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クエリ検索: "甘酒"
1,195件中 1-20の結果を表示しています
  • 辰巳 桃子, 鮫島 由香, 松井 徳光
    日本調理科学会誌
    2019年 52 巻 5 号 329-334
    発行日: 2019/10/05
    公開日: 2019/10/11
    ジャーナル フリー

     低温(5℃)条件下で

    甘酒
    により挽肉を発酵させ,タンパク質の分解の程度を調べたところタンパク質の分解は緩やかであった。そこで,より早く食肉を軟らかくでき,
    甘酒
    で発酵させることの有効性を明らかにするため,酵素活性に影響を与えることが予測される,米麹の保存状態(冷蔵・冷凍)や
    甘酒
    の塩分濃度によるプロテアーゼ活性への影響について検討した。米麹のプロテアーゼ活性は冷蔵・冷凍ともに保存期間の経過につれて増加傾向が見られ,冷凍保存した米麹は著しい品質劣化もなかった。
    甘酒
    に食塩を添加することで酵素反応温度55℃で行ったものはプロテアーゼ活性が増加した。食塩を添加した
    甘酒
    で発酵を行う方が調理への汎用性が高いことが推察されたため,今後,実際に食肉の発酵を行う5℃においての食塩添加による有効性を明らかにする必要がある。

  • *小出 あつみ, 間宮 貴代子, 阪野 朋子, 松本 貴志子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2016年 68 巻 P-008
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/04
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    目的
    甘酒
    は長い歴史を持つ日本独自の発酵甘味飲料である.本研究では,
    甘酒
    の食品への有効利用を目的に,
    甘酒
    の特性を活かした菓子と飲料(以後,食品)9種類を開発し,栄養価と嗜好性について検討した.
    方法
    甘酒
    は,イチビキの「冷やし
    甘酒
    」を使用した.レシピは一般の料理本を参考に試作を行って決定した.栄養価は栄養計算ソフト(フーズサポ―ター)を使用した.官能評価は食物系の教職員18名をパネルとして8項目について「
    甘酒
    の特性を活かしているか」を5点尺度の採点法で,嗜好性を順位法で行った.
    結果 各食品の栄養価では,副材料の影響が大きかった.官能評価の採点法(総合)と順位法の上位5位の中に共通してスムージー,アイスクリーム,芋羊羹,チョコレートケーキの4食品が入った.これらの食品は,
    甘酒
    の特性を活かした好まれる食品であると推察された.
    甘酒
    の食品への利用では,他の材料と混ぜると香りが弱くなり,さらに製造工程で生地に
    甘酒
    を練り込む食品では,
    甘酒
    の味と香りが感じにくかった.
    甘酒
    の利用では,食品における水分調製と米麹の粒状の食感を活かすことが難しく,粒状の食感は好まれなかった.以上の結果から,
    甘酒
    を利用した食品では,総体的に味と香りで評価が低かったが,外観,美味しさおよび新奇性では高い評価を得た.分析型と嗜好型評価で共通して上位4位に入った食品では,評価が低かった香りと味を改良することで,商品化への可能性が示唆された.

  • 住吉 和子, 中尾 美幸
    日本看護技術学会誌
    2017年 16 巻 36-40
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー

     女子大生18名 (

    甘酒
    群11名, 対照群7名) を対象に,
    甘酒
    の摂取が便秘に及ぼす影響を明らかにするために, 2週間150mLの
    甘酒
    を摂取してもらった. 実験は倫理委員会承認後に本人の了解を得たうえで開始した.
     効果の評価は, 日本語版便秘評価尺度 (以下MT-CAS), 排便頻度, 便秘の辛さを用いて, 便秘尺度の得点, 排便頻度, 排便の辛さの得点をWilcoxsonの符号付き順位検定を用いて,
    甘酒
    群と対照群をそれぞれ比較した. 排便の頻度は,
    甘酒
    摂取群が有意に改善し (P=0.046), MT-CASの合計得点 (P=0.009), 「便の回数」 (P=0.025) で有意に改善していたが, 排便の辛さは両群に有意な差はみられなかった.
     以上の結果から, 1日1回の
    甘酒
    の摂取により, 便秘が改善される可能性があることが示唆された.

