詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "本町" 伊勢崎市
145件中 1-20の結果を表示しています
  • 塚本 圭, 今井 久雄, 石原 真一, 田村 峻太郎, 黒岩 陽介, 樋口 清一, 徳永 真理, 小林 裕幸, 鈴木 豊, 荒井 泰道
    北関東医学
    2011年 61 巻 3 号 361-366
    発行日: 2011/08/01
    公開日: 2011/09/13
    ジャーナル フリー
    症例は81歳男性. 肺結核の既往あり陳旧性結核性胸膜炎との診断で近医にて経過観察されていた. 2010年12月下旬より咳嗽・胸部不快感・食欲不振が出現し, 2011年1月7日近医を受診した. 胸部単純写真にて浸潤影を認め肺炎が疑われ当院に紹介入院した. 胸腹部造影CTにて右胸腔内に巨大な空洞性病変を認め, 薄く造影される壁は不整な結節状に肥厚し内腔に液体貯留を認めた. 腫瘤は空洞壁に沿って認められ, 多発膿瘍・転移性腫瘍・悪性胸膜中皮腫・原発性肺癌などが考えられた. 組織学的検索などの精査を実施しつつ肺炎・膿胸の合併を考え抗生剤投与を施行していたが全身状態悪化にて死亡した. 死亡後, 病理解剖を施行し膿胸関連悪性リンパ腫と診断された. 組織学的には核内にEBER (EBV encoded small RNAs) 陽性所見を伴うびまん性大型B細胞性リンパ腫の所見を示しており, EBウイルスの感染を確認できたことより発症にEBウイルスが関与した典型的な一例と考えられた. 経過が長い慢性膿胸の存在する患者に胸部不快感, 肺炎様症状, 炎症反応, 胸壁腫瘤が認められる場合, 膿胸関連悪性リンパ腫の存在を念頭に入れる必要があると考えられ若干の文献的考察を加えて報告する.
  • 根井 翼, 藤塚 雄司, 牧野 武朗, 悦永 徹, 斎藤 佳隆, 竹澤 豊, 小林 幹男
    北関東医学
    2018年 68 巻 3 号 157-160
    発行日: 2018/08/01
    公開日: 2018/10/05
    ジャーナル フリー
    2016年4月より小径腎腫瘍に対しロボット支援腎部分切除術(RAPN)が保険適応となり,当院でも同年5月よりRAPNを導入した.初期導入28症例まで経腹膜到達法で行ってきたが,今回開腹手術の既往症例に対して後腹膜到達法で行った.症例は70歳代,男性.右腎下極腫瘍,腫瘍径24 mm,腎背側に位置した.臨床病期cT1aN0M0 stage I,術前eGFR 68.8 ml/min,大腸癌術後,胆石症術後であり体表に腹部正中創,人工肛門を認めた.手術は全身麻酔,左側臥位,ジャックナイフ位で開始した.腎動脈の確保まで腹腔鏡鉗子操作で行った.手術時間3時間8分,コンソール時間49分,温阻血時間23分,出血少量であった.病理検体は7 g,Renal cell carcinoma,pT1a,断端陰性であった.術後6日目に退院し術後eGFR 50.4 ml/min,4ヵ月後eGFR 62.1 ml/minと腎機能は術前と同様の水準まで改善した.後腹膜到達法により腹腔内癒着の影響を受けることなくRAPNを安全に施行することが可能であった.
  • 保田 尚邦, 渡辺 裕, 木村 慎太郎, 諸原 浩二
    日本クリニカルパス学会誌
    2014年 16 巻 1 号 54-57
    発行日: 2014/03/25
    公開日: 2021/09/30
    ジャーナル フリー
  • 髙島 愼助
    四日市大学論集
    2017年 30 巻 1 号 207-216
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル フリー
  • 竹澤 豊, 澤田 達宏, 藤塚 雄司, 牧野 武朗, 悦永 徹, 斎藤 佳隆, 小林 幹男
    北関東医学
    2019年 69 巻 3 号 191-194
    発行日: 2019/08/01
    公開日: 2019/10/01
    ジャーナル フリー

