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クエリ検索: "交雑牛"
55件中 1-20の結果を表示しています
  • 右田 光史郎, 高濱 結花, 高萩 康, 杉山 尚弥, 菊池 圭祐, 松石 昌典, 沖谷 明紘
    日本食品科学工学会誌
    2012年 59 巻 3 号 127-138
    発行日: 2012/03/15
    公開日: 2012/05/24
    ジャーナル フリー
    市販の和牛,
    交雑牛
    ,乳牛および輸入牛(豪州産)の皮下脂肪(SF)と筋内脂肪(IF)について,固相マイクロ抽出(SPME)した加熱香気成分を比較した.その結果SFでは,和牛はアルデヒド,アルコール類が,
    交雑牛
    ではアルカン,芳香族化合物類が,輸入牛はエステル類が多かった.和牛香に寄与するラクトン類(γ-あるいはδ-Cn (nは炭素数)と表す)については,和牛ではγ-C7,C8,C9が,乳牛と輸入牛ではγ-C10,C12,δ-C10が有意に多かった.
    交雑牛
    のラクトン類組成は乳牛に似ていた.
     IFでは和牛はアルカン,芳香族化合物,エステル類が多く,輸入牛はアルコール,アルデヒド類が多かった.いずれの牛でもSFとIFで香気成分の構成割合が異なっていた.ラクトン類は和牛のγ-C4,C6がその他の牛より多い傾向にあり,逆にδ-C6,γ-C7,C8,C9はその他の牛より少ない傾向にあった.
    交雑牛
    のラクトン類組成は乳牛と似ていた.
  • 藤原 勉 藤原 勉
    畜産技術
    2018年 2018 巻 754-Mar. 号 26-30
    発行日: 2018/03/01
    公開日: 2023/07/28
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 品種別分析
    髙橋 昂也, 前田 幸嗣
    農業経済研究
    2016年 88 巻 3 号 229-243
    発行日: 2016/12/25
    公開日: 2018/07/18
    ジャーナル フリー

    本稿の目的は,牛肉を4品種に分類し,かつ時系列データの非定常性を考慮した上で,わが国牛肉需要構造を計量経済学的に明らかにし,環太平洋パートナーシップ(TPP)協定が国産牛肉生産に与える影響について考察することである.主な分析結果は次のとおりである.第1に,国産食肉よりも輸入食肉の方が,自己価格と食肉支出に対する需要の反応が大きい.第2に,TPP協定は,和牛肉と

    交雑牛
    肉の需要量に有意な影響を与えない一方,乳用牛肉の需要量を8.6%減少させる.第3に,TPP協定発効後は,牛肉関税化後と異なり,和牛肉の生産拡大によって乳用牛肉の生産縮小を埋め合わせるという貿易自由化の影響緩和効果を期待できない.

  • 守田 智, 住尾 善彦, 堀 英臣, 木場 俊太郎
    西日本畜産学会報
    1995年 38 巻 43-44
    発行日: 1995/08/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    黒毛和種と褐毛和種の特性を利用して, 高品質な牛肉を比較的短期間に生産するために両品種の
    交雑牛
    8頭を用い肥育試験を実施した。その概要は次のとおりである。
    1.肥育開始時は約12カ月齢で, 濃厚飼料, 稲わら主体の粗飼料の飽食とし, 23~26カ月齢時まで肥育した。終了時体重は約700±66.3kg, 肥育期間中の1日当たり増体量は0.91±0.09kgと両品種の中間の増体成績で, やや褐毛和種に近いものであった。
    2.飼料摂取量は, 1頭当たり濃厚飼料3300~3950kg, 稲わら460~550kg, 1日1頭当たりそれぞれ8.5~9.2kg, 1.1~1.4kgであった。
    3.枝肉成績は, 枝肉重量426kg, ロース芯面積49cm2, バラ厚7.0cm, 皮下脂肪厚2.1cm, BMSNo.3.1, 枝肉格付A-2が2頭, A-3が5頭, B-3が1頭で褐毛和種並みの成績であった。
  • 李 世安
    日本畜産学会報
    1982年 53 巻 3 号 217-219
    発行日: 1982/03/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
  • 阿佐 玲奈, 本田 三華, 澤田 直子, 萩谷 功一, 口田 圭吾
    日本畜産学会報
    2016年 87 巻 4 号 361-366
    発行日: 2016/11/25
    公開日: 2016/12/15
    ジャーナル フリー

