詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "アラビノキシラン"
345件中 1-20の結果を表示しています
  • 物部 真奈美, 山本(前田) 万里, 松岡 由記, 金子 明裕, 平本 茂
    日本食品科学工学会誌
    2008年 55 巻 5 号 245-249
    発行日: 2008/05/15
    公開日: 2008/06/30
    ジャーナル フリー
    小麦ふすまから抽出した
    アラビノキシラン
    の免疫賦活活性をマクロファージ様に分化させたヒト白血病細胞株HL60細胞の貪食活性を指標に検討した.本研究で得られた小麦ふすま
    アラビノキシランの活性は米糠およびとうもろこし由来アラビノキシラン
    に比べ有意に高く,さらに,小麦ふすま
    アラビノキシラン
    の活性を分子量別に調べた結果,その活性は分子量5kDa以上の高分子分画によりもたらされていることが明らかとなった.本研究で得られた小麦ふすま
    アラビノキシラン
    は,食餌性高分子
    アラビノキシラン
    の腸管免疫に対する影響を調べる上で有効な素材になると考えられる.
  • *竹澤 夏菜, 奈良 一寛, 中村 彰男, 山本 剛優, 伊藤 政喜
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2023年 34 巻 2P-16
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/09
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】スナック菓子の原材料としても多く利用されているトウモロコシは食物繊維の豊富な全粒穀物の一つである。ポップコーンの食物繊維について調査したところ,フェルラ酸が結合する

    アラビノキシラン
    の存在が明らかとなった。発酵性食物繊維である
    アラビノキシラン
    を摂取することで腸内細菌叢の多様性が保持されるが,フェルラ酸が結合しているポップコーンの
    アラビノキシラン
    における生理機能は十分に明らかになっていない。そこで本研究では,ポップコーンの発酵性食物繊維における胆汁酸の吸着能について検討した。

    【方法】ポップコーンおよびその外皮を試料とした。粉末化した試料の一定量にコール酸を懸濁し,37℃で1時間保温した。その後,遠心分離し,上清中の総胆汁酸量を定量し,吸着能を評価した。それぞれの試料の一部にα-アミラーゼおよびアミログルコシダーゼを加え,残さをポップコーンおよび外皮における

    アラビノキシラン
    画分とした。
    アラビノキシラン
    画分についてもコール酸の吸着能についても評価した。

    【結果・考察】ポップコーンおよび外皮が胆汁酸吸着に及ぼす影響を調べたところ,コール酸の吸着能は,外皮で大きく,いずれも添加量に伴って大きくなる傾向が確認された。ポップコーンおよびその外皮から

    アラビノキシラン
    画分が344 mg/gおよび785 mg/g得られた。どちらの試料でも
    アラビノキシラン
    画分の分別前に比べ吸着能が顕著に大きくなり,試料の添加量に伴って増加したが,ポップコーンと外皮での吸着能は同程度であった。ポップコーンの外皮に多い
    アラビノキシラン
    は,胆汁酸を吸着することが明らかとなったことから,ポップコーンが血中コレステロールの低減に寄与する可能性が示唆された。

  • *菅 尚子, 額 惠理香, 内田 はるか, 川畑 球一, 坂本 薫
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2022年 33 巻 A-9
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/02
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】玄米は、食物繊維を多く含むことから、プレバイオティクス作用が期待されている食品の一つである。しかし、玄米の食物繊維の多くは不溶性であり、善玉菌に対する資化性を高めるには、それらを水溶化させる必要がある。そこで本研究では、玄米のプレバイオティクス性を高める調理加工方法を明らかにすることを目的として、加工による機能性成分の変動と食物繊維の一つである

    アラビノキシラン
    の水溶化について検討した。

    【方法】玄米を原料として、穀物膨張機によりパフ加工したサンプルを二種、また焙煎機により焙煎したサンプルを二種作製した。機能性成分量の評価として、抗酸化性はDPPHラジカル消去活性で評価するとともに、フォーリンチオカルト法により総ポリフェノール含量を測定した。また、フロログルシノール法を用いて総

    アラビノキシラン及び水溶性アラビノキシラン
    の定量を行った。さらに、糠層では
    アラビノキシラン
    がポリフェノールの一種であるフェルラ酸と結合して存在していることから、高速液体クロマトグラフを用いて総フェルラ酸及び遊離フェルラ酸量について測定した。

