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原稿種別: 表紙
2002 年866 巻 p.
Cover1-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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原稿種別: 目次
2002 年866 巻 p.
Toc1-
発行日: 2002/03/10
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原稿種別: 付録等
2002 年866 巻 p.
App1-
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角 洋一
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
1-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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林田 滋, 池田 良穂, 片山 徹, 鈴木 宏始
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
2-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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本研究は,従来の概念に挑戦して,全長0.5m以下の超小型模型を用いた高速艇の抵抗試験法を開発することを最終目標として,その第一歩として実現可能性の調査を行った。超小型模型を含む相似模型に対し,姿勢拘束模型の流体力計測を行い,揚力,トリムモーメントおよび抵抗係数に及ぼす尺度影響を実験的に明らかにし,流体力データに尺度影響補正を施した航走姿勢シミュレーションを行った。その結果,スケールの違う船体の航走姿勢および抵抗を比較的精度良く推定でき,超小型模型を用いた抵抗試験法の可能生が検証された。[graph]
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陳 作鋼, 土井 康明
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
2-
発行日: 2002/03/10
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魚のように波状に翼型が変形することによる推進を数値シミュレーションにより明らかにした。計算にはRANS式を用い,乱流モデルには改良Baldwin-Lomaxモデルを用いた。計算結果,波状変形することによりレイノルズ数が2×10^6では乱流境界層が層流化し,摩擦抵抗が剛体翼の場合よりも少なくなることを示した。[graph]
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西尾 茂, 中村 研
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
2-
発行日: 2002/03/10
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多関節翼模型を用いて,体躯屈曲により推力を発生する魚類型推進に関する研究を行った。2次元ではあるが魚類型推進を忠実に再現し,基礎的な推進特性の検討を可能とする多関節翼模型を設計・製作した。これを用いて,流れの可視化,流体力計測,PIVによる流揚計測の結果から,遊泳運動の違いによる抵抗特性の推定と,これを用いた自航状態における発生推力の推定法の提案を行った。その結果,泳動運動の位相速度の違いによる推力発生量の違いと,自航速度の変化についての基礎データを得ることができた。[figure]
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宇野 雄哉, 朴 鍾千, 宮田 秀明
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
2-
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公開日: 2018/03/28
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CFD技術を用いて実海域波浪のシミュレーションを行うことを目的として,数値波動水槽における波浪環境再現装置の開発を行った。Navier-Stokes方程式を解く3次元数値波動水槽(NS-MAC NWT)を利用し,波のエネルギースペクトルの入力を可能にし,多方向不規則波の数値シミュレーションを可能にした。また,あわせて数値波動水槽の格子依存性の検証および,応用的な利用の一例として集中波(Bu11's eye wave)の数値造波シミュレーションを行った。[graph]
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大内 一之, 福宮 健司, 山磨 敏夫, 荻原 誠功
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
3-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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栄養塩の豊富な深層水を汲み上げ海域の基礎生産力を増やし,漁場を造成するための海洋肥沃化装置の研究開発がマリノフォーラム21にて行われている。栄養塩濃度の高い水塊を有光層に滞留させる手段として密度流に注目し,成層した海域における密度流の挙動について縮尺モデルにて実験を行い,密度流の厚さ,広がり速度,希釈率等の挙動を実験的に研究した。本研究により海洋肥沃化装置の放水設備設計についての指針が得られた。[graph]
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池本 晶彦, 加藤 洋治, 吉田 有希
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
3-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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摩擦抵抗低減のために船体から吹き出すマイクロバブルを計測するボイド率計を開発した。外板に取り付けたストラット内にCCDカメラとLEDストロボを設置し,マイクロバブルの静止画像を撮影した。その画像を解析することによりボイド率分布を計測した。計測結果によれば直径0.5mm程度の気泡が多く,船底より5〜10mmにピークがある分布となった。[figure]
