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小倉 光貴, 佐藤 彰洋, 中村 豊, 野林 大起, 池永 全志
セッションID: 06-2A-03
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
フリー
マルウェア感染端末(以下感染端末と呼ぶ)による個人情報漏洩などの被害が深刻になっている.感染端末を検出する手法として,通信開始時のDNS クエリログを解析する手法が検討されている.しかし,ブラックリストに含まれる悪性ドメインへのDNS クエリを検出することによって感染端末を発見する既存の方法では,常に変化する悪性ドメインへのアクセスを検知することが困難である.本稿では,監視対象端末の DNS クエリログに対して,word2vec を適用してドメインの特徴ベクトルを求め,ブラックリストに含まれる既知悪性ドメインの特徴ベクトルとのコサイン類似度が大きいドメインを未知の悪性ドメインとして検出する手法を提案する.
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原 大司, 櫻井 幸一, 武藏 泰雄
セッションID: 06-2A-04
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
フリー
本研究では熊本大学のdnsサーバのログと悪性ドメイン確認ツールを用いて悪性ドメインを取得し, それをライフタイム(LT)について分類及び主な攻撃用途について調査分析を行った. この実験により以下の結果が得られた. (1) 底が2のLTの対数度数分布表を計算したところ山が2つある. (2)ランサムウェア, フィッシング, 及びDDoSで度数分布を求めた結果, ランサムウェアとフィッシングのLT分布は似ているが, DDoSはこれらと異なり短めである. これらの結果より, 悪性ドメインのLTを測定することによって攻撃手法のおおよその見当がつく事, LTは悪性ドメイン検知のための機械学習の特徴量として有効である展望を得た.
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森崎 啓太, 池部 実, 吉崎 弘一, 吉田 和幸
セッションID: 06-2A-05
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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インターネットの普及に伴い,ネットワークトラフィックは年々増加している.それに伴い不正通信も増加しており,ネットワーク管理者は不正通信に迅速に対応する必要がある.しかし,膨大なパケットデータの中からパケット解析ツールを使って不正通信を発見することは困難である.そこで,IPアドレスやパケット数によって可視化することでスキャン攻撃の発見が容易になる.さらにサーバ上のパケットの取得・解析部と,Webブラウザでの表示部との間でWebSocketを用いたリアルタイム通信をすることでトラフィックを即座に表示ができ,より迅速にスキャン攻撃を発見することができる.本発表では,プロトタイプシステムを実装について報告する.
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大谷 彩人, 池部 実, 吉崎 弘一, 吉田 和幸
セッションID: 06-2A-06
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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IoTの普及に伴い、IoT機器に対する攻撃が増加している。ヘルスケア向けIoT機器では個人の生体情報を扱うため、安全を確保するべきである。しかし、安価なIoT機器においてはセキュリティ対策が大きな負担となる。そこで、IoT機器向けの軽量な攻撃検知機能を提案する。本提案では、IoT機器に対するネットワークスキャン活動を検知することを目標とする。IoT機器では管理用にSSH, TelnetやHTTP, データ通信用にMQTTなどのプロトコルを利用する。これらをはじめとしたポートに対するスキャンをもとにして不正通信を検知する。IoT機器を対象としているため、IPv4やIPv6のどちらのIPプロトコルにも対応し、CPU性能などのリソースが少ない機器でも動作する仕組みを考案する。
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弓削 和也, 妙中 雄三, 野林 大起, 池永 全志
セッションID: 06-2A-07
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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IoTデバイスが急増し,様々な物理現象がデータとして取得されているそのようなデータには物理位置に基づいた処理が有効なものも存在する.そのため物理位置に基づきデータ利活用を行うGeo Centric 情報プラットフォーム(GCIP)が提案されている.GCIPの物理位置に基づくデータ利活用のためには物理位置に基づくデータ配信が必要となるが、まだ議論が不十分な状態である.そこで本稿ではデータ生成地から離れた位置にいるユーザーは全てのデータを必要としないというコンテンツ利用形態に着目し,物理的位置関係をデータ内容に反映する通信モデルを簡略化の上試作し,実環境下で動作させ,物理的位置関係を配信するデータの内容に反映可能かどうかを検討した.