    「十勝ハーブ牛」,「

    交雑牛
    」,「経産牛」および「北海道産牛肉」の異なるブランドイメージが消費者嗜好に及ぼす影響を調査することを目的として消費者型官能評価を行った.BMS2,3および4と評価された3頭の北海道産交雑種一産取り肥育牛のローストビーフについて,同一個体の2枚のサンプルを「十勝ハーブ牛と
    交雑牛
    交雑牛
    区)」,「十勝ハーブ牛と経産牛(経産牛区)」および「十勝ハーブ牛と北海道産牛肉(北海道産牛肉区)」として供試した.217人を対象として2点嗜好法よる官能評価を実施した.全項目で十勝ハーブ牛が他の試験区に比べて支持され,ブランド名称あるいはブランドイメージが消費者パネルの嗜好性に影響を与えることが明らかとなった.旨みおよび好ましさ間でかなり高い正の相関が認められた(経産牛区r=0.67,
    交雑牛
    区r=0.73,北海道産牛肉区r=0.74,すべてP<0.01)ことから,本試験での旨みを五基本味の「うま味」とは異なった「おいしさ」と捉えたのではないかと考えられた.

  • 小松 正憲, 安田 康明, Job M. MATIAS, 新林 友美, 安部 亜津子, 小島 孝敏, 大島 一修, 武田 尚人, 長谷川 清寿, 安部 茂樹, 山本 直幸, 白石 忠明
    日本畜産学会報
    2004年 75 巻 3 号 363-378
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/07/26
    ジャーナル フリー
    フィリピン在来牛3品種のindicus型とtaurus型の両母系ラインの存在状況を明確にするため,本在来牛3品種を含むウシ11品種のミトコンドリアDNA・D-loop領域とタンパク質等コード領域のDNA多型を塩基配列とLA-PCR-RFLP法により検討した.イロコス牛,バタンガス牛およびイロイロ牛にはindicus型とtaurus型の両mtDNA型が存在することを確認した.また,これら集団中にはフィリピン在来牛独自の母系ラインの存在が考えられた.岡山県ジャージー牛集団にもindicus型とtaurus型の両母系ラインが存在することを明らかにした.さらに,ND4遺伝子配列中のScaI認識部位の塩基置換(mtDNA 11,068位,G : taurus型,ScaI認識部位↔A : indicus型,ScaI非認識部位)を利用した両mtDNA型を区別するPCR-RFLP法を開発した.indicus型mtDNAをもつイロイロ牛のND5遺伝子の塩基配列を明らかにし,taurus型とは異なる塩基置換19ヵ所(内4ヵ所はアミノ酸置換をともなう)を明らかにした.フィリピン在来牛にバリ牛特異的なmtDNA型個体は観察されなかった.
  • 食肉加工業N社の「人工熟成」加工肉の開発を事例として
    細野 賢治, 安部 新一
    農業市場研究
    2017年 26 巻 2 号 12-19
    発行日: 2017年
    公開日: 2022/12/09
    ジャーナル フリー
    For sustainability of Japan's meat production, the meat production method which targets high marbling has possibility to reduce production costs because it should not depend on dense feed. In order to do that, establishing a market for non-high-marbling meat is important for promoting meat quality valuation without extent of marbling. The present research studied the case of the Company N, whose main sales item is artificially matured meat. Company N has developed this item as a strength, acquired by their long experience and investment. They produced its product line in consideration of consumer needs, developing it with real high demand. They based their production policy on the assumption of complete consumer use of the product line. By establishing a relationship of mutual trust together with both raw material producers connection and actual large demands, the company has structured a value chain based on their strengths, and became a core element of this chain for establishing a market for non-high-marbling meat.
