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クエリ検索: "ペプシン"
6,796件中 1-20の結果を表示しています
  • 大澤 祐三
    日本消化器外科学会雑誌
    1980年 13 巻 4 号 250-260
    発行日: 1980年
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    ペプシン
    は胃酸とほぼ同時期に発見されたにもかかわらず, 現在でもその病因的意義は不明な点が多い. 著者は胃液採取をより正確にするため, バルーン付き胃管を使用して, 各種消化性潰瘍手術前後に
    ペプシン
    活性を測定し, 胃液酸度及びほぼ同時期に測定した, 空腹時血清ガストリン値, 胃内容排出時間との関連より,
    ペプシン
    分泌に影響を及ぼす諸因子の究明につとめ, また消化性潰瘍の外科的治療の
    ペプシン
    分泌に対する効果を検討し,
    ペプシン
    は必ずしも酸と平行するものではなく, また消化性潰瘍ではべプシソと空腹時血清ガストリン値は負の相関関係にあり, さらに胃潰瘍において,
    ペプシン
    と胃内容排出時間は正の相関関係にあることが認められた.
  • 鶏卵白蛋白質の酵素的研究
    守 康則, 能島 英子, 田坂 邦子, 松本 武
    家政学雑誌
    1962年 13 巻 5 号 317-321
    発行日: 1962/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    (1) 水様卵白、濃厚卵白ともに、ベプシンによる消化性をみとめ、水様卵白は濃厚卵白より
    ペプシン
    による消化性が高い。両者ともにトリプシンによる消化はみとめられない。
    (2) アルブミンフラクションは、
    ペプシン
    によって僅かに消化されるが、トリプシンによっては消化されない。グロブリンフラクションは、
    ペプシン
    によってよく消化され、トリプシンによっては僅かに消化される。
    (3) オボアルブミンは、
    ペプシン
    により消化されるが、トリプシンによっては消化され難い。
    (4) オボムコイドは、
    ペプシン
    によって僅かに消化されるが、トリプシンでは全く消化されない。
    (5) リゾチーム(グ質ブリンG1)は、
    ペプシン
    によって消化されるが、トリプシンによっては消化され難い。
    (6) オボアルブミン・オボムコイド・リゾチームは、ともに加熱すると、トリプシンによって消化をうけ易くなる。
  • 石田 秀夫, 堀田 恭子, 為近 義夫, 岡部 治弥
    日本消化器病学会雑誌
    1977年 74 巻 7 号 924-930
    発行日: 1977/07/05
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    本編では, (1) ヘモグロビンを基質に用い, 胃液
    ペプシン
    により水解されたペプタイド中の芳香族アミノ酸を直接波長280nmの紫外部で測定し
    ペプシン
    活性を求める紫外部測定法, (2)(1) にフェノール試薬を加え発色させ, 640nmの波長で測定するフェノール発色法, (3) カゼイン・アガロース・バリウムクロライド平板を用いるRadial diffusion法の3つの
    ペプシン
    活性測定法についてその簡便性, 再現性等を比較したが, その結果紫外部測定法とフェノール発色法はほぼ同程度の高い再現性を示したが, 簡便性の面では紫外部測定法が優つていた. またRadial diffusion法は最も簡便な方法ではあるが, 正確さにやや難があつた.
  • 第1報 消化性潰瘍と肝, 胆道疾患の胃液ペプシンについて
    伊藤 綏, 加藤 督介, 三宅 良彦
    医療
    1975年 29 巻 5 号 445-451
    発行日: 1975/05/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    胃液酸度に関する研究は多いが, これに比べ胃液
    ペプシン
    については基礎的なものの歴史は古いけれど, その臨床的研究はごく最近になつてからである. この原因は多くの研究者が指摘してきた通り
    ペプシン
    測定法にあつたことは確かである. 我々は比較的簡単な操作で多くの検体を処理し得るSamloff-KleinmannのRadial diffusion法の今村氏変法を用いて胃液
    ペプシン
    と消化器疾患との関係を研究した. 目的は胃液酸動態の研究から最近では消化性潰瘍発生の主因は
    ペプシン
    に移つていることと, 肝, 膵, 腸疾患にみられる消化性潰瘍の発生病理に対する従来の胃酸による説明は不可能であり, どうしても消化管ホルモンとそれに密接な関係を有する
    ペプシン
    活性が問題となつてくるので, この点を解明することに重点を置いて研究を進めた. 今回は各種酸度を呈した胃炎, 胃潰瘍, 十二指腸潰瘍, 胃癌, 肝炎, 肝硬変症, 胆石症計78例について酸度と
    ペプシン
    との関係を観察した.