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野田 怜於, 横田 光広
セッションID: 06-2A-08
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
フリー
近年、光通信技術を支える各種光部品の中で、平面基板上の光導波路構造あるいはファイバを基本とした方向性結合器の研究が小型化・高効率化を目的として盛んに行われている。方向性結合器は、光の分岐や結合といった機能を持つデバイスで、基本は直線または曲線状の2つのコア部が隣接した構造である。本研究では、断面が矩形の3次元構造の光方向性結合器における光波の結合特性について、3次元FDTD 法を用いて数値的に検討を行っている。異なる2つの偏光に対して、矩形導波路間の距離を変化させた場合の結合状態を数値計算し、2つの偏光の結合長の違いを利用した偏光分離素子の検討を行っている。
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鈴木 蒼史, 横田 光広
セッションID: 06-2A-09
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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近年、無線通信端末の普及により、多様な環境下での通信が増加している。しかし、電波伝搬状態は、周囲の環境や状況により大きく変化する。屋内環境においては、壁や扉、窓などの材質や大きさによって複雑な影響を受けている。一方、コンピュータの機能は日進月歩し、計算速度が速まり、記憶容量が増加し、シミュレータの使用によって設計が短時間で効率よく出来るようになった。本研究では、宮崎大学内の1階分を3次元モデル化し、FDTD法を用いて伝搬状態の検討を行う。窓、扉、人体の有無を考慮して作成し、電波伝搬の状態を数値的に検討している。
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齊藤 燎, 相川 勝, 井上 健太郎, 山森 一人
セッションID: 06-2A-10
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
フリー
近年、ネットワーク機器に対する攻撃は増加傾向にあり、攻撃を検知する手法としてNIDSが注目されている。NIDSに関して機械学習と組み合わせた研究が行われており、京都大学に設置されたハニーポッドへの通信をもとに作られたデータセットKyoto 2016 Datasetが多田らによって発表されている。機械学習において、学習に用いるデータに偏りがあると、識別精度も偏る傾向があり汎化性能が低下してしまう。汎化性能を上げるためには、学習用のデータは偏りなく、冗長性が無いデータが望ましい。本稿ではKyoto 2016 Datasetにおける冗長性と同一特徴量異ラベルデータについて報告する。
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後藤 一郎, 野林 大起, 塚本 和也, 池永 全志
セッションID: 06-2A-11
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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IoTデバイス数の増加に伴い数多くのデータが生成されており,その中には生成された場所や時間に強く依存するデータ(時空間データ)が存在する.時空間データは生成された場所周辺において最も活用されることが見込まれる.そこで我々は,時空間データを生成場所に留め,利用者に配信する手法として,車両を用いた時空間データ滞留方式を提案してきた.しかし,車両ネットワークのみによるデータ滞留方式では特に車両密度が低い環境では効果的なデータ滞留が実現できないことが確認できた.そこで,本研究ではエッジ・車両ネットワーク連携型データ滞留方式を提案し,シミュレーションにより評価する.
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長山 進一, Cavendish Dirceu, 野林 大起, 池永 全志
セッションID: 06-2A-12
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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ビデオストリーミングによるトラヒックが年々増大している.ビデオストリーミングの多くはTCPが用いられており,TCP の性能がビデオ品質に大きな影響を与えている. TCP の改良手法として, MultiPath TCP (MPTCP) が提案されている. しかし MPTCP はネットワークの状況に応じて複数のサブフローに適宜ビデオデータを割り当てるため,パケットの送信経路を頻繁に変更する.そのため,パケットの到着順序が前後することによるHead of Line Blocking (HoLB) の発生により,ビデオ品質が低下する可能性がある.そこで本研究では, HoLB に対処するサブフロー切り替え回数を削減するMPTCP パケットスケジューラを提案し,様々な環境において性能評価を行う.
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吉村 章, 野林 大起, 池永 全志
セッションID: 06-2A-13
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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現在のインターネットの仕組みでは,一旦アプリケーションデータが生成者の元を離れると,それ以降のデータ流通をデータ生成者が制御することはできない.そのため,データが生成者の意図せぬ形で利用されることがある.本研究では,情報の取り扱いに関する権限をデータ生成者自身で設定することが可能であり,情報流通における全ての過程において,データ生成者の定義に従った権限処理が可能なネットワークアーキテクチャを提案する.情報の取り扱いに対する権限設定には様々な項目が考えられるが,本研究ではデータに対して有効期限を設定することで,そのデータがネットワーク内を流通可能な期限を制御する仕組みを実現し,その評価を行った.
