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クエリ検索: "西原さつき"
15件中 1-15の結果を表示しています
  • 放線菌プロテアーゼの利用と脱脂大豆の混入について
    支倉 さつき, 林田 紀代子, 船岡 和子
    栄養と食糧
    1963年 15 巻 5 号 348-352
    発行日: 1963/01/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    糠味噌床の香味の向上と栄養学的意義の向上を目的として, 糠味噌床に脱脂大豆の混入と放線菌プロテアーゼの利用とをこころみに。本報は, まず基礎的実験を三角フラスコ内で行なった結果, 次の事項を認めた。
    1) 放線菌プロテアーゼの作用効果は, 米糠基質に対しても効果的であるが, それにもまして, 脱脂大豆混入の米糠基質に対した方が大で, 生酸度, 可溶態窒素, アミノ態窒素の増加量が大であることがわかった。米糠への脱脂大豆混入は, 基質そのものの蛋白強化ともなり, 放線菌プロテアーゼ添加と相俟って糠床熟成の促進に大いなる効果を示した。
    2) 放線菌プロテアーゼ添加量は, 基質10g当り, 0.2-1mgを妥当と認めた。また脱脂大豆は, 米糠に対して等量でよいことを知った。家庭の糠味噌床において, プロナーゼおよび脱脂大豆の利用は価格の点からも実用化の可能性を見出した。
    3) 作用温度は, 30℃前後でも有効である点から, 放線菌プロテアーゼの利用は容易であることを明らかにした。
  • 実際の糠床における放線菌プロテアーゼの利用について
    支倉 さつき, 林田 紀代子
    栄養と食糧
    1963年 15 巻 5 号 353-357
    発行日: 1963/01/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    実際の糠床基質の熟成および質的向上に関して次の事項を認めた。
    1. 脱脂大豆混入は糠床の蛋白質強化の上からも味覚の上からも効果的であった。
    2. プロテアーゼ添加は糠床の熟成を促進し, 脱脂大豆の添加と相俟って糠床を質的に向上させることができた。
    3. プロテアーゼと共に乳酸菌製剤の添加は, 糠床の熟成促進およびにおいの点から, もっとも効果的であることを認めた。
  • 槇 光章, 佐藤 幸夫
    家政学雑誌
    1968年 19 巻 2 号 99-102
    発行日: 1968/04/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    糠床の熟成に伴う成分の変化について調査した結果次の事が認められた。
    1 糠の加熱処理区は無処理区に比し、香気良好で悪臭が感じられず、硫化水素の発生もなく、酸量も少ない風味良好な糠床が形成された。
    2 熟成に伴ない、糖類中キシロースは変化なく、グルコース及びフラクトースの発酵性糖は仕込初期に消失するが、蔗糖は加熱処理区では案外その存在が後期においても見られた。
    3 熟成に伴ない、アミノ酸は無処理区では初期に濾化して減少するが、アンモニアの発生と共に一定化し、後期にはアミノ酸の再現も見られた。しかし加熱処理区では減少率も低く、ヒスチジン及びリジンは10日以後に.消失した外は後期までその存在が認められた。
    4 有機酸としては、仕込初期に糠中のクエン酸、リンゴ酸、リン酸の3種が検出されたが、5~10日になると酢酸、ピルビン酸、フマール酸、蓚酸、乳酸が見られ無処理区の場合は10日後に酪酸の発生が認められた。
    5 以上を総括して風味佳良な糠床は、酵母によるアルコールの生産、更に乳酸菌による乳酸の少量の生成がある場合である点からして、香味良好な糖味噌を作るには乳酸菌の繁殖を適度に禁抑し、酵母を一定の割合に存在させるようにすることであると推定した。
    本研究の要旨は昭和40年7月、日本家政学会東北支部大会で講演した。
  • 寺島 広幸
    栄養と食糧
    1963年 16 巻 4 号 249-253
    発行日: 1963/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    Changes in the amounts of organic acids were observed through the process of pickling in salt bran.
