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127件中 1-20の結果を表示しています
  • 渡部 篤
    高分子
    1959年 8 巻 8 号 438-440
    発行日: 1959/07/20
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 燃料に関する科学, 技術の進歩および将来の展望
    燃料協会誌
    1982年 61 巻 10 号 m1-m2
    発行日: 1982/10/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 太田 ひとみ, 大塚 祥子, 田附 真弓, 櫻井 繁子, 今泉 均
    日本集中治療医学会雑誌
    2000年 7 巻 2 号 141
    発行日: 2000/04/01
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
  • 情報地質
    2016年 27 巻 3 号 h1-h4
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/09/25
    ジャーナル オープンアクセス
  • 心房細動に対する運動療法の可能性
    安達 仁, 櫻井 繁樹, 伊藤 幸子, 鶴谷 英樹, 平辻 知也, 伊藤 至, 関口 誠, 河口 廉, 高間 典明, 窪田 彰一, 瀬田 享博, 磯部 直樹, 深澤 浩, 外山 卓二, 内藤 滋人, 星崎 洋, 大島 茂, 谷口 興一
    心臓
    2001年 33 巻 Supplement2 号 57-58
    発行日: 2001/06/30
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
  • 六川 暢了, 坂本 宏
    資源処理技術
    1995年 42 巻 1 号 3-8
    発行日: 1995/03/31
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    The solubility of metal components from printed wiring boards with electronic parts disassembled from electronic equipment were investigated. In the leaching tests, the printed wiring boards were crushed by a hammer mill, screened and tested to examine th effects of leaching time, leaching temperature, particle size of crushed products and roasting. When the sample with a particle size of 0.417 mm or less was leached by water at 25°C for 8 hour with a solid-liquid density of 100 g/dm3, the pH value of the leaching liquor was 5.95, and the concentrations of B, Ca, Pb and Cu were 2.36, 1.43, 1.29 and 0.54 mg/dm3, respectively. Besides the above, the trace amounts of Zn, Cd and Mg were detected, but all of them were 0.1 mg/dm3 or less.
  • ―Fullerton functional fitness testの臨床応用について―
    *河野 裕治, 高橋 哲也, 熊丸 めぐみ, 山田 宏美, 廣瀬 真純, 畦地 萌, 横澤 尊代, 櫻井 繁樹, 安達 仁, 金子 達夫, 大島 茂, 谷口 興一
    理学療法学Supplement
    2005年 2004 巻 1204
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/04/27
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】心疾患患者に対する身体機能評価は,主に心肺運動負荷試験(CPX)で求められる最高酸素摂取量(peak VO2)や嫌気性代謝閾値(AT)によって行われる.理学療法士は,CPXの結果のみでなく,患者の日常生活活動能力の向上を図るために筋力や体柔軟性など各種体力構成要素の評価も重要視する必要があるが,心疾患患者に対する機能的体力の評価は標準化されたものがないのが現状である.1999年にRikliとJonesがシニア用の機能的体力評価法としてfullerton functional fitness test(FFFT)を開発した.今回われわれはこのFFFTを用いて,心疾患患者の機能的体力の評価を試み,心疾患患者の体力の評価法としてのFFFTの臨床的応用の可能性を検討した.
    【対象】対象は,当院にて外来心臓リハビリテーション施行中の心疾患患者19例(男性16例,女性3例),平均年齢61.4(35-76)歳.テスト遂行に多大な影響を及ぼすと判断された脳血管障害および整形学的疾患を持つ者は除外した.
    【方法】心臓外科手術後8週間以降または経皮的冠動脈再建術後5週間以降にFFFTを施行した.FFFTは日常生活動作に類似した6つのテストバッテリー(下肢筋力の指標として30-second chair stand,上肢筋力の指標としてarm curl,体柔軟性の指標としてchair sit-and reach,上肢帯柔軟性の指標としてback scratch test,敏捷性と動的バランスの指標として8-foot up-and go,下肢持久力の指標として2‐minute step test)から構成される.FFFTはCPX後に行い,FFFT施行中は心電図を連続監視した. FFFT各バッテリー時の心血管反応をCPX中の心血管反応と比較し,さらに,FFFTの各結果とCPXから得られたpeak VO2,ATなどとの関連性について検討した.なお,対象患者全員にテストの目的と手順,リスクについて充分な説明をし同意を得た.