    【結果・考察】未加工の玄米と比較して、パフ加工および焙煎加工したものは抗酸化活性および総ポリフェノール量が増加することを確認した。興味深いことに、水溶性

    アラビノキシラン
    量と遊離フェルラ酸量は、焙煎加工したサンプルにおいては減少したが、パフ加工したサンプルにおいては顕著な増加が認められた。高い圧力下でパフ加工したサンプルにおいては、総
    アラビノキシラン
    と総フェルラ酸がともに減少したが、
    アラビノキシラン
    を顕著に水溶化したことから、パフ加工はプレバイオティクス効果を高めるのに適した加工方法であることが示唆された。

  • 青江 誠一郎
    人間生活文化研究
    2021年 2021 巻 31 号 441-445
    発行日: 2021/01/01
    公開日: 2021/12/03
    ジャーナル フリー

     大麦由来のβ-グルカンならびに小麦由来の

    アラビノキシラン
    を単離精製した素材を配合した飼料をC57BL/6Jマウスに給餌し,回腸に流入および盲腸を経由して糞中に排泄される胆汁酸量を調べた.本結果より,大麦β-グルカンの摂取により,糞中脂質の排泄は促進したが,回腸に流入および糞中に排泄される胆汁酸量は減少傾向にあることが明らかとなった.一方,小麦由来の
    アラビノキシラン
    の摂取は,回腸に流入および糞中に排泄する胆汁酸量に影響を与えないことが示された.以上により,大麦由来のβ-グルカンならびに小麦由来の
    アラビノキシラン
    の血清コレステロール濃度低下作用はこれまで提唱されてきた胆汁酸排泄促進ではない可能性が示された.