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平山 次清, 朴 承根, 平川 嘉昭, 高山 武彦
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
3-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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航走船舶が出会う波浪をリアルタイムに精度良く計測することは長年の課題である。これが可能となった場合のメリットは大きい。船舶の運航,海洋構造物の稼動の有効な情報がリアルタイムで得られるだけでなく,その蓄積は信頼度の高い波浪データベースの構築,ひいては船舶・海洋構造物の計画・設計,地球環境評価にとっても重要なものとなるからである。本論文はすでに本学で開発した波浪計化した舶用レーダーの波高に関する弱点を克服し,よりロバストな新しいシステムを提案し試行した結果を報告するものである。[figure]
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小寺山 亘, 中村 昌彦, 池渕 哲朗, 高津 尚之, 藤井 智史, 佐藤 健治
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
3-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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ヒーブ応答関数を利用する波浪計測用ブイシステムの開発研究を行った。模型実験によりブイの周波数応答計算精度,波浪計測手法の検証を行った後,実機を製作,沖縄海域に設置の上,2001年3月より運用を開始した。本手法により計測された波浪を精度検証のためにブイに搭載された相対水位計により直接計測された結果と比較した結果よい一致が得られたので成果を報告する。[graph]
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村井 基彦, 影本 浩
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
4-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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規則的に円柱が並ぶような多列円柱群に規則波が入射したとき,周波数によっては円柱間の相互干渉影響により同調現象を生じる。また,そうした同調現象においては,減衰力が応答振幅を決める支配的な要因となり,わずかな減衰力の存在によって応答が大きく減少することが知られている。本研究では減衰力としてコラム表面での粘性影響を想定し,その影響に関して,コラム支持型大型浮体をの流力弾性応答ならびに波浪場を対象に検討を行った。[figure]
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岸本 隆, 貴島 勝郎
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
4-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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海難事故により自力航行が不能な状態に陥った損傷船を現場海域から撤去する手段としては,タグボートによる曳航が一般的である。本研究では,様々な曳航状態,海象条件の下で曳航シミュレーション計算を行い,曳船・被曳船の運動特性や曳航索の張力変動等に着目し,曳航作業の安全性について検討を行った。[graph]
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湯川 和浩, 星野 邦弘, 原 正一, 山川 賢次
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
4-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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1997年のナホトカ号の事故や1999年のエリカ号の事故では,船体が荒天下で折損し,沿岸は多大な海洋汚染に見舞われた。海難事故で損傷した船は,2次災害を防止するためにも,早急に安全な海域に曳航する必要がある。しかし,船体が折損した場合,その安定な曳航法や曳航時の運動を取り扱った研究は過去に例がなく,海難事故の現場でも曳航する側の経験に頼るところが大きいように思われる。そこで,折損したタンカーの船首部模型による水槽試験とその結果を用いた曳航シミュレーション計算を行ない,曳船・被曳船系の保針性能とふれまわり運動について検討を行なったので結果を報告する。[graph]
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黒田 貴子, 池田 良穂, 片山 徹, 重廣 律男
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
4-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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大波高横波中における船舶の大振幅横揺れを模型実験によって計測した結果,横復原力の非線形性に基づくものとは異なる非線形現象が現れた。この現象は,大波高においては,横揺れの同調付近の波周波数だけでなく,それよりも高周波数側の広い波周波数域において非常に大きな横揺れをするもので,さらに上下揺れの固有周期付近においては,横揺れ振幅が跳躍する現象も出現するというものである。この現象の発生には,大波高横波中における漂流速度の急増による出会い周波数の変化が大きな役割を演じていることが明らかとなった。[graph]
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前田 久明, 増田 光, 林 昌奎, 居駒 知樹, 伊藤 和彰, 加納 裕三
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
