学習者がプログラミングの文章問題からソースコードを作成するには,問題文中にある情報を整理し,解法を思考する.そして,思考した解法からソースコードを作成することが求められる.そこで本研究では,学習者が問題文からソースコードを作成する過程を問題解決過程としてモデル化を行う.また,モデル化に沿った学習手法を提案する.具体的には,学習者が解を求める過程において,対応する構造を学習者に作成させる.
学習を行う際,自身の解答を振り返りを促す方法として誤りの可視化がある.誤りの可視化には顕在性,もっともらしさ,示唆性という需要な要素がある.本稿では誤りの可視化システムのフィードバックについて発話プロトコルを用いて発話を3つの要素に分ける手法を提案し,実際に分析を行った.分析から滑らかな床の上を滑っているときの力を入力せよという問題において顕在性は高いが示唆性が低いということが見られた.
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