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クエリ検索: "中央大学附属中学校・高等学校"
21件中 1-20の結果を表示しています
  • 相田 直樹
    教育実践学研究
    2023年 26 巻 21-28
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/08/15
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿の目的は,高等学校公民科「政治・経済」の授業実践を通じて,生徒が日常生活の中で素朴に感じていることを経済学の諸原理と比較しながら学習していくことにあった。具体的には,マンキュー経済学の十大原理のうち,限界原理に焦点を合わせて,授業実践前後の質問紙調査及び中間考査における生徒の解答の分析を通じて,効果検証を行った。その結果,財を追加的に売る際の値下げに関する素朴理論が経済学理論へと変容する過程を確認することができた。具体的には,追加的に財を販売するときの限界費用と限界効用を比較した上で,後者が前者よりも大きければ,元の値段より安い値段でも販売するという経済学的に合理的な理論を生徒が持つようになる傾向を確認することができた。
  • ― 「独占」に着目して ―
    相田 直樹
    社会科研究
    2023年 98 巻 1-12
    発行日: 2023/03/31
    公開日: 2025/04/23
    ジャーナル フリー

     本稿の目的は,「複数の視点」からの知識統合と題して「政治・経済」の単元を開発することにある。はじめに,本稿では「視点」を「特定の対象に対し,ある一つの立場が有する見方及び考え方」と定義する。生徒にとって,「複数の視点」を取得することは,1)今後様々な政治活動や社会活動に参加していくために,2)異なる文化や,他国の人々の考え方について,本質的な意味での理解をするために,そして3)教科学習だけでなく,社会生活を送る上で必要な社会性を涵養するために必要である。先行研究では,「複数の視点」を取得させる様々な授業実践が示されてきたが,市場経済の学習における「複数の視点」取得についてはほとんど検討されてこなかった。
     そこで本研究では,「独占」を「複数の視点」から学習させる授業モデルを構成することを主要な目的とした。基本的に,独占禁止法は,独占によって市場から排除された者にとって経済活動の自由を取り戻すために必要である。一方で,市場を独占する者にとっては彼らの自由の制限となる。すなわち,この単元を通じて生徒は,独占禁止法を自由への制約ととらえる立場と,自由の促進ととらえる立場の二つがあることを学ぶことができる。生徒は,「独占すること」のメリットを議論するグループと「独占されること」のデメリットを議論するグループに分かれ,その後,新たなグループを作って両方の視点から再考する。
     本稿は,「複数の視点」を強調することによって,市場経済の教育における新たな展望を提起するものである。よって,生徒は様々な問題についてより詳細に議論し,より本質的な視点を獲得することができるだろう。