5-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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本論文の目的は,幾何学相似モデルを用いた実験を行い,VIVによるライザーの挙動を把握することである。海象条件を模擬した一様流中,あるいは波浪中,強制動揺下においてライザーの挙動計測実験を行い,結果として,VIVがライザーの高次モードの変形に寄与していることを把握した。また,ライザーのトップテンション,表面粗度がライザーの挙動に大きく影響することを確認した。[graph]
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安川 宏紀, 尾崎 雅彦, 小暮 栄治, 大橋 正人, 石田 浩三, 平山 裕章
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
5-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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大水深域における石油掘削を可能とする,上端部に空気缶システムを備えた中間切り離しライザーの強度や挙動に関するデータを取得するため,実機で長さ750m,模型で約17mのライザー模型を用いて,潮流中不規則波中試験を実施した。その結果,波方向に対して横方向に,渦励振による大きな曲げモーメント変動が発生し,その有義値は主流方向に発生する曲げモーメント変動と同じオーダであること,また,空気缶の装着は,掘削時のライザー曲げモーメント変動を増幅させる方向にあることが分かった。[graph]
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志村 拓也, 網谷 泰孝, 澤 隆雄, 渡邊 佳孝, 鈴木 英之
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
5-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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現在,しんかい6500に装備されているスラスタ類は,立上りの反応が遅く,複雑な運動をすることができない。そこで,反応の速いスラスタとドップラーソーナーを装備して,高度な操船を可能にする推進操縦装置の開発を目指して本研究を行った。本論文では,しんかい6500に試験スラスタを試験的に装備して行った実海域試験の結果を述べる。自動制御による前後進方向の位置保持試験では,最適制御とOssmanの適応制御の2つの制御理論を用いて実験を行い,非常に高い精度で位置保持をすることができた。[graph]
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一色 浩
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
5-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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海底トランスポンダー位置の高精度推定のためには,水中音速の同時推定が極めて有効である。第1〜3報では潮流速を零としたが,本報では水中音速ばかりでなく,潮流速のある場合について考察している。潮流が既知の場合および潮流も含めて未知の場合について考察している。海底トランスポンダー位置の高精度推定のためには,潮流の影響を無視できないことが示されている。[graph]
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林 昌奎, 小林 豪毅, 深井 英五, 岡田 和三
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
6-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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マイクロ波散乱計の出力から海面情報を引き出すには,海面におけるマイクロ波の散乱特性を理解することが不可欠である。その散乱メカニズムを解明するための基礎データの収集を目的として,実験水槽においてマイクロ波散乱計による計測を行った。本論文では,そのための実験・解析手法およびマイクロ波散乱計の特性について述べるとともに,実験条件に対して既存の電磁波散乱モデルの適用を試みた。その結果,散乱強度については,その傾向をBragg散乱モデルで説明することができた。また,ドップラーシフトから計算される水平方向の速度は後方散乱体の移動速度を表していることがわかった。[graph]
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平山 次清, 崔 龍虎, 平川 嘉昭
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
6-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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近年海洋研究者により海洋波のスペクトルが従来のPM型のω^>-5<型ではなくω^>-4<型になっていることが示されている。ITTCの報告書でも検討を要請しており,船舶・海洋の分野でも導入が図られるものと考えられる。ここでは,新たにω^>-4<型スペクトルの標準型(T1,T2型)を提案し,それを使用した短期予測,長期予測(運動,縦曲げモーメント)や平均周期がPM型スペクトルの場合とどの程度異なるかについて検討した。
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福地 信義, 胡 長洪
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
6-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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フリー
内業工場における溶接・切断時に発生する金属ヒュームによる空気汚染は労働安全上問題となることが多く,その換気システムの改善が要請される傾向にある。このため,切断・溶接作業時に発生するヒュームを低濃度の極微細粒子を含む気相流と考え,非等温場の運動量・温度・ガスの輸送方程式に基づき換気流とヒューム濃度の数値解析を行った。さらに,内業工場をモデル化した擬似2次元模型を用いて,着色塩水の比重差置換による模擬的な流動可視化実験を行い,相似則を用いて実験と計算の比較をし,ヒューム流動状態を解明する方法としての妥当性を調べた。[figure]
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奥本 泰久, 中馬越 幸次, 井上 重穂, 馬場 脩