  • 関 啓, 北村 嘉男, 岸 清一郎
    日本消化器病学会雑誌
    1976年 73 巻 1 号 77-83
    発行日: 1976年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    十二指腸潰瘍20例の活動期と瘢痕期における胃液
    ペプシン
    分泌の変動について検討した. 十二指腸潰瘍を年代別に3群に分類した. BAC, BAC/MACは瘢痕期に軽度低下を示すが,
    ペプシン
    分泌は一定の傾向を示さない. 年代別のBPCは, BACと異なり, 加齢によつても低下しない. 治癒期間別にみると, 早期治癒群のBPO, MPOは, 治癒遷延群および再発再燃群に比し低値を示し, しかもBPOは前者と後2者間には有意差を認める. また, 活動期と瘢痕期のBPOは, 早期治癒群では低下するが, 他の2群では逆に上昇傾向を認める.
    従つて, 胃液
    ペプシン
    ことにBPOの高値は, 十二指腸潰瘍の治癒期間に関与するものと考えられる.
  • I. 乳児の胃内におけるレンニン存否の検討
    中井 秀了, 河合 勝一
    日本畜産学会報
    1962年 33 巻 4 号 320-328
    発行日: 1962年
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    乳児の胃液および胃の抽出液を用い,胃内にレンニンが分泌されているかどうかを検討し,さらにカテプシンの作用の性質について研究した.
    1. 牛乳凝固時のpHと酵素の凝固力の関係をしらべたところ,レンニンのほうが,
    ペプシン
    よりアルカリ性の側で凝固力を保持することがわかつた.しかし,同一酵素の各試料間のバラツキが大きいため,酵素の鑑別法としてこの関係を用いることは,不適当である.
    2. 凝固阻害剤を用いて,
    ペプシン
    とレンニンを鑑別する方法について考えた.アセトンでは,両者の阻害度に差が少なく,血清では,一般に
    ペプシン
    のほうがレンニンより強く阻害された.しかし実験結果の再現性が低いので,有効な方法は得られなかつた.
    3. 牛乳凝固力と蛋白分解力について比較すると
    ペプシン
    のほうが明らかに蛋白分解力が強かつた.胃液は,レンニンとちがつて,
    ペプシン
    と同等,またはそれより強い分解力を示した.従つて乳児の胃内では,
    ペプシン
    (カテプシンが存在するとすれば,カテプシンも含めて)が,消化作用の主体をなすものと考えられる.
    4. pHを変えた場合の基質の分解度の変化を曲線に描いてみると,胃液には,レンニンの作用を示す峰の存在が認められなかつた.カテプシン作用峰は認められたが,その存在はまだ確認できない.乳児の
    ペプシン
    の作用pH域は,豚の
    ペプシン
    より広かつた.馬および羊の
    ペプシン
    は,豚の
    ペプシン
    と似た分解曲線を示した
  • II. 電気泳動法による蛋白分解酵素の検索
    中井 秀了, 河合 勝一
    日本畜産学会報
    1962年 33 巻 4 号 329-332
    発行日: 1962年
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    乳児の胃内で蛋白質の消化に関与する酵素の検索を,〓紙電気泳動法によつて行なつた.すなわち,
    ペプシン
    の等電点に近いpH2.5付近で電気泳動を行なうと,乳児の胃液は,〓紙上の原点近くに,分解力が強い1つの区分を示すのみである.これとレンネットとを混合泳動すると,レンニンの存在を示す2つの区分と,乳児の胃内の酵素区分との合計3つの区分が出現する.そこでこの3つの区分は,同一の性質のものではないことがわかつた.一方,pH4.6で,馬およびメン羊の胃の
    ペプシンを豚のペプシン
    と同時に電気泳動すると,その結果は完全に一致する.しかし乳児の胃液の場合は,豚の
    ペプシン
    と一致することもあり,またこれとは別の場所に,別の区分を形成することもあつた.