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松田 吉隆, 杉 剛直, 後藤 聡, 安永 健, 池上 康之, 江頭 成人
セッションID: 06-2A-14
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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海水淡水化は海水から淡水を得るために重要な技術であるが,そのひとつであるスプレーフラッシュ蒸発式海水淡水化は,海洋表層の温海水と深層の冷海水を用いる海洋温度差発電(OTEC)との複合的利用を目指してこれまで研究開発が進められてきた.しかし,OTECプラントや複合的利用のための淡水化プラントの設置場所は海洋上等の陸地から遠く離れた場所や僻地が想定されることから,遠隔地からの監視・操作技術が必要になると考えられる.本研究では,スプレーフラッシュ式海水淡水化プラント遠隔監視のためのWebアプリケーションを開発し,実験設備を用いた遠隔監視実験を実施した.
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Han Yu, Li Wenying, Jiang Haisong, Hamamoto Kiichi
セッションID: 07-2A-01
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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We have exploited thermal oxidation technique to silicon high-mesa waveguides for sensing-application. Significant propagation loss reduction from 1.45 to 0.84 dB/cm at a waveguide width of 500 nm has been achieved by the technique successfully.
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Nasef Mahmoud Mohamed, Fijumoto Kantaro, Jiang Haisong, Hamamoto Kiich ...
セッションID: 07-2A-02
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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Strongly coupled MCF is studied in propagation mode retention capability as regular multi-mode fiber has an issue of mode crosstalk. As a result, mode retention characteristics of 5 dB at 80 mm bending radius, has been successfully confirmed.
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小川 慧, 姜 海松, 浜本 貴一
セッションID: 07-2A-03
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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For a rapid increase of the recent data traffic, ROADM (Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer), based on the spatial single dimensional mode, has been proposed. We have also proposed the 4×4 optical mode switch which is able to switch the first four modes (0th – 4th) as the key device of the space-mode- (SM) ROADM. In this paper, the 1×N mode switch is newly proposed, regarding evolution for higher order mode: scalability. We have designed the 1×8 optical mode switch and simulated all 64 switching among the first eight modes (0th – 7th) with low mode switching loss (< 1.6 dB).
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村上 槙梧, 洪 秉宙, 姜 海松, 浜本 貴一
セッションID: 07-2A-04
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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直接変調型LDの共振周波数による変調帯域幅制限(CPR)を克服するために、フォトン・フォトン共鳴(Photon-Photon Resonance, PPR)が研究されている。我々の提案する1×N型のActive MMI LDは、複数のPPR発生の可能性に加え、共振周波数に関して比較的制御が容易である。今回実際に素子を試作した結果、20 GHzのPPRピークに加えて60GHzの非常に高い周波数が確認されたので、報告する。
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川本 実季, 大島 広暉, 藤本 翼, 鈴木 理央, 東畠 三洋, 池上 浩, 中村 大輔
セッションID: 07-2A-05
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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Recently, laser nano/micro processing of metal and semiconductor materials using optical vortex pulse has attracted attention because of its unique processing behavior such as chiral microneedle formation and straight flight of droplet. However, the processing mechanism is still unclear. In this study, we investigated the laser processing of ZnO film using optical vortex pulse with different wavelength of 1064 nm and 355 nm. An annular shape crater was formed at the ablation spot, and ablated species including nanoparticles were confirmed.
