繊維機械學會誌
Online ISSN : 1883-8715
ISSN-L : 0285-905X
4 巻, 11 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 野田 庄三, 三浦 周, 松本 與志春
    1951 年 4 巻 11 号 p. 627-631
    発行日: 1951/11/10
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    研究目的本研究はエプロン・バンド内圧力測定に高感度の容量型指圧計を使用してレザーマくント及び合成ゴムパンドについて主としてテンサ・ケージの変化による圧力分布状態の影響を検討したものである。研究結果(1) エプロン・バンド内圧力分布曲線を明にし、テンサ・ヶージによつてテンサ部最大圧力点か変位することを認めた。例をレザーパンドにとると5mmより6mmのテンサ・ゲージの拡大により最大圧力は0.54倍になりエプロン内方へ1.5mm移動する。同時に登体の圧力は0.87倍に低下する。(2) 材質の比較ではレザーパンドの中古品は新品の0.40倍合成ゴムは282倍の最大圧力を5mmのテンサ・ゲージの時に示す。(3) レサーパンドの継目部分の前後に亘り相当の圧力変動かあることか側定の結果明になつた。
  • 河田 末吉, 戸川 秀夫
    1951 年 4 巻 11 号 p. 632-633
    発行日: 1951/11/10
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    研究目的落球法によつて液の粘性係数を測定するのに、液が不透明であると球が定点を通る時が判らないので都合が悪い。一それで真室管による電気振動を利用して球の定点通過を知る方法を検討し、工場等で実用されるような落球式粘度計を作ることを試みた。研究結果試作品を検査してみて、己れがよく目的に適することを確かめた。
  • 小川 照若, 吉田 毅, 浦野 幸雄, 岩松 繁治
    1951 年 4 巻 11 号 p. 634-647
    発行日: 1951/11/10
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    研究目的最近関心の深まつて來たニューマチツク・クリヤラにつきこれを採用することによる紡績上の利益を数字的に明らかにし、更にニユーマチッククリヤラを設計的にみて種々の実験を行い性能の良いニユーマチツク・クリヤラの綜合的研究を述べんとするものである。研究結果1. ニユーマチツク・クリヤラを使用することにより1梱り当り約0.8人の入員節約となる。2. 従来欠点とされていた継節は糸継標準動作を改良すれば在来のクリヤラと大差なくなる。3. ボツトムローラの表面汚れは補助クリヤラの設置により充分防止出来る。4. 吸込口径は4mmφ がフリースの吸込みの点からも又動力面からいつても良好である。使用圧力は現在のものより可成り低い圧力でよい。5. フリースを風路内を運搬する風速を実験的に求めた。6. 従来のフルートでは両端に棉詰りを生じ易く、これは両端の栓の改良により充分改良出来使用圧力も下げることが出来る。7. 更に性能の良いフルートの設計が可能である。8. ダクトは現在使用のダクトで充分であるが改良すれば性能の良い損失の少いダクトが考えられる。9. セパレータは従来の固定式のセパレータで充分である。
  • 鳴海 裕, 勝西 泰一郎, 三好 正徳
    1951 年 4 巻 11 号 p. 648-651
    発行日: 1951/11/10
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    研究目的打綿機にラツプを供給する場合、その軽重によつて生ずるペダルの上下運動がリンク、コーンドラム及びその他のギヤリングを通してペダルローラ及びフイードローラに速度変化を与え、ピアノレギユレータの作用が1完全するには或一定の時間が必要である。本研究はこの時間を機械的測定方法により測定し、ペダルローブからビータの作用点までの距離との関係より.ピアノレギユレータを最も有効に作用させるためのラツプの供給速度を求め、これによつて打綿機の給綿部に対して新しい考察を試みたものである。研究結果ペダルローラからビータの作用点までの距離をLmm.必要なるラップの供給速度をVmm/s.ピアノレギユレータの作用の1完全する時間をTs.とすれは L=VT供試用打綿機においては、ドライバーコーンが1296 r.p.m.の時、T=4.25s, L=140mmなる故、V=32.94mm/s.然るに、この打綿機でコーンベルトをコーンの中央部に置いた場合の給綿速度を実測すると28.1mm/s.である。この両値を一致させてピアノレキユレータを有効に作動させるためには、給綿部にチ毛ンヂギャを使用する新しい機構により.7章4項の如き操作方法によるべきであるとの結論に到達した。
  • 太田 友彌, 林 卓夫, 井村 國三
    1951 年 4 巻 11 号 p. 652-658
    発行日: 1951/11/10
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    研究目的スピニングポツトの強度を各種の立場から観察して、ポツトの最適寸法を定める設計公式を与えんとするにある。研究結果本報は前報に引続きポツトに関する種々の事柄を検討した。即ち、先つケークを入れていないポツトの強度の計算式を比較して、最も簡単な式即ち、 (1) 式σt=γω2/g (r0+r1/2) 2でポツトの強度の判定かつくが、これには一見設計の常識と矛盾する点のあることを述べ、この矛盾を解決するにはケークの影響を考慮しなけれはならないことを示した。その結果、帯張力を最小にするポットの最適厚さのあることを示し、その厚さを求める実用的図式解法を与えた。なお鋼線入リポツト無加工ポツト等の如き特殊ポツトの強度を論じ、又二三のポツト強度試験法の利害得失について論及した。然るに今までのポツトの廃品を見ると概ね腐蝕の甚しいものとか、或は平衡か悪いためにモータの廻転軸から飛び出して破損したもの.或は取扱いの乱暴なために衝撃により破損したものか総てのようである。斯様な事実を考えるとポツトの強度は腐蝕と平衡と衝撃とそれに風損といつた事柄も併せ考えて愼重に論じなけれはならない。これ等は残された今後の研究課題である。
  • 福本 保
    1951 年 4 巻 11 号 p. 659-664
    発行日: 1951/11/10
    公開日: 2010/02/12
    ジャーナル フリー
    研究目的人造繊維の性質中、単繊維を小さな角度だけ捩つた際に生ずる捩りモーメントを測定して、その剛性牽之求めるため高精度かつ安定した測定装置の試作を行つた。研究結果1. 従来報告された諸研究に比し、著しく小さな捩りモーメントを測定することかできる。測定範囲00001~0.007g.mmに対し測定精度0 .000006~0.00018 g mm装置の傾き及び振動には比較的鈍感になつている。なお上記の測定範囲は簡単に変えることも出来る。2. 捩りモーメントの側定には渦雀バネを用いる。3. 東洋レーヨン社製アミランの単繊維 (直径22~60μ) 5例に対して捩りモーメントの測定を試みた。アミランの剛陛傘は、捩り角の増大と共に減少するか、捩り角0の附近では繊維の太さ及び張力には鉦関廉に、57kg/mm2となる。4. 一度正確な歪曲線を求めて置けば、只一点に対して捩りモーメソトを測定するのみで繊維の直径を求めることもできる。
  • 熨斗 秀夫
    1951 年 4 巻 11 号 p. 665-678
    発行日: 1951/11/10
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
  • 慶應大学繊維機械研究室
    1951 年 4 巻 11 号 p. 679-680
    発行日: 1951/11/10
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
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