  • ──TPP11推進,米国の2国間交渉要求危惧のなかで──
    佐々木 悟
    生活協同組合研究
    2017年 499 巻 22-30
    発行日: 2017/08/05
    公開日: 2023/04/05
    ジャーナル フリー
  • 武藤 美鈴, 前田 さくら, 阿佐 玲奈, 佐藤 幸信, 緒方 三華, 口田 圭吾
    日本畜産学会報
    2015年 86 巻 3 号 359-365
    発行日: 2015/08/25
    公開日: 2015/09/30
    ジャーナル フリー
    26頭の交雑種一産取り肥育牛を用い,肥育開始0,2,4,6,8,10ヵ月時に超音波診断装置(超音波)により皮下脂肪の程度を観測した.枝肉格付時にミラー型牛枝肉撮影装置(ミラー型)で枝肉横断面画像を撮影した.枝肉格付と超音波による皮下脂肪厚との相関係数はr=0.67と中程度であった.ミラー型および超音波から得られた10cm幅の皮下脂肪面積と,ミラー型からの皮下脂肪全体面積との相関係数はそれぞれr=0.80および0.78となった.各肥育期間での10cm超音波面積とミラー型からの皮下脂肪全体面積との相関係数は肥育開始4ヵ月(r=0.65:P<0.05)を境に高くなった.測定時までに測定し得る体重および10cm超音波面積を用い,ミラー型からの皮下脂肪全体面積を推定したところ,肥育開始2ヵ月で有意な決定係数(R2=0.57:P<0.01)が得られ,その後肥育が進むにつれ決定係数は高くなった(10ヵ月でR2=0.83:P<0.01).
  • *露木 理紗子, 飯田 文子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2016年 28 巻 2P-11
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/28
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】昨今の牛肉自給率は40~42%である。わが国の肉用牛は黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の和牛および乳牛とその
    交雑牛
    である。それらの食味は異なるといわれているが、詳細は明らかではない。そこで海外種および黒毛和種、褐毛和種、日本短角種および交雑種の食味を比較検討し、それらの特長を明らかにすることを目的とした。【方法】試料は黒毛和種76頭、褐毛和種5頭、日本短角種4頭および交雑種31頭の国内牛肉と海外種17頭の合計133頭とした。各試料を1cm厚さに調製し200 ℃に熱したホットプレートで表面60秒、裏面を内部温度60℃になるまで、合計約120秒焼成し、3×4cmに切りだし、官能評価試料とした。試料の温度は24±2℃で供した。パネルは五味識別、うま味濃度差訓練を行った訓練パネル7~9名とし、評価項目はテクスチャー、フレーバー項目および総合評価の13項目の分析型官能評価を行った。【結果】黒毛和種は、褐毛和種に比べてテクスチャーおよび香りに関する項目で有意な違いはみられなかったが、「うま味の強さ」は有意に高い評価となった。黒毛和種はその他4種と比較するとテクスチャー、風味に関する項目で有意に高く、食味の良さ、すなわちテクスチャーおよびフレーバーともにバランスのとれた牛肉であることが示された。褐毛和種はテクスチャー項目においては日本短角種、海外種に比べ高値となり、黒毛和種に次ぐ評価となった。交雑種はフレーバー項目の評価が黒毛和種同様高いのが特徴的であり、日本短角種は他の国内牛肉よりも硬く、海外種はテクスチャー、フレーバーともに、評価は低くなった。また、黒毛和種では産地により違いがみられ、異なる特長が示された。
  • 熊谷 哲夫
    日本養豚学会誌
    1995年 32 巻 2 号 125
    発行日: 1995/06/15
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • *竹嶋 伸之輔, 田畑 瑛里, 土井 美優, 小林 三智子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2019年 31 巻 2P-11
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/08/26
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】昨今,ホルスタイン種,ジャージー種などの乳牛と黒毛和種など肉牛を掛け合わせた交雑種の流通が盛んになりつつある。これらの食味性は遺伝子により異なるが,詳細はまだ明らかではない。そこで,遺伝子と食味性との関係を検討し,それらの特徴を明らかにすることを目的とした。

    【方法】パネルは五味識別,うま味濃度差訓練を行った訓練パネル20代若年女性24名とし,評価項目は外観,牛肉の好ましい香り,味(フレーバー)(うまみの強さ),食感(テクスチャー),多汁性(肉汁の量),脂っこさ,総合評価の7項目とした。