  • *束原 史華, 影山 志保, 太田 実, 諸岡 信久
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2017年 69 巻 3H-13
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/07/08
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    目的 
    甘酒
    はアミノ酸などが豊富に含まれ、飲む点滴という異名を持つ日本特有の甘味飲料である。現代の日本では冬に温かくして飲まれることが多いが、江戸時代には夏バテ防止に飲む冷やし
    甘酒
    が多かった。しかし
    甘酒には独特の風味があり甘酒
    が苦手という人も多くいる。そこで
    甘酒が苦手な人でも飲めるように甘酒
    と様々な三次機能を持つ牛乳を混合し飲みやすくした飲料を検討した。この飲料は夏の暑い時期、栄養補給ができるバランスの良い栄養飲料として位置付けることをねらった。 

     

    方法 福島県の太田酢店の
    甘酒
    と酪王乳業の普通牛乳を使用し、糖度計(ASONE APAL-1)、pH測定器(HORIBA SENSOR)、K⁺測定器(HORIBA B-731)、Na⁺測定器(HORIBA B-722)、Ca⁺²測定器(HORIBA B-751)、塩分測定器(HORIBA C-121)を用いた成分検査と官能検査の結果から配合を検討した。また、配合が定まった飲料の添加物についての検討を行った。

     

