フェナンスリジン誘尊体は、amaryllidaceaeアルカロイドでありまた抗白血病(8,9-dimethoxyphenanthridinium salts)、抗PARP(phenanthridones)、発ガン物質(ethidium bromide)など広い生理活性を有している。フェナンスリジン誘導体の合成は、ここ50年らい試みられ、多くの報告がある。我々は、3または4位に電子吸引性基を有する2(1H)-キノロン誘導体をジエノフィルとするDiels-Alder反応を用いたフェナンスリドン類の合成を報告してきた。本総説では、フェナンスリジン誘導体の合成法を分類して概説する。
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