    【結果】全症例全テスト遂行が可能で,心電図異常など心事故の発生は認められなかった.FFFT各テストバッテリーの二重積は,arm curl,30-second chair stand,2‐minute step testの順で高かった.2‐minute step test 時の心拍数はCPX時と同等の値であったが,収縮期血圧はCPXの方が高値を示した.peak VO2は2‐minute step test と正の相関関係を認めたが,その他のFFFT各テストバッテリーの結果は,AT時VO2およびpeak VO2のいずれとも相関は認められなかった.
    【まとめ】FFFTは心疾患患者の機能的体力評価として安全に施行可能で,全身持久力評価法としての妥当性も認めた.
  • *田邊 康二, 鶴見 政明, 永島 知明, 箕輪 都志美, 川邊 寿代, 米原 紀子, 高橋 真希子, 高尾 敏文, 斉藤 秀之, 鈴木 祥司, 飯田 啓治, 飯田 要, 小関 迪
    理学療法学Supplement
    2005年 2004 巻 1203
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/04/27
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
     6分間歩行試験(6MWT)は、中等度から重度の心疾患・呼吸器疾患患者の日常における機能障害を測定する方法のひとつとして知られている。本法は実施が比較的容易であるが、自由歩行による測定のため結果が不安定になりやすい。アメリカ胸部疾患学会ステートメント(ATS)は、2002年に測定結果の再現性を得るため検査手順を標準化している。その後、歩行コースは30mの直線を用いることを原則としているが、多くの医療施設では場所の確保が難しいのが実状である。我々は健常者を対象に通常行われる直線型(60m/周)に加え、新しく考案したL字型(60m/周)と8の字型(30m/周)の3種類の歩行コースについて、6MWTを測定し比較検討した。
    【対象と方法】
     計画を説明し同意を得た健常者26名(男性14例、女性12例、平均年齢23±2歳)を対象とした。6MWTはATSの標準プロトコールに従い、各自3コースを実施した。安静時と終了直後に心拍数(HR)を測定した。万歩計による歩数と歩行距離(WD)も測定した。また、これらのデータから歩幅の平均値(SL;距離/歩数)と%HR(HRmax法を使用)を算出した。統計学的検討は各コース(3群)の項目ごとに多群間の分散分析(Bonferroni/Dunn法、有意水準5%)を行った。
    【結果】
     %HRは直線群75.5±12.0%、L字群77.3±10.4%、8の字群は74.6±11.0%であった(NS)。WDは直線群724.5±71.3m、L字群775.6±76.6m、8の字群738.6±60.7mであり、8の字群とL字群、直線群とL字群に有意差を認めた(p<0.05)。SLは直線群76.6±6.2cm、L時群79.1±5.9cm、8の字群80.4±6.9cmであり、8の字群と直線群に有意差を認めた(p<0.05)。8字群は他群と比較しSLが増加していた。
    【考察】
     6MWTにおける%HRは3群とも同程度の運動強度で実施できていた。SLはL字群と他群間で有意差が認められず、WDでは L字群で8の字群や直線群のそれぞれと比較すると40~50m程度の延長を示していたため、従来から考えられていた方向転換による減速に大きく影響していないと思われた。WDにおける群間の比較では、8の字群と直線群に有意差は認めなかった。このことは直線型歩行コースの代用に8字型が類似すると思われた。
  • 元井 操一郎
    工業化学雑誌
    1968年 71 巻 9 号 1466-1470
    発行日: 1968/09/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    未利用資源として多量に副生しているアルミニウム残灰を有効利用するための開発研究を行なった。
    すなわち,適当量のアルミニウム残灰とセメントクリンカーとの硬化体を1200℃ 以上の高温で焼成することにより反応生成物はコランダムおよびスピネルをわずかに含有したメリライト(melilite)となり,同時に残灰中に共存する窒化アルミニウムの酸化により均質な多孔質化が行なわれることを明らかにした。