    腎がんにおいても地域連携クリニカルパスを作成し,地域の医療機関とともに経過観察を行うことを試みた.腎がん手術を終了した患者を対象とした循環型の地域連携パスを作成した.適応条件は,病期Ⅰ期の腎細胞がん,患者アウトカムは 腎機能の高度低下がない,尿蛋白±以下,合併症の発症がない,再発がないとし,2016年4月1日から運用した.2018年10月31日まで計60例に適用した.男性42例,女性18例,平均年齢は62.4歳であった.術式はロボット支援腎部分切除術48例,開腹性腎部分切除術1例,腹腔鏡下腎摘除術11例であった.地域連携計画策定料は60例に算定した.1例に妊娠が判明し,地域連携クリニカルパスを用いた経過観察から脱落した.その他に再発を含むバリアンスの発生はなかった.術後1年後の定期受診対象者28例も全員受診した.腎がん地域連携クリニカルパスは順調に開始できたと考えられる.

  • 前田 昇三
    小児耳鼻咽喉科
    2013年 34 巻 3 号 337-340
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/03/20
    ジャーナル フリー
  • 小針 靖子, 高橋 舞, 高野 洋子, 前田 昇三, 牧野 武朗, 悦永 徹, 齊藤 佳隆, 竹澤 豊, 小林 幹男
    北関東医学
    2017年 67 巻 4 号 353-357
    発行日: 2017/11/01
    公開日: 2018/01/17
    ジャーナル フリー
    急激な身長の増加と陰茎肥大を主訴に受診し, Leydig細胞腫と診断された5歳男児例を報告する. 初診時, 身長 128.0 cm (+4.95 SD), 体重 26.7 kg (+3.60 SD), 骨年齢9歳7ヵ月, 精巣容量右6 ml, 左4 ml, 陰茎長 9 cm, 血中testosterone 3.40 ng/mL, LH<0.10 IU/mL, FSH<0.20 IU/mLであり, ゴナドトロピン非依存性思春期早発症と診断した. エコーおよびMRIにて右精巣に腫瘤を認めた. 右高位精巣摘出術を施行し, 組織学的にLeydig 細胞腫と診断した. 摘出術後, 成長率は正常化し, testosterone値は測定感度以下に低下した.
  • ニーズの充足へのチーム医療の関わり
    諏訪 千恵美, 新井 友子
    日本運動器看護学会誌
    2009年 4 巻 76-80
    発行日: 2009年
    公開日: 2020/05/14
    ジャーナル オープンアクセス
    A病院整形外科病棟に入院した悪性関節リウマチ患者のA氏は, リウマチ症状の増悪とともにADLが低下し, 長期の入院となり,食事・痛み・褥創などの充足されないニーズがあった.病棟看護師はA氏に対しニーズの充 足を目標に援助したが,悪性関節リウマチの増悪期にあるA氏の食事,疼痛緩和,褥創治癒のニーズを阻害する 要因は,解決が困難なものが多く,病棟看護師や病棟チームではニーズの充足が図れないものが多かった.そこで, ニーズを阻害している要因に対して,栄養サボートチーム,緩和ケアチーム,褥創ケアチームの多職種チームの 支援を受け,連携してA氏を援助していくうちに,食事・痛み・褥創のニーズが充足されていった.特に,骨破 壊による激痛に対し,がん患者以外の整形外科疾患患者に初めて緩和ケアチームの支援を受けられたことは,A 氏の苦痛の緩和に大きく貢献できた.これらの多職種チームの琳入は,院内のシステムや先に導入したチームの 医師による依頼,病棟看護師による依頼とさまざまであった.今後は,この実践経験を生かし,早い段階で多職 種チームに相談を開始し,導入の時期も検討していく必要がある.
  • 飯田 好美, 長谷川 直美, 主代 信子, 保田 尚邦, 神坂 幸次
    日本クリニカルパス学会誌
    2006年 8 巻 1 号 21-24
    発行日: 2006/02/15
    公開日: 2024/03/28
    ジャーナル フリー