    結果 
    甘酒
    と牛乳の混合比率に関する官能検査では
    甘酒
    40%、牛乳60%の比率が最も高評価であった。次にこの比率をもとに試料を水で希釈した所、
    甘酒
    20%、牛乳30%、水50%の試料が官能検査では最も高評価であった。この試料の成分分析結果は、Brix 13.8%、pH6.3、Na⁺150 mg/kg、K⁺570 mg/kg、Ca⁺²110 mg/kg、NaCl 0.02 g/mlだった。次にこの試料にNaClを添加したが、味がくどくなったためCaCl₂に変更し、試料に添加した。その結果CaCl₂添加の試料はNaCl添加の試料よりも後味がさわやかになった。CaCl₂添加試料の成分分析の結果はBrix 11.1%、pH5.5、Na⁺210 mg/kg、K⁺750 mg/kg、Ca⁺²350 mg/kg、NaClとして0.02 mg/100mlであった。
  • 第1編 Sh. sonneiのS-R変異に関する研究
    小林 良輔
    岡山医学会雑誌
    1957年 69 巻 12 号 3127-3134
    発行日: 1957/12/31
    公開日: 2009/03/30
    ジャーナル フリー
    Concerning the S-R dissociation of Sh. sonnei there are abundant reports. The author obtained the following results by employing the virulent strain which had caused violent food poisoning.
    At first in order to facilitate the differntiation of S-R changes the Endo culture medium was partially modified and the variation of Sh. sonnei has been observed by performing the series of cultures on the medium taking serological aspects into consideration.
    1) With the S-type the series of cultures successive incubations were carried out for 300 generations and always about five per cent of them indicated R-type dissociation.
    2) In the series of cultures on the medium loaded with certain sugars the R-type dissociation became less apparent and after the fifth in every generation a wholly pure S-type was obtained.
    3) In the experiments comparing the virulency of the bacteria cultured under the various conditions against animals, the virulency of the bacteria cultured in the soft gruel of rice malt proved to be strongest.
    4) In the experiment of reconversion of the R-type bacteria to the S-type, either by culture in the media loaded with various substances or by passage through animals, no reconversion of R-type back to S-type has taken place at least in the author's experiments.
  • *杉本 紗羅, 林 里栄子, 伊豆 英恵, 藤井 力, 片岡 洋祐, 松原 主典
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2018年 70 巻 3K-02
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/28
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】近年、発酵食品の健康機能が注目されている。我々は日本の伝統的発酵食品の一つである酒粕の脳機能や老化への影響について検討を進めている。酒粕を利用した代表的な食品として
    甘酒
    があり、その機能性にも高い関心が寄せられている。本研究では、
    甘酒
    摂取が脳機能に与える影響として、ストレスの緩和に繋がるかどうか被験者の気分を正確かつ簡便に測定できる主観的気分測定システムを用いて検討した。
    【方法】
    甘酒
    は市販の缶入のものを使用した。
    甘酒
    飲用群は、1日1本を週に3日以上飲用することとし、2週間飲用してもらった。対照(非飲用)群(4名)及び
    甘酒
    飲用群(6名)共に、実験開始の1週間前から1日6回起床時から就寝時まで、主観的気分測定システム(KOKOROスケール)を利用して、その時の気分(「安心-不安」と「やる気がある-やる気がない」)を入力してもらった。実験終了後、得られたデータを解析した。
    【結果】
    甘酒
    を摂取していない第1週と比較し、
    甘酒
    摂取群では第2, 3週での安心感が増加した。一方、対照群ではそのような効果は見られなかった。やる気については両群共に変化は見られなかった。
    甘酒
    の摂取により不安感情が改善する可能性が示されたことから、ストレスの多い現代社会において、
    甘酒
    の摂取はストレスの緩和に有効であることが示唆された。
     本研究はSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「次世代農林水産業創造技術」によって実施された。
  • 第2編 Sh. sonneiによるamino酸特にl-Histidine脱炭酸酵素活性に就いて
    小林 良輔
    岡山医学会雑誌
    1957年 69 巻 12 号 3135-3143
    発行日: 1957/12/31
    公開日: 2009/03/30
    ジャーナル フリー
    There are just as many reports on the l-histidine decarboxylase activity of dysentery bacilli as those on the other bacteria.
    In the course of elucidation of the causative factors of violent food poisoning that occurred in the Okayama Prefecture in 1953, the author has made a report on the S-R dissociation and the virulency of Sh. sonnei in the Report 1. In the preaent report the biological nature of the virulent strain is described.
    1) Sh. sonnei grow most rapidly in the medium whose optimal pH is 7.0-7.6, but when the pH falls under 4.3 the growth of bacteris is completely inhibited: and in addition, the peaks of the growth are correlated with changes in the pH of the medium.
    2) In the cultures performed in test-tubes and flasks, R-type bacteia grew in the flask much better than S-type, while on the contrary in the test-tubes R-type bacteria growth was inferior to that of the S-type.
    3) As for the growth of Sh. sonnei in soft gruel of rice malt, although the growth does not reach as high degree as observed in the peptone medium but it reaches the maximum growth within 12 hours. After 24-hour culture, however, the growth tends to decline.
    4) On examining by paper chromatography and by Warburg's apparatus the l-histidine decarboxylase activity of the isolated strain that has been cultured in the media of peptone solution loaded with l-histidine and with additional various sugars, the excretion of carbon dioxide gas and the production of histamine are observable only in the cases where these bacteria are grown in the media containing additional glucose, maltose, or mannose.
    5) Acetone powder of Sh. sonnei that has been cultured in the medium of glucose-peptone solution loaded with l-histidine possesses the l-histidine decarboxylase activity and acts specifically to the substrate.
  • 勝野 那嘉子, 吉岡 優, 小栗 唯人, 島田 昌也, 早川 享志, 鈴木 徹, 西津 貴久, 矢部 富雄, 長野 宏子, 中川 智行
    美味技術学会誌
    2018年 17 巻 2 号 55-59
    発行日: 2018/12/31
    公開日: 2022/12/04
    ジャーナル フリー
    本研究では,岐阜県産米ハツシモを用いた
    甘酒
    アイス(白米),黒糯米を10%添加した
    甘酒
    アイス(黒米),およびGABA強化米を用いた
    甘酒
    アイス(GABA 米)の新規な3 種類の
    甘酒
    アイスを開発した。原料の
    甘酒
    は,水分含量52.2~52.6%,糖度(Brix)25.0~27.0 になるようそれぞれの炊飯米を60ºC,16 時間にて糖化・調製し,その後,
    甘酒
    を冷凍することで
    甘酒
    アイスとした。全ての
    甘酒
    アイスは高濃度のGABA を含み(6.92〜8.40 mg/100 g),かつ高い抗酸化活性を示し,特に
    甘酒
    アイス(黒米)の抗酸化活性が最も高い値を示した。これらの結果は,
    甘酒アイスが従来の甘酒
    が持つ機能性を保持することを示唆しており,特に
    甘酒
    アイス(黒米)はアズキのような色彩と黒糯米の米粒テクスチャーを感じることができる新たな
    甘酒
    アイスとしての特徴を持ち合わせていた。
  • 高橋 重作
    栄養と食糧
    1955年 8 巻 2 号 49-51
    発行日: 1955/07/10
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 堀 光代, 平野 可奈, 下山田 真, 秋山 美展, 鈴木 徹, 長野 宏子
    日本調理科学会誌
    2022年 55 巻 2 号 97-104
    発行日: 2022/04/05
    公開日: 2022/04/11
    ジャーナル フリー