    ペプシン
    の等電点のpHでは泳動しにくいこと,および牛乳凝固力が弱くて蛋白分解力が強いことから,乳児の胃内の蛋白分解酵素は,
    ペプシン
    を主体とするものと考えられた.これにレンニンが混在することは,ほとんど考えられない.しかも乳児の
    ペプシン
    は,豚の
    ペプシン
    と性質がやや異なることが,電気泳動的にも認められた.また乳児の胃抽出液では,電気泳動的には,カテプシン区分の分離が認められなかつた.カテプシン区分の出現は,
    ペプシン
    酵素の不均一性に由来するものではないかと考えられる.
  • ペプシン消化法について
    水野 重孝, 磯部 宏, 伊藤 正美, 井上 勝一, 宮本 宏, 川上 義和
    日本臨床細胞学会雑誌
    1987年 26 巻 4 号 621-627
    発行日: 1987/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    Flow cytometryを用いて細胞核DNA量を測定するために, 肺癌組織の細胞分散法について検討した. 特に
    ペプシン
    消化法の至適条件を細胞分散状態, CV値, G0G1ピーク値, 細胞径について検討した. 検体は75%エタノールで固定し金属メッシュ (#150) を通し
    ペプシン
    処理を行った.
    ペプシン
    処理の至適条件は手術材料 (扁平上皮癌細胞と腺癌細胞) では
    ペプシン
    濃度0.1~0.5%, 処理時間10~30分, 温度37℃ がよく, 剖検材料 (小細胞癌細胞) では
    ペプシン
    濃度0.05~0.25%処理時間10~15分, 温度37℃によって良好な結果が得られた.なお, 75%エタノール固定後組織細切細胞と組織細切後75%エタノール固定細胞を比較したが, 核DNA量の測定には差はなかった.
  • 守 康則, 加納 三千子
    栄養と食糧
    1973年 26 巻 6 号 359-364
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    L-アスコルビン酸およびL-アスコルビン酸-H2O2系による
    ペプシン活性の阻害をペプシン
    の構造変化より検討し, 次の結果を得た。
    1) アスコルビン酸, アスコルビン酸-H2O2系は
    ペプシン
    を酸化分解し,
    ペプシン
    溶液のわずかな粘度低下がみられる。
    2) アスコルビン酸, アスコルビン酸-H2O2系処理
    ペプシン
    のセファディクスG-25およびG-100によるゲルろ過パターンよりみて,
    ペプシン
    はアスコルビン酸, アスコルビン酸-H2O2系により分解され, トリクロル酢酸可溶性のペプチドおよびアミノ酸を主体とする低分子フラグメントの生成が認められる。
    これらの結果より,
    ペプシン
    はアスコルビン酸の酸化にともない, ペプチド結合が開裂し, 分解を起こし, ペプチドおよび遊離アミノ酸を生成するものと考えられる。
  • 亀山 仁一, 今野 喜郎, 土屋 誉, 内藤 広郎
    日本消化器病学会雑誌
    1983年 80 巻 1 号 24-28
    発行日: 1983年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    3例の Zollinger-Ellison 症候群 (以下, ZES) を対象として, 胃液
    ペプシン
    , 胃酸分泌および
    ペプシン
    , 酸分泌比について検討したところ, 以下の成績が得られた. ZESでは夜間分泌, ヒスタミン, インスリンおよびガストリン刺激のいずれでも胃酸分泌亢進に比べ,
    ペプシン
    分泌の亢進は著明ではなく,
    ペプシン
    , 酸分泌比は1.0以下の低値を示した. また, ZESでは術前のみならず, 迷切後あるいは胃切除後でも同様な成績が得られた. したがつて, 手術前後を問わず, 夜間分泌あるいは刺激後の
    ペプシン
    , 酸分泌比が1.0以下の低値を示せば, ZESを疑うべきであると思われた.
