設計と施工, それに監理という役割があって, 建物はできることはいうまでもない。高層化, プレハブ化と近代化への歩みをしているが, 設計, 施工は分業発展している現状である。分業化されたため一方設計と施工のつながりに不十分な点が残されていると思う。今回はそのスタートで, 施工側より設計側への注文として行なった。今後この逆の場合, さらにこの座談会を通じて, 問題点をとりあげて続けてゆきたい。すでに, 積算, 監理, 建築経営の立場からの設計, 施工への注文, という案もある。また読者のほうも, 面白いテーマがありましたならば提案して戴きたいと思います。
土木でも, 近々この種の座談会を行なう予定です。要は, お互いに反省をして, 将来の建築へのプロセスへ役立たせることと, 横のパイプラインを密接にする役割を考えている次第です。
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