     機能性が知られている

    甘酒
    と抹茶を用いたクッキーを作製し,その特徴を検討した。女子短期大学生を対象としたクッキーの嗜好性の調査結果から,
    甘酒
    を用いたクッキーは外観において高い評価となった。香り,硬さ,甘みにおいて小麦粉クッキーより低い評価となったが,総合評価では各種クッキーに有意差が見られなかった。

     

    甘酒
    クッキーに含まれる糖の組成は,添加した
    甘酒
    由来の糖に大きく影響されることが明らかになった。DPPHラジカル消去能は,小麦粉クッキーに比べ,ウルチ米
    甘酒や黒米甘酒
    の添加によって有意な上昇がみられた。さらに,抹茶の添加がラジカル消去能の向上に効果的であることがわかった。

     

    甘酒
    クッキーに対する米アレルゲン特異的抗体による反応の結果,米の主要アレルゲンに対する反応はみられず,さらに加熱処理や麹菌により発酵過程において米アレルゲンの低減化がみられた。以上の結果により,
    甘酒
    の普及にクッキーへの応用は役立つと考えられた。

  • 影山 鈴美, 井上 里加子, 細見 晃司, 朴 鐘旭, 弓岡 仁美, 須賀 朋, 黒橋 佳洋, 寺本 千秋, 水口 賢司, 國澤 純, 入江 康至
    日本重症心身障害学会誌
    2021年 46 巻 2 号 280
    発行日: 2021年
    公開日: 2024/03/13
    ジャーナル フリー
    目的 重症心身障害児(者)(以下、重症児(者))は、様々な身体的健康問題を抱え、中でも便秘は頻繁に併発する症状である。食物繊維を中心とした食事療法は嚥下機能等の問題から限界があるため、それに代わる食事療法が期待されている。そこで本研究では、便秘改善が報告されている米麹
    甘酒
    に着目し、経管栄養でも適応できるようペースト状にした試験食を利用し、便秘症状および腸内細菌叢への影響について重症児(者)を対象に検討した。 方法 解析対象者10名(16.4±1.6歳、男性5名)は、米麹
    甘酒
    (35g/日)を6週間毎日摂取し、介入前後に身体状況、食事状況、服薬状況、日本語版便秘評価尺度(CAS)を調査し、回収した糞便から次世代シークエンサーによる腸内細菌叢の解析を行った。 結果 対象者全体ではCASの有意な低下を認め、便秘症状が軽減した。同時にProteobacteriaおよびEnterobacteriaceae、Escherichia-Shigellaの有意な減少、Lactobacillalesの有意な増加を認めた。また、元々持つ腸内細菌叢の特徴から米麹
    甘酒
    摂取の影響の違いを検証するため、介入前の腸内細菌叢の類似性でグループに分けて検討した。その結果、Firmicutesが高値のグループAとActinobacteriaが高値のグループBの両グループでCASが減少する動きを示した。同時にグループAはProteobacteriaの有意な減少を認めた一方、グループBは全腸内細菌で有意な変化はなかった。Bifidobacteriumは、全体およびグループAで増加傾向を認めたが、グループBは元々高値であり、グループ間で腸内細菌叢の変化に相違があった。 考察 10名の重症児(者)を対象に6週間の米麹
    甘酒
    を摂取したところ便秘症状が軽減し、同時に便秘症状の軽減に関与する乳酸産生菌やBifidobacteriumの増加が見られた。しかし、元々の腸内細菌叢構成により、米麹
    甘酒
    摂取による細菌叢の変化の仕方が異なる可能性が示唆された。
  • 大楽 加奈子
    日本重症心身障害学会誌
    2021年 46 巻 2 号 280
    発行日: 2021年
    公開日: 2024/03/13
    ジャーナル フリー
