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クエリ検索: "生活" 教科
59,715件中 1-20の結果を表示しています
  • ―複数教科連携による漢文教材の多様化―
    戸髙 留美子
    人間
    生活
    文化研究

    2018年 2018 巻 28 号 552-559
    発行日: 2018/01/01
    公開日: 2019/07/26
    ジャーナル フリー

      中学校漢文の教材は長年刷新が見られないままになっている.しかし平成28年12月に示された答申,「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策について」,では「学習指導要領等の枠組みの見直し」,「アクティブ・ラーニング」と共に「カリキュラム・マネジメント」が新学習指導要領の柱として位置づけられた.この提言は平成29年3月公示の学習指導要領にも反映されている.本論では「カリキュラム・マネジメント」に立脚した

    教科
    横断型授業の構成による漢文教材の選択拡大の可能性について考察した.今回は国語科の古典分野・漢文と,社会科の歴史分野との連携のケースを例示したのみだが,地域の文化・歴史や人的資源の有無などを鑑みながら総合的学習との連携も可能である.こうした従来の
    教科
    書に依拠した国語科教育の枠を超えた取り組みが,自文化に根付き現代社会ともつながる漢文との出会いを生徒にもたらすものと考える.

  • ―カリキュラム・マネジメントの視点から―
    高野 成彦
    人間
    生活
    文化研究

    2018年 2018 巻 28 号 731-751
    発行日: 2018/01/01
    公開日: 2019/07/26
    ジャーナル フリー

     平成31年全面実施の中学校における「特別の

    教科
     道徳」の研究の現状を「カリキュラム・マネジメント」の視点から整理・分析し,課題と展望を明らかにした.道徳は「特別の
    教科
    」化により,「学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の要」であり,「カリキュラム・マネジメント」,とりわけ,各
    教科
    等の学びとどうつなげるのかが問われている.「考える道徳」「議論する道徳」のコンステレーション(布置)を描き出してみると,「社会に開かれた教育課程」の視点に立った取組は今後の課題ではあるものの,
    教科
    横断的な取組や「現代的な課題」の取組は成果を上げつつあり,「カリキュラム・マネジメント」における「レバリッジ・ポイント」の可能性が展望できた.

  • 森近 利寿
    人間
    生活
    文化研究

    2018年 2018 巻 28 号 815-823
    発行日: 2018/01/01
    公開日: 2019/07/26
    ジャーナル フリー

     文部科学省は指導要領の改訂に伴い,道徳が

    教科となり特別な教科
    道徳となった.道徳を
    教科
    化した目的には生きるための考え方の礎になるべき道徳を教育内容の中心になるように位置づけ,決して軽んじられることなく行われないといけないとして
    教科
    化したものである.しかし,学校は,決して軽んじたわけでも,地域性をもって忌避的なイメージをもっていたわけでもない.道徳の
    教科
    性として授業を実践するのに,とても困難で,
    教科
    担任というわけにはいかず,学級担任になれば,必然的に道徳を担当することになり,学級担任としての業務もあり,道徳の果てしない教材研究が追い付かないのが現状であると考えられる.文部科学省の読書資料は道徳内容の準拠で使いやすいが,生徒の
    生活
    実態として理解することが困難なものもあるかもしれないと考えられる.そこで,本稿ではまず,ある図書館の漫画の蔵書の中で道徳の教材資料として採用できそうなものを提示する.次に,道徳内容に従った教材研究の方向性及び生徒により浸透しやすく理解しやすい道徳内容の教材資料を示し,教材資料の選定の一提案とするものである.

