Sanpoly-305を飼料中に100ppm, 1,000ppm, 2,500ppmの濃度で混入させ, 79週間ラットに投与した。動物は, 52週頃まではネズミ肺炎による一般状態悪化を除き, 著変を示さなかった。52週以降, 眼ヤニ, 動作緩慢等いわゆる老令ラットが示す症状を呈したが, 薬剤投与による特異的変化はなかった。体重, 摂餌量, 血液, 臨床化学的検査, および尿検査に対照と差はなかった。病理組織学的検査にも, この系統の同年令のラットが示す変化と異なる病変はなかった。腫瘍発生数とその種類には, 薬剤投与による特異的影響は見出せなかった。
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