    さらに,耐火断熱材の試製実験から焼成温度およびアルミニウム残灰とセメントクリンカーの配合比についての適正な条件を検索し,その結果にもとづいた製造条件により極めて優れた物性を有している並型の断熱煉瓦が得られた。また,別途耐火断熱材の圧縮強度の増大をきたすオリビンサンド,あるいは形状の安定化に有効なドロマイト,グネシアなど顕著な効果を示す添加剤を見い出した。
  • 南條 道夫, 佐藤 修彰
    資源と素材
    1989年 105 巻 1 号 17-22
    発行日: 1989/01/25
    公開日: 2011/01/27
    ジャーナル フリー
  • 櫻井 繁樹, 安達 仁, 富田 智之, 磯部 直樹, 外山 卓二, 内藤 滋人, 星崎 洋, 野上 昭彦, 大島 茂, 谷口 興一
    心臓
    1999年 31 巻 Supplement2 号 1-3
    発行日: 1999/09/20
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
  • *田屋 雅信, 高橋 哲也, 熊丸 めぐみ, 宮澤 寛子, 西川 淳一, 設楽 達則, 櫻井 繁樹, 安達 仁, 金子 達夫, 大島 茂, 谷口 興一
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 198
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】心臓外科手術後は,胸骨正中切開や心嚢ドレーン挿入などの手術侵襲による呼吸運動の制限や手術後ベッド上臥床に伴う機能的残気量の低下による呼吸機能の低下が生じ,無気肺や痰の貯留による呼吸器合併症を引き起こすことがある.そのため,手術後(人工呼吸器の抜管後)当日から翌日の時間帯で,ポジショニングを含めた呼吸理学療法を実施することが,呼吸器合併症を予防するために重要であるといわれている.本研究では,手術後超早期からの呼吸機能を体位別に測定し,手術前と比較することで,手術後超早期の呼吸機能の回復に体位が及ぼす影響を検討した.
    【対象】対象は当院で心臓外科手術を受けた12例(平均年齢:63.9歳(45‐81),男性7例,女性5例)術式の内訳は冠動脈バイパス術4例,弁置換・形成術8例であった.対象の除外基準は,手術後の人工呼吸器の長期装着や脳血管障害の発症,病前からの呼吸器疾患患者とした.
    【方法】呼吸機能の測定は,肺活量(slow vital capacity;SVC)と最大呼気流速(peak huff flow;PHF)を測定した.測定肢位は背臥位,ギャッチアップ60°(以下,ギャッチアップ),端座位とし,手術前,手術後1日目,3日目,5日目,7日目で測定した.ただし,手術後1日目は端座位まで離床が進まないケースを認めたので,背臥位とギャッチアップのみの測定とした.また,カルテより手術前の心不全状態の指標として手術前のNYHA分類,手術後の循環動態の指標としてカテコラミン投与量,酸素投与量,中心静脈圧(CVP)などを調査した.なお,対象者には手術前から本研究の趣旨やリスクなどを説明し同意を得た.
    【結果】手術前は体位によるSVCの差はわずかであったが,手術後1日目は背臥位で手術前の41.6%,ギャッチアップで50.2%まで低下し,背臥位の方がSVC低下率が大きく,体位による差を認めた.7日目には背臥位で手術前の73.9%,ギャッチアップで76.1%,また端座位では75.6%までの回復を認め,体位による差は縮小した.PHFでは,手術前は背臥位に比べギャッチアップ,端座位の方が優位に高値を示したものの,手術後1日目は背臥位で手術前の59.7%,ギャッチアップで59.2%まで低下した.7日目には背臥位で92.6%,ギャッチアップで87.8%,端座位で93.9%となり,ほぼ手術前の値まで回復した.
    【考察】手術後超早期の体位によるSVCの差は,術後心不全の遷延に起因する肺うっ血に加え,背臥位では静脈還流の増加により肺うっ血が増強し,肺コンプライアンスが低下したことが一つの要因と考えられた.手術後のPHFは体位による差を認めなかったが,手術直後の心嚢ドレーンや正中切開創の影響で,努力性に必要な呼気筋群の活動を十分に発揮できないなどの要因が影響したものと考えられた.