  • 高等学校との接続性について
    市川 博, 齊藤 豊, 豊田 雄彦, 本間 学
    人間
    生活
    文化研究

    2013年 2013 巻 23 号 203-208
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/07/16
    ジャーナル フリー
    初等中等教育における情報リテラシー教育は,2002年度に小中学校,2003年度に高等学校の学習指導要領が改正され,本格的に開始された.高等学校では2003年度より普通
    教科
    「情報」が設置され情報教育が必修化した.普通
    教科
    「情報」には,「情報A」,「情報B」,「情報C」の3科目が用意され,さらに,高等学校の
    教科
    「情報」は,2009年の告示を受け,2013年度より,新学習指導要領により「社会と情報」「情報の科学」の2科目編成となり,情報教育の重要性は広く認識されている.しかし,大学入学者の情報リテラシーは,
    教科
    「情報」導入以降も向上しているとは言えず,大学における情報リテラシー教育は,今後もコンピュータスキル教育も含め必要であることが,本学の入学者への調査からも明らかになった.
  • 名古屋 恒彦
    植草学園短期大学紀要
    2006年 6.7 巻 17-30
    発行日: 2006/03/31
    公開日: 2018/04/13
    ジャーナル フリー
    戦後知的障害教育における
    生活
    中心教育実践を、「原初型」「訓練型」「
    教科
    型」「子ども主体型」の四つの型に分類した。原初型は、「社会自立」を教育目標として、
    生活
    を総体として理解して単元化を図るものであった。訓練型は、原初型に続くもので、教育目標「社会自立」を固定化・偏狭化させ、活動の訓練化を来している。
    教科
    型は、1960年代以降に見られたもので、
    教科等の内容指導の手段として生活
    中心教育実践をとらえる。子ども主体型は、1970年代後半期以降のもので、教育目標「社会自立」を子どもに即して考え、その子なりの「自立」の実現を図る、子ども主体の「学校
    生活
    づくり」を意図する。子ども主体型は、原初型との連続性を強く有する。一方、原初型以降の訓練型の使役的訓練的な側面や、
    教科型の教科
    等指導手段という側面への反省的側面を独自性として有し、子ども主体の活動、指導手段ではない本来の
    生活
    の重視といった側面を強調する。これらを踏まえ、今後の子ども主体の
    生活
    中心教育実践の充実・発展の必要を述べた。
  • 林 良重
    化学と教育
    1994年 42 巻 6 号 395-399
    発行日: 1994/06/20
    公開日: 2017/07/11
    解説誌・一般情報誌 フリー
    終戦直後(1945年), 「
    教科
    書を教えることが教師の仕事」だと思って, デモ, シカ先生になった筆者は, 昭和27年(1952年), 初めての
    生活単元による検定教科
    書高等学校化学(上・下)柴田雄次, 津田栄, 島村修共著を使わせてもらった。この
    教科
    書は, 筆者のそれまでの教育観を根底から変えた。「
    教科
    書を教えて覚えさせる」のではなく, 「できるだけ変化のある学習活動(
    教科
    書の利用も含む)を行わせる」ことが教育(開智Education)であると実感するようになった。この観点から,
    生活
    単元学習の見直しを提案する。
  • 本郷 健, 米山 泰夫, 永井 克昇, 本村 猛能, 山本 利一, 齋藤 実
    人間
    生活
    文化研究

    2017年 2017 巻 27 号 134-139
    発行日: 2017/01/01
    公開日: 2020/04/02
    ジャーナル フリー

     本研究の目的は,高等学校の共通

    教科
    「情報科」の目標,言い換えると本
    教科
    を学ぶことによって形成されるべき資質・能力は何かを,伝統的な
    教科
    である数学や理科の目標形成を視野に入ながら,新たに提案することにある.われわれの基本的な主張は,情報科の目標を「情報を軸としてさまざまな事象を捉えようとする見方や考え方の育成」と捉え,「情報的な見方・考え方の育成」を情報科で目指すべきことを提案するものである.先の目的を達成するために「情報的な見方・考え方」とは何かについて,一つの形を提示し,そのカリキュラムを提案することにある.具体的には,「情報的な見方・考え方」は認識科学的な側面と設計科学的な側面から構成されることを確認し,その下位に位置する10 の中心概念を提案した.

