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クエリ検索: "インドキシル"
418件中 1-20の結果を表示しています
  • 丹羽 利充
    日本血栓止血学会誌
    2015年 26 巻 3 号 318-322
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/06/18
    ジャーナル フリー
    要約:慢性腎臓病(CKD)患者では心血管疾患(CVD)の発症率および死亡率が高くなり,心腎連関といわれている.CKD が進行すると血中に尿毒素が蓄積してくる.尿毒素である
    インドキシル
    硫酸は腎障害を進行させるのみでなく心血管障害をきたす.またCKD 患者ではステント血栓が起こりやすいなど向血栓傾向がみられる.
    インドキシル
    硫酸は血管内皮細胞,血管平滑筋細胞,末梢血単核球において組織因子の発現を亢進させる.さらにCKD 患者の血中組織因子濃度は血漿
    インドキシル
    硫酸濃度と正相関している.CKD の進行期では血中に蓄積している
    インドキシル
    硫酸が血管細胞の組織因子の発現を亢進させ,向血栓傾向をきたしている可能性が示唆されている.
  • 丹羽 利充, 小沢 裕子, 前田 憲志, 柴田 昌雄
    日本透析療法学会雑誌
    1988年 21 巻 10 号 951-956
    発行日: 1988/10/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    慢性血液透析患者血液中に蛋白結合して著明に増加している
    インドキシル
    硫酸の高速液体クロマトグラフィー (HPLC) を用いた簡便な定量法の確立を試みた. 血清10μlをinternal-surface reversed-phase (ISRP) カラムを装着したHPLCにより分析した. 溶出ピークを乾固後, 二次イオンマススペクトロメトリー (SIMS) により測定したところ, 分子量が213と分かり, また, UVスペクトル, HPLCの保持時間も
    インドキシル
    硫酸と一致した. 蛋白結合型
    インドキシル
    硫酸の血清濃度を, 血清の除蛋白を必要とせずにHPLCにより短時間に容易に測定することが可能となった.
    透析患者80名の透析前および透析後の総
    インドキシル硫酸および遊離型インドキシル
    硫酸の血清中濃度をISRP-HPLCにより測定し, 各臨床検査値との相関関係を検討した. 透析前総
    インドキシル
    硫酸は平均32.6μg/mlと正常者の平均0.50μg/mlに比較して著明に増加していた. 透析後の
    インドキシル
    硫酸は平均25.7μg/mlであった. 透析前の
    インドキシル
    硫酸濃度は透析年数, 透析前血清クレアチニン, β2-ミクログロブリン濃度と弱いが有意に正相関した.
    インドキシル
    硫酸の蛋白 (アルブミン) 結合率は透析前89%, 透析後84%であった.
    インドキシル
    硫酸の薬物-アルブミン結合への阻害作用を平衡透析法により検討した.
    インドキシル
    硫酸はサリチル酸のアルブミン結合を用量依存性に阻害した. また, 透析患者の血清中にアルブミンと結合して著明に増加している3-carboxy-4-methyl-5-propyl-2-furanpropionic acidは
    インドキシル
    硫酸のアルブミン結合を用量依存性に抑制した.
    インドキシル
    硫酸は血中では大部分がアルブミンと結合しており血液透析により除去されにくく, 透析患者の血清中に薬物結合阻害因子として著明に蓄積していた.
