最近, 日本における急融蝶の発達や焔の増加は, 水源確保の問題と同時に水による水質汚濁問題を惹起している。この水質汚濁の研究の一つとして, 従来, 水中に放出した染料の拡散状況を測定する方法が用いられていた。この測定は一般に船上から行なわれていたので, 種々な不便な問題があった.この問題を轍することを目的として, 航空写真の方法を利用した一連の実験が試みられ, 一応の成功を収めた。
この報告は, 写真測量法的調査方法とこれを応用して行なった相模湾と広島湾の観測結果の一部について述べたものである。
抄録全体を表示