  • 私立中高一貫男子校に通う生徒の場合
    *土屋 善和, 堀内 かおる
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2012年 64 巻 3H-10
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/09/18
    会議録・要旨集 フリー
    【本研究の目的】 
     家庭科は、
    生活
    を主体的に創造する力を育成することを目標に掲げた
    教科
    である。しかし、被服製作や調理実習の印象が強く、単に実技を教える
    教科
    という認識が残っている。特に男子校という特殊な学校文化の中においては、家庭科を女性的な
    教科
    ととらえることで、男子生徒自身が家庭科学習をする必然性を理解できず、学習を軽視する傾向にあるように感じる。
     したがって本研究では、中高一貫男子校に通い始めた中学生の家庭科観を調査し、彼らの家庭科に対する認識を把握するとともに、今後の家庭科授業実践上の課題を明らかにすることが目的である。
    【研究方法】 
     2011年4月に中学1年生4クラス(男子178名)を対象として、第1回目の授業の際に、家庭科に関するイメージマップを記入させ、その語彙と語彙間の関係を分析した。同時に家庭科とはどのような
    教科
    だと思うか自由記述で記入させ、記述内容を分析した。これらのデータを基に男子中学生の持つ家庭科観を考察した。
    【結果及び考察】 
     生徒は、家庭科を「
    生活
    に必要」「
    生活
    のための
    教科
    」「
    生活に役立つ教科
    」と認識していた。一方で「料理が作れるようになるための
    教科
    」や「家事を学ぶ
    教科
    」というとらえもあり、イメージマップからも、「調理(料理)」「裁縫(ミシン)」といった語彙が「家庭科」という語彙の次に連想されていた。生徒は、家庭科を「
    生活
    をするための技術を習得する
    教科
    」と考えており、学習ではその手法を学ぶことを期待していた。結論として、男子中学生は家庭科を「
    生活
    に役立つ」、「
    生活
    に必要」とみなしているが、「家事の技術」が身につくととらえ、家庭科を評価していたことが明らかになった。
  • 田辺 洋子, 綾部 園子, 谷澤 容子
    日本調理科学会誌
    2000年 33 巻 4 号 472-482
    発行日: 2000/11/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    The purpose of this paper is to examine the transition in meanings encompassed by the term “cookery”that appeared in 179 homemaking textbooks for high school and college students from 1888to 1994 in Japan. “Cookery” included 47 activities or concepts that we categorized and counted by representative key words.
    1. In textbooks published before 1946, there were no distinctive differences between the terms shokuhin and shokumotsu. The purposes and significance of cookery were mainly explained by the key words: to kill microorganisms or parasites, to satisfy nutritional needs, to make foods more digestible, to make foods more appealing in appearance, and to improve taste to stimulate appetite.
    2. In high school textbooks published during the past 50 years, cookery involved some of the same key words: preparing hygienically safe food, improving nutritional density, making foods more digestible, and making foods better in appearance. Other than these, processing food to make it easier to eat or digest, and making food tastier were also frequently used as key words.
    3. In college textbooks published from 1953 to 1994, the differences between shokuhin and shokumotsu were clearly defined. The purpose of cookery encompassed more key words than those used earlier (and mentioned above). Added to the key words of-making food easier to eat and digest, preparing hygienically safe food, improving nutritional density, improving palatability and taste, and making foods better in appearance-were the important concepts of continuing cultural (and regional)traditions, and creating a happy and safe home atmosphere through the preparation of good meals.
  • 山元 亜希子
    帯広大谷短期大学紀要