  • 宮川 優一, 市田 旭宏, 竹村 直行
    ペット栄養学会誌
    2013年 16 巻 Suppl 号 Suppl_38-Suppl_39
    発行日: 2013/07/03
    公開日: 2013/09/27
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、慢性腎臓病(CKD)における尿毒素である血漿
    インドキシル
    硫酸(IS)濃度の抑制に対する腎臓病用療法の有効性を確認することだった。CKDと診断された犬28頭および猫12頭を対象とした。腎臓病用療法食を摂取している患者では、有意に血漿
    インドキシル
    硫酸濃度が低かった。したがって、腎臓病用療法食は血漿
    インドキシル
    硫酸を抑制し、このことがCKDの進行抑制につながる可能性を示唆している。
  • 牛田 智, 古濱 裕樹
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2002年 54 巻
    発行日: 2002/06/01
    公開日: 2003/07/29
    会議録・要旨集 フリー
    藍植物に含まれるインジゴの前駆体であるインジカンは、加水分解を受けて
    インドキシル
    となる。その
    インドキシル
    からインジゴ、インジルビンが生成するが、その生成比率が温度の影響によってどのように変化するかについて、琉球藍生葉抽出物と、試薬のインジカン及び酢酸
    インドキシル
    を用いて調べた。琉球藍生葉を用いた実験では、常温ではインジルビンよりもインジゴが圧倒的に多く生成したが、高温で処理することにより、インジルビンの生成率が著しく上昇した。また、加熱時間が長いほどインジルビンの生成率が高くなった。また、インジゴ、インジルビン生成における温度の影響を、試薬のインジカンや酢酸
    インドキシル
    による反応でも確認した。
  • 丹羽 利充, 矢澤 智子, 前田 憲志, 浅田 博章
    日本透析療法学会雑誌
    1990年 23 巻 1 号 83-87
    発行日: 1990/01/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    蛋白結合性尿毒症毒素としての
    インドキシル
    硫酸とフランカルボン酸 (3-カルボキシ-4-メチル-5-プロピル-2-フランプロピオン酸) の測定法を確立し, continuous ambulatory peritoneal dialysis (CAPD) を受けている慢性腎不全患者と慢性血液透析患者における血中濃度を測定し, いずれの血液浄化法がこれらの除去に有効か検討した.
    CAPD患者20名ならびに平均透析年数がほぼ同じ慢性血液透析患者23名を対象として高速液体クロマトグラフィー (HPLC) にて血清中およびCAPD排液中の
    インドキシル
    硫酸とフランカルボン酸を定量した.
    CAPD患者においては血清
    インドキシル
    硫酸とフランカルボン酸濃度は, それぞれ2.03±1.22 (mean±SD)mg/dl, 1.31±0.69 (mean±SD)mg/dlで, それぞれ正常者の約40倍, 約4倍に増加していた. CAPD排液中への
    インドキシル
    硫酸とフランカルボン酸の除去量はそれぞれ30.2±39.2 (mean±SD)mg/日, 1.13±0.42 (mean±SD)mg/日であった.
    一方, 慢性血液透析患者においては血清
    インドキシル
    硫酸とフランカルボン酸濃度は, それぞれ血液透析直前で2.76±1.65 (mean±SD)mg/dl, 4.10±1.83 (mean±SD)mg/dl, また血液透析直後でそれぞれ2.27±1.25 (mean±SD)mg/dl, 4.83±2.13 (mean±SD)mg/dlと正常者に比較して著明に増加していた. 血液透析による
    インドキシル
    硫酸とフランカルボン酸の除去率はそれぞれ17.8%, -18.0%であり, 血液透析では
    インドキシル
    硫酸は少し除去されるが, フランカルボン酸は全く除去されないことが分かった.
    以上のように, CAPD患者においてはフランカルボン酸の血清濃度が血液透析患者に比較し有意に低下していた. これは主としてCAPD排液中へのアルブミンの漏出に伴うフランカルボン酸の除去の結果である. 血清
    インドキシル
    硫酸濃度に関してはCAPD患者と血液透析患者において有意差が認められなかった.
  • 丹羽 利充, 江本 豊, 宮崎 高志, 前田 憲志, 西本 裕美子, 山田 宣夫, 柴田 昌雄, 上原 康夫
    日本透析療法学会雑誌
    1991年 24 巻 3 号 312-316
    発行日: 1991/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    血液透析患者の血清中には
    インドキシル
    硫酸がアルブミン結合して著明に蓄積している. アルブミン結合物質は通常の血液透析法では殆ど除去されないため, 経口吸着剤AST-120による除去効果に関して検討した.