  • *高木 敏之, 花房 祐輔, 室岡 瀬里奈, 佐々木 久美, 樋田 あゆみ, 佐藤 真治, 牧田 茂, 間嶋 満, 許 俊鋭
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 197
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    左室補助人工心臓(LVAS)は末期的重症心不全患者の治療手段として施行されているが、LVAS装着後に約10%の患者はLVASからの離脱に至る。現在、当院ではLVASを心臓移植へのつなぎとしてのみではなく、LVAS装着下で内科的治療を十分行い、積極的に心機能の回復を目指すことで、LVASからの離脱をはかる試みも行っている。今回は心不全にて当院でLVASを装着し離脱に至った患者に対する理学療法の経過について報告する。

    【症例1】
    48歳男性、診断は劇症型心筋炎。2005年7月にLVAS装着術施行。術後9病日からベットサイドにて理学療法を開始した。64病日に独歩にて500m歩行可能となり、初回の心肺運動負荷試験(CPX)を実施し、anaerobic threshold(AT)/PeakVO2(ml/min/kg)は9.8/12.8であった。その後はATレベルの自転車エルゴメータと歩行練習を隔日で施行した。この間、徐々に自己心機能の改善を示し(EF:54%)、106病日でLVAS離脱となった。離脱後9病日には病棟内歩行は自立レベルとなり、23病日から自転車エルゴメータ中心の運動療法を継続した(AT/PeakVO2:10.5/14.4、EF:51%)。離脱後 35病日に自宅退院となった。

    【症例2】
    35歳女性、診断は拡張型心筋症。2005年9月にLVAS装着術施行。術後4病日からベットサイドにて理学療法を開始した。50病日に独歩にて500m歩行可能となり、初回CPXを施行(AT/PeakVO2:7.4/11.0)し、自転車エルゴメータと歩行練習を隔日で施行した。この間、自己心機能の改善は乏しく、177病日から両心室ペーシングを行った(EF:38%)。内科的治療を継続し、心機能は改善傾向(EF:44%)が認められ、402病日にLVAS離脱となった。離脱後10病日には病棟内歩行は自立レベルとなり、26病日から自転車エルゴメータ中心の運動療法を開始し(AT/PeakVO2:8.5/14、EF:49%)、現在も継続中である。


    【考察】
    慢性的にドナーの少ない我が国では、心臓移植待機日数は長期に及び、合併症の発症で移植の機会を失うことも多い。LVAS離脱が可能であれば、重症心不全患者であっても退院・社会復帰することが期待できる。このようにLVAS装着にて自己心機能の回復を図るbridge to recoveryも心不全に対する有用な治療手段の一つと考えられる。
    理学療法士がLVAS装着術後早期から介入することの意義は、LVAS装着前・後のdeconditioningを改善し、離脱に向け良好な身体機能や体力を維持・向上すると共に、LVAS離脱後からの良好な経過をもたらすことにある。


  • *武市 尚也, 井澤 和大, 森尾 裕志, 平木 幸治, 渡辺 敏, 長田 尚彦, 大宮 一人
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 20
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    心疾患患者における余暇時間での身体活動や運動の促進は,冠動脈狭窄退縮や罹患後の再発予防(Hambrecht et al, 1993, 2004),健康関連QOLの維持・向上(Izawa et al, 2004)に寄与する.一方,最高酸素摂取量(Peak V(dot)O2)や下肢筋力などは生命予後規定因子の一つに挙げられ,これらは相互に関与する.下肢筋力は,日常生活活動向上に関わる一要因であるが,余暇時間での身体活動(Leisure time physical activity: PA)に影響をもたらすか否かについては定かではない.
    本研究の目的は,余暇時間での身体活動に対する下肢筋力トレーニングの臨床的意義について検討することにある.
    【方法】
    1. 対象は,2001年5月から2006年5月の間に,急性心筋梗塞(AMI)発症または心臓外科手術(CS)後,当院での急性期プログラムを終了し,1か月時点において心肺運動負荷試験(CPX),下肢筋力ならびにPA測定を行った心疾患患者50例(年齢:62.0±9.4歳,男性:84%)である(当大学 倫理委員会,承認356号).
    2. 基礎疾患および属性に関する情報は,診療記録より調査した.Body mass index(BMI)はCPX時の身長と体重値より算出した.