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住岡 篤弥, 浅海 賢一, 小森 望充
セッションID: 08-2A-01
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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近年、小型無人航空機をはじめとした自律移動ロボットなどの性能が飛躍的に向上しており、自律移動ロボットなどが外界を認識し行動するための様々な環境認識技術の研究がなされている。しかし、環境認識に用いられる外界センサの多くは高価であり、対象物の材質や環境の状態に精度が左右される問題がある。そこで本研究では、情報量が多く物体依存性が低いイメージセンサを使い、得られたステレオ画像のみを用いて小型無人航空機の飛行経路の環境認識を行うシステムの構築を行った。セグメンテーションと平面推定を用いて三次元地図生成を行うことで、1000〜5000個の三次元点群から約200万点の環境地図を屋内外問わず作成することができた。
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坂本 奨馬, 末吉 紘大, 岡島 寛
セッションID: 08-2A-05
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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本研究では、定点固定カメラ映像から仮想カメラワーク処理により自動で動画を生成する再構成システムを提案する。この枠組みでは、プロによる撮影および編集が不要となることから低コストで高品質な映像を提供することが可能となる。先行研究ではReceding Horizon戦略(RH戦略)を用いることにより、過去・未来の情報に基づいて最適な注目領域を決定し、トリミングを行なうことでパンやズームなどの仮想的なカメラワークを実現した。本研究では、RH戦略における再構成後の動画をカメラマンによって撮影されたカメラワークによる映像に近づけ、より高品質な動画を生成するための評価関数についてその構成方法の検討を行なう。
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石津 貴弘, 篠田 貴大, 迫間 健治, 坂本 眞人
セッションID: 08-2A-06
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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近年、拡張現実感(AR)を用いた、ユーザが素手で仮想物体を操作するといった、ユーザと仮想物体間のインタラクション技術が注目されている。一方、AR技術では、実空間の画像に3次元(3D)モデルを後から重ね合わせるため、常に3Dモデルが手よりも前面に表示されるため、不自然な情景となる場合があった。本研究では、Webカメラにより得られた画像から手の色情報を解析し、ユーザの手の色範囲を定義することで手領域を抽出する。さらに、指同士の区別にはCanny法を用いる。このようにして、より精度が高い隠面消去を実現する。評価実験では、本研究における隠面消去により、指先に沿った隠面処理が可能であることを確認した。
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迫間 健治, 石津 貴弘, 篠田 貴大, 坂本 眞人
セッションID: 08-2A-07
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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バーチャルリアリティ(VR)技術は、医療、教育、ビジネスおよび娯楽などの様々な分野に応用されつつある。 しかし、VR上のキャラクターを制御する際、ユーザは様々な機器を身につけなくてはならない。さらに、VRを体験する際には、ユーザは体を大きく動かす必要があり、場所を選択しなければならないという問題もある。そこで本研究では、脳波による仮想キャラクターの操作方法を提案することにより、多くの機器を身につけることなく、より直感的にキャラクターの操作を行うことを目指す。 本稿では5人の被験者に脳波によるCGキャラクターの操作とアンケートによる評価から、本手法の有効性を示した。
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山田 慶太, 杉 剛直, 松田 吉隆, 後藤 聡, 江頭 成人, 大石 文芽, 山崎 貴男
セッションID: 08-2A-08
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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筋萎縮性側索硬化症(ALS)や神経変性疾患(MSA)などの神経変性疾患を原因とする重度運動障害者は,徐々に体を自由に動かせなくなってゆく.それゆえ,自分の意思を他者に伝えることが困難となる.したがって,以前から利用者のカメラ映像から左右の眼球運動パターンに基づいて動作するナースコールシステムの開発を行ってきた.以前のシステムでは,手動で顔と目のテンプレートの設定を行っていた.本研究では,被験者の顔と目を自動検出することで,テンプレート画像を自動的に作成する方法について検討した.
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森 健浩, 西 宏之, 岡本 学
セッションID: 08-2A-09
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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著者らは,独居高齢者の転倒事故を未然に防ぐことを目的に,歩行音を用いて転倒の予測をし,転倒を未然に防ぐ歩行音識別手法を検討する.本研究は,転倒に至る前段階として高齢者がすり足で歩く傾向にあることに着目する.通常の歩行とすり足とでは歩行音の音響的特徴が大きく異なることを利用し,ニューラルネットワークを用いて両者を識別したうえで,すり足が検出された場合に,高齢者に警告もしくは,注意喚起を与えることで転倒を防止するものである.前報告から対象者の人数を増やし,歩行音を収録し識別実験を行った.
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伊藤 明宏, 西 宏之, 岡本 学
セッションID: 08-2A-10
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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著者らは高齢者のための見守りサービスをターゲットとし,ニューラルネットワークを用いた,生活異常音の検出を行う見守りシステムの提案をしている.しかし学習のための生活異常音の全てをあらかじめ収集するのは,極めて困難である.本研究は入力された音が事前に学習されているか,されていないかを識別し,学習されていない音(未学習音)が検出された場合に,ユーザーに告知し,正常であるという入力がなければ異常と判断するシステムを検討する.重みの初期値を変えたモデルを10種用意し,その出力値の標準偏差が学習済みと未学習とで異なることに着目し,実験を行った結果,F値を0.9まで増加させる結果となった.