    経口吸着剤AST-120を血液透析患者に投与したところ透析前血清
    インドキシル
    硫酸濃度は非投与血液透析患者に比較して著明に減少した. しかし, 血清クレアチニン, BUNは有意の低下を示さなかった. また, 掻痒感を訴える血液透析患者にAST-120を投与したところ掻痒感の改善が認められた.
    AST-120は血液透析患者の血清中に蛋白結合して蓄積している
    インドキシル
    硫酸の濃度を低下させるのに有効であった. これはAST-120が腸内で産生されたインドールを吸着除去することにより肝臓での
    インドキシル
    硫酸の産生を抑制するためと考えられた.
  • 丹羽 利充, 江本 豊, 矢澤 智子, 宮崎 高志, 前田 憲志, 柴田 昌雄, 山田 宣夫, 西本 裕美子, 藤城 敏高
    人工臓器
    1991年 20 巻 1 号 102-106
    発行日: 1991/02/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    血液透析患者の血清中には
    インドキシル
    硫酸, 3-カルボキシ-4-メチル-5-プロピル-2-フランプロピオン酸(CMPF)が蛋白(アルブミン)結合して著明に蓄積している。これらの蛋白結合物質は通常の血液透析法では殆ど除去されないため, 1)ハイパフォーマンスメンブレンダイアライザーを用いたHD, および2)経口吸着剤による除去に関して検討した。
    血清CMPFに関してはハイパフォーマンスメンブレンダイアライザー, あるいは経口吸着剤によっては除去されなかった。
    血清
    インドキシル
    硫酸の除去率に関しては従来のダイアライザーを用いたHDよりFB-150U, PE1.25UDなどのハイパフォーマンスダイアライザーを用いたHDの方がやや優れていたが, 十分ではない。補助療法として経口吸着剤AST-120の投与が血清
    インドキシル
    硫酸濃度の低下に有効であった。
  • 松岡 賢, 光畑 正士, 北尾 悌次郎, 小西 謙三
    工業化学雑誌
    1971年 74 巻 3 号 440-444
    発行日: 1971/03/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    インドキシル
    誘導体のケイ光性におよぼす化学構造の影響を調べるため, これらの DMF 溶液中における吸収およびケイ光スペクトルを測定した。3-オキシインドール(
    インドキシル
    )-, 3-オキシクマロン-および 3-オキシチオナフテン-カルボン酸エステルのケイ光強度は 3-位水酸基と 2-位カルボニル基との間に働らく分子内力, たとえばキレーションや水素結合, の強さに依存する。そしてこれらのケイ光性は助ケイ光基としての環複素原子 (N.O.S) の種類や Annellation 効果には影響されない。アルキルロイコインジゴはロイコインジゴ (
    インドキシル
    ニ量体) のケイ光性を保持するけれども O,O',N,N'-テトラメチルロイコインジゴと O,O'-ジメチルロイコィンジゴ誘導体のケイ光性は安定である。
  • *出口 恒夫, 中村 三喜雄, 堤 泰寛, 小田切 優樹, 浅場 浩, 大槻 純男, 高長 ひとみ, 寺崎 哲也
    日本薬物動態学会年会講演要旨集
    2002年 17 巻 21C10-5
    発行日: 2002年
    公開日: 2009/11/27
    会議録・要旨集 フリー
  • *古濱 裕樹, 上野 都志佳, 牛田 智
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2004年 56 巻 2-2-10
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/04/02
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】通常の藍の生葉染めでは絹などが青く染まるが、染液をpH10-11にし、エタノールを加えることで紫色の染色も可能である。藍の煮染めでも紫色が染まるが、これは弱アルカリ性の染液に熱が加わることでインジルビンの生成が促進されるからである。以上のことは既に報告したが、酸性域での
    インドキシル
    からのインジルビン生成については不明な点も多い。そこで、酸性域でのインジルビン生成について検討し、その染色を試みた。
    【方法】酢酸