    2005年 42 巻 29-42
    発行日: 2005/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    カルシウムはイライラをおさえる、イライラしているときはカルシウムが足りない、というフレーズは、昔から言われていた。しかし、筆者の知る限り、栄養に関する
    教科
    書には載っていない。そこで、抗不安作用に関する文献調査を行った結果を報告する。さらに、今回、管理栄養士・栄養士を対象として、彼女らが
    教科
    書どおりの病態に関する栄養指導に利用している栄養情報の情報源と食事因子・栄養素の抗不安作用という
    教科
    書には記載が無い栄養情報についての情報源について知ることを目的として横断的研究を実施した。その結果、
    教科
    書どおりの病態に関する栄養指導に利用している栄養情報の情報源(
    教科
    書・成分表、パンフレット・リーフレット、勉強会・講習会・研究会・学会など)と
    教科
    書にはほとんど記載されてはいない食事因子・栄養素の抗不安作用についての情報源(テレビ・ラジオ、新聞・ミニコミ誌など)とは異なることが示された。栄養情報が溢れかえっている今日、管理栄養士による栄養の指導がより効果的であるためには、医療において展開されてきているEBM(evidence-based medicine)の方法論を栄養指導(栄養教育)に応用することの必要性が示唆された。
  • -高等学校の教科書分析から-
    *速水 多佳子, 西村 睦美
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2015年 67 巻 3D-10
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/15
    会議録・要旨集 フリー
    目的 住まいは
    生活
    の器であり,健康で豊かな
    生活
    を送るために必要不可欠なものである。学校教育の中で住まいに関する内容を主として扱っている
    教科
    は家庭科である。しかし家庭科では,授業時間数の減少や指導の困難さから扱いが低調であることが指摘されており,限られた時間の中で効果的な指導をしなければならないという現状がある。そこで,
    教科
    書から学校現場の家庭科住居領域として取り扱われている学習内容を整理して分析し,指導すべき内容を把握することを目的とした研究を行った。
    方法 平成26年度に高等学校共通
    教科
    家庭科で使用されている17冊の
    教科
    書(家庭基礎6社10冊,家庭総合6社6冊,
    生活
    デザイン1社1冊)を対象とした。ページ数,太字表記の語句,図表数,内容の分類,記載順序について分析を行った。
    結果
    教科
    書全体に占める住居領域のページ数の割合は,
    生活
    デザイン13.2%,家庭総合10.3%,家庭基礎9.5%であり,現在は家庭基礎を選択履修している学校が最も多いが,住居領域の記載は最も少ない。住居領域の内容を詳しく見ると,記載が多い順に,住居の機能と計画,住居の室内環境,住
    生活
    と環境,住居の安全,地域社会とのかかわり,住
    生活
    の文化,住
    生活
    関連法規であった。太字表記の語句は,家庭基礎121,家庭総合134,
    生活
    デザイン30が抽出されたが,
    教科
    書によって扱いに差が見られた。記載順序については,すべての
    教科
    書に共通した流れはなかったが,傾向を見出すことができた。
  • 趙 耕熙, 三吉 満智子
    繊維製品消費科学
    2003年 44 巻 1 号 46-55
    発行日: 2003/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    衣服設計を目的とした人体の形態計測では, 上肢または上肢と体幹部の関係について検討されていないことから, 本研究ではそれらについて計測し, 袖パターン設計論の構築に寄与することを目的とした.20歳代成人女子92名の正投影図に近い状態を撮影した立位正常姿勢の写真を用い, 袖パターン構成理論に必要とする計測項目を含めて上肢・体幹部の形態計測を行い, 主成分分析を行った.結果は次の通りである.
    1) 計測結果から, 前面視における上肢外側線傾斜角度は平均約+3度の傾斜を持っていることが明らかになり, 袖立体は垂下状態に着けるのが良いと一般的に考えられているが, 体型によってやや外転した状態にする必要があると実験的に証明できた.
    2) 主成分分析の結果から, 負荷量|0.5|以上でみると上肢外側線接線と肩先点との水平距離は肥痩を示す項目と同一主成分に表れ, 同時に項目数を減じた第二段階分析では上肢外側線傾斜角度とも同一主成分として表れた.また肩先点位と腰部の幅径差も上肢外側線傾斜角度と同一主成分に表れ, これらは衣服設計に活用できると考えた.側面視の前肩度と上腕部の振れ角度が, また上半身体軸傾斜角度と上肢の振れ角度がそれぞれ同一主成分に表れた.これらは先行研究を補う袖パターン作図に有効なデータと考えられる.
  • 福家 俊哉
    特殊教育学研究
    2002年 40 巻 3 号 333-340
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2017/07/28
    ジャーナル フリー
    中学校特殊学級(知的障害)における
    教科
    学習の在り方について検討した。具体的には、教材を
    生活
    化して指導した場合どのような効果が上がるか、
    教科
    の目標にどこまで迫れるかについて、社会科の授業実践を通して確認を行った。結果、
    生活
    化した教材では、関心・意欲・態度や基本的知識理解については学習成果が上がったが、
    教科
    固有の目標には達しない場合があることがわかった。また、複数の
    生活
    化した教材を関連づけて組み合わせることで、より効果が上がることもわかった。このことから、
    教科学習を生活
    化して取り扱うことの有効性は認められたものの、教材の
    生活
    化によってもなおかつ達成されなかった目標について、知的発達や認知発達の観点からのさらなる検討が必要であることが明らかになった。
  • ―「総合的な学習の時間」の再評価についての一考察―
    高野 成彦
    人間
    生活
    文化研究