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田中 優太, 西 宏之, 岡本 学
セッションID: 08-2A-11
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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AIによりお年寄りを非接触、非侵襲で見守ることが重要であるが、膨大な教師付きデータが必要になる上、お年寄りの生活音データは少なくラベルの付与にも膨大な作業量が必要となり、非現実的である。そこで本研究では、録音された生活音を自動的に分類(クラスタリング)する手法を検討する。特に、生活音を自動クラスタリングし、クラスタリング結果に対して過去のクラスタとの平均値及び標準偏差の差の検定を行うことで、クラスタの統廃合を行う手法を提案する。前回の定常音のみの評価に加え、今回、非定常音の評価を行った。
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原 裕平, 上見 憲弘
セッションID: 08-2A-12
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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視覚障碍者の中には、音の反射等から音を出さない障害物を知覚できる者がいる。我々は、このような知覚を後天盲の方でも習得しやすくすることを目的としている。このような障害物知覚能力には、環境音を用いる場合と、自発音を用いる場合がある。特に環境音におけるカラーレーションに着目し、目標障害物の知覚にその周辺の反射物からの影響について調べてきた。本研究では、周辺の壁面の存在によって生じる左右の耳の聞こえ方の違いが障害物知覚にどのような影響があるかについて調べた。その結果、壁面により両耳間の聞こえ方に差があるとき、どの程度の距離知覚が可能なのかを明らかにした。
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中村 孔悠, 工藤 彰洋, 武居 周
セッションID: 08-2A-13
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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本研究において、並列有限要素法を用い、大空間を高精度に計算可能な音響解析コードを実現することを目的とし波動音響解析コード: ADVENTURE_Soundを継続的に開発している。有限要素法において周波数が上昇すると波長が短くなるため、計算に必要な要素数が増加する。また、解析領域の拡大や解析モデルの形状の複雑化によっても要素数が増加する。これらのことから、大規模問題に対応した解析手法が必要とされている。本講演では、開発中のADVENTURE_Soundの精度検証を、理論解および頭部伝達関数を用いて行った結果と、省メモリ化・高速化検討について報告する。
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西山 英輔, 豊田 一彦
セッションID: 09-2A-01
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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我々は先に、電流の励振方向が互いに直角になるように配置した配列素子と、2入力の直交給電回路で構成されるマイクロストリップアレーアンテナを提案している。そのアンテナでは単層の誘電体基板に非常に簡単な構造で偏波共用機能を実現している。ここでは、素子の直交励振モードと直交給電回路に用いたマジックTとのコンビネーションに注目し、アレーアンテナの原理とその特性、またその展開について考察する。
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藤本 孝文, 内藤 賢, グアン チャイユー, 田中 俊幸
セッションID: 09-2A-03
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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脂肪内に隠れた血管を検出するための電波を利用した内視鏡アンテナを提案している.アンテナをセンサーとして利用しており,提案する内視鏡は送信アンテナ1つ,受信アンテナ2つから構成される.本発表では、研究の第1段階として,取扱いが容易な2.5倍スケールモデル(アンテナサイズを2.5倍にし,周波数を1/2.5倍にしたモデル)にて,提案手法の可能性を評価している.シミュレーションの結果,直径10㎜(実寸で4mm),脂肪内の深さ10mm(実寸で4mm)まで血管が検出可能であることを確認した.
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西森 健太郎
セッションID: 09-2A-04
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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第5世代移動通信システムでは,Masssive MIMOがキー技術の一つとなっており,次世代システムでもこれらの技術は基盤技術として重要となると考えられる.本稿では,最近著者がMassive array伝送の信号処理部として注目しているブラインド信号処理を取り上げ,適用領域と今後の可能性について述べる.
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山口 良
セッションID: 09-2A-05
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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トラック隊列走行V2V(Vehicle to Vehicle)直接通信における電波伝搬測定の特性と評価を行った結果を示し考察を行う.
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川崎 翔平, 杉本 智哉, 岩井 誠人, 笹岡 秀一, 衣斐 信介
セッションID: 09-2A-06
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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本稿では小倉市街地で測定された伝搬損失データを基に、セルラ通信環境の伝搬損失推定式を検討する。対象環境を伝搬メカニズムの異なる複数領域に分け、それぞれの領域において伝搬損失に対して支配的と考えられる伝搬経路を同定し、その伝搬メカニズムから推定式の変数およびそれを用いた関数形を決定する。この関数の各係数を、まずレイトレーシング結果に対するフィッティングより求め、伝搬損失の推定式を得る。得られた推定式を実在都市環境における伝搬損失推定に適用するとともに実測の伝搬損失データと比較する。さらに、実測データを用いた係数の再フィッティングを行い、その推定精度を評価する。
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二宮 海渡, 佐々木 伸一
セッションID: 09-2A-07
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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近年,情報化社会の発展に伴い電子機器への高速化,高機能化の要求が高まっている.それにより高密度実装や信号の高速化も進んでいるが,基板に搭載されたLSIの高速スイッチング動作により電源層からの放射雑音は増加した.この放射雑音を低減するためにプリント配線板の電源層間に抵抗器を取り付ける方法が提案されている.本研究ではこの方法に使う抵抗器の値を各位置における最適なものにしたときの放射雑音とその発生要因となる電源雑音に与える影響を確認し,実測に向けての検討を行った.その結果,放射雑音低減効果にはあまり変化が見られず,電源雑音では各最適値をとったものの低減効果の向上を確認することができた.