    インドキシルをアルゴン雰囲気下でアルカリ加水分解して得られたインドキシル
    水溶液を、様々なpHと温度(5-85℃)の下で酸化させ、生じた沈殿を定量した。タデアイの生葉染めで、染液にエタノールと酸を加えて、インジルビンの染色を試みた。試薬のインジカン水溶液にクエン酸(0.1-2.0mol/l、pH2.1-1.5)を加え、所定の時間(1-4h)熱(70,80,90℃)をかけることでインジカンを加水分解し、生じた沈殿を定量した。タデアイの生葉から熱湯抽出したインジカン溶液に酸を加えて、染色を行った。
    【結果】酢酸
    インドキシルから導いたインドキシル
    を酸化させる実験より、インジルビンは、弱酸性ではほとんど生成しないが、pH2以下の強酸性では常温でも多く生成することが分かった。これをタデアイの生葉染めに応用し、染液に20%のエタノールを加え、pH2以下にすることでもインジルビンが染色できた。試薬のインジカンをクエン酸で加水分解したところ、pH1.5、80℃で4時間反応させたもので、インジゴ、インジルビン総量中49%という多くのインジルビンを含む沈殿藍が得られた。インジカンの酸加水分解時に同浴で染色することで、絹や羊毛などを赤紫色に染めることができた。
  • *小田 絢子, 鈴木 陽介, 佐藤 春輝, 田中 遼大, 小野 寛之, 尾崎 貴士, 龍田 涼佑, 柴田 洋孝, 伊東 弘樹, 大野 恵子
    日本臨床薬理学会学術総会抄録集
    2023年 44 巻 44_2-C-O10-2
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/01/09
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】関節リウマチ(RA)は慢性自己免疫疾患の一種であり、腫瘍壊死因子α(TNF-α)及びインターロイキン6(IL-6)はRAの骨破壊を促進する。TNF-α、IL-6、尿毒素の一種である

    インドキシル
    硫酸及びCYP3A5の遺伝子多型であるCYP3A5*3対立遺伝子のホモ接合体は、CYP3A活性を低下させることが報告されている。4β-hydroxycholesterol(4β-OHC)は、CYP3A活性を反映する内在性物質として注目されており、CYP3A4及びCYP3A5による水酸化及びコレステロールの自動酸化により生成される。一方、4β-OHC の立体異性体である4α-hydroxycholesterol(4α-OHC)はコレステロールの自動酸化のみにより生成される。本研究では、RA患者を対象として、CYP3A活性と遺伝的因子、生理的因子及び薬物との関連を評価することを目的とした。

    【方法】CYP3A活性の指標として、血漿中4β-OHC濃度、血漿中4β-OHC/total cholesterol比、血漿中4β-OHC濃度から血漿中4α-OHC濃度を減じた値の3つを用いた。3つのCYP3A活性の指標を従属変数、CYP3A5*1対立遺伝子の有無、血漿中TNF-α、IL-6及び

    インドキシル
    硫酸濃度、使用薬、年齢、性別、推算糸球体濾過量を独立変数として単回帰分析を行った。単回帰分析でp<0.2を示す変数を独立変数として重回帰分析に組み入れた。

    【結果・考察】本研究では、32名のRA患者を対象にした。重回帰分析により、サラゾスルファピリジン(SASP)及びレバミピドは、全てのCYP3A活性の指標に影響を及ぼす因子であることが特定された。SASP及びレバミピドはNF-κB活性の阻害作用があるが、NF-κBはCYP3A活性を阻害することが報告されている。SASP及びレバミピドの投与によりCYP3A活性が上昇する可能性が示唆された。SASP及びレバミピドを服用していない17名のRA患者を対象として、3つのCYP3A活性の指標と生理的因子との相関を評価した結果、全てのCYP3A活性の指標と血漿中TNF-α、IL-6及び

    インドキシル
    硫酸濃度との間に有意な相関関係は認められなかった。血漿中TNF-α、IL-6及び
    インドキシル
    硫酸濃度がCYP3A活性に与える影響は小さい可能性が示唆された。

    【結論】RA患者において、SASP及びレバミピドの投与はCYP3A活性を上昇させる可能性があり、CYP3A基質薬を併用する場合は注意深いモニタリングが必要であると考えられた。一方、血漿中TNF-α、IL-6及び

    インドキシル
    硫酸濃度に基づくCYP3A基質薬の用量調節の必要性は低いと考えられた。