    3. PAの測定には,スズケン社製カロリーカウンター用いた.PAはCPX後1週間測定し,1日の歩数の1週間の平均値を算出した値を指標とした.
    4. 下肢筋力はBIODEX社製SYSTEM 2にて,膝伸展ピークトルク値を体重で除した値の左右平均値(KPT)を指標とした.
    5. Peak V(dot)O2はCPXより求めた.
    6. 解析にはPearsonの積率相関係数とStepwise重回帰分析を用いた.統計学的有意差判定の基準は5%未満とした.
    【結果】
    1. 基礎疾患の割合はAMI 86 %,CS 14 %であった.各指標の平均値はBMI 23.4±2.8 kg/m2,PA 7893±2914歩,KPT 1.72±0.36 Nm/kg,Peak V(dot)O2 24.8±5.95 ml/kg/minであった.
    2. PAと各指標については,PAとKPT(R = 0.41, P = 0.03),Peak V(dot)O2(R = 0.32,P = 0.02)との間に有意な正の相関を認めた.一方,PAと年齢,性別,BMIの間には相関はなかった.PAを従属変数,年齢・性別・BMI・Peak V(dot)O2・KPTを独立変数とするStepwise重回帰分析の結果,PAを規定する因子としてKPTが抽出された(R = 0.41,R2 = 0.17,P = 0.00).
    【考察】
    PAとKPTとの間には,有意な正相関を示し,KPTがPAを規定する因子の1つである可能性が示された.以上より,心疾患患者における下肢筋力トレーニングは運動耐容能向上のみならず,余暇時間における身体活動をも向上させる可能性が示唆された.
    【まとめ】
    下肢筋力の改善は,身体活動量を向上させる可能性がある.
  • 離床基準のアンケート調査結果から
    *熊丸 めぐみ, 高橋 哲也, 田屋 雅信, 宮澤 寛子, 設楽 達則, 西川 淳一, 金子 達夫, 櫻井 繁樹, 安達 仁, 大島 茂, 谷口 興一
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 19
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】手術の低侵襲化や術後管理の進歩により、心臓外科手術後は早期離床が定着してきた。手術後の離床基準は各施設で異なると思われるが、実際にどの程度、どの項目で基準に違いがあるかなどは不明である。そこで今回、心臓外科手術後の離床基準について全国調査を行った。
    【方法】2002年度から2005年度の内部障害系理学療法専門領域研究会循環器基礎講習会「心臓外科手術後の理学療法」に参加した施設を対象に、心臓外科手術後患者の理学療法介入状況や離床基準、理学療法進行(中止)基準に関する調査を郵送アンケート方式にて行った。
    【結果】アンケートを送付した91施設のうち57施設(62.6%)から回答を得た。そのうち、心臓外科手術後患者の離床に理学療法士が携わっていると答えた施設は48施設(84.2%)、携わっていないと答えた施設は9施設(15.8%)であった。心臓外科手術後患者の離床に理学療法士が携わっていると答えた48施設のうち、44施設(91.7%)はICUから、4施設(8.3%)は一般病棟にて介入していると答えた。また、離床基準・理学療法進行(中止)基準をもって介入していると答えた施設は48施設中32施設(66.7%)、基準なしと答えた施設は16施設(33.3%)であった。各施設の離床基準を11項目(意識状態、バイタルサイン、カテコラミン製剤、ドレナージ、スワンガンツカテーテル、酸素化、呼吸器合併症、心電図、水分バランス、血液データ、そのほか)に分類したところ、バイタルサイン(90.9%)、心電図(81.8%)の順に基準化されている割合が多く、血液データ(31.8%)、水分バランス(36.4%)については基準化されている割合が少なかった。