    はじめに 重症心身障害児(者)(以下、重症児(者))は、慢性的な便秘を引き起こしやすい。そのため、日常的な排便管理が不可欠である。温罨法は臨床で古くから活用される看護手技であるが、重症児(者)の場合、ホットパックや蒸しタオルによる方法では重さによる負担、温度感覚や不快が訴えられず、低温熱傷などを引き起こすことがあり難しかった。そこで、本研究では安全性や便通効果が確認されている蒸気温熱シートによる腹部温罨法による重症児(者)への便通効果を明らかにすることを目的とした。 方法 1.被験者:男性2名、女性5名の7名、年齢33〜64歳(平均50.1±9.5歳) 2.データ収集方法:非罨法期(A期)罨法期(B期)各14日とし、排便回数・日数、浣腸、摘便、臨時薬使用回数を測定した。便形判定はブリストル便形スケールを用いた。B期は、腹部に蒸気温熱シートを一日5〜6時間貼付した。研究期間中の定期薬、臨時便秘対応は従来通りとした。 3.データ分析:ブリストル便形スケール点数化、排便回数・日数、浣腸、摘便、臨時薬使用回数、をWilcoxon検定にて比較した。 4.倫理的配慮:当施設運営委員会の審査承認を受け研究対象者およびその家族(代理人)に研究の趣旨内容等を説明し同意を得た。 結果 体調の異常を示す症状はなかった。ブリストル便形スケールA期83点、B期71点、排便回数A期15.3回、B期14回、浣腸回数A期1.1回、B期1.4回、摘便A期0.1回、B期0回、臨時薬使用A期0.9回、B期1.6回、排便日数A期11.1日、B期8.9日であった。排便日数で有意な低下が認められた。 まとめ 本研究では便通改善効果は確認できなかった。しかし1)便形が緩み臨時便秘対応減少2)便形が硬化し臨時便秘対応増加または排便回数増加3)便形は不変だが排便回数増加など様々な変化がみられた。重症児(者)の場合、病態や身体機能等を考慮し、反応を確認しながら効果的な方法の検討が重要である。
  • *辰巳 桃子, 鮫島 由香, 松井 徳光
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2018年 30 巻 2B-5
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/08/30
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】 近年、米麹に水を加えて調製した
    甘酒
    または塩麹中の酵素の分解力を利用し、肉などをより美味しくする調理法が普及し始めている。しかし、発酵させることで起こる食材の変化に関しては科学的に明らかにされていない。また、米麹
    甘酒
    の塩分濃度によるプロテアーゼ活性の違い、
    甘酒
    に使用する米麹の保存状態や保存期間による酵素活性の変化についても明らかにされていない。そこで、本研究では
    甘酒により発酵させた肉の成分変化および甘酒
    に使用する米麹のプロテアーゼ活性の違いを調べることを目的とした。
    【方法】 合挽き肉(牛肉:豚肉=6:4)に
    甘酒
    または塩麹を混合し、5℃で2日間発酵させたものの遊離アミノ酸量をHPLC、コレステロール量をコレステロール測定キットで測定した。また、
    甘酒
    および塩麹のアミラーゼ活性をソモギーネルソン法、プロテアーゼ活性をローリー法で測定した。
    甘酒
    の塩分濃度は0~20%の範囲で設定し、
    甘酒
    調製の前と後に塩をそれぞれ加えたものについてプロテアーゼ活性を測定した。米麹の保存状態、保存期間によるプロテアーゼ活性の変化は、冷蔵(5℃)または冷凍(-20℃)で保存した米麹を定期的にサンプリングして測定した。
    【結果】 
    甘酒
    および塩麹で発酵させることで甘味、うま味を示す遊離アミノ酸が増加し、塩麹で発酵させた方がより増加した。コレステロール量は発酵させることで減少した。アミラーゼ、プロテアーゼ活性は
    甘酒
    より塩麹の方が高かった。
    甘酒
    のプロテアーゼ活性は塩を加えることで高くなり、調製前に塩を加えた
    甘酒
    は塩分濃度12%以降急激に活性が増加した。米麹のプロテアーゼ活性は保存期間の経過とともに増加した。また保存状態による活性の大きな違いはなかった。
  • *鈴木 絢子, 村上 陽子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2019年 31 巻 1P-48
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/08/26
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】我が国の食文化は,微生物を利用した発酵食品によって支えられている。