  • 宮崎 靖則, 谷古宇 秀, 浅山 亨, 河野 博充, 櫻井 正太郎, 柳川 忠二
    医療薬学
    2008年 34 巻 12 号 1077-1085
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/02/07
    ジャーナル フリー
    We compared the in vitro performance of brand-name and generic spherical carbon absorbents by studying their physicochemical and adsorptive properties.There was no correlation between specific surface area and adsorption rate for pigment substances.The adsorption removal rates for pigment substances and uremic toxins were almost the same for Kremezin and Kyucal but the adsorption removal rates of some substances were lower for Merckmezin than those for Kremezin.In addition,the adsorption rates for digestive enzymes,important in vivo substances that should not be adsorbed,were high for Kremezin but low for Kyucal and Merckmezin.We found that Kremezin and Kyucal were comparable as regards the adsorption removal rate of indole in the presence of pepsin and sodium cholate,in vivo substances,but with Merckmezin,the adsorption removal rate for indole was lower.In our findings,we noted that the adsorption performance of the generic product Kyucal for most substances was equivalent to that of Kremezin while the adsorption performance of Merckmezin for some substances was lower than that of Kremezin.As a particular conclusion,the lower adsorption removal rate of Merckmezin for indole in the presence of vivo substances needs to be taken into consideration as this will affect clinical results.
  • 児玉 敏宏, 北 裕次, 上田 俊郎, 阿部 貴弥, 正野 峰夫, 阿部 富彌
    日本透析医学会雑誌
    1999年 32 巻 8 号 1127-1133
    発行日: 1999/08/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    持続的にアルブミンを純化するシステム (continuous albumin purification system, CAPS) やアルブミン含有透析液再生システムを開発し, 臨床応用が可能であるかどうかビリルビンを指標として検討し, エンドトキシンの移行性についても検討した. また, ビリルビン以外の蛋白結合毒素として
    インドキシル
    硫酸やシスプラチンを用いCAPSによる除去が可能であるかどうかも検討した. これらの実験の結果, 透析液再生システムは有用であること, エンドトキシンの血中への移行性がないことより, CAPSは実際の臨床において使用しても安全性の高いシステムと考えられた. また, CAPSにおいて
    インドキシル
    硫酸の除去が可能であることが確認されたが, シスプラチンにおいては除去不能であった.