    The contents of acetic, formic, lactic and malic acids in salt bran for pickling were increased after the preparation. The ratio of organic acid content was on the almost same level after 14th day.
    With pickling in salt bran, acetic and tartaric acids were decreased and lactic and malic acids were increased in Japanese bitter radish, and tartaric acid was also decreased and acetic, formic and lactic acids were increased in sweet radish.
  • 米粒各部のアミノ酸含量
    田村 真八郎, 劔持 久仁子
    日本農芸化学会誌
    1963年 37 巻 12 号 753-756
    発行日: 1963年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    米粒各部分すなわち白米,ヌカ層,胚芽の総アミノ酸分布をみると(第3表),だいたい各アミノ醗の60~80%が白米部分に含まれており(チロシン,シスチン,プロリンは回収率が100%近くにならないので考察から除いた),ヌカ層には15~22%,胚芽には3~15%の各アミノ酸が分布している.
    第5表に玄米,白米,ヌカ層,胚芽の総アミノ酸含量を16g窒素中の各アミノ酸g数に換算し,文献値とともに示した.
    玄米の場合は著者らの結果は,平(6)の文献値よりも,リジン,スレオニン,プロリン,アラニン,バリン,イソロイシンでは低く,セリン,シスチン,フェニルアラニンでは高い測定値を示した.この原因は試料として用いた玄米の違いによるものか,アミノ酸定量法(カラムクロマト法と微生物定量法)の違いによるものかは明らかでない.
    白米については著者らの測定値は木村(7),属(8)の報告よりも全般的に低い測定値を示した.これは著者らが白米よりタンパク質を抽出することなく塩酸加水分解したのに対し,文献値はタンパク質を分離してから加水分解しているための差であると考えられる.このことは著者らが第2報で報告したように,デンプン混合試料を加水分解してアミノ酸測定をする場合,測定値の低下のいちじるしいチロシン,アルギニンが文献値との差が大きいことからもうかがわれる.白米粉末をそのまま加水分解する方法と,白米粉末からタンパク質を分離して加水分解する方法のいずれがよいかは充分検討されていないが,前の方法ではアミノ酸がかなり破壊され回収率が悪くなることは明らかであり,また後の方法では白米のタンパク質を全部とりきることは困難なので,分離したタンパク質が白米の全タンパク質を代表できるかどうかに問題が残り,この両法で得られた測定値を慎重に検討して白米中の総アミノ酸含量を推定するのが妥当と思われる.
    ヌカ層,胚芽のアミノ酸含量に関しては,今後さらに測定値が発表されるのを待って検討するのがよいと考えられる.
    米の遊離アミノ酸に関しては松下(10)が,またヌカについては西原ら(9)が報告しているが,著者らの測定はまだ予備的なものなので,今後さらに研究を続けた上で検討したいと考える.
    玄米を90%にとう精し,白米,ヌカ層,胚芽に分け,おのおののアミノ酸含量を測定し各アミノ酸の分布率および回収率を計算した.
