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子育て研究
Online ISSN : 2189-7581
Print ISSN : 2189-0870
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子別れと自尊・他尊
根ヶ山 光一
2013 年 3 巻 p. 3-7
発行日: 2013年
公開日: 2020/10/20
DOI
https://doi.org/10.24719/jscr.k03001
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(5781K)
母親に対するマインドフル・ヨーガの効果検討
相馬 花恵, 越川 房子
2013 年 3 巻 p. 8-17
発行日: 2013年
公開日: 2020/10/20
DOI
https://doi.org/10.24719/jscr.k03002
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本研究では、育児期の母親を対象に、近年注目されているマインドフル・ヨーガを実施し、母親の心的態度および心的適応に及ぼす効果を検討した。その際、心的態度には、今ここにおける経験に対する「気づき」および「受容的態度」を、また、心的適応には、「不安」および「本来感」を採用した。結果は以下の通りである。まず、介入期間の前後で「気づき」が高まった。一方、「受容的態度」に変化は見られなかった。さらに、不安および本来感はともに改善の方向に変化した。本研究により、マインドフル・ヨーガが、これまで重要と認識されていながらも、直接的な働きかけが希薄であった「気づき」といった心的態度を育成し、さらに、不安や本来感といった母親の心的適応を改善させる、効果的な介入であることが示された。
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(13566K)
産褥入院中の初産婦が受ける育児支援
―「二人称的かかわり」を中心に―
永田 裕子, 佐伯 胖
2013 年 3 巻 p. 18-27
発行日: 2013年
公開日: 2020/10/20
DOI
https://doi.org/10.24719/jscr.k03003
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産科施設で出産後から退院までの間に行われている初産婦への育児に関する支援(指導)は、一般的に医学・生理学的な知識を基にした「三人称的」な内容であり、赤ちゃんに対する情感を込めた「二人称的かかわり」への指導はほとんど行われていない。その為、出産直後の初産婦の多くは「正しい手順」をこなすことに気を取られて余裕を無くし、自信を持てないまま育児をスタートしているのが現状である。本研究では、Reddy(2008) の「二人称的かかわり」を出産直後の育児指導、特に従来その指導が「技術的指導」中心になりがちの沐浴指導に焦点を当てて、育児指導の様々な「関わり方」に多様な「二人称的かかわり」を取り入れた支援を試みた。その結果、初産婦は出産後の育児不安を解消し、児との関わりに自信や余裕を持ち、児との心的交流に喜びを見出していた。本論文の成果は、出産直後の育児指導で行われる「三人称的」知識・技術の伝達を否定するものではなく、育児指導の中の様々なチャンスに、母親(父親も)が児への「二人称的かかわり」を取り入れることの可能性とその有効性を示したものである。
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(15420K)
保護者にとっての「放課後子ども教室」
―岐阜市「放課後チャイルドコミュニティ」事業を事例として―
益川 浩一
2013 年 3 巻 p. 28-33
発行日: 2013年
公開日: 2020/10/20
DOI
https://doi.org/10.24719/jscr.k03004
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本稿では、岐阜市における「放課後子ども教室」の実践を事例として取り上げ、「放課後子ども教室」に参加している児童の保護者を対象にしたアンケート調査結果の検討をもとに、児童の保護者は「放課後子ども教室」についてどう感じているのかについて報告を行った。「放課後子ども教室」に参加している子どもの保護者からは、「放課後子ども教室」をめぐって、①子どもたちがさまざまな遊びや活動を体験できる場である、②子どもの変化が感じられる場である、③子どもの安全な遊び場であり、子どもの人間形成において地域がもつ意義が確認された、と捉えられていた。「放課後子ども教室」においては、地域の大人たちが地域ボランティアとして関わり、多様な活動が行われていた。「放課後子ども教室」は、一定程度、多様な人びととの共同活動とコミュニケーションを通じて子どもの人間形成(社会化)が図られる場であり、「開かれた家庭」が形成される契機として捉えることができる。
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(8199K)
万引きの再犯防止につながる保護者の対応の検討
―親子関係が万引きした際の対応に及ぼす影響―
大久保 智生, 杉本 ゆか, 常田 美穂, 高橋 護, 岡田 涼, 時岡 晴美
2013 年 3 巻 p. 35-44
発行日: 2013年
公開日: 2020/10/20
DOI
https://doi.org/10.24719/jscr.k03005
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本研究の目的は、香川県内の保護者を対象として、親子関係が万引きした際の対応に及ぼす影響について検討することであった。具体的には、まず、性別、万引きの経験によって養育態度、親子の関係性、子どもの変化への関心、万引きした際の対応が異なるのかについて検討を行った。次に、養育態度と親子の関係性が子どもの変化への関心を媒介として万引きした際の対応に及ぼす影響について検討を行った。未成年の子どもがいる香川県内の保護者267名(男性111名、女性156名)に調査を実施した。その結果、性別や万引きの経験によって、万引きした際の対応が異なっていた。また、養育態度と親子の関係性は、子どもの変化の関心を媒介として、万引きした際の対応に影響を与えていることが明らかとなった。したがって、普段からの親子関係が万引きをした際の効果的な対応につながることが示唆された。
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