    試料は国産牛交雑種サーロイン部を用いて,試料調製方法を統一し,厚さ1 cm,縦3 cm,横4 cmに切りそろえたものを200 ℃のホットプレートを用いて中心温度計60 ℃になるまで加熱を行った。7段階評価尺度による官能評価を行い検討した。これらの測定値は二元配置分散分析により検討を行い,さらに多型解析を行った。

    【結果および考察】解析した結果,「総合評価」の4点台をふつう,それ以上を好まれた,それ以下を好まれなかったとしたとき,好まれたものについては「味」,「食感」は5点台,「多汁性」と「脂っこさ」は4点台が多い傾向がみられた。また評価項目と官能評価の評点については「総合評価」に対して「多汁性」に有意差が認められた(p<0.05)。また,「多汁性」に対して「香り」,「味」,「食感」に有意な差が見られた(p<0.05)。これらの結果から,程よい多汁性の牛肉が好まれることがわかった。よって,粗脂肪含量が咀嚼時に流出する肉汁の多さに関わり,牛肉の食味性に影響を与えることが示唆された。

  • *佐藤 朱, 川野 華澄, 桝澤 岳史, 鈴木 真由美, 平間 瑞希, 猪俣 亜衣子, 石川 伸一
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2016年 28 巻 2P-10
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/28
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】肉は、加熱時に酵素的・物理化学的変化を伴うが、肉の温度を60℃に保つことでやわらかくジューシーに仕上がることが明らかとなっている。しかし、フライパンや従来のオーブンでは60℃の比較的低い加熱温度を調節することは難しく、それを可能とする調理器具が必要とされる。一方、食材の適正に合ったTT条件(加熱温度と加熱時間)を容易に管理できる方法として、近年高速熱風調理や真空調理が注目されているが、それらの調理法を比較した例は未だ報告されていない。そこで本研究では、コンベクションオーブン(コンベクション)を基準として、熱風オーブン(熱風)および真空調理(真空)の加熱調理において牛肉の嗜好性を比較することを目的とした。
    【方法】試料は
    交雑牛
    内モモ肉を使用し、コンベクション、熱風および真空において加熱した。コンベクションを基準とし、熱風と真空の理化学的分析および官能検査を行った。理化学的分析は、多汁性(クッキングロスの算出)、テクスチャー(テクスチュロメーター測定)、味(アミノ酸・核酸物質の定量)について行った。また、官能検査は外観、香り、食感、味、多汁性、総合評価の6項目について、52人の男女を対象に実施した。
    【結果】アミノ酸分析では、うま味系アミノ酸であるグルタミン酸量および甘味系アミノ酸であるグリシンにおいて熱風が有意に高い値であった。官能検査は、多汁性・味・総合評価の項目において熱風が有意に高い値だった。クッキングロスにおいて、調理損失のうち真空はドリップであったが、熱風はほとんどが蒸発によるものだった。このことから、熱風はうま味物質の流出が抑えられ、味の項目で高い評価を得たことが示唆された。また、グルタミン酸が熱風で有意に高い要因として、熱風がグルタミン酸生成酵素の活性する温度帯(50~60℃)を真空より長く通過したためと示唆された。
  • 中村 好德, 金子 真, 小林 良次
    日本暖地畜産学会報
    2015年 59 巻 1 号 43-45
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/07/02
    ジャーナル フリー
    牛枝肉取引規格を用いて,同じ2 等級同士を比較し周年放牧肥育牛と慣行肥育牛の肉質を区 別できるかについて検討した.周年放牧肥育牛(19 頭:褐毛和種去勢雄牛)ならびに慣行肥育牛(33 頭:褐 毛和種去勢雄牛,17 頭:ホルスタイン種去勢雄牛)を用いて,肉質等級2 等級同士を比較したところ,牛枝 肉取引規格11 項目中9 項目で周年放牧肥育牛と慣行肥育牛の間で違いが見られ(P < 0.05),特に周年放牧肥 育牛は牛肉色基準および牛脂肪色基準の値(No.)が高かった(P < 0.05).また,周年放牧肥育牛と慣行肥育 牛(褐毛和種およびホルスタイン種)について判別分析における正答率はそれぞれ100%であった.これらの ことから,現行の枝肉評価方法を用いて同じ等級でも周年放牧肥育牛の分類は可能であることが示唆された.