  • 芥田 三郎
    日本食品工業学会誌
    1966年 13 巻 6 号 252-261
    発行日: 1966/06/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
  • 中塚 幹也
    岡山医学会雑誌
    2022年 134 巻 1 号 58-60
    発行日: 2022/04/01
    公開日: 2022/05/02
    ジャーナル 認証あり
  • 第1報 培養基の加熱処理が生育に及ぼす影響
    西原 さつき
    栄養と食糧
    1955年 8 巻 2 号 75-78
    発行日: 1955/07/10
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    糠昧噌漬もろみから分離した乳酸菌に就いて米糠抽出液及び麹汁培地に於て温度処理が生育に及ぼす影響を試験して次の事を知つた。
    1. 55°での米糠抽出液中に生育を促進する物質がある。
    2. この物質は80°以上で1 hr. 処理するとその促進効果を失う。
    3. 麹汁は常に米糠抽出液に劣る。
    4. 麹汁の低温処理液は特に2~3日間生育Lagを示す。しかし之は加熱によつて消失する。
  • 西原 さつき
    家政学雑誌
    1952年 1 巻 4 号 23-25
    発行日: 1952/03/25
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 第4報Phytinの生育促進効果
    西原 さつき
    栄養と食糧
    1958年 11 巻 3 号 134-139
    発行日: 1958/10/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    生麹汁における糠味噌漬乳酸菌の生育初期等永い生育Lagについて次の事項を認めた。
    1. Phyti登は生麹汁に添加する場合, 10γ/ccで明らかにLagperiodを消す効果がありそれ以上等添加では全体的な生育の増加を促がす。これに反してInositolは生育Lagをなくすることが出来ず, 又生育促進についても全く効果を認めない。無機燐酸は1236γ/ccでは生育Lagを消す効果はあるが全体として生育を促進する効果はない。以上でPhytinが特異的に生育促進効果を示すという事実が明らかにされたがこれは注目を要することである。
    2. 酵母RNAは以上の生育Lagをなくするがモノヌクレオチドに分解したものでは効果がない。
    本実験に当り終始御懇篤な御指導を賜りました九大, 農化, 山崎教授に厚く御礼申上げます。
    本実験に使用した粗Phytinの一部は, 北大, 小幡教授より御分譲いただいたもので, また, RNA及び “ヌクレトン” はキリンビール研究室黒岩氏より御分譲いただいたもので併せて厚く御礼申上げます。
  • 第3報生麹汁中の増殖抑制物質に就て
    西原 さつき
    栄養と食糧
    1958年 11 巻 3 号 106-110
    発行日: 1958/10/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    1.生麹汁中の糠味増漬乳酸菌の増殖開始を抑制する作用の物質は, pH2.5で醋酸ブチルで抽出され重曹に転溶可能である。
    2.この抽出液は, pH3.0で100°, pH6.8で100°, pH7.0で60°各1時間州加熱処理によつて抑制作用を失つた。
    3.麹菌を改変Mayer培地に接種し, 表面培養を行つた場合も, この抑制因子の生成を認めたが, 振盪培養では認められなかつた。
  • 宮尾 茂雄
    日本食品科学工学会誌
    1997年 44 巻 1 号 1-9
    発行日: 1997/01/15
    公開日: 2009/05/26
    ジャーナル フリー
  • 宮尾 茂雄
    日本釀造協會雜誌
    1987年 82 巻 2 号 110-115
    発行日: 1987/02/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
  • 第2報 麹成分が生育に及ぼす影響
    西原 さつき
    栄養と食糧
    1956年 9 巻 4 号 205-209
    発行日: 1956/12/30
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
    供試の味噌用及び酒用麹菌株の4株について次の事を実険証明した。
    (1) 供試麹菌株を使つて米麹をつくつた場合, その低温処理麹汁には糠味噌漬乳酸菌の増殖の開始を抑制する作用のある物質が存在する事を更に確認した。
    (2) この増殖へのLagをあたえる物質は, 50°以下並に100°に於て蒸溜した場合, 溜出性でないことを知つた。同時に50°と100°との間で分解性のものであることも認めた。
    (3) 低温処理米糠麹汁に於ては, 低温処理麹汁にみる様な培養初期の永いLag periodはなく, むしろ麹化する事により糠そのものよりも増殖を一層促進する物質の生成を認めた。
    (4) 上記, 低温処理麹汁の増殖への永いLag periodの存在は, 之に低温処理米糠汁を加える事によつて消失することがわかつた。
  • 阿部 ひで子
    社会言語科学
    2023年 26 巻 1 号 21-36
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2023/10/31
    ジャーナル フリー

    本研究はトランスジェンダー話者(特にトランスジェンダー女性)がいかに主体を確立し,再構築していくかをその言語行為を通して分析する.複合的なジェンダーアイデンティティを持つトランスジェンダー話者が言語実践をどのようにネゴシエート(交渉・談判・かけあい・切り抜ける・乗り越える)していくのか,身体の物質性との関係においてトランスジェンダー話者がマジョリティ社会でどのように個々のエイジェンシー(行為主体性)を確立し獲得していくのかをトランスジェンダー理論の枠組みで探る.

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