  • 勝田 仁之
    物理教育
    2014年 62 巻 2 号 89-90
    発行日: 2014/06/02
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 三輪 貴信
    バイオメカニズム学会誌
    2021年 45 巻 4 号 265-271
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/11/01
    ジャーナル フリー
  • 相田 直樹
    教材学研究
    2022年 33 巻 53-60
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/05/13
    ジャーナル オープンアクセス
  • 勝田 仁之
    物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集
    2015年 32 巻 A8d-2
    発行日: 2015/08/08
    公開日: 2017/07/20
    会議録・要旨集 フリー
  • 相田 直樹
    容装心理学研究
    2022年 1 巻 1 号 63-66
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/05/02
    ジャーナル フリー
    本研究では,学級内で生まれた着装規範を遵守する誘因について検討した。私服が許可されている高校の生徒116名に対して,着装規範に関する質問紙調査を実施した。重回帰分析を行った結果,自身におしゃれのセンスがあると認識していたり,自らが所属する学級のことが好きであったりするほど,同じ学級の生徒と服装を合わせていたことが示された。興味深いことに,自身の学級におしゃれのセンスがないと認識しているほど,規範に沿った服装を着用していることが示された。
  • 岸 翔太, 植松 晴子, 勝田 仁之
    物理教育
    2015年 63 巻 2 号 92-97
    発行日: 2015/06/03
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    中央大学附属中学校の3年生を対象にTutorials in Introductory Physicsの幾何光学分野の授業実践を行った。1期目の実践で生徒がどのような誤概念を抱えているかを調べ,ワークシート分析やアンケート・インタビューを元に教材や概念調査問題の改善を行った。修正した教材を用いて2期目の実践に臨み,授業前後に行った概念調査結果や授業後のアンケートやインタビューを元にこの教材での授業効果を評価した。それらの結果から幾何光学の誤概念が根本的なところにあることが分かった。また,中学校理科への本教材導入における課題がいくつか明らかになった。
  • ―コンピテンシー自己評価アンケート分析―
    齋藤 祐, 禰覇 陽子
    情報教育
    2019年 1 巻 8-17
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/20
    ジャーナル フリー
    2018年度,中央大学附属高等学校がSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定となったことを受け,課題研究のひとつとしてコンピテンシー・ベースの観点別評価体制の開発を行うこととなった.本稿は,上記課題研究に基づいて行われたアンケート調査の経緯と,分析の全容についてまとめたものである.アンケート結果を分析したところ,高校生が抱える資質・能力面での課題項目を抽出することができた.
  • ―信用創造に着目して―
    相田直樹
    教育実践学研究
    2022年 25 巻 33-39
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/23
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿の目的は,政治・経済の授業内で数学の知識を利用していく「教科横断型授業」を実践することにあった。数学の分野ではしばしば具体的な例が用いられないという問題があり,これが数学離れを生じさせている可能性がある。他方,政治・経済をはじめとする文系科目では,数学的知識を用いて理解する事が少ないため,学習者はこれを暗記科目と捉え,「丸暗記」を目指してしまう傾向にある。そこで本研究では,数学分野と政治・経済分野の両者で学習する傾向の高い「信用創造」に着目し,貸出しの流れが等比数列によって,最終的な預金総額が無限等比級数によって数学的に説明できることを生徒に学習してもらった。さらに,実践内容の効果を検証するために質問紙調査を実施し,期末考査で習熟度を確認した。「貸出しの流れ」の計算と「貸出しの結果として生まれる総額」の計算が,学習過程で別のものとして捉えられている可能性について議論した。
  • 勝田 仁之, 長谷川 大和
    物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集
    2013年 30 巻 210
    発行日: 2013/08/10
    公開日: 2017/07/20
    会議録・要旨集 フリー
  • 長谷川 大和, 勝田 仁之
    物理教育
    2013年 61 巻 3 号 137-140
    発行日: 2013/09/06
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    高等学校物理では,力学的エネルギー保存則を学んだ後に運動量保存則を学ぶ。これらを学習後に取り組む典型的な問題として,動くことのできる斜面台上での物体の運動がある。このような問題では,台と物体で及ぼし合う垂直抗力がそれぞれ仕事をすることになり,これらがちようど打ち消し合うことを説明しなければ,力学的エネルギーの和が保存されることに対して生徒は違和感を持つ可能性が生じる。この問題の高等学校での取り扱いについて考察する。
  • *中和 渚, 高阪 将人, 小林 久美, 森田 大輔, 齋藤 和可子, 渡辺 快
    日本科学教育学会年会論文集
    2022年 46 巻 1
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/03/07
    会議録・要旨集 フリー

    本稿では実践後の研究者・実践家の省察を分析して,高等学校数学科と家庭科の教科横断に関する意義や課題を明確化することを目的とする.具体的には,2022年2月に実施した高等学校家庭科の授業において実施した「人生すごろく」の実践後の省察に注目する.研究方法として,フォーカスグループディスカッションにより,授業実践後にオンライン会議システムで授業作りに関わった関係者(家庭科教育,数学教育専門合計6名)で議論を行い省察した.その語りをデータ化し,質的分析ソフトNVivoで内容を分類した結果,教科のつながりについての議論が最も多いことが明らかになった.また,数学科と家庭科の教科横断の取り組みの意義を参加者らが認める一方で,双方の教科の本質(方法や内容の違いや特徴)を十全に把握して授業実践を行うことができていなかったこと,それによる教科横断の難しさや誤解があったことも分析により浮かび上がった.