個別の項目では、心不全や低心拍出量症候群の兆候がある場合はほとんどの施設で離床は中止されていたが、カテコラミン製剤(ノルアドレナリンを含む)が投与されていてもForresterの病型分類I群が保障されていれば離床に制限を設けていない施設がある一方で、カテコラミン製剤の投与終了が離床基準になっている施設もあった。また、スワンガンツカテーテルが挿入されていいても立位まですすめている施設がある一方で、挿入中は離床しない施設もあった。手術後新たに不整脈が発生した場合はその当日の理学療法を中止する施設がほとんどで、その後の離床は不整脈がコントロールされた後に行われていた。また、ドレンが挿入されていても歩行を可能としている施設が多かった。
    【考察】離床関連項目は各施設でほぼ同様のものであったが、各項目の基準設定範囲はさまざまであり、施設ごとの特徴を認めた。心臓外科手術後の離床基準は、心臓外科医の考え方や、ICU看護師の管理体制、理学療法士のかかわり方などによって異なると思われるが、今回の調査結果は各施設での離床基準の見直しの一助になることが期待できると考える。

  • 心臓外科手術後の理学療法士の必要性
    *山田 宏美, 高橋 哲也, 熊丸 めぐみ, 畦地 萌, 横澤 尊代, 安達 仁, 櫻井 繁樹, 金子 達夫, 大島 茂, 谷口 興一
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 540
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    【背景と目的】平成14年4月の診療報酬の改正により,新たに開腹術・開胸術後患者にまで早期リハビリテーション加算の対象が広げられ,理学療法士が心臓外科手術後患者を担当することが増えてきている.当院では心疾患リハビリテーションの施設基準を取得しており,手術後順調に回復した症例に対しては,手術後約1週間で心肺運動負荷試験を行い,心臓リハビリ室にて自転車エルゴメータを用いた有酸素運動を行っている.その一方で,自転車エルゴメータを用いた運動療法が適応にならずに,理学療法室でのADL向上を目的とした理学療法を行う症例も一定の割合で存在する.心疾患リハビリテーションの施設基準を取得していない施設では,心臓外科手術後に理学療法の依頼がある症例は後者の方が多いと考えられ,それらの症例の臨床的特徴を明らかにすることは,心臓外科手術後に理学療法を行う施設を増やすための基礎データを提供するものと考えられる.そこで,本研究では,心臓リハビリ室にて自転車エルゴメータを用いて有酸素運動を行った症例(Bike群)と通常の理学療法の対象となった症例(PT群)を比較し,各群の臨床的特徴を比較検討した.
    【対象】対象は平成15年3月から10月までに当院で心臓外科手術を行った連続131例.男性83例,女性48例,平均年齢は65.1(27-86)歳.冠動脈バイパス術後患者67例,弁置換・形成術後患者47例,人工血管置換術後患者10例,心房・心室中隔縫合術後患者・その他7例である.
    【方法】Bike群とPT群に分け,年齢,身長,体重,体外循環時間,大動脈遮断時間,手術中出血量,麻酔時間,抜管までの時間,手術前左室駆出率,歩行自立までの期間などを後方視的に調査し,2群間で比較した.統計学的手法は,対応のないt検定とχ2検定を用いて解析し,危険率5%を有意水準とした.
    【結果】全対象131例中PT群は34例(26.0%),男性14例,女性20例,平均年齢70.0歳(34-86).Bike群は97例(74.0%),男性69例,女性28例,平均年齢63.4(27-83)歳であった.PT群はBike群比べて年齢が高く,人工血管置換術後患者が多く,体外循環時間が有意に長い傾向にあった.歩行自立までの期間は両群間で差を認めなかった.PT群とBike群の手術様式別体外循環時間などの手術状況を比較したが有意な差は認められなかった.
    【まとめ】心臓外科手術後,PT群は全対象中26%存在し,心臓外科手術後のリハビリテーションでは,運動療法を中心とした心臓リハビリテーション以外にもADL向上を目的とした理学療法に対して理学療法士の必要性が示された.