    甘酒
    は,米と米麹を原料としてつくられる。
    甘酒
    には,米麹を用いるものと,酒粕を用いるものの2種類に大別される。米と米麹で作る
    甘酒
    (麹
    甘酒
    )は,アルコール分を含まないため,老若男女すべての世代において飲用できる。また,自然な甘味を呈するため,飲み物として飲用する以外に,砂糖やみりんなどに代わる調味料としての活用も期待できる。
    甘酒
    は,疲労回復や熱中症防止の飲み物として古くから親しまれ,かつ,近年ではその栄養効果の高さから注目を集めているが,その調製方法は経験によるところが多い。また,材料の一つである米麹は原料や製法により様々あるが,
    甘酒
    の成分組成や嗜好性に及ぼす影響についてはあまり検討されていない。そこで本研究では,麹
    甘酒
    の材料が成分と嗜好性に及ぼす影響について検討した。

    【方法】材料として,市販の米麹を用い,米はうるち米(精白米)とした。米を蒸留水で数回洗米後,30分間吸水させ,炊飯器を用いて粥状に炊いた。炊飯後,蒸留水を添加し,温度が60℃まで低下したら米麹を加えてよく混合し,60℃にて麹

    甘酒
    を調製した。試料の糖度,マルトース濃度,グルコース濃度などについては経時的に測定した。食嗜好性は,静岡大学教育学部学生を対象に行った。

    【結果および考察】麹

    甘酒
    の糖度・マルトース濃度・グルコース濃度は,調製時間の経過とともに有意に増加した。また,米麹の種類によって,各種成分に有意な相違がみられた。麹
    甘酒
    の食嗜好性を検討したところ,米麹の種類によって味や見た目などに有意な差がみられた。以上のことから,米麹は麹
    甘酒
    の成分や嗜好性に影響を及ぼすといえる。

  • *菊地 和美
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2021年 32 巻 P-59
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/07
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】近年、北海道では地域の特徴を生かした米の生産が拡大し、北海道の水稲作付面積は令和2年産 10万4,700ha、主食用作付面積は9万5,300haが見込まれている。北海道産米の道内食率は目標とする85%に対して令和2年度88%(前年度86%)であり、北海道産米のさまざまな用途ならびに消費が期待されている。一方、北海道白糠町のNPO法人Hは、北海道産米や米麹を用いた

    甘酒
    を製造して地域活性化のために産学連携で活動している。本研究では、北海道産米の新たな利用方法を明らかにすることを目的として、北海道産米ならびに米麹を用いた
    甘酒
    を調製し、その調理特性を検討した。