  • *小林 久美, 中和 渚, 齋藤 和可子, 高阪 将人, 森田 大輔, 渡辺 快
    日本科学教育学会年会論文集
    2022年 46 巻 1
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/03/07
    会議録・要旨集 フリー

    本稿の目的は,高等学校家庭科における数学科との教科横断に関する授業の内容と生徒の学習について,評価・検討を行うことである.本稿ではSTEM教育の4つの統合の度合い(Vasquez et al., 2013)に注目して2教科の教科横断の程度を捉えた.その4つの統合の度合いのうち統合の度合いが最も高いTransdisciplinaryアプローチを用いて,高等学校家庭科の授業を構想し,2022年2月に教授実験を実施した.「生涯の生活設計」における「人生すごろく」を用いた全3時間の授業である.また, 生徒のワークシートを用いて質的に記述を類型した.すごろくで仮想的に様々な人生を歩むことで,将来や今の生活に照らして考察する生徒が約7 割いたことが生徒の記述から明らかになった.また,汎用的な能力につながる数学的な視点(計算, 数値を重視, 見通しを立てる・予想するなど)から課題内容を捉え振り返った生徒も少数いることが明らかになった.

  • ―2022年と2023年の結果の比較―
    *小林 久美, 鈴木 哲也, 中和 渚, 齋藤 和可子, 中島 康希, 森田 大輔, 高阪 将人
    日本科学教育学会年会論文集
    2023年 47 巻 1
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/01/22
    会議録・要旨集 フリー

    本稿では,小林他(2022)で提案した「人生すごろく」の実践を,数学科の内容をより多くした形で修正した授業実践の概要や生徒の反応類型を報告する.そして,2022年に行った実践における生徒の反応と比較することで,生徒の反応にどのような変化がみられたかを明らかにすることを本稿の目的とする.人生すごろくで使用するチャンスカードに数学的な要素を多く取り入れるとともに,そのカードを作成するために数学の授業を1時間取り入れたことで,数字を取り扱う内容である「家」「貯蓄・貯金」は増加し,導入した効果がみられた.一方で,生徒の考える人の一生で起こりうる出来事(キーワード数)の減少にも繋がり,家庭科の視点からさらなる改善の可能性が見出された.

  • 佐藤 みほ, 戸ヶ里 泰典, 小手森 麗華, 米倉 佑貴, 横山 由香里, 木村 美也子, 榊原 圭子, 熊田 奈緒子, 山崎 喜比古
    保健医療社会学論集
    2014年 25 巻 1 号 41-51
    発行日: 2014/07/31
    公開日: 2016/04/27
    ジャーナル フリー
    子どもの心身健康をストレッサーによる影響から守る要因として家族の習慣が重視されている。本研究の目的は、家族の習慣の形成度を評価する日本語版Family Routines Inventory(FRI)開発の試みである。中学生以下の子どもの母親520名から得た予備調査のデータを基に項目を修正し、都内私立高校生徒の母親919名から得た質問紙調査データを基に解析を行った。α係数は.808を示し、I–T相関は7項目を除き一定の値を示した。因子分析の結果、「仕事を持つ親がいる家庭での習慣」、「親から子への関わりの習慣」、「規則正しい家族の生活習慣」、「家族で交流する習慣」、「親族との交流の習慣」の5因子が抽出された。家族関係尺度との間には有意な関連が認められた。以上より尺度の信頼性と基準関連妥当性は概ね確認され、因子構造が明らかにされたものの、尺度の洗練に向け更なる検証が必要と考えられた。
  • 高校生の実態調査を通して
    野中 美津枝, 谷 昌之, 岩﨑 香織, 齋藤 和可子, 仲田 郁子, 三沢 徳枝, 吉野 淳子, 若月 温美
    日本家庭科教育学会誌
    2022年 64 巻 4 号 256-
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/02/01
    ジャーナル フリー
    The aim of home economics is to increase students’ quality of life (QOL) and well-being throughout life. This study discusses the elements of “life literacy” and the knowledge and skills acquired in highschool home economics as a way to examine qualities and abilities fostered by home economics. The qualities and abilities of home economics and the reality of student-life were then surveyed with the aim of contributing to future home economics lessons. The following became clear after analyzing 2,207 students’ responses to a questionnaire survey. 1) High-school students with high life literacy are in good health and have a higher QOL compared to high-school students with low life literacy. Moreover, they have a strong intention to become independent alongside a strong desire for male–female partnership in building a family where both spouses work. 2) Students with a high acquisition of knowledge and skills in home economics have a higher life literacy than those with a low acquisition. These findings clarify that life literacy is related to both QOL and the knowledge and skills acquired in home economics. It is the ability to solve problems in life using the knowledge and skills acquired in home economics to improve the QOL.
  • −ライフプランからエシカル消費をとおして−
    齋藤 美重子, 齋藤 和可子
    消費者教育
    2023年 43 巻 97-107
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2024/01/30
    ジャーナル フリー
    The purpose is to explore the possibility of high school-university collaborative classes for financial literacy. As a result of the analysis of textbooks, it was found that “Home-Economics” is an approach to think and act from one's own life, and “Civics” is an approach to think and act from a bird’s-eye view of society. As a result of analyzing the contents of the students’ descriptions in class practice, it was found that the students became interested in finance and acquired a multifaceted and multifaceted perspective through the investigations the materials, the teachers, and the dialogue between the students. In other words, it was suggested that the collaborative classes are effective for improving financial literacy.
  • 井上 奈津美, 井上 遠, 松本 斉, 境 優, 吉田 丈人, 鷲谷 いづみ
    保全生態学研究
    2021年 26 巻 1 号 論文ID: 2019
    発行日: 2021/05/24
    公開日: 2021/07/12
    [早期公開] 公開日: 2021/05/24
    ジャーナル オープンアクセス

