プログラミング学習において,自身のコードをより良いものへ洗練することは重要である.洗練活動を促すために本研究では,ロボットプログラミングを用いた評価機能とその評価をランキング化する仕組みを提案し,ランクが近いコードのみを学べる知識共有プラットフォームを開発した.本稿では大学2年生を対象にシステムの実践利用し,評価機能による得点の変化やログの分析から,提案システムの学習効果を明らかにする.
ソフトウェア開発では,組み込み関数や外部ライブラリのような未知の部品を利活用することが不可欠である.しかし,初学者にとって目的の機能を構築するために必要な部品を選択し,それらを利用・組み合わせすることは困難である.そこで本稿では,部品の利活用の能力獲得を支援するため,これまでに提案してきた部品組み合わせ問題に,部品選択フェーズと擬似データフロー図構築を新たに提案,導入し,システムの開発を行った.
ソースコードから変数の振舞いを確認し,その振舞いから機能を解釈する学習は,ソースコードと機能の関係性を理解するうえで有効だと思われる.機能の解釈には,変数が振る舞う制約を思考することが求められる.そこで本研究では,ソースコードから振舞いの制約を思考する学習方法を提案し,機能の解釈を促す支援システムを開発する.具体的には,学習者にソースコードから振舞いの制約を思考させ,どのような機能かを思考させる.
問題の理解のためには,学習者が自身の誤りに気付き試行錯誤を行う必要がある.著者らはこれまで,ベクトルを対象に数学的表現変換を用いた2種類の誤り可視化を設計してきた.本稿では,2種類の誤り可視化をより妥当なものに再設計するため,現状の可視化を誤答ケースごとにロバストシミュレータのヒューリスティクスと照らし合わせ,分析した.そしてその結果をもとに,妥当な可視化になるように2種類の可視化の再設計を行う.
This paper addresses the test theory and natural language understanding.
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