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松嶋 紘哉, 佐々木 伸一
セッションID: 09-2A-08
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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近年,情報機器の高機能化に伴い信号線数が増加し,小型化に伴い信号線の高密度化が進んでいる.配線板上では,信号線を曲げることにより高密度化を実現可能としている.しかし,信号線曲部の影響により伝送特性の悪化及び放射雑音の増加が課題の1つである.これまでに,信号線路の曲げ角度変化の検討を実施し,その有効性は確認している.本研究では,信号線路に曲部を考慮した場合での,最適な曲部の形状の検討を目的に,伝送特性,放射雑音及びクロストークの評価を進めていく.3次元電磁界解析の結果,90度曲げにおいて曲部のコーナー数を増やすことで曲げ角度を小さくして伝送特性の悪化及び放射雑音を抑えられることを明らかにした.
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押川 和正, 松嶋 徹, 福本 幸弘, 脇坂 俊幸
セッションID: 09-2A-09
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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電力線通信をインフラ点検用ロボットに応用することが期待されている。その際、数百メートルの長距離通信が可能であることが求められている。本報告では、電力線の線路定数を電磁界解析と回路解析により求めた。まず、電力線の複素誘電率をインピーダンスアナライザを用いたオープンショート法により求めた。求めた複素誘電率を用いた電磁界解析により、電力線が水中にある場合に電界の閉じ込めが変化し、同じ誘電率のケーブルであっても伝送特性が変化することが分かった。さらに、回路解析により長距離区間の減衰特性を計算し、EEFケーブルを用いることで、既存の電力線通信方式では3.5 km程度の距離で通信ができる可能性を示した。
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小池 大一朗, 奥村 浩幸, 松嶋 徹, 福本 幸弘, 桑原 伸夫
セッションID: 09-2A-10
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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PLCは電力線を通信線としても用いる通信方式であるが、妨害電磁波が他の無線通信に与える影響が懸念されていることから、日本では利用できる範囲が屋内などに制限されている。この利用範囲拡大のために必要となる放射電磁界や、その原因となるコモンモード電流の測定を小さな系で行える、スケールモデルの開発を行った。また線路の長さや高さ、第3線があるときの影響についてスケールモデルによる実測およびモーメント法を用いたシミュレーションにより検討を行う。
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小林 史和, 松嶋 徹, 福本 幸弘
セッションID: 09-2A-11
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
会議録・要旨集
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通信機器において、ディファレンシャルモードから放射磁界の原因となるコモンモードへの変換を評価するモード変換係数としてTCL(Transverse Conversion Loss)がある。しかし、TCLは電話等の2ポートの機器のみ対応した指標として定義されている。そのため、PLC通信の利用が検討されている工場内3相配電網など3ポート機器に対応したモード変換を表す指標が必要である。本報告では、対称3線における各モードを全て考慮した上で、3ポート回路のモード変換係数を求めた。また、シミュレーションによって放射磁界に寄与しているコモンモードと提案するモード変換係数との相関を調べた。
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佐藤 匠弥, 松嶋 徹, 福本 幸弘
セッションID: 09-2A-12
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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現在の信号伝送において、2線1組で信号伝送を行う差動伝送方式が多く使用されている。差動伝送方式では、2線1組で信号伝送を行うことにより1度に信号線の半分の信号しか送ることが出来ない。そのため本報告では、4線STPケーブルを対象にモード多重伝送方式を提案し、4導体伝送線路に存在する固有のモードに従った伝送方式を紹介する。この方法では、4線とシールド線を使って1度に4信号送ることが出来る。Sパラメータを用いた回路シミュレーションにより差動伝送方式と提案するモード多重伝送方式を比較する。
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三坂 祐人, 森田 佐知子, 福本 尚生, 古川 達也, 相知 政司
セッションID: 10-2A-01
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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講義や会議の着座表などのレイアウト作成では,従前から表計算ソフト等を用いて行うことが多い.この場合,手入力に起因するミスが多く,作成に時間を掛けてしまうことが課題となっていた.そこで,短時間で正確なレイアウト作成を可能とするために,筆者らは,これまでデータベースを利用したレイアウト作成システムを開発しており,参加者データをもとにしたレイアウトの自動生成を可能とし,作業の効率化を実現している.今回,Webページ上で利用できるようにシステムを改修したことで,特定のOSやソフトウェアに依存することなく利用できるようにした.また,作成したレイアウトを組織内で共有できるようにし,利便性を向上させた.
