コンクリートジャーナル
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12 巻, 2 号
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  • 岸谷 孝一
    1974 年 12 巻 2 号 p. 1-16
    発行日: 1974/02/15
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    鉄筋コンクリート構造物はいかなる理由にせよ, コンクリートのひびわれの発生, 剥離, 崩壊などによる欠陥部が構造全体の耐久性を大きく支配する。構造物中の鉄筋の腐食の進行は構造物に欠陥部分を作りやすく, 耐久性と密接な関係がある。コンクリートの中性化, 海産骨材中の塩化物の影響, 直流電流の流出入などによるコンクリート内部より発生する鉄筋の腐食, あるいはひびわれの発生に起因する鉄筋の腐食によりコンクリートが破壊される。これらを要因別に考えれば物理的, 化学的および電気的の作用またはその組合せと考えることができる。本文は鉄筋の腐食に関するすべてを, その原理, 原因, コンクリートの性状の変化および対策の順にまとめたものである。
  • 山口 育雄, 荒木 利貞
    1974 年 12 巻 2 号 p. 17-29
    発行日: 1974/02/15
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    本報告は, 鉄骨架構を対象としてRC壁体との接合部で可〓にする可〓耐震壁についてその実験と解析方法および解析例を示したものである。実験における試験体数は, 可〓耐震壁5体, 従来の1体RC耐震壁1体であり, 約1/2規模の1層1スパンの曲げせん断実験である。解析方法としては, 鉄骨骨組に〓角法を用い, 接合部を単純バネで評価し, RC壁体に二次元のFEMを用いている。実験結果と解析結果を比較検討した結果, 十分信頼性があることが判明した。また, 解析例としては高層集合住宅を示し, 可〓耐震壁の力学的性能の評価とその解析的裏付けを示した。
  • 佃 隆介, 谷岡 功一, 大矢 真佐夫
    1974 年 12 巻 2 号 p. 31-41
    発行日: 1974/02/15
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    新宿住友ビルでは, 地上52階 (200m) までの高層部床板に, 約15000m3の軽量コンクリートを施工した。全階直仕上げ工法であり, 比較的低スランプのコンクリートを必要とし, また垂直搬送距離が200mあることなどから, 搬送方法として, わが国で初めて, 垂直搬送にヨーヨーホイスト, 高層階水平搬送に定置式ポンプを採用した。
    また, 基礎工事も含め約6万m3のコンクリート打設量があったことから, 現場内に, 試験室を伴った高精度のコンクリートプラントを設置したこともあり, コンクリートの製造から打設まで, 徹底した集中管理ができた。この結果, コンクリートの仕上げ精度もよく, また, ひびわれも実害のない範囲におさえることができたことなど高品質のコンクリートを打設することができた。
  • 村内 明, 横溝 幸雄
    1974 年 12 巻 2 号 p. 71-83
    発行日: 1974/02/15
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • 8. グラウト試験
    土田 秀郎
    1974 年 12 巻 2 号 p. 85-91
    発行日: 1974/02/15
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
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