研究対象とした当該大学では, 2012年度に「自立した学生を社会に送り出す」ことを骨子とする「教育推進宣言」を行い,「学生の自立を促す教育」を教育目標として,双方向授業,主体的・自主的学習やPBL (problem-based learning)などのさまざまな教育方法を取り入れた教育改革の積極的な展開を行っている。本研究では,自立性を育てる教育を推進するために必要な大学における学習のあり方を検討するために,在籍全学生を対象として実施された大規模悉皆調査をもとに,大学生の自立性を測定する尺度の作成と検討を行った。
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