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吉賀 文弥, 福本 尚生, 古川 達也
セッションID: 10-2A-02
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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2020年から初等教育機関で教科として,プログラミングが必修化するため,プログラミングを取り入れた学習システムが提供され始めている.そこで,筆者らは,そのプログラミングにおいて,重要となるコーディング能力を涵養する学習支援システムを開発した.本システムは,Webブラウザを介して使用でき,インストールの手間なく容易に学習環境に導入でき,小学生向けに用意したさまざまな機能をLinux上で実装してきた.しかし, BASIC言語のテキスト・ベースでの出力は,実行可能であったものの,グラフィクスの表示機能がLinux以外のOSでは,動作しない問題があった.そこで,この問題点の解決に取り組み,結果として,WindowsやmacOSでの利用が可能となった.
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後藤 建人, 堂薗 浩
セッションID: 10-2A-03
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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今日情報システムの発達に伴い,プログラミング教育の重要性が高まりつつある.そのような教育の支援のために,本研究室では受講者のキー入力を取得し,C言語演習状況の視覚化が行われていた.しかし,キー入力データの取得はHSP言語を用いて行っていたためWindowsのバージョンに依存していた.また,キー入力データの保存に共有ファイルシステムを用いていたため,第三者に不正に取得されてしまう可能性があった[1].そこで本研究では,C言語を用いて同様のシステムを実現し,TCP通信を用いて,共有ファイルに保存することなく,キー入力データの収集をサーバ側で行う.また,追加機能として指定したユーザーに,メッセージを送ることを可能にする.
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金藤 光平, 石原 真紀夫
セッションID: 10-2A-04
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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本稿はプログラミングの熟練者と初心者のコードの読解力や理解力の違いを客観的な視線情報に着目し考察を行う.一般に,プログラミングの知識やソースコードの記載経験の有無がコードの読解力や理解力に影響する.実験ではプログラミングが得意な情報系学科の学生とプログラミングの経験が少ない非情報系学科の学生を集め,約30行程度のJAVAのソースコードを読解してもらった.読解中の被験者の視線情報を取得し,読解後にソースコードの理解度を図るため,動作について問題3問に答えてもらった.結果として,問題の正解数が1問以下の被験者をプログラミングの初心者として,初心者は熟練者に比べてサッカード長が長い傾向がみられた.
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宮島 洋文, 宮島 廣美
セッションID: 10-2A-05
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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近年, ICT技術の1つとして, クラウドコンピューティングが広く用いられている. しかしながら, IoTのようにサーバに接続するクライアント(ユーザ)の数が多くなると, サーバの負担が増えて処理能力が低下することが知られている. この問題を解決する方法の一つとして, エッジと呼ばれるサーバを組み合わせることでサーバの負担を減らす, エッジコンピューティングが提案されている. この手法においては, 能力の低いエッジをどのように組み合わせて高い安全性や効率的な計算処理を実現させるかが問題となる. 本稿では, データの安全性を高めつつ階層型ニューラルネットワークのバッチ学習を効率的に実現するアルゴリズムを提案し, また, 数値実験により有効性を示す.
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小田 直輝, 中村 貞吾
セッションID: 10-2A-06
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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近年,AlphaGoなどの登場により,強い囲碁AIを作るという目標は達成され,次の一手として人間との共存共栄が考えられる.囲碁の学習や,楽しむ上で棋譜解説がある.新聞の棋譜解説では紙面の都合上すべての着手に対して解説することはなく,特徴のある着手に絞って解説がなされる.また,新聞の棋譜解説記事では,一局をいくつかの譜に分割し,それぞれの場面での対局者の様子や指し手の解説がなされ全体を通して1つのストーリーに見立てて書かれている.この際の解説を行なう着手の選び方や譜の分け方は解説者によって異なる.本研究では,新聞の解説記事を元にストーリー性のある譜分け手法を提案する.
