自動制御連合講演会講演論文集
第51回自動制御連合講演会
選択された号の論文の316件中151~200を表示しています
車輪型移動体(I)
車輪型移動体(II)
生物制御システム
プロセス制御
自然言語解析
制御応用(I)
  • 清水 光, 小林 正明, 藤井 温子, 片桐 重和
    セッションID: 619
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    本稿では、交通量や待ち車列長、リンク走行速度などの時間変動に対応して3つの信号制御パラメータ(サイクル長、青信号スプリット、オフセット)を統一的に制御し、各信号交差点における渋滞長の総和を最小にする確定的信号制御システムの開発と設計について提案する。  広島県福山市内道路網におけるシミュレーション結果より、信号制御システム記述の一貫性や信号制御法の拡張性、システム開発手順の有効性などを確認した。
  • 柳川 敦志, 涌井 伸二, 羽持 満
    セッションID: 620
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    位置決め分野では,リニアモータのように線形性に優れた電磁アクチュエータが利用される。しかし,磁気漏洩や発熱を嫌う,例えば露光装置などの場合,電磁アクチュエータは使用できない。そのため,電磁アクチュエータに代えて,空圧系アクチュエータによる位置決めが提案されている。しかし,この位置決め制御には問題がある。それは,空気の圧縮性に起因した応答の緩慢さである。位置決めの高速化のために,様々な研究がおこなわれている。その中で,榊らによって提案されたPDD2制御1)による位置決め応答に注目した。これは,サーボ弁を完全積分器とみなして,PDD2制御を行うものである。この制御系の長所は,各パラメータの機能を明確にしていることである。しかし,現実にはサーボ弁を含めた空圧系を完全積分器とはみなせない。したがって,意図した機能を発現させるパラメータ調整はできない。そこでサーボ弁駆動の前段にPI補償器を配置し,サーボ弁と空圧系を含む時定数とPI補償器の時定数を同一にすることでサーボ弁とPI補償器を合わせて完全積分器とする。そのうえでPDD2制御を施すと,定常偏差零の位置決めをすることができる。さらに,目標値応答を改善するために,広井によって提案された完全2自由度化制御系2)の実装を行った。 本稿では,まず榊らによって提案されたPDD2制御による位置決め応答について述べる。次に,サーボ弁を含めた空圧系を不完全積分器とみなしたときのPDD2制御による位置決めの応答を示す。最後に,位置決めの応答の高速化を図るために,完全2自由度化制御系の実装を試みた。パラメータα,β,γ,ηの調節により位置決めの高速化ができることを示す。最後に,実験結果を考察する。
  • 飯星 洋一, 山内 晋, 三浦 流星, 倉島 芳国, 堀 俊雄
    セッションID: 621
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    筒内噴射エンジンの燃料系モデルをフィードバックループに実装した 燃圧制御について報告する. 本制御では外乱オブザーバーにより測定燃圧をモデルの推定燃圧に収束させ, 機差・劣化による特性変化があっても,目標偏差を低減できる. またモデルを用いた燃圧予測やフィードバックゲインの設定により応答性を 向上できる. 報告ではモデルの概要を説明し,ベンチエンジン試験の結果を示して 本制御の有効性を示す.
  • 重松 拓弥, 河野 通夫, 高橋 伸弥, 佐藤 治
    セッションID: 622
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    本発表では、Hristu示した周期ωの情報伝達制約をもつネットワーク制御系に対して、最小次元状態オブザーバを用いて安定化を行う。ネットワーク制御モデルの構造に着目することにより、オブザーバの次元がより低減化できることを示す。
  • 小松 弘征, 吉田 世顕, 高木 慎一郎, 申 鉄龍, 武藤 康彦
    セッションID: 623
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    本論文では三色印刷機の見当位置制御問題に対してむだ時間依存型の制御則を示す.最初に見当ズレおよびテンションのモデルに対して,座標変換を施してシステムを線形系に近い形へ変換する.つぎに座標変換後の系に基づいて見当ズレおよびテンション誤差がゼロへ収束するむだ時間依存の制御側を設計する.さらに提案したコントローラに対してオブザーバを設計する.最後にシミュレーションにより提案した制御系の有効性を確認する.
  • 篠崎 隆宏, 東 剛人
    セッションID: 624
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    体内時計の数式モデルとして知られているインターロックフィードバックモデルに対して,化学反応における結合定数と速度定数に着目し,それぞれに対して感度解析を行う.これにより,インターロックフィードバックモデルのロバストネスに対する,理解が深まると考えられる.
制御応用(II)
制御応用(III)
メカニカルコントロール
  • 鈴木 啓介, 不破 勝彦, 神藤 久, 成清 辰生
    セッションID: 701
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    状態推定器は状態フィードバック制御など,さまざまな制御系に適用される補償器である。状態推定器の次数は,基本的には状態変数の個数から観測出力の個数を引いたものとなり,これより小さな次数では一般的には構成できないことが知られている。コストや実現の問題から,低次元による状態推定器を構成できれば有用であると思われる。そこで本稿では,補償器のハイゲイン化により状態推定を行なうことで,従来法よりも低次元で構成できる部分状態推定器について考察する。
  • 綾部 伸一, 江上 正
    セッションID: 702
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    本稿では,最短目標点探索を用いた3次元経路制御手法を提案している.手法としては,まず目標経路を離散的な点列として考え,現在位置から最も近い目標点を求める.そして,この最短目標点を基準点として回転+移動座標変換を行い,進行方向と,それに垂直でかつ基準点を含む平面とに分けて制御を行うというものである.この平面上で現在位置と最短目標点までの距離を経路誤差として評価することにより,正確な経路誤差の評価が可能となる.