  • 金谷 健一郎, 安本 教傳, 満田 久輝
    栄養と食糧
    1976年 29 巻 6 号 341-346
    発行日: 1976/10/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) 米ぬかの水抽出液は, トリプシン, α-キモトリプシンおよび
    ペプシン
    の作用を阻害した。
    2) トリプシン阻害物質が非耐熱性高分子であるのに対して,
    ペプシン
    阻害物質は耐熱性低分子としての性質を有していた。
    3)
    ペプシン
    阻害物質は, 米ぬか中の主要な含リン成分であるフィチン酸 (myo-inositol hexaphosphate) であると判断され, 玄米, 白米, 米ぬか, 米胚芽, ダイズおよびコムギふすまのフィチン酸含量とこれらの水抽出液が示す
    ペプシン
    阻害度との間には高い相関関係が認められた。
    4) フィチン酸による
    ペプシン
    作用の阻害は, フィチン酸が
    ペプシン
    の至適pH近辺で正に帯電した基質たん白質と相互作用し,
    ペプシン
    の作用しにくい状態に変換させる結果として誘起されるものと推定された。
  • 酵素および化学処理したα-ラクトアルブミンからの生産性
    石田 哲夫
    日本家政学会誌
    1988年 39 巻 3 号 203-208
    発行日: 1988/03/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    α-ラクトアルブミン (α-La) に
    ペプシン
    を作用させると, 未処理のα-Laとは異質の抗原性を有する高分子性物質 (HMF) が生成するが, HMFの生成に対するα-Laの酵素および化学処理の影響につき検討した.
    トリプシソやキモトリプシンにより前処理したα-La, あるいはトリプシンやキモトリプシン処理したα-Laより得た, 分子量5,000以下のペプチドに
    ペプシン
    を作用させても, HMFの生成はほとんど認められなかった.また, α-Laの
    ペプシン
    処理により生成したHMFとその抗血清の反応は,
    ペプシン
    , キモトリプシンおよびトリプシン分解物の順で強く阻害された.
    一方, α-LaのS-カルボキシメチル化やカルボキシル基のアミド化により, HMFの生成は著しく低下した。また, チロシンの水酸基のニトロ化では, 45%がニトPt化を受けるまではHMFの生産性は低下したが, 約68%の修飾により再び増大した.
    さらに, HMFは,
    ペプシン
    やキモトリプシン処理において, 天然のα-Laよりも分解を受けにくいことが認められた.
  • 石田 哲夫, 鴇田 文三郎
    家政学雑誌
    1984年 35 巻 11 号 797-799
    発行日: 1984/11/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    α-Laの
    ペプシン
    分解産物中の高分子性A画分について, その二次的抗原性の発現性について検討した.結果は次のように要約される.
    1) α-Laを
    ペプシン
    により経時的に分解する過程に, α-Laより高分子性のA画分が生成されるが, この高分子性物質は, α-Laの分解産物が重合して生成された高分子性物質であると考えられた.
    2) 高分子性A画分には, 天然α-Laの抗原構造の残存率は少なく, 家兎に免疫注射すると, α-Laの天然抗原決定基に対する抗体はほとんど生産しないが, A画分とのみ反応する抗体が生産された.この結果から, α-Laを
    ペプシン
    処理する過程に, 高分子性A画分に基づく二次的抗原決定基が生成されることが認められた.