  • 四宮 知郎, 山田 仁穂
    工業化学雑誌
    1964年 67 巻 1 号 146-149
    発行日: 1964/01/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    合成繊維用染料として,またアゾイック染料にかわる顕色染料として,4,5-ベンゾチオ
    インドキシル
    (Snp)あるいは,9-クロル-(6',7')-ベンゾチオ
    インドキシル
    (SClnp)と6種のイサチン類とを,順次あるいは同時に繊維上に吸着させ,繊維上で両者を縮合発色させて各種繊維を濃厚堅ロウに染色した。Snpとイサチンとの組み合わせでは,縮合色素3-インドール-4',5'-ベンゾチオナフテン-(2')-インジゴとビス-[4,5-ベンゾチオナフテン(2)]-インジゴとの両者を生成するが,前者が両色素量の約70~95%を占め,染法を一定にすると再現性にとむ染色を得る。SClnpとイサチンとの組み合わせではSClnpの酸化縮合色素が多くの有機溶媒に難溶なため,SClnpとイサチンとの縮合色素9-クロル(6',7')-ベンゾチオナフテン(2)-3'-インドールーインジゴのみの染着量を測定した。
  • 丹羽 利充, 江本 豊, 宮崎 高志, 前田 憲志
    人工臓器
    1992年 21 巻 3 号 992-995
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    血液透析患者の血中に著明に蓄積している3-カルボキシ-4-メチル-5-プロピル-2-フランプロピオン酸(CMPF)の細胞毒性について検討した。マウスの骨髄細胞を培養し、骨髄赤芽球の増殖(CFU-E)に対するCMPFの作用を検討した。CMPFは200μg/mlの濃度で有意にCFU-Eを抑制した。さらにCMPFのCFU-E抑制の機序を明らかにするために、エネルギー産生系であるミトコンドリア(肝臓から分画した)の呼吸に対する影響を検討した。ミトコンドリア呼吸は酸素電極により測定し、ADP添加後の状態3呼吸に対するCMPFの作用を調べた。CMPFは用量依存性にミトコンドリアの状態3呼吸を抑制した。この呼吸抑制作用は慢性血液透析患者の血清CMPF濃度に相当する50μg/mlにおいても認められ、しかもアルブミン共存下においても同様に認められた。CMPFはミトコンドリアでの酸化的リン酸化を阻害し、細胞のエネルギー(ATP)産生を阻害すると考えられた。
  • 丹羽 利充, 矢澤 智子, 前田 憲志, 伊勢 道仁, 菅野 三喜男, 小玉 富美雄, 上原 康夫
    日本腎臓学会誌
    1990年 32 巻 6 号 695-701
    発行日: 1990年
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    Indoxyl sulfate is a metabolite of tryptophan. Indole is synthesized in intestine from tryptophan by intestinal bacteria. The absorbed indole is converted to indoxyl sulfate through indoxyl in liver. Serum concentration of indoxyl sulfate is markedly increased as an inhibitor of drug-binding in uremic patients as compared with healthy subjects. Since indoxyl sulfate is bound to serum albumin, it cannot be removed efficiently by hemodialysis, and it tends to accumulate in uremic serum. To determine if oral sorbent, AST-120, could adsorb Indole in intestine and then decrease serum concentration of indoxyl sulfate, it was administered to nephrectomized uremic rats. Serum concentration of indoxyl sulfate was markedly decreased in uremic rats fed with oral sorbent as compared with control uremic rats. However, serum concentrations of creatinine and urea nitrogen were not significantly decreased in the uremic rats fed with oral sorbent as compared with the control uremic rats. Serum concentration of tryptophan was not decreased but rather increased in the uremic rats fed with oral sorbent as compared with the control uremic rats. Concentration of indoxyl sulfate in bile of a uremic rat was much lower than that in the uremic serum, suggesting that the adsorption of indoxyl sulfate in intestine is not a major mechanism of decreasing the serum concentration of indoxyl sulfate. These results demonstrate that oral sorbent, AST-120, can decrease serum concent-ration of indoxyl sulfate in uremia due to adsorption of indole in intestine.
  • 第43回日本透析医学会カレントコンセプトより
    丹羽 利充, 宮崎 高志
    日本透析医学会雑誌
    1998年 31 巻 12 号 1423-1429
    発行日: 1998/12/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 丹羽 利充, 相内 敏弘, 中谷 一泰, 江本 豊, 宮崎 高志, 前田 憲志
    日本透析療法学会雑誌
    1992年 25 巻 4 号 369-373
    発行日: 1992/04/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    慢性腎不全患者において血清アルブミンと結合して血中に著明に蓄積している3-カルボキシ-4-メチル-5-プロピル-2-フランプロピオン酸 (CMPF) と
    インドキシル
    硫酸の細胞毒性をミトコンドリアの呼吸に対する作用から検討した.