    樹洞は、多くの生物がねぐらや営巣場所として利用する森林生態系における重要なマイクロハビタットである。気候帯や地域に応じて樹洞の現存量や、樹洞の形成に関わる要因は大きく異なっており、樹洞利用生物の保全のためにはそれらを明らかにすることが重要である。本研究では、奄美大島の世界的にも希少な湿潤な亜熱帯照葉樹林を対象に、伐採履歴が異なる 2つの森林タイプ(成熟林と二次林)において、樹木サイズや樹種構成、樹洞の現存量を明らかにするとともに、樹種ごとに形成される樹洞の特徴を把握した。奄美大島の亜熱帯照葉樹林は、他の地域の熱帯林または亜熱帯林と比較して樹洞の現存量は多く、キツツキの穿孔による樹洞と比べて腐朽による樹洞が高い割合を占めていた。胸高直径( DBH)30 cm以上の樹木において、成熟林では二次林と比較して、ヘクタールあたりの幹数、樹洞を有する幹数、樹洞数が有意に多かった。いずれの森林タイプにおいてもスダジイが最も優占しており(胸高直径 15 cm以上の幹に占める割合は成熟林で 48%、二次林で 66%)、成熟林では次いでイジュ( 10.8%)とイスノキ(10.3%)、二次林ではイジュ( 9.9%)とリュウキュウマツ( 7.6%)が優占していた。記録された樹洞について、一般化線形混合モデルを用いて幹ごとの樹洞数に影響する要因を検討したところ、胸高直径が大きくなるほどそれぞれの幹が有する樹洞数が多かったほか、樹種ではイスノキで最も樹洞数が多く、スダジイ、イジュがそれに続いた。確認された樹洞の 90%はスダジイとイスノキに形成されており、イスノキに形成された樹洞はスダジイに形成された樹洞よりも地面から入口下端までの高さが有意に高かった。 CCDカメラを用いて一部の樹洞の内部を観察したところ、ルリカケスもしくはケナガネズミの利用の痕跡および、リュウキュウコノハズクの繁殖が確認された。樹洞が形成されやすいイスノキの大径木を含めて成熟した亜熱帯照葉樹林を優先的に保全することが、樹洞を利用する鳥類や哺乳類の重要な繁殖・生息場所の維持、保全につながると考えられた。

  • 日本科学教育学会年会論文集
    2023年 47 巻
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/01/22
    会議録・要旨集 フリー
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