  • 眞野 一雄
    消化器病学
    1944年 9 巻 3 号 329-423
    発行日: 1944/05/10
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    胃機能検査・血清「
    ペプシン
    」及ビ尿「
    ペプシン
    」ニ關シ文獻ニ從ヒ歴史的ニ之ヲ略述シ, 健康人, 各種胃液酸度ニ於ケル普通疾患 (潰瘍・癌腫疾患ヲ除ク) 患者, 潰瘍 (胃・十二指腸) 患者及ビ胃癌患者ニ於ケル3者ヲ追求シ, 最後ニ癌腫患者ノ胃液分泌機能ヲ文獻ニ倣ヒ囘顧シ, 岡田教授創製ノ癌「エキス」注射ニヨル癌腫患者 (胃癌患者21名, 其ノ他ノ癌腫患者7名) ノ胃液・血清「
    ペプシン
    」及ビ尿「
    ペプシン
    」ニ對スル影響ヲ検索シ, 次ノ要點ヲ知レリ.
    (1).胃液酸度ト酵素量トノ間ニハ平行關係無キガ如シ.
    (2).胃液「
    ペプシン
    」量ト血清「
    ペプシン
    」量トノ間ニハ比較的平行關係ヲ認メ得レド, 尿「
    ペプシン
    」量ノミハ動揺甚シク前兩者ト何等平行關係ナシ.但シ普通疾患中無酸症及ビ胃癌例ニ於テハ3者ノ平行關係ヲ認メザルガ如シ.
    (3).各種疾患中一般ニ胃癌例ニ於テハ胃液分泌障礙就中胃液中酵素及ビ血清「
    ペプシン
    」ノ減退ヲ認メ, 病勢ノ進行ニ從ヒ著明トナルガ如シ.
    (4) 癌「エキス」注射ニヨル影響次ノ如シ.
    (イ) 癌腫患者胃液ニ於テハ, 本注射ニヨリ胃, 前液ヨリ胃後液ニ及ボス影響大ナリ.
    胃後液酸度曲線トシテハ, 胃癌例ニ於ケル癌腫性無酸症中正酸型ヲ呈スルニ至リシモノ33.3%ニ, 其ノ他ノ癌腫例ニ於テハ28.6%ニアリ.
    胃後液酸度トシテハ胃癌例ニ於ケル癌腫性無酸症中60.0%ニ遊離鹽酸ノ出現ヲ見, 細別スレバ「ヒ」試験陰性例中42.9%ニ, 「ヒ」試験陽性例ニテ100.0%ニ遊離鹽酸出現セリ.
    遊離鹽酸ハ増加例トシテ胃癌例55.0%, 其ノ他癌腫例42.9%, 減少例トシテ胃癌例20.0%, 其ノ他癌腫例57.1%, 不變例トシテ胃癌例25.0%, 其ノ他ノ癌腫例ニナシ.
    總酸度ハ増加例トシテ胃癌例70.0%, 其ノ他ノ癌腫例28.6%, 減少例トシテ胃癌例20.0%, 其ノ他ノ癌腫例71.4%, 不變例トシテ胃癌例10.0%, 其ノ他ノ癌腫例ニハナシ.
    癌「エキス」連續注射ニヨリ癌腫患者胃壁ノ鹽酸分泌細胞ヲ刺戟, 活化シ, 正常酸度ニ近ヅカシムルガ如シ.
    胃液中酵素ハ, 「
    ペプシン
    」ハ胃癌例ニテ増加例80.0%, 減少例5.0%, 不變例15.0%, 其ノ他ノ癌腫例ハ増加例57.1%, 減少例14.3%, 不變例28.6%ナリ.「ラーブ」酵素ハ單位ニシテ胃癌例ニテ増加例65.0%, 減少例30.0%, 不變例5.0%, 其ノ他ノ癌腫例ニテ増加例71.4%, 減少例14.3%, 不變例14.3%ナリ.
    癌「エキス」連續注射ニヨリ癌腫患者胃壁ノ酵素分泌細胞ヲ刺戟, 活化シ, 増加スル事多シ.
    其ノ他胃液潛血反應・乳酸反應・膽汁逆流及ビ粘液量ニハ癌「エキス」連續注射ニヨリ一定ノ影響ヲ與ヘズ.