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
6-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
解説誌・一般情報誌
フリー
本報はグラインダ作業についてヒューマンモデルによる人体負荷解析を行った。また,近年商品設計などに導入され始めた感性工学的手法を用い,実際の作業者の体感を感性情報処理によって解析し,ヒューマンモデルによる解析結果と比較,検討した。下図はSD評価の結果をまとめたものである。下向き・横向き作業に比べ,上向き作業の方が身体上厳しい評価であることがわかる。[graph]
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久保 登, 勝原 光治郎, 菅 直往, 金 相賢, 李 永雨
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
7-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
解説誌・一般情報誌
フリー
モーダルシフトの掛け声の下,フェリー・RORO物流の一層の活躍が期待されているが,必ずしも成功していない。新規航路の設置や既存航路の建て直しに際して需要予測の方法が得られる必要がある。本稿では,計算機上に国内物流経路ネットワークを設定し,犠牲量モデルと最短経路探索手法(ダイクストラ法)を用いた,各物流経路の需要量を推定するシミュレーション手法の構築について報告する。[figure]
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古川 慈之, 増田 宏, 大和 裕幸, 白山 晋
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
7-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
解説誌・一般情報誌
フリー
3次元CADの利用が進み,船型設計で作成・利用される形状データとして曲線・曲面の割合が増加している。今後,過去のデータの閲覧や利用をネットワーク経由で行うことを考えると,転送データ量を抑える必要がある。本研究では曲線と曲面を対象とした形状データ圧縮法について述べる。曲線では端点を結ぶ線分,曲面では境界曲線から得られる内挿曲面を利用して,それぞれの差分表現を定義する。差分表現に対して離散コサイン変換を用いた損失のある圧縮を行い,許容誤差の指定により目的に応じたデータ量の調整を可能とする。[figure]
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重見 利幸, 朱 庭耀
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
7-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
解説誌・一般情報誌
フリー
強度評価に用いる設計荷重は従来標準荷重としての意味合いが強かったが,設計荷重を長期予測値あるいは実現に船舶が遭遇する海象と合理的に関連付けることができれば,船舶の合理的設計及び安全運航に結びつくと期待される。このような観点から,タンカーの主要構造部材を対象として,設計荷重の実用的設定法を提案する。その内,第1報ではタンカーの主要構造に生じる応力の長期予測値(超過確率Q=10^>-8<)と等価な応答値を発生させる短期海象を設計海象として提案する。さらに,シリーズ計算により設計海象の簡易算式を提案する。
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重見 利幸, 朱 庭耀
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
7-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
解説誌・一般情報誌
フリー
強度評価に用いる設計荷重は従来標準荷重としての意味合いが強かったが,設計荷重を長期予測値あるいは現実に船舶が遭遇する海象と合理的に関連付けることができれば,船舶の合理的設計及び安全運航に結びつくと期待される。このような観点から,タンカーの主要構造部材を対象として,設計荷重の実用的設定法を提案する。その内,第2報では設計海象下で生じる不規則波中の応答値と等価な応答値を発生させる規則波を設計規則波として提案すると共に設計規則波中において船体構造に加わる荷重を設計荷重として提案する。さらに,シリーズ計算によりこれらの簡易算式を提案する。[graph]
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土岐 直二
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
8-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
解説誌・一般情報誌
フリー
著者は,従来の長期予測法に代えて新しい設計値設定手順を構築すべきことを指摘し,設計海象の設定と設計海象下における短期応答の推定からなる手順を提案した。本論文では,その手順の妥当性を検証するため,先に実施した冬季北太平洋における実船計測の供試船を例に取ってシリーズ計算を行い,非線形性の顕著な縦曲げモーメントについて設計値の妥当性を検証すると共に運航限界を推定して実船計測結果(○印)と比較した。[graph]
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誉田 登, 有持 和茂, 鈴木 秀一, 渡邊 栄一, 多田 益男, 山本 元道, 高 允宝, 矢島 浩
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
8-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
解説誌・一般情報誌
フリー
前報では,組織を適切に制御した開発鋼が大気中疲労き裂進展抵抗性に優れていることを示した。本研究では開発鋼が海水中においても進展抵抗性に優れると共に,海水中疲労強度,すなわち疲労き裂発生特性にも優れていることを明らかにした。図に示すように36キロ鋼のA〜C鋼,KA32鋼に比べ,開発鋼の腐食疲労強度は高疲労強度である。論文ではこのような腐食疲労特性に及ぼす材料因子を考察している。[graph]
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谷 徳孝, 小林 克壮, 大江 憲一, 宮崎 建雄, 中園 博, 宗像 真一, 野本 敏治, 武市 祥司
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
