食品照射
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20 巻, 1-2 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
  • 奥 忠武
    1985 年 20 巻 1-2 号 p. 1-4
    発行日: 1985/09/30
    公開日: 2011/07/04
    ジャーナル フリー
    魚貝類のエキスは濃縮され,その一部は調味液として利用されているが,いわゆる魚臭という点で問題がある。とくに赤身魚肉は特有の臭をもつものが多い。魚臭は主に揮発性化合物に起因すると考えられている。また,フィシュミールでは,製造時に濃縮のための加熱に長時間を要するといわれる。
    魚貝肉エキスの味は,微量成分のアミノ酸,核酸,低級有機酸,塩類などによるといわれている。魚肉や畜肉に10kGy(Mrad)の高い線量の照射処理を行った場合には,異臭が生ずることはすでに多数の報告があり,最近総説も出されている。
    本報告では,マイワシエキスに2.5kGyまでの低線量照射を行った場合のエキスの風味と微量成分の変化について,非照射の場合と比較した。その結果について報告する。
  • J. ファーカス
    1985 年 20 巻 1-2 号 p. 33-38
    発行日: 1985/09/30
    公開日: 2011/07/04
    ジャーナル フリー
    国際食品照射研究施設 (IFFIT) は, IAEA, FAO及びオランダ農業省の国際協力プロジェクトとして, 発展途上国における食品照射の実用化を推進するために設立された。このプロジェクトは, 食品照射パイロットブラント及び州立農産物品質管理研究所 (オランダ, ワーゲニンゲン) がホストとなっている。このプロジェクトの目的は, (1) 食品照射の技術, 経済性及び実用化に関する試験研究の国際協力について, 研修と助言をなすこと, (2) 政府又は国際機関が行う, 食料の貯蔵に対する照射技術の適用のフィーザビリティーアセスメントへの助言をなすこと, (3) 上記の分野に関する情報を, 独占的制限を設けることなく普及, 流通させること。本稿では, IFFITの設立から5年間の活動をまとめて紹介する。これらの活動には, 研修, 長期にわたる実用化研究研修, フィーザビリティスタディ, 照射食品の輸送試験, 照射サービス, 情報活動が含まれる。
  • 伊藤 均
    1985 年 20 巻 1-2 号 p. 41-44
    発行日: 1985/09/30
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
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