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庄司 雄太
セッションID: 10-2A-07
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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近年、外来種が増えることによって生態系が崩れることが問題視されている。水中に生息する外来種の調査は池の水を全て抜くなど、大規模な調査をしなければ外来生物の生息を調べることが困難である。そこで水中カメラを用いてた装置で特定魚種を自動で発見することができれば外来魚の調査に大きく貢献できるのではないかと考えた。水中で調査する装置は省電力、計算時間の少ない方が好ましい。本研究では、機械学習を畳み込みニューラルネットワークで行い、水中調査に適した条件において識別制度の向上を図る。
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森山 賀文, 飯村 伊智郎, 中山 茂
セッションID: 10-2A-08
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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Quantum-inspired Multi-objective Evolutionary Algorithm(QMEA)は,多目的最適化可能な進化計算手法である.個体の遺伝子として0と1の重ね合わせ状態で表現された量子風ビットを用い,ユニタリ変換による進化を繰り返すことで,大域的探索から局所的探索へと自動的に遷移し,また一個体であっても進化を可能とする優れた特徴を有する.しかし島モデルGAのようなグループの概念を有するため,各グループがそれぞれ任意の解に収束し解探索空間が制限される場合がある.本研究では,グループの概念を有しない新たなQMEAを提案する.提案手法は調整すべきパラメータ数を削減でき,従来手法よりも広範囲にわたるパレート解の探索が期待できる.
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金當 凌太
セッションID: 10-2A-09
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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近年、自動車による交通事故を未然に防ぐために運転支援システムを搭載した自動車が普及してきており、その機能の中に標識の認識機能がある。しかし、それらの機能は新しい自動車にしか載積しておらず、高性能なコンピュータでの複雑な処理を必要とする。そこで、自動車から直接情報を取得することを避けて後付けを容易にし、安易なコンピュータによる簡単な処理で実現できるシステムが必要だと考えられる。本研究では、スマートフォンのカメラから機械学習による「一時停止」の標識の認識と、特徴点の移動ベクトルを用いて「一時停止」の標識の遵守状態を判断・警告し、停止を促すシステムを示す。
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青木 龍汰, 永井 秀利, 中村 貞吾
セッションID: 10-2A-11
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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完全情報ゲームでは人間のトッププレイヤと同等以上の実力を持つコンピュータプレイヤが実現されているが,多人数不完全情報ゲームの麻雀では,AIがトッププレイヤ以上の強さに達しているとは言い難い.点数のやり取りを複数回行うゲームである麻雀では捨てると相手に放銃してしまう牌を予測することで自身の失点を防ぐことは重要な行動である.本研究では,手牌を考慮したリーチプレイヤの待ち牌を推定する手法を提案する.
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井上 聖生
セッションID: 10-2A-12
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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近年のインターネットの普及に伴って、肢体不自由者のインターネット利用率も高い割合になっている。肢体不自由者がPCを使用する際、それぞれの障害に応じた支援技術を使用している。本研究では、肢体不自由者の中でも、動作速度に障害を抱える人を対象とした支援技術の開発を目的とした。既存の支援技術には、手の移動距離が少ない利点があるが、欠点として、カーソルによる大きな移動と細かな操作が両立できない事と操作に力が必要な事がある。本研究では、既存の支援技術の問題を改善したwebカメラと機械学習を用いた指位置検出技術を利用したマウス操作支援技術の提案と性能の評価を行う。
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辻浦 将哉, 吉崎 弘一, 池部 実, 吉田 和幸
セッションID: 11-2A-01
発行日: 2019/09/19
公開日: 2020/01/20
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現在、著者らが所属する大学では紙面で授業評価アンケートを実施しているが、用紙の配布と回収に手間がかかり、集計と分析を外部機関に委託しているため費用も発生するなどの問題がある。本研究では、これらの問題を解決する授業評価アンケートシステムを開発することを目的とする。開発するアンケートシステムでは、教務情報システムとデータを共有するための国際標準規格であるIMS OneRosterに基づくREST APIサーバから、履修情報をJSON形式で取得する。この履修情報を用いて、履修対象者のみがWebブラウザ上で回答を行い、回答結果などを表やグラフを用いて表示することが出来るアンケートシステムを作成する。
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