    (ロ) 血清「
    ペプシン
    」ニ於テハ, 胃癌例ニテ増加例90.0%, 減少例10.0%, 不變例ナク, 其ノ他ノ癌腫例ニテハ増加例100.0%ナリ.
    癌「エキス」連續注射ニヨリ癌腫患者胃壁ノ「
    ペプシン
    」分泌細胞ヲ刺戟, 活化シ, 依而血清「
    ペプシン
    」ノ増加ヲ來ス.
    (ハ)「
    ペプシン
    」ニ於テハ, 胃癌例ニテ増加例25.0%, 減少例30.0%, 不變例45.0%, 其ノ他ノ癌腫例ニテ増加例57.1%, 減少例28.6%, 不變例14.3%ナリ.
    癌「エキス」注射ニヨリ癌腫患者ノ尿「
    ペプシン
    」ニハ一定ノ影響ヲ與ヘズ.
    (ニ) 胃癌・其ノ他ノ癌腫例ニ於テモ, 癌「エキス」連續注射ニヨリ胃液, 血清及ビ尿3者「
    ペプシン
    」量ノ相互關係ノ上ニ何等影響ヲ與ヘズ.
    以上所見ハ16-30囘以上ノ連續注射ニヨル影響ニシテ, 15囘注射迄ハ胃液中酵素及ビ血清「
    ペプシン
    」ニテ稍ゝ増加ヲ見ルモ, 其ノ他ニ關シテハ一定ノ影響ヲ與ヘザルモノノ如シ.
  • 佐藤 久留士, 近藤 哲夫, 山田 哲
    日本消化器病学会雑誌
    1975年 72 巻 11 号 1399-1406
    発行日: 1975年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    Polyacrylamide ゲル電気泳動法を用いて, ヒト•胃液
    ペプシン
    の定量的分画法を開発した. この方法では, 胃液
    ペプシン
    活性は主なる4つの分画と, 活性の弱い7つの分画に分けられることを認めた. 総
    ペプシン
    活性に対する分画1, 2, 3および4の比率は, 正常対照ならびに病的対象に差異を認めない. 分画1と分画2, 3ならびに4は至適pHを異にし, 分画1はガストリクシン近縁酵素と考えられた. 胃体部粘膜ペプシノーゲンの酸性活性化による
    ペプシン
    およびガストリン刺激前後の各分画比には著差を認めず, したがつてこれらの各分画が異なつた産生細胞から分泌される可能性については疑問のあることを推論した.
  • (第1報)結晶生成
    斎藤 恒行, 石原 義雄
    日本農芸化学会誌
    1956年 30 巻 7 号 426-431
    発行日: 1956年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    鯨胃の第1~第4胃の
    ペプシン
    分布を明かにし,抹香鯨・長須鯨・鰮鯨・ミンクの第2胃並びに海豹の胃粘膜よりの独特のアセトン浸出法により,硫安塩析・アセトン分劃後稀アルコール液より結晶
    ペプシン
    を得た.収量は胃粘膜に対し0.02~0.035%,比活性度[P. U.]Hbmg. P. N.は何れも0.20~0.25.この中鰮鯨
    ペプシン
    に就てpolymorphismを観察し,溶媒の種類・pH等を変える事により若干結晶形の変異する事を示した.
  • 特に胃酸分泌, ペプシン分泌, および血清ガストリン値の面から
    今村 幹雄, 亀山 仁一, 佐々木 巌, 宮川 英喜
    日本消化器外科学会雑誌
    1982年 15 巻 11 号 1728-1734
    発行日: 1982年
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    教室において, 過去17年間に十二指腸潰瘍に行った迷切兼幽門形成術77例と迷切兼胃半切除術38例の計115例を対象として, 胃酸分泌,
    ペプシン
    分泌および血清ガストリン値について比較検討した.術後および遠隔時の減酸率とペプシ分泌減少率はいずれも迷切兼胃半切除例で迷切兼幽門形成例より大きく, しかも, 減酸率は
    ペプシン
    分泌減少率より高値を示した.また, 減酸率は両術式ともに術後より遠隔時で大きかったが,
    ペプシン
    分泌減少率は一定の傾向を示さなかった.血清ガストリン値は迷切兼幽門形成例では空腹時および食事刺激後ともに術前より高値を示したが, 迷切兼胃半切除例では空腹時の値は術前より低値を示し, 食事刺激後もほとんど上昇がみられなかった.