    CMPFはNADHを基質とするミトコンドリアの状態3呼吸を用量依存性に抑制した. この抑制作用はアルブミン共存下においても同様に認められ, しかも慢性血液透析患者の血清CMPF濃度に相当する50μg/mlにおいても認められた. 一方,
    インドキシル
    硫酸はCMPFに比較してかなり弱いミトコンドリア呼吸抑制作用を示した.
    CMPFはミトコンドリアの呼吸を強く抑制し, 細胞のエネルギー (ATP) 産生を阻害することから細胞毒性を示すことが考えられた.
  • 松本 貴之, 田口 夏芽, 吉岡 円, 長田 友恵, 田口 久美子, 小林 恒雄
    日本薬理学雑誌
    2022年 157 巻 5 号 316-320
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/01
    ジャーナル フリー

    近年,腸内細菌から産生される物質やその代謝物が,宿主の生理機能へ影響を及ぼす可能性が指摘されている.実際,これらの腸内細菌由来物質あるいは,その代謝物が,血中や組織に存在すること,それらの量が病態下で異常をきたすことが知られている.従って,これらの物質の生体内におけるバイオアベイラビリティー,生理機能への影響を理解することが,健康維持に重要となる.心臓から送り出される血液は,動脈,毛細血管,静脈を通じ体内をめぐることで,細胞に必要な栄養や酸素を届け,不要な炭酸ガスや老廃物を運搬する.そして,血管機能が健やかに保たれていることで,全身へ血液を巧妙に循環させている.血管機能異常は,高血圧症,糖尿病,動脈硬化など,種々の循環器疾患や代謝性疾患,腎臓病における全身に生じる合併症の発症・進展に関わり,特に,血管の内腔に存在し,血液と接している内皮細胞と血管平滑筋細胞の異常が血管機能異常に重要な役割を果たしている.血管平滑筋は,様々な内因性リガンドによって収縮・弛緩することで,適切な血管径を保ち,内皮細胞は,血流によるずり応力や,種々の刺激に応じて様々な物質を放出することで血管収縮・弛緩といった血管緊張を巧妙に調節する.しかしながら,病態下においては,内皮由来因子の質的・量的な異常や血管平滑筋における種々の内因性リガンドによる反応性の異常が生じているが,その異常は,動脈部位で差異があり,また,その原因は,複雑であり,未知の原因物質が存在する可能性もある.近年,腸内細菌由来物質が内皮細胞や血管平滑筋細胞にはたらきかけ,血管機能へ影響を及ぼすことが明らかとなってきた.そこで,本総説では,特に,

    インドキシル
    硫酸,トリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)の血管機能へ及ぼす影響について,我々の最近の知見を含め概説する.

  • 江口 圭, 山本 健一郎, 金子 岩和, 峰島 三千男
    日本透析医学会雑誌
    2011年 44 巻 3 号 269-271
    発行日: 2011/03/28
    公開日: 2011/04/14
    ジャーナル フリー
    蛋白結合性尿毒素は,その分子量の大きさから,通常の血液透析では除去困難な尿毒素として認識されている.今回,血漿成分に対して希釈効果およびpH変化を付与することにより,蛋白結合性尿毒素をアルブミンなどの蛋白から解離させ,除去することを目的とした基礎検討を行ったので報告する.腎不全患者から得たアフェレシス廃棄血漿を用いて,ホモシステインおよび
    インドキシル
    硫酸を対象としたin vitro実験を行った.その結果,生理食塩液やリン酸緩衝溶液による希釈効果によって,
    インドキシル
    硫酸では比較的容易に蛋白から解離させることができ,遊離率の上昇(蛋白結合率の低下)が認められた.また,希釈倍率が大きいほど,その解離は顕著であった.一方,ホモシステインでは,ほとんど解離が認められなかった.今後,蛋白結合性尿毒素の種類に応じた効果的な解離方法を検討する必要がある.
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