  • 湯川 俊浩
    セッションID: 703
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    無段変速機(CVT)は変速比を連続的に可変できる変速機である.従来の無段変速機の構造としては,基本的に摩擦伝動機構であった.本研究では,新たな無段変速機を提案する.四節回転機構である閉リンク機構を用いた本変速機は,二つのてこクランク機構を対称的に配置し,てこの往復角運動を回転部材に伝えることにより,クランクを入力,回転部材を出力とする変速機である.クランクの長さを連続的に変化させることにより,無段階に変速比を可変できる.てこの運動を回転部材に伝えるには,ラチェット機構を用いる.この機構により,二つのてこに取り付けられたつめが交互にかみ合い,回転部材に動力が伝わる.
  • 臼井 伸充, 仲野 忠行, 島田 明
    セッションID: 704
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    本稿で取り上げる運動は,東洋, 特に, 日本の在来形式の木造船に用いられ, 主として船に設けられた櫓によって推進する小型船の「櫓漕ぎ」である。 櫓漕ぎ和船の多くはスクリュー船に替わり, その数は極めて少なくなっている。櫓漕ぎ和船が現存する例としては, 滋賀県の琵琶湖東岸に位置する近江八幡の水郷地帯に 観光用に「最も遅い乗り物」と題して櫓漕ぎ和船が運行されている。この他に, 東京と千葉の境を流れる江戸川の「矢切の渡し」などもよく知られている。櫓漕ぎ和船がスクリュー船に替るには, モータやエンジンによる回転運動を推進力に換えるスクリューの発明が大きいであろうし, その他にも様々な理由があってのこととされるが, 櫓漕ぎ和船の推進原理は個性的であり, 自動化を試みることにより, 未知の運動制御技術が生み出されるかもしれない。或いは, 技能制御技術の一種として価値があると思われる。
飛翔体制御(I)
飛翔体制御(II)
  • 永田 貴久, 野中 謙一郎
    セッションID: 709
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    小型無人ヘリコプタの自律飛行は多くの関心を寄せられているが,現在開発されている自律無人機は地面付近におけるトラブル予測や内部機器への影響などの問題から離着陸は手動操縦で行われている.
    本研究ではRCヘリコプタを用い,周囲に設置したCCDカメラとレーザ変位センサで機体位置を測定し,誘導制御により地面付近での安定飛行を目標とする.今回は高度制御に取り組み,スライディングモード制御による高度制御実験を行う.
  • 芳田 章行, 荻野 和政, 加藤 清敬
    セッションID: 710
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    小型ヘリコプタの自律制御のために,本論文ではフライトシミュレータの詳細なヘリコプタモデルと周辺環境モデルの構築を提案する.まず,剛体運動方程式によるヘリコプタモデルに,ローター力学に基づくフラッピングとスタビライザーバーの運動を加え,実機の小型ヘリコプタと比較する検証実験を行い実機の運動が再現できることを実証する.次に,ヘリコプタの周辺環境を再現した仮想空間モデルを構築し,移動制御や障害物回避の利用手段としての有効性を述べる.
  • 坂東 麻衣, 山川 宏
    セッションID: 711
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    円軌道上の宇宙機に関する相対運動の方程式は非線形系であるが, 線形化された宇宙機の近傍での運動はClohessy-Whiltshire方程式として知られる時不変系で記述され,円軌道近傍の最適軌道の決定にしばしば用いられる.しかし,大きな軌道面の変化を扱うことができないなど適用範囲には限界があるため,もとの非線形方程式を直接扱う手法を確立することは有用な場面も多いと考えられる. 本研究では,与えられた時間で初期位置から終端位置へインパルス入力により移行する問題を考える.このとき必要な初速度,終端速度は運動方程式の2点境界値問題を解くことにより決定される.初速度,終端速度をHamilton-Jacobi(HJ)方程式の解を用いて表すことが可能なため,この問題はHJ方程式を解く問題に帰着させることができる.しかし,Hamilton-Jacobi方程式の解析解を求める一般的な方法は存在せず,近似解を求めることも容易ではない. 本研究では,HJ方程式は最適制御問題におけるHamilton-Jacobi-Bellman(HJB)方程式と同様の構造をもつことに着目し,扱う力学の問題を最適制御問題と見なし,近似的にHJ方程式の解を求めることを考える. はじめに,HJB方程式は非線形偏微分方程式であり,直接扱うことは困難であるが,ケプラー運動のハミルトニアンが速度に関して正定関数であるという性質を用いることにより,逐次近似により線形偏微分方程式として扱うことができることを示す.次に,近年提案されたChebyshev多項式を用いたHJB方程式の近似計算法を用いることにより,解を構成する方法について述べる.最後に数値シミュレーションを行い, 提案手法の有効性を確認する.
  • 松崎 貴史, 亀田 洋志, 山本 和彦, 藤 辰男, 前川 良二
    セッションID: 712
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
     2Dセンサと3Dセンサを用いた打ち上げ目標の追尾では、2つの課題が考えられる。  1番目の課題は、2Dセンサ単体観測値を用いる場合の2Dセンサ観測値からの距離推定と、2Dセンサと3Dセンサの観測値を両方用いた場合のデータ融合を考慮に入れることである。  また、2番目の課題は、打ち上げ目標の複数の飛翔フェーズにおける運動モデルを考慮することである。  この発表で、我々は、打ち上げ目標向けの、新しい、2D/3Dセンサを用いたハイブリッドモデルによるエンハンスト型データ融合(EDF-HM)を提案する。  計算機シミュレーションの結果、我々は、提案アルゴリズム(EDF-HM)が、従来アルゴリズムに比べて、高い追尾性能を得ることを確認した。
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