等高線図は, 工学の分野に限らず, 農学, 理学の分野でも広く利用されている。そのため, 精度の高い等高線図を, ディジタルなメッシュ状の地形データから, 自動的に作成しようとする試みが, コンビュータの利用に伴って, 数多くなされてきた。しかしこの多くは, 等高線を, 「線」として扱うものである。
本研究では, 発想を転換して, 等高線を「点の連続」として, 表現しようとするものである。この方法は, ディジタルデータ間を細かく内挿して生じた1つ1つのデータについて, 対応するドットのonかoffかを, 判定するという単純なものである。従って, 線として認知する作業は, コンピュータではなく, 人間の眼が行っている。
さらに, この手法は, メッシュのディジタルデータとして表現されるものには, 全て適用できる。
抄録全体を表示