人分200gを超えるものが多かったが、次第に減少傾向にあった。年々、減塩の必要性が重要視されるようになったこととの関連が推察された。また、1990年は「建長汁」、「国清汁」など郷土料理としての汁物の掲載がみられたが、近年になるほど具材等がわかりやすい料理名称が増加した。

  • 高橋 美保, 下村 道子, 吉松 藤子
    調理科学
    1988年 21 巻 4 号 296-301
    発行日: 1988/12/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    The studies were carried out to clarify the relation between kinds of fish and cooking methods by the investigation based on literature and the measurements of moisture, the fat content and hardness of fish meats.
    1) Fish dishes were picked out from cookbooks or cookery magazines, and the their cooking methods were classified according to the kinds of fish. As the results, it was confirmed that fat rich fishes were mainly subject to grilled style, while fat poor fishes were cooked in grilled, boiled and uncooked styles with the same proportion each.
    2) Fillets prepared from the meats of eel, yellowtail, saury and salmon were grilled and boiled. The moissure, the fat content and the hardness of the cooked fillets were measured. The moistures of all the fillets were reduced and the fat contents of fillets except that of salmon were increased during cooking. As to the eel meat, the saury meat and the yellowtail abdominal meat of fat rich meats, the difference in the hardness between the grilled meats and the boiled meats was slight. As to the salmon meat and the yellowtail dorsal meat of poor fat meats, the hardness of the grilled meats were higher than those of the boiled meats.
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