  • *松山 博文, 下之園 英明, 加藤 裕子, 杉原 建介, 今井 保
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 539
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】 心疾患患者の多くは急性期治療時にしいられる安静臥床や長期間の心不全状態により運動機能に何らかの支障をきたしている場合が多い。この運動障害の改善を目的とした理学療法を行う際、その病状に応じた運動負荷方法や運動負荷量の選択とその安全な実施は必要不可欠といえる。今回当院における心疾患患者の理学療法実施状況について報告する。
    【方法】 対象は2002年4月1日から2003年3月31日までに当院内科より理学療法依頼のあった心疾患患者18例(男性6例、女性12例)である。年齢は26歳から98歳で平均年齢は74.8歳であった。診断名は急性心筋梗塞6例、心不全12例(拡張型心筋症3例、うっ血性心不全2例、高血圧性心不全1例、心タンポナーデ1例、その他5例)であった。開始時の運動能力は、安静臥床1例、ギャッジアップ90°4例、立位5分3例、50m歩行3例、100m歩行1例、200m歩行5例、500m歩行1例であった。
     開始ステージは内科医師の心機能評価により、当院の心筋梗塞・心不全ステージ表に準じて決定され、運動療法施行時のリスク管理として必要なモニター項目と訓練中止基準を確認し理学療法が施行された。負荷量のステージアップは、主治医による運動負荷試験中の、血圧・脈拍・心電図・酸素飽和度・自覚症状(Borg指数)の結果により判断された。エルゴメーター使用にてランプ負荷試験可能となれば、ダブルプロダクト・乳酸値測定にて嫌気性代謝閾値(AT)を求め、ATの80%を運動療法の負荷量とした。以後定量負荷での理学療法を施行した。
    【結果及び考察】 訓練中事故はなく、入院中14例は改善し、4例は変化が無かった。転帰は自宅退院が12例でその内外来継続が6例、転院は2例、死亡は4例であった。死亡4例には、ステージ改善2例、不変2例が含まれていた。終了時(死亡例は最高ステージ)の運動能力は、ギャッジアップ90°3例、立位5分1例、50m歩行1例、100m歩行2例、200m歩行2例、500m歩行1例、マスター負荷試験(終了ステージ)可能例は8例であった。また、マスター負荷試験が可能であった症例の平均年齢54.3歳であり、不可能症例の平均年齢82.8歳と比較し、有意に低かった(p=0.0001)。このことより到達ステージの目標設定には、年齢を十分に考慮する必要性が示唆された。
    【まとめ】今回、心筋梗塞・心不全ステージ表に準じ、心疾患患者に対する理学療法を行った。運動負荷試験の結果より得られた適切な負荷量を基準にすることで、運動療法を安全に施行することができた。
  • Frenchay Activities Indexによる評価
    *熊丸 めぐみ, 高橋 哲也, 山田 宏美, 畦地 萌, 横澤 尊代, 安達 仁, 櫻井 繁樹, 金子 達夫, 大島 茂, 谷口 興一
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 414
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
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    【はじめに】心疾患患者の身体機能評価は,心肺運動負荷試験で求められる最高酸素摂取量や嫌気性代謝閾値,または下肢筋力などによって行われる.また近年,心疾患患者の健康関連QOLの評価についての検討が数多くなされるようになった.しかし,われわれ理学療法士が主にアプローチすべきは日常生活動作(ADL)における課題遂行能力の向上であり,心疾患患者においても例外ではない.心疾患患者に対する移動動作や身の回り動作などの基本的ADLの評価は,Barthel Index (BI)やFunctional Independence Measure (FIM)によってなされてきたものの,手段的ADL(Instrumental ADL,IADL)の評価はあまり行われていない.そこで今回われわれは,IADL評価尺度のひとつとしてFrenchay Activities Index (FAI)を用いて心疾患患者のIADL評価を試み,心疾患患者のADLにおける基本的ADLとIADLの階層性について検討した.【対象】対象は当院にて心臓外科手術を受ける前の心疾患患者34例である.対象の内訳は,男性20例,女性14例,平均年齢は67.0(49-83)歳,冠動脈バイパス術待機患者16例,置換術待機患者12例,大動脈人工血管置換術待機患者4例,その他の開心術待機患者2例であった.なお,ADLの遂行に多大な影響を及ぼすと判断した脳血管障害および整形疾患合併者は除外した.【方法】手術前訪問時にFAI(蜂須賀らの改定版FAI自己評価表を使用)をインタビュー方式にて聴取し,加えてBIを各テストバッテリーの遂行の可否を確認しながら算出した.また,診療録より,年齢,性別,NYHA(New York Heart Association)分類,手術前左室駆出率(LVEF),予定手術式,罹患期間などを調査し,FAIの合計点を疾患ごと,NYHA分類ごと,性別ごとに比較して年齢や手術前LVEF,罹患期間などとの関連性を検討した.【結果】BIの合計得点は全例100点,FAIの合計得点は27.7±7.7(13-43)点(45点満点)であった.FAI合計得点は疾患別,性別とは関係を認めなかったが,NYHA分類が低いほどFAI合計得点も有意に低い傾向にあった(p<0.05).また,FAI合計得点は,年齢,罹患期間との間で相関関係が認められたものの,手術前LVEFとは相関関係を認めなかった.【まとめ】心疾患患者に対するADL評価は,基本的ADL評価法では限界があり,IADL評価により重きがおかれるべきだと考えられた.