    2019年 2019 巻 29 号 651-671
    発行日: 2019/01/01
    公開日: 2020/01/24
    ジャーナル フリー

     Society 5.0における精神的状況を教育人間学の視点から検討すると,人間がAIと共生するための教育的課題のひとつとして,ケアリング教育を挙げることができる.道徳教育においては,すでに,「ケアする心を育む」という立場も見られるが,「特別の

    教科
    」化により強度が高まり,「特別の
    教科
     道徳」の在り方自体が模索されている.同様な状況は,平成29年告示の学習指導要領のもと,〈探究〉することの強度が高まった「総合的な学習の時間」にも見られる.しかし,「総合的な学習の時間」の学びをノディングズのケアリングの6領域を理論枠組みとして分析したところ,ケアリング教育の場としての可能性が明らかとなった.

  • ―能力表・要素表と北条小学校を中心に―
    金馬 国晴
    教育方法学研究
    2016年 41 巻 61-72
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2017/04/21
    ジャーナル フリー

     本稿では,

    教科
    と活動,能力の間のトリレンマの解決策を,各校のカリキュラムの全体構成にまで視野を広げつつ探る。その際,戦後初期の新教育のうち,コア・カリキュラムを手がかりとして,その問題解決に資するような当時の実際と可能性を考察する。具体的な手がかりは,能力表または要素表などといわれるものである。

     本稿では,(1)能力表・要素表について,各校に共通に見られた「構造」をまとめ,(2)これらの表が実際どのように実践化されるかを想定しながら「構成」されたのかと,(3)

    教科
    ・活動・能力の鼎立がいかなる形で可能となるかについて,館山市立北条小学校を中心的な例として考察する。

     以下が明らかとなった。社会科に導入した活動が膨張する過程で,他の

    教科
    が包摂されていった(コア・カリキュラム)。
    教科
    の「構造」が変化したものの,同時に,
    教科
    の内容(知識,技能など)を教える機会は一層重視された。能力は当初,
    教科
    ごとに分けられたが,次第に活動全体を通じた
    教科
    横断的なものへと捉え直され,要素表に列挙された。

     北条小のような学校では,

    教科
    の構造が,要素表からイメージされるような単なる要素の羅列ではなく,活動において「活用」される道具として扱われた。他方で,能力別グルーピングやテストも
    教科
    ごとに行われた。

     

    教科
    ,活動,能力の間に様々な矛盾が見られたものの,活動とそこで養われる能力がまず全体として捉えられ,実際は能力を各
    教科
    の要素ごとに分けながらも,どの場面でも必要に応じて養うことを意図し,定着したかを評価までするという一連のサイクルがつくられたのである。