  • 倉掛 昌裕, 相知 一也, 木坂 渉, 小巻 利章
    Journal of Applied Glycoscience
    2005年 52 巻 3 号 281-285
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/07/07
    ジャーナル フリー
    125または130℃での希塩酸処理によるトウモロコシ種皮およびバガスの
    アラビノキシラン
    からのL-アラビノースおよびキシロースの生産性について調べた. L-アラビノース含量の高い
    アラビノキシラン
    を含むトウモロコシ種皮 (Ara/Xyl=0.590) では, 0.2 M HClで125℃処理において, 処理時間5分以内で, L-アラビノースがキシロースより優先的に遊離した. 5分間処理での収率は73%であったが, そのL-アラビノース組成は60%と高いものであった. 20分処理においてのL-アラビノースおよびキシロース生成量は162および290 mg/g corn hullであり,
    アラビノキシラン
    からの収率はそれぞれ89および99%であった. さらに処理後のセルラーゼ剤による加水分解でのグルコース生成量は非常に高かった. 他方, L-アラビノース含量の低い
    アラビノキシラン
    を有するバガスでは, 処理によるL-アラビノース収率は99%であったが, リグニンを多く含むためキシロース収率は63%で, 酵素反応によるグルコース生成量も低かった.
  • 前田 浩明
    日本未病システム学会雑誌
    2001年 7 巻 1 号 14-16
    発行日: 2001/08/15
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―中国中山間地域の直売所訪問者に対する配布調査―
    芦田 敏文, 吉田 晋一, 渡部博明
    農林業問題研究
    2011年 47 巻 1 号 102-107
    発行日: 2011/06/25
    公開日: 2013/04/24
    ジャーナル フリー
    In Japan, the production and demand for barley have diminished since the 1950s. While in 1960, the consumption of barley per capita was 8.1 kg, in 2007, it decreased to only 300 g. This paper examines how promotion can spur the demand for barley.
    We suggested that sampling would spur the demand for barley. Therefore, in November 2009, we asked visitors at a farmers’ market in a mountainous and hilly area of the Chugoku Region to try out a sample of barley with rice at home and answer a questionnaire.
    From the results, we clarified the following three points. First, sampling can lead most consumers to eat barley more. Second, an analysis of consumers’ acceptable price showed that the selling price of barley could be increased. Third, information for improving the image of barley could raise the consumers’ acceptable price for barley.
  • 田原 モト子, 三崎 旭
    日本栄養・食糧学会誌
    2001年 54 巻 4 号 205-211
    発行日: 2001/08/10
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    ワイルドライスの細胞壁を通常の方法により分画し, ペクチン7%, ヘミセルロース71%, セルロース22%を得た。このヘミセルロース含量は米に比しきわめて高く, 一方ペクチン含量は米より低かった。ヘミセルロース (可溶部) をさらにDEAEカラムクロマトグラフィーにより分画し三つの成分, H1, H2, H3を得た。陰イオン交換高速液体クロマトグラフィーによるウロン酸の分離分析およびメチル化分析の結果から, H1は米より分枝程度の低い中性
    アラビノキシラン
    と推定され, H2は酸性のグルクロノ
    アラビノキシラン
    , H3はガラクツロナンを主鎖とするペクチン性多糖と推定された。ワイルドライスの独特のテクスチャーは, 細胞壁のヘミセルロース含量が高いこと, 米細胞壁のヘミセルロースに比し
    アラビノキシラン
    の分枝程度が低いことと, 何らかの関わりがあるかもしれない。ヘミセルロース画分に期待される食物繊維効果の可能性については今後の重要な検討課題である。
  • 塔野岡 卓司, 吉岡 藤治, 青木 恵美子, 小前 幸三, 一ノ瀬 靖則, 金子 成延, 河田 尚之, 吉田 めぐみ
    育種学研究
    2011年 13 巻 3 号 74-79
    発行日: 2011年
    公開日: 2021/11/26
    ジャーナル フリー
  • 山下 博, 広野 辰彦
    日本食品工業学会誌
    1985年 32 巻 10 号 746-753
    発行日: 1985/10/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    パパインに起因するビールの噴き現象を防止するために酸性プロテアーゼ製剤をビールに添加したところ,沈殿物の形成が認められたことから,この生成原因を検討した。
    (1) ビール中の沈殿前駆物質は主にβ-グルカン(β-(1→3):(1→4)=1:2.3)であることを認めた。また大麦穀皮に存在する
    アラビノキシラン
    (アラビノース:キシロース=1:1.4:1.7)も前駆物質であることがわかった。
    (2) 沈殿生成因子として,β-グルカナービが確認さたれ。一方
    アラビノキシラン
    に作用する因子としてアラビノフラノシダーゼが明らかとなった。
    (3) 沈殿物は,β-(1→3):(1→4)=1:4.0の結合割合を持つβ-グルカンであることが明らかとなった。また
    アラビノキシラン
    は,アラビノース側鎖が切断されて沈殿化したものと推定した。
  • 望月 敬司, 宮永 顕正, 伏信 進矢, 塩野 義人, 村山 哲也, *小関 卓也
    Journal of Applied Glycoscience Supplement
    2009年 2009 巻 Ca-12
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/09/03
    会議録・要旨集 フリー
  • 児玉 俊明, 椎葉 究, 辻 啓介
    日本栄養・食糧学会誌
    1996年 49 巻 2 号 101-105
    発行日: 1996/04/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    小麦フスマ水溶性ヘミセルロース (WSH) から, 構造の異なる2種の
    アラビノキシラン
    (FA, FB) を分離調製した後, それぞれの成分の血圧上昇抑制効果を自然発症高血圧ラット (SHR) を用いて測定し, 血圧上昇抑制効果を有するヘミセルロース成分の構造およびその性質について検討した。FAは, WSH溶液の50%エタノール沈澱物として得られた。一方, FBは, WSHをセルラーゼオノズカによる酵素処理後, 限外濾過膜分離して, その高分子成分として得られた。陰イオン交換体DEAEカラムにより, FAはアラビノース側鎖の少ない
    アラビノキシラン
    AX-1に, また, FBは, アラビノース側鎖が多く, タンパク質やウロン酸を含む陽イオン交換体を有する
    アラビノキシラン
    AX-2に相当することがわかった。これらWSH, FA, FBを
    アラビノキシラン
    量で3%になるように試験食に配合した飼料をSHRに与えた。その結果, とくにFB配合試験区で, FA摂食試験区やコントロール区 (ヘミセルロース無配合区) に比べて, 有意に血圧上昇抑制効果が認められた。また, それぞれの試験食で飼育したSHRの糞便量は, コントロール区と比較して全ヘミセルロース試験区で増加したが, 糞便中のナトリウム量は, FB摂食区で最も高く, FA摂食区ではコントロールと差がなかった。また, WSH摂食区では, その中間の値を示したことから, WSH中に含まれるAX-2の量に比例してナトリウムが, 排泄される傾向にあり, 血圧上昇抑制効果との因果性が示唆された。以上の結果から, WSH中, AX-2成分に血圧上昇抑制効果があり, それは, AX-2のナトリウム排泄促進効果によることが示唆された。また, その理由として, AX-2に含まれるウロン酸および/またはタンパク質の陽イオン交換作用による腸管内でのナトリウムイオン吸着と, アラビノース側鎖の多い構造をもつ難分解性食物繊維による排泄促進効果による複合的作用が考えられた。
  • *一ノ瀬 靖則, 小前 幸三
    日本作物学会講演会要旨集
    2009年 227 巻
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/03/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 藤田 雅也, 八田 浩ー, ーノ瀬 靖則, 小田 俊介, 久保 堅司, 松中 仁
    育種学研究
    2010年 12 巻 4 号 140-143
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/11/16
    ジャーナル フリー
  • 後藤 理佐, Bruce R. THOMAS, Raymond L. RODRIGUEZ, 梶原 康博, 高下 秀春, 大森 俊郎
    日本醸造協会誌
    2002年 97 巻 2 号 143-149
    発行日: 2002/02/15
    公開日: 2011/09/20
    ジャーナル フリー
    糖の新しい分析法FACE法を用い, 大麦焼酎もろみに含まれる糖の分析を行った。この方法により, 大麦焼酎もろみ中のグルコースやアラビノース, キシロース, またその重合体を視覚的にとらえることができた。大麦焼酎もろみには, 大麦由来の
    アラビノキシラン
    が多く存在し, もろみ中の酵素だけでは完全分解することが困難であることが示唆された。また, 大麦焼酎もろみ中の単糖類, 多糖類の経時的変化を視覚的にとらえ, 簡単に定量することができた。さらに, ヘミセルラーゼ濃度を変えて添加したもろみの比較を行ったところ, 酵素剤の作用による
    アラビノキシラン
    の低分子化がどのように起こっているかが明らかとなった。本報はFACE法がもろみのように複雑で変化しやすい組成を持った糖類の挙動を検討するために有用な手段であることを立証した。
  • 前田 浩明
    日本未病システム学会雑誌
    2000年 6 巻 2 号 65-67
    発行日: 2000/12/20
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
  • 中田 克, 池田 達哉, 一ノ瀬 靖則, 野方 洋一, 関 昌子, 青木 秀之, 加藤 常夫, 小前 幸三, 長嶺 敬
    育種学研究
    2018年 20 巻 2 号 124-132
    発行日: 2018/12/01
    公開日: 2018/12/18
    [早期公開] 公開日: 2018/10/23
    ジャーナル フリー HTML