8-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
解説誌・一般情報誌
フリー
船体平行ブロック組立におけるスキンプレートの板継溶接を対象として,熱弾塑性FEM解析および実船への本鋼板の適用により,工作精度に及ぼす圧延残留応力の影響を検討した。その結果,FCB板継溶接時の幅収縮に及ぼす鋼板残留応力の影響は大きく,従来のTMCP鋼板は,溶接開始側から終了側にかけて,幅収縮量がばらつくのに対し,残留応力制御型TMCP鋼板は,安定した幅収縮量であることを実証した。[graph]
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寺崎 俊夫, 山川 大祐, 藤内 俊平
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
8-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
解説誌・一般情報誌
フリー
ビードオンプレート溶接を取り上げ,実験値と数値解析値を比較検討しながら,高精度な数値解析手法を確立する上での注意点である(1)要素分割の方法,(2)材料定数の温度依存性を検討した。その結果,残留応力・溶接変形の発生原因である固有ひずみ分布に関連した最高温度上昇および降伏応力がほぼ零と見なせる力学的溶融温度に注目して,要素分割を行えば残留応力・溶接変形の高精度な数値解析が行えることが判明した。一例として横収縮の計算結果と実験値の比較を図に示す。次に,線膨張係数と降伏応力の温度依存性が重要であることを数値解析で明らかにした。[graph]
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山田 安平, 竹本 博安
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
9-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
解説誌・一般情報誌
フリー
本研究では,双胴船が斜波中を航走中に受けるピッチコネクトモーメント(PCM)に対する連結部フロア強度の簡易解析法を提案した。長さ16mの実双胴船モデル及び長さ32mの箱形双胴船モデルを対象としたFEM解析を行い,簡易解析法の精度を検証した。その結果,本解析法により,比較的良好に連結部フロアの応力値を推定できることが分かった。また,ルールで採用されている4点式集中荷重をSin波状分布荷重と比較することにより,前者は,応力集中により,連結部端部応力を過小評価することからPCM解析には適当ではないことが分かった。[figure]
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矢尾 哲也, 桑村 幸伸, 古井 成知, 藤久保 昌彦, 柳原 大輔, 松井 良太, 藤井 一伸
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
9-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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チップ船中央断面の1/10縮小模型試験体を製作し,サギングの縦曲げ荷重を作用させて座屈崩壊試験を実施し,上甲板の座屈崩壊が全体崩壊の引金となることを明らかにした。さらに,Smithの方法を適用して縦曲げ逐次崩壊の簡易解析を実施し,試験結果と良い相関を得た。[graph]
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矢尾 哲也, 林 茂弘, 村上 睦尚, 桑原 隆彦
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
9-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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円孔を有する矩形板に1方向圧縮荷重が作用する場合を対象として実施した有限要素法による弾塑性大たわみ解析の結果に基づき,有孔矩形板の最終強度推定法を提案し,その精度を確認した。さらに,2方向圧縮荷重を受ける場合を対象として,最終強度相関関係を明らかにした。[graph]
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清水 泰斗, 荒井 誠
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
9-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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従来の船体構造設計では,構造重量や応力等の複数の応答を個々に扱い,その中の一つの応答を目的関数とし,それ以外の応答を制約条件にすることで最適化を行ってきた。このような最適化法をとる理由は,船体構造の応答の最適化傾向がそれぞれ相反することが多々あるためである。そこで,本研究では複数の応答の同時最適化について,パレート解の考え方を取り入れた応答曲面法を用いることにより,相反する最適化傾向を示す複数の応答を考慮した最適化手法を提案し,その有効性を油槽船舷側タンクの形状最適化を例に検討した結果を示す。[graph]
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武田 裕, 楠本 裕己, 根木 勲
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
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発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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上構の振動応答解析では,全船をFEMでモデル化して解析する手法をとっても精度は十分ではない。その原因として,起振力と減衰の推定精度に問題がある,モデル化を省略した局部構造が振動特性に影響を与える,があげられる。本報では,最初にVLCC上構で前後スイープ加振試験を行い,既知起振力への応答特性を計測した。つぎに振動特性に影響を与える局部構造を忠実に再現したFEMモデルでシリーズ計算を行い,固有振動数に与える影響を検討し,精度良いモデル化指針を得た。さらに前報の同定法を用いて本船上構の減衰係数を同定し,十分な精度で推定できた。[graph]
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荒井 誠, Makiyama H. S.