  • 国語科・地理歴史科の教科横断型実践を事例に
    高野 慎太郎, 津山 直樹
    生活
    大学研究

    2021年 6 巻 1 号 56-75
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/21
    ジャーナル フリー
    本研究は、子どもの声を反映した
    教科
    横断型カリキュラムの創発過程を分析することによって、生徒と教師における中動態的関係を明らかにするものである。そのために、アクティヴ・インタビューによって得られたデータの分析を行う。
    教科
    横断型の授業においては、生徒と教師の間だけでなく、教師と教師の間にも中動態的な関係性が現れる。アクティヴ・インタビューからは、そうした輻輳化した中動態的な関係の中から新たな実践が創発される様子が明らかとなっている。また、
    教科
    横断型の授業による効果としては、「地理で情報を得て、考察を国語で行う」「
    教科
    横断によって問いを持ち越すことができた」といった生徒の語りに象徴されるような、各
    教科
    の特性と限界を補完しあう形での相乗効果が見受けられた。
  • 増子 寛
    物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集
    1999年 16 巻
    発行日: 1999/08/09
    公開日: 2017/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    偶然に
    生活単元学習時代に使われた中学の教科
    書を直接手にする機会が得られた。学習指導要領改訂にともなう現在の様々な動きに関連して、かねてから気になる存在であったこれらの
    教科
    書について、内容の紹介とその現在的な意味について言及したい。
  • 菊田 尚人
    国語科教育
    2018年 84 巻 22-30
    発行日: 2018/09/30
    公開日: 2018/10/26
    ジャーナル フリー

    本研究では,

    教科
    学習の中で書くことに取り組む教育方法である「文筆活動法」にどのように取り組んできたのかを明らかにしたうえで,そうした取り組みと日本作文の会の活動方針とを比較しながら,「文筆活動法」という用語が十分に定着しなかった背景にどのような課題があったのか検討した。資料として,日本作文の会の機関誌『作文と教育』と明星学園PTA会報『道』を用いた。その結果,活動方針に見られる理念を反映した具体的な「文筆活動法」の実践においては,
    教科
    学習の中で書かせることの教育的意義が継続的に明らかにされてきたことが到達点としてあげられる。一方で,
    教科
    学習の中で書くことに取り組む「文筆活動法」と「
    生活
    綴方」とは異なるものであり,「文筆活動法」はあくまで副次的な取り組みであるという認識を払拭しきれなかったことが課題であった。

  • ―教育学部および生活環境学部学生を対象とした家庭科教育に関する調査―
    藤平 眞紀子, 久保 博子
    日本家政学会誌
    2020年 71 巻 1 号 12-30
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/01/24
    ジャーナル フリー

     中学校, 高等学校の家庭科における住居・住

    生活
    分野の学びにおいて, 将来の
    生活
    を創造する学びの提供, 学びの方法を考察するため, 中学校, 高等学校の家庭科における住居・住
    生活
    分野の学びの現状を詳細に把握し, 住居・住
    生活
    分野がどのように捉えられ, 日常
    生活
    との関わりを持って学びの意味が意識されているかについて検討した.

     その結果, 学習状況はあまり芳しくなかったものの, 住居・住

    生活
    分野の学習が住まいや住環境への興味や関心を高め, 日常
    生活
    で実践されている傾向を読み取ることができた. また, 住居・住
    生活
    に自主的にかかわり, 責任ある立場に立つことが, 住
    生活
    への意識や行動に影響を与えていることが明らかとなった. 家庭科における住居・住
    生活
    分野の学びの重要性を示すためには, ディベートや見学, 学外講師による授業展開も効果的と考えられる. また, 限られた時間内での学習となるため, 分野や項目を連携させていくことも必要である.

  • 堀口 博子
    農村
    生活
    研究

    2023年 66 巻 2 号 10-14
    発行日: 2023/06/15
    公開日: 2023/12/09
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