  • 松井 寿夫, 和田 攻, 小野 哲
    日本衛生学雑誌
    1983年 38 巻 4 号 791-796
    発行日: 1983/10/30
    公開日: 2009/02/17
    ジャーナル フリー
    人乳および牛乳中の亜鉛が消化過程でどのような存在形態の変化を示すかを明らかにする目的で in vitro の実験で検討した。人乳および牛乳を
    ペプシン
    , トリプシン, あるいはその両方で消化し, 消化生成物を Sephadex G-75 でゲルろ過クロマトグラフィーを行った。
    ペプシン
    消化では, 乳汁中亜鉛の大部分はZn(NO3)2と同じ位置に溶出した。また, 乳汁を塩酸酸性にするのみでも同様に亜鉛の遊離がみられた。このことは, 胃において乳汁中亜鉛が遊離することを示している。乳汁を
    ペプシン
    消化した後, トリプシンで消化した場合には, 大部分の亜鉛はチトクロームC (分子量: 12,000) よりわずかに早い位置に溶出された。また,
    ペプシン
    消化した乳汁をpH8.3に調整した場合にも,
    ペプシン
    ・トリプシンの連続消化したときと同様な溶出パターンを示した。これらのことから, アルカリ性の十二指腸中では亜鉛は消化生成物と結合すると考えられる。また, 消化後の亜鉛溶出パターンに人乳と牛乳とで差がみられなかったことは, 人乳と牛乳における亜鉛吸収率の差が亜鉛結合物の分子量の大きさによっているのではないことを示唆している。
  • 白井 邦郎, 池ノ上 功, 和田 敬三, 川村 亮
    日本畜産学会報
    1979年 50 巻 4 号 223-228
    発行日: 1979/04/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    豚皮不溶性コラーゲンを
    ペプシン
    で処理すると,年齢による溶解性の差異が著しく縮小して可溶化し易くなる.この現象を詳細に検討するため
    ペプシン
    で処理した年齢の異なる隊皮不溶性コラーゲンの性状をしらべた.
    ペプシン
    処理豚皮コラーゲンを水素化ホウ素ナトリウムで還元すると可溶化率が最大20%低下し,可溶化物のゲルろ過パターンは高分子成分の割合が増加する.この傾向は老熟豚皮の方が幼若のものよりも大きい.
    ペプシン
    処理豚皮コラーゲンをCM-セルロースクロマトグラフィーで分画し,その画分をDISC電気泳動で検索した結果,天然コラーゲンのα1成分から誘導されたとみられるα成分が少くとも5種類認められた.
  • 吉田 勉
    栄養と食糧
    1973年 26 巻 8 号 487-490
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    食用タール色素の赤色2号 (R2), 赤色102号 (R102) および黄色4号 (Y4) を用いて人工消化実験を行ない, これら3種類の色素混合が,
    ペプシン
    によるカゼイン消化に及ぼす影響について調べた。
    1) 各色素単独添加の際のみならず, 3種類の色素の各混合比を添加したときにおいても, 色素濃度のきわめて低いところを除き, 色素濃度が増加するにつれて,
    ペプシン
    の活性は低下した。
    2) 3種の色素のうちでもっとも
    ペプシン
    活性阻害が著しかったのはR102であり, 一方Y4の活性阻害は概して弱かった。
    3) 3種類の色素混合については,
    ペプシン
    活性阻害は, 高濃度域ではR102単独とY4単独の中間にある場合が多かった。
    4)
    ペプシン
    活性阻害がもっとも著しかったのは, R2: R102: Y4=15: 70: 15の混合比の場合であった。
    5) R2ないしはY4の混合比が高い場合には, 3種類の色素混合による
    ペプシン
    活性阻害の増強は認められなかった。
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