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
10-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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船舶のバラスト水による海洋汚染防止のため,寄港地でのバラスト水交換を規制する動きがあり,陸地から離れた外洋でのバラスト水交換が検討されている。しかしながら,外洋でのバラスト水交換にはスロッシング発生の危険性がある。本論文では,著者らが開発したスロッシングの数値シミュレーション法を用いて実際の海象を模擬した不規則海面におけるバラスト水交換の数値シミュレーションを行い,著者らの手法の有効性を示すとともに,数値シミュレーションの結果得られた洋上バラスト水交換に関する知見について述べる。[graph]
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荒井 誠, Cheng Liang-Yee, 熊野 厚, 宮本 武
原稿種別: Article
2002 年866 巻 p.
10-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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One of the critical points in the numerical simulation of liquid sloshing is the assessment of the hydrodynamic impact pressure. Unnatural violently-oscillating time histories of the impulsive pressure, caused by unstable or even non-converging numerical computation, are generally obtained by the available numerical methods. The unstable nature of the impulsive pressure computation is investigated in this paper. Also, a new numerical technique for accurate and stable assessment of the impact pressure is proposed. The comparisons of the computed results with the experimental ones confirmed the accuracy of the proposed technique. The improvements achieved over the existing approaches are also shown.[graph]
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鈴木 英之, 中條 俊樹, 長田 章秀
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
10-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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セミサブメガフロートの実現化には,ポンツーン型に比較して高いコストの削減が不可欠であり,特に初期コストの大部分を占める建造費を減らすためには構造重量の削減が大きな意味を持つ。本研究では中規模セミサブメガフロートに対し,その構造重量をデッキ型深さ,カラム半径,カラム本数を変数として表現し,浮体に働く曲げ応力を許容応力以下に抑えつつ構造重量の最適化を行った。その結果を元に構造応答解析プログラムによる詳細な解析を行い良好な最適解を得た。[graph]
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村井 基彦, 井上 義行, 木部 智之
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
11-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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これまで,ポンツーン型やコラム支持型の超大型浮体については多くの研究発表が行われ様々な知見が得られそれぞれの長短所が分かってきた。そこで,本研究では,さらなる応答特性をもつと期待される,波無し点のあるワーディング付コラムに着目し,それによって支持された超大型浮体の流力弾性応答について数値計算を行い,その特性について検討を行った。図は,波無し点における円柱支持型浮体とフーディング付コラム支持型浮体の変位振幅分布の様子である。[graph]
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渡辺 喜保
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
11-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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ドルフィン係留された超大型浮体の地震時挙動に関し,浮体の面内弾性および地震波伝播速度の影響が明確にされるにはいたっていない。ドルフィン係留された超大型浮体に対し正弦波形の地震波を与え,浮体の面内変形を考慮し,地震波の周期および伝播速度を変化させた時刻歴応答解析を行い,浮体の変位,フェンダー反力及びドルフィン反力と地震波周期の関係等を求めた。その結果,地震波に対し,浮体におけるyaw,sway,2節以上の弾性振動のモードでの共振,フェンダーの共振,ドルフィンの共振および地盤の共振が発生すること等を示した。[graph]
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編集委員会
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
12-
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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神浦 眞帆
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
13-18
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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宮崎 建雄, 大窪 博
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
19-21
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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畑井 洋一郎, 森嶌 義雄
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
22-25
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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杉本 広憲
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
26-28
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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土居 一幸
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
29-34
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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佐々木 高幸, 出本 政徳
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
35-37
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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竹村 誠洋, 北川 尚男
原稿種別: 本文
2002 年866 巻 p.
38-41
発行日: 2002/03/10
公開日: 2018/03/28
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