  • GMFM-66のItem Mapを用いた治療例の紹介
    *平井 真由美, 鶴田 ゆかり, 藪中 良彦, 平井 智香, 横川 恵美, 吉田 真司, 河中 誉真
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 413
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】痙直型四肢麻痺児一症例に対して、入園直後から入園中の粗大運動能力変化を経時的に評価した。その結果とともに、入園中の治療方針の立案や入園成果の確認などでの評価法の利用について考察をふまえて報告する。
    【対象】入園時年齢9歳0カ月の男児。粗大運動能力分類システムGMFCSレベル4。当園にて乳児期から治療を継続していた。その間、5歳時に入園し股関節整復術を施行した。今回の入園は2003年5月から8カ月間で手術は施行されず、母親のニーズである手すりを用いて階段を昇る時の介助量軽減が目標であった。入園中は、週4日の個別理学療法と週1日の集団理学療法を各40分施行した。
    【方法】粗大運動能力評価として、入園直後から1カ月ごとにGMFM-88を測定し、GMFM-66得点を算出、Item Mapを作成した。Item Mapより、入園期間中の子どもの粗大運動能力における課題と変化を明確にし、治療への利用を検討した。
    【結果】入園直後から7カ月目の現在までの途中経過を示す。
    GMFM-88の総合点の変化は、入園直後は53.90%で現在は5.32%増加した。一番変化したのは四つ這いと膝立ち(以下C)領域で、入園直後に比べ14.29%増加した。
    GMFM-66得点は、入園直後が47.68±1.11、現在は50.32±1.17であり、入園中の変化に有意差はなかった。
    入園直後のItem Mapで95%信頼区間の下限に近い得点だったのは、座位領域1項目、C領域「四つ這いから座位になる」「膝歩き」など4項目、D領域「つかまり立ちで右足を上げる」など2項目、E領域「両手介助歩行」など3項目で、臨床的にも変化が期待できると思われた。「手すりにつかまって階段を昇る」の得点は0点で、95%信頼区間から遙かに高い機能のため向上は期待できないと思われた。これらの項目を参照し、目標である階段を昇る介助量軽減に結びつくと思われた、膝立ちと伝い歩きを短期目標に設定した。
    現在、変化が期待された項目のうちC、D領域各1項目以外の得点は向上し、ばらつきが減少しGMFM-66得点が増加した。95%信頼区間の上限を越えて大きく向上した項目は「手すりにつかまって階段を昇る」だった。
    【考察】今回、Item Mapを用いて変化する余地がある項目を分析し、臨床像と照らし合わせて治療目標の設定とその妥当性を検討できた。このことは、治療方針の立案や治療成果の確認をする上で参考になった。
    母親のニーズに近い「手すりにつかまって階段を昇る」は、Item Mapを参照すると高すぎる機能だったが、家庭環境を考慮し階段の介助量軽減に目標を設定した。現在、「手すりにつかまって階段を昇る」に95%信頼区間の上限を越えて大きく向上が見られたことは、治療成果が反映されたと考える。しかし、今後の体重増加などにより機能低下が予測され、今後は転居など環境調整の必要があると考える。
  • 井上 隆三, 生亀 愛弥子, 後藤 恭子, 高石 美智子, 坪井 永保, 中田 紘一郎, 加藤 光恵, 遠藤 和彦
    理学療法学Supplement
    2001年 2001.28.2 巻
    発行日: 2001/04/20
    公開日: 2018/03/06
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