  • 万年 英之
    動物遺伝育種研究
    2006年 34 巻 Supplement 号 1-12
    発行日: 2006/11/19
    公開日: 2010/03/18
    ジャーナル フリー
    ここ数年来、牛肉品種の偽装問題により、牛肉に対する消費者の信頼は落ち、牛肉の需要にも影響している。偽装表示を防ぐための牛肉の鑑別手法の開発には、大きく2種類の方向性がある。一つは、国内産牛肉内での識別であり、これは黒毛和種と
    交雑牛
    (F1) を含むその他品種間での識別である。二つ目としては、輸入牛肉と国内産牛肉間での識別である。我々は牛肉の偽装表示を防ぐ目的で、DNAマーカーを用いた品種識別法の開発に取り組んできた。その結果、1) 国内産牛の黒毛和種、ホルスタイン種、およびそのF1を識別するDNAマーカーの開発を行い、品種識別に有効な11のマーカーを開発した。特に4マーカーが有効であり、F1の検出率が91.7%、信頼度が99.3%であった。2) 豪州産輸入牛肉と国産牛肉を識別するマーカーの開発に取り組んだ。現在までにmtDNA、Y染色体、核ゲノム由来からなる6つのマーカーを開発した。このシステムによる豪州産輸入牛肉の検出頻度は92.1%、信頼度は98.5%である。この開発により、国産牛内と豪州産輸入牛肉のDNA識別が可能となった。
  • 甲斐 諭
    生活協同組合研究
    2017年 499 巻 15-21
    発行日: 2017/08/05
    公開日: 2023/04/05
    ジャーナル フリー
  • 飯田 文子
    日本調理科学会誌
    2017年 50 巻 3 号 85-95
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/06/21
    ジャーナル フリー
  • 万 里
    農業経営研究
    2018年 56 巻 3 号 38-43
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2019/11/01
    ジャーナル フリー
  • 広岡 博之
    日本畜産学会報
    1991年 62 巻 8 号 726-734
    発行日: 1991/08/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    牛肉生産に関するシミュレーションモデルを用いて,3種の重要な形質の改良方向に及ぼす集団の遺伝的水準(系統)や管理•経済条件の違いの影響を調べた.系統による遺伝的能力の違いを考慮した形質は,母牛の成熟体重(WA),乳量(MY)および12カ月齢体重(WY)であった.生産効率の指標として,(1) 飼料代謝エネルギー(ME)1MJ当たりの後代の出荷体重(kg)で表される生物学的効率(H1),(2) 飼料ME量1MJ当たりの母牛ならびに後代の出荷時体重(kg)で表される生物学的効率(H2),(3) 飼料ME量1MJ当たりの母牛の後代の筋肉量(kg)で表される生物学的効率(H3),(4) 飼料費(¥)に対する生産物からの利益(¥)の比で表される経済的効率(H4)を用いた.本研究では,これらの効率は指数選抜における総合的育種価と見なした.想定する遺伝的水準として黒毛和種雌牛について標準的なサイズの系統,大型サイズの系統および小型サイズの系統を考えた.管理や経済条件の代替は,肥育去勢牛の出荷時体重を500kgとする条件(べース条件では600kg),母牛の繁殖サイクルを3とした条件(べース条件では6)および母牛の飼料費を半分とした条件を想定した.遺伝的改良方向はH;の反応曲面式を各形質で偏微分して求め,遺伝的改良方向間の差の程度は2つの改良方向ベクトルのなす角度の余弦を用いて表した,さまざまな条件におけるシミュレーション実験の結果,改良方向は,対象とする系統,シミュレーション環境ならびに生物学的効率を取るか経済的効率を取るかでかなり異なった.このことから,育種計画における改良方向の設定は,以上の要因を十分に考慮した上で行なうべきであろうと考えられた.
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