    【方法】

    甘酒
    は、米麹(北海道石狩産生麹)200gに対して北海道産米150g(石狩産ななつぼし)、
    甘酒
    メーカー(株アイテック製KOJI BIJIN MP101)を用いて調製した。
    甘酒
    の粘度はSV型粘度計(音叉型振動式)によって測定した。色調は分光色彩計によってL*値、a*値、b*値を測定し、彩度(C*値)を算出した。官能検査は
    甘酒
    プレーンに対して、果汁(北海道産ハスカップ・リンゴ)添加を比較として用い、F大学教職員を対象に4項目(色、香り、味、総合評価)について、順位法で行った。

    【結果】

    甘酒
    の粘度は、11.3〜13.2mPa.s(10℃)でトマトジュースの粘度とほぼ同等であった。色調はL*値57.34、b*値4.41、彩度C*値4.52であった。官能評価では、
    甘酒
    ハスカップ添加が色(** p<0.01)、味(**p<0.01)、総合評価(**p<0.01)において好まれていた。今後も北海道産米ならびに米麹を用いた
    甘酒
    の利用可能性を検討したい。

  • 岸野 嘉宣
    日本釀造協會雜誌
    1976年 71 巻 1 号 42
    発行日: 1976/01/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
  • ―秋田の「食」を発信する 2 種類のイベントの実践を通して―
    蔭山 日菜子, 橋口 萌乃, 佐藤 萌花, 神田 彩乃, 佐藤 真琴
    日本語教育方法研究会誌
    2022年 28 巻 2 号 20-21
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/06/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    Amidst the COVID-19 pandemic, the opportunity of local interaction has been significantly decreased and the place of activity was moved from in-person to online. In 2021, voluntary students from Akita International University organized two online events which aimed to convey Akitas regional food by welcoming participants from domestic and overseas. This paper reflects these events and explores the possibility of online community exchange activities. Although there should be a continuous update on ICT skills and knowledge, we conclude that facilitating “active interaction” is the utmost key in designing comfortable and satisfying online events.
  • 倉橋 敦
    日本家政学会誌
    2023年 74 巻 2 号 101-106
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/03/04
    ジャーナル フリー
  • 満田 昌代, 増村 威宏, 塚本 康浩
    生物工学会誌
    2023年 101 巻 6 号 316-318
    発行日: 2023/06/25
    公開日: 2023/06/25
    ジャーナル フリー
  • *鈴木 絢子, 村上 陽子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2022年 33 巻 P-72
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/02
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】麹

    甘酒
    は,米と米麹を原料とする伝統的な食品である。米麹に含まれる酵素により米デンプンが糖化され,自然な甘みを呈する。麹
    甘酒
    は,飲み物として利用する他に,砂糖やみりんなどに代わる調味料としての活用も期待できる。麹
    甘酒
    は古くから親しまれている伝統的な飲み物であるが,糖化温度や時間などの調製条件は経験によるものが多い。また,糖化により各種成分がどのように変化するか殆ど報告がないのが現状である。そこで本研究では,糖化温度が麹
    甘酒
    の成分や食嗜好性に及ぼす影響について検討した。

    【方法】米はうるち米(精白米)を用いた。米75gを蒸留水で5回すすぐように洗い,米の5倍量の蒸留水を加えて,常温にて30分間吸水させ,おかゆモードで炊飯した。炊飯後,炊いた粥全量を保温容器に入れ,滅菌水100mlを加えて撹拌し,全体の温度が60℃に低下したら米麹100gを入れて混ぜ合わせ,KAMOSICO(タニカ電機)に材料が入った容器を入れて60℃で8時間,保温した。各種成分について経時的に測定した。また,保温温度を4℃,25℃,50℃,55℃に変更して,糖化温度の影響を検討した。

    【結果・考察】糖度,マルトース濃度,グルコース濃度は,60℃では時間の経過と共に増加した。60℃ではこれら成分は6時間でほぼ平衡に達したが,50℃と55℃は8時間まで有意に増加した。各種成分の濃度は,4℃と25℃は60℃より有意に低く,4℃が最も低かった。食嗜好性は,50〜60℃で調製した麹

    甘酒
    は,舌触りや風味,甘さ,飲みやすさについて「好ましい」という評価が得られた。4℃は,60℃と比べて,甘さや飲みやすさに対する評価が低かった。

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