    オオムギは穀粒にβ-グルカンなどの機能性成分を多く含む特徴をもつが,その含量をさらに高めたオオムギ品種が求められている.本研究ではADP-グルコーストランスポーターをコードするLys5遺伝子の変異がβ-グルカンなど複数の機能性成分の含量を著しく向上させることを報告する.「四国裸97号」の変異集団から選抜された「谷系QM-1」と,「谷系QM-1」に農研機構中央農業研究センター北陸研究拠点で育成された系統を交配して得られた後代系統の一部では,穀粒の粒厚が薄く,表面にしわがあった.これらのしわ粒系統では総デンプン含量が著しく低下しており,大粒デンプンの形態異常が観察された.また,β-グルカンに加えて

    アラビノキシラン
    ,フルクタン,レジスタントスターチ,γ-アミノ酪酸を著しく多く含んでいた.Lys5遺伝子の変異アリルをもちβ-グルカン含量が高い既存品種「ビューファイバー」においてもこれらの機能性成分含量の増加や,デンプン粒の形態異常が観察された.そこで「谷系QM-1」とそれを母本とする後代系統についてLys5遺伝子の塩基配列を解析したところ,しわ粒系統のみに共通する1カ所の非同義置換が見出されたことから,この変異が「谷系QM-1」において複数の機能性成分が増加した原因と考えられた.「谷系QM-1」の新規lys5アリルは様々な機能性成分を多く含むオオムギ品種の育成に有用であると考えられたため,アリル名をlys5.iとし,遺伝子型判別用のdCAPSマーカーを開発した.

  • *塔野岡 卓司, 青木 恵美子, 吉岡 藤治, 乙部 千雅子
    日本作物学会講演会要旨集
    2010年 230 巻
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/09/02
    会議録・要旨集 フリー
  • 渋谷 直人
    日本釀造協會雜誌
    1977年 72 巻 1 号 14-17
    発行日: 1977/01/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    米の胚乳細胞壁は量的には非常に少ない組織であるが, 澱粉粒やプロティンボディーを包みこんで米粒構造の維持に重要な役割を果しているものであり, 清酒醸造における蒸米の溶解性, 消化性と深い関係があると考えられる。今回は長年米の胚乳細胞壁の研究を続けている著者に, その組成と構造について詳細に解説していただいた。
  • *一ノ瀬 靖則, 金子 成延, 小前 幸三
    日本作物学会講演会要旨集
    2010年 229 巻
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/03/28
    会議録・要旨集 フリー
feedback
Top