     胃手術のクリニカルパスにおいて患者の食事摂取状況や食事指導についての記載が十分になされているか調査を行った結果、食事摂取量についても食事指導施行についても記載不備が多く、また指導前後の摂取状況の記載も十分にはされていなかった。

     この調査結果から得られた問題点を解決するために、食事アセスメントスコア(以下スコアと略す)を考案した。スコアは食事摂取量・食べ方・腹部症状・満足度の4項目で点数化した。各項目の得点から合計点を算出し、その合計点によって設定されている評価基準に応じて看護を行うこととした。

     胃手術のクリニカルパスに考案したスコアを付加することで食事摂取状況や食事指導状況が明瞭化するものと考えられた。

  • 田端 洋太, 前田 昇三
    北関東医学
    2022年 72 巻 1 号 97-100
    発行日: 2022/02/01
    公開日: 2022/03/18
    ジャーナル フリー

     母乳栄養児における難治性湿疹で,食物アレルギーの疑いで紹介されるケースの中に亜鉛欠乏症が存在する.今回我々は亜鉛欠乏症の3兄弟例を経験した.第1子は生後4カ月時に低亜鉛母乳による亜鉛欠乏症と診断治療し,第2子は早期に対応できた.しかし,第3子は家族歴の申告についての指導不足により食物アレルギーの疑いで紹介となった.亜鉛欠乏による皮疹の存在を周知する必要性と兄弟例に対する指導の大切さを痛感させられた.

  • 安部 理, 栗原 正英, 青木 秀夫, 林 しげよ, 近藤 忠徳, 根本 俊和
    アレルギー
    1979年 28 巻 12 号 974-975
    発行日: 1979/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 設楽 芳範, 田中 司玄文, 石橋 康則, 吉田 武史, 根岸 健, 鈴木 豊, 神坂 幸次, 桑野 博行
    日本気管食道科学会会報
    2008年 59 巻 1 号 52-55
    発行日: 2008/02/10
    公開日: 2008/02/25
    ジャーナル 認証あり
    気管原発腺様嚢胞癌に対し胸骨正中切開による気管の剥離と胸腺による吻合部の被覆,頸部の前屈で良好な結果を得た気管管状切除の1例を経験したので報告する。症例は26歳女性。呼吸困難が出現し近医受診,気管支喘息の重積発作が疑われ当院に救急搬送された。気管内挿管により気道確保した。精査の結果,縦隔気管の腺様嚢胞癌と診断された。手術は胸骨正中切開にて前縦隔に達し,気管周囲の剥離を気管分岐部まで行い,気管を4cm(5軟骨輪)管状切除した。端々吻合を行い,吻合部を胸腺で被覆した。肺門や喉頭の授動は行わなかった。頸部の前屈位固定を2週間行った。第8病日に抜管し第30病日に独歩退院した。気管の剥離と胸腺による吻合部の被覆,頸部の前屈は安全で有用な方法と考えられた。
  • 奥田 泰雄
    日本風工学会誌
    2021年 46 巻 2 号 233-236
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/10/02
    ジャーナル フリー
  • 高梨 秀一郎, 鈴木 一也, 諸原 浩二, 保田 尚邦, 神坂 幸次, 鈴木 豊
    日本臨床外科学会雑誌
    2010年 71 巻 6 号 1529-1533
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/12/25
    ジャーナル フリー
    十二指腸副乳頭部に発生したカルチノイドの1例に対し根治手術を施行した.症例は42歳の男性で,主訴,既往なし.今回,ドックで十二指腸腫瘍を指摘された.腫瘍は十二指腸副乳頭部に粘膜下腫瘍様の形態を呈して存在し,生検からカルチノイドと診断された.他臓器への転移を認めず,幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した.腫瘍は18mm大で病理組織学的にはsynaptophysin(++),chromogranin(+)のカルチノイドであり,No.13a,No.17aリンパ節に転移を認めた.カルチノイドが副乳頭に発生する症例はまれとされる.比較的小さな腫瘍でもリンパ節転移が認められ,検査時の下行脚までの慎重な観察とリンパ節郭清を伴う手術が必要であると考えられた.
  • ステップを取り入れた日めくりクリティカルパスの作成
    長岡 陽子, 沢田 節子, 前田 昇三
    日本医療マネジメント学会雑誌
    2007年 7 巻 4 号 500-503
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2011/03/14
    ジャーナル フリー
    小児急性期疾患に対するクリティカルパスの導入は、症状改善の個人差などからバリアンスが多く発生する為難しいと言われている。当院でも2004年より入院日数や検査日、アウトカムの固定されている小児肺炎クリティカルパスを運用しているが、全ての症例でバリアンスが発生した。そこで、バリアンス分析を行い原因を追究しステップを取り入れた日めくりクリティカルパスを作成した。ステップは3ステップとし、バリアンス分析の結果を元にステップアップ基準を設定した。ステップ1では発熱、・呼吸困難がない、ステップ2では全身状態および検査値の改善、ステップ3では抗菌薬終了後の症状の増悪がないとし、具体的に表現した。そして、ステップアップが設定日数以内に達成できない場合をバリアンスの発生となるようにした。
    ステップを取り入れた日めくりクリティカルパスの導入により、バリアンスの発生を抑えることができ、急性期疾患へのステップアップ式日めくりクリティカルパスの有用性を知ることができた。
  • 竹澤 豊, 岡 大祐, 大津 晃, 中嶋 仁, 牧野 武朗, 悦永 徹, 斎藤 佳隆, 小林 幹男
    日本クリニカルパス学会誌
    2017年 19 巻 1 号 35-41
    発行日: 2017/03/10
    公開日: 2021/03/31
    ジャーナル フリー

     前立腺全摘除術、放射線治療を受けた前立腺がん患者に対する地域連携パスを作成し、地域医療機関とともに経過観察を行った。

     連携先を一般医療施設とする循環型パスを作成した。連携医にPSA測定、一般採血、後遺症チェックを依頼し、国際前立腺症状スコア、生活の質スコア、治療後遺症の一覧表を同封した。PSAが基準値以内、治療後遺症がないことを患者アウトカムとした。2011年4月から2015年3月までのパス適応患者数、パス開始前後での外来患者年度別総数、紹介患者数、逆紹介患者数、がん治療連携計画策定料算定件数、適用患者再診率、疾病のバリアンス、再診率を検討した。

     675人の患者に本パスを適用した。連携施設は191施設。パス開始により泌尿器科外来患者年度別総数は減少したが、開始後4年で増加に転じた。紹介患者数、逆紹介患者数は一貫して上昇した。がん治療連携計画策定料は257件に算定した。パス適用患者再診率は1年目:手術84.5%、放射線85.5%、2年目:手術79.3%、放射線83.3%、3年目:手術92,5%、放射線90.2%。疾病のバリアンスは27例に生じた。パスの運用後、紹介患者数、逆紹介患者数が上昇し、がん治療連携計画策定料も算定できた。PSA上昇、後遺症発生などのバリアンスに対応できた。

     地域連携パスを使用し、地域の医療機関とともに前立腺がん根治治療後の患者の経過観察を行うことが可能であった。

  • 長谷川 道子, 倉石 夏紀, 田村 敦志
    日本皮膚科学会雑誌
    2014年 124 巻 7 号 1295-1299
    発行日: 2014/06/20
    公開日: 2014/06/23
    ジャーナル 認証あり
    95歳,女性.前額正中にハエ幼虫が寄生した50×45 mmの表面潰瘍化した腫瘤あり.生検組織像より基底細胞癌と診断し,用手的に幼虫を除去後,局所麻酔下に骨膜上で腫瘤を切除し局所皮弁で修復した.蠅症は本邦では衛生状態の改善により稀な疾患になった.しかし,最近の34年間の本邦報告例を集計すると,かつて最も報告の多かった耳蠅症は稀になり,代わりに外傷性蠅症,特に悪性腫瘍に伴う蠅症が増加していた.急速な高齢化により蠅症は病的環境下では現在も生じうる疾患であり,切除不能な体表に露出した悪性腫瘍や慢性創傷を管理する際には注意する必要がある.
  • 長谷川 道子, 田村 敦志
    日本皮膚科学会雑誌
    2019年 129 巻 4 号 543-547
    発行日: 2019/04/20
    公開日: 2019/04/20
    ジャーナル 認証あり

    53歳女性.関節リウマチの診断で経口金製剤1回服用後,皮疹と発熱が出現し,2日後に救急搬送された.全身に間擦部で融合傾向の強い紅斑があり,一部で小水疱がみられた.金の指輪でかぶれた既往があり,金製剤による全身性接触皮膚炎と診断した.金製剤による薬疹はかつて金疹と称され,注射金製剤によるものが多かった.しかし,すでに経皮感作されている人への金製剤投与による全身性接触皮膚炎の報告は少ない.金製剤による全身性接触皮膚炎は稀であるが,水銀と同様に激しい症状を呈し,皮膚科医として知っておくべき病態である.

  • 竹澤 豊, 澤田 逹宏, 藤塚 雄司, 牧野 武朗, 悦永 徹, 齋藤 佳隆, 小林 幹男
    日本クリニカルパス学会誌
    2020年 22 巻 2 号 77-84
    発行日: 2020/07/15
    公開日: 2023/03/30
    ジャーナル フリー

     地域連携パスを作成し、地域の医療機関と前立腺がん根治治療後の経過観察を行ってきた。患者と連携医の地域連携パスへの評価を明らかにして、地域連携パスシステムを改善するためアンケート調査を行った。連携パスによる経過観察を開始し1年以上経過した患者378名と連携医184施設を対象とした。患者322例、連携医108施設より回答を得た。患者の連携パス評価は、満足(61%)、どちらともいえない(34%)、不満(5%)であった。患者の63%が併存疾患を有していたが、連携医で治療を受けているのはその48%であった。地域連携の利点として、通院時間の減少、外来待ち時間の減少、他の疾患の治療可能などがあげられた。経過観察も当院で行うべき、非専門医は不安などが問題点として指摘された。連携医の86%が非泌尿器科専門医だったが、91%が連携は問題ないと回答した。がん治療連携指導料の算定は58%の施設にとどまった。患者と連携医の大半が1年サイクルの循環型地域連携を支持した。先行研究に比べ、患者の満足度がやや低かった。併存疾患を連携医以外で治療している患者が多いこと、拠点病院へのこだわりと非専門医に対する不安、パスの対象が根治治療後の経過観察に限られていることに起因すると考えた。連携医選択法の再考、患者の不安を軽減できる診療、内分泌治療を含めたパス対象の拡大と、連携医におけるがん治療連携指導料算定の向上が今後の課題である。

  • 長谷川 道子, 田村 敦志
    日本皮膚科学会雑誌
    2018年 128 巻 7 号 1503-1507
    発行日: 2018/06/20
    公開日: 2018/06/20
    ジャーナル 認証あり

    68歳,女性.初診の3年前,左上腕の紅色皮疹に気づいた.近医皮膚科2軒で生検を受けたが,いずれも悪性像はなく当科に紹介された.左上腕に40×35 mmの境界明瞭な紅斑があり,生検でBowen病と診断し,切除した.切除標本では,異型ケラチノサイトの増殖部位は散在性に認めるのみで,紅斑部の表皮内には脂腺細胞塊が点在していた.Bowen病で自然消褪後の無疹部が混在することはしばしばあるが,紅斑部にも自然消褪領域は混在する.生検で悪性像がなくても,Bowen病が疑われる際には再生検を検討すべきである.

feedback
Top