コンクリート工学論文集
Online ISSN : 2186-2745
Print ISSN : 1340-4733
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27 巻
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  • 鈴木 麻里子, 久保 京子, 河端 俊典
    27 巻 (2016) p. 1-6
    公開日: 2016/01/15
    ジャーナル フリー
    生分解性樹脂コンクリートは,微生物分解や水など様々な劣化要因の影響を受け,暴露期間の経過にともない強度が低下する新しいコンクリートである。我々は,生分解性樹脂コンクリートを矢板や杭材などの仮設資材に適用するために,強度低下傾向をモデル化し劣化推定式を作成することが必要であると考えた。そこで,本論文では,2年間に及ぶ暴露試験結果から,統計的手法の一つであり,製品寿命を表現する確率分布としてよく利用されるワイブル分布を用いて実験データを整理し,生分解性樹脂コンクリートの強度保持期間を予測した。
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  • 鈴木 麻里子, 久保 京子, 河端 俊典
    27 巻 (2016) p. 7-12
    公開日: 2016/01/15
    ジャーナル フリー
    近年,開削工事を行った際の仮設資材を土中に残置するケースが増加している。そこで,撤去作業が不要な新しい仮設資材として,生分解性樹脂コンクリートの有用性を考えた。現在,生分解性樹脂には様々な種類が存在し,その劣化特性も多種多様である。そこで,著者らは,種類の異なる生分解性樹脂(PBSAとPLA)を用いて生分解性樹脂コンクリートを作製し,強度試験による劣化評価および画像処理による表面劣化評価を実施し,樹脂の違いによる生分解性樹脂コンクリートの劣化特性を明らかにした。その結果,表面劣化はPBSA供試体のほうが顕著であることが明らかとなった。一方,初期強度はPLA供試体のほうが大きく,強度保持期間も長いことが明らかとなった。
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  • 笹沼 美和, 伊藤 祐二, 浅野 研一
    27 巻 (2016) p. 13-23
    公開日: 2016/01/15
    ジャーナル フリー
    天然骨材の枯渇や品質の低下にともない,砕石砕砂を骨材として用いたコンクリートの使用が増加しており,各種重要構造物に採用されてきている。本報告では,砕石砕砂を用いたコンクリートの問題点である材料分離(ブリーディング等)や施工性の改善を目的として,製造段階における品質向上の観点から,コンクリート製造時にセメントペーストを改質し,骨材表面を造殻する分割練混ぜ(SEC1):Sand Enveloped with Cement)を適用した場合の効果について検討した。その結果,ブリーディングの低減効果が得られ,コンクリートの耐久性に大きく影響する圧縮強度,乾燥収縮量,透水性,透気性が大幅に改善され,構造体コンクリートの品質向上に有効であることが確認された。
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  • 小林 宏一郎, 高橋 秀, 山崎 慶太, 小山田 哲也
    27 巻 (2016) p. 25-31
    公開日: 2016/05/15
    ジャーナル フリー
    本研究では,塩害やスケーリング現象を予見するため,コンクリートの電気的特性を用いたコンクリート中の塩化物濃度の非破壊検査法を提案した。まず初めに,塩化物濃度の異なるコンクリートの小型供試体を作成し,インピーダンス,位相角,水分率,及び空気中の水蒸気量の経時変化を比較・確認するため,長期間の計測を行った。次に各計測値の関係を明らかにし,塩化物濃度評価式を提案した。最後に,この評価式を用いて長期間計測したデータから各塩化物濃度の評価値を算出し,t検定を行った。その結果,塩化物濃度0.0,1.2,2.4kg/m3の各コンクリート供試体に対して,それぞれ0.1%の有意水準で有意差が得られた。従って,本提案方法によりコンクリート中の塩化物濃度を評価できる可能性が示された。
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  • 塩永 亮介, 佐藤 靖彦
    27 巻 (2016) p. 33-42
    公開日: 2016/05/15
    ジャーナル フリー
    圧縮強度100N/mm2以上の高強度モルタルでは,水結合材比の低減に伴い増大する自己収縮ひずみの抑制対策に膨張材を混和する場合が多い。しかし鋼繊維が混入された高強度モルタルの場合,鋼繊維が初期の自己収縮や膨張ひずみに与える影響,また硬化後の引張軟化特性に与える影響などは明確とされていない。そこで本研究では,長さ13mmの鋼繊維を混入した高性能繊維補強モルタルに対し,膨張材混和率や鋼繊維混入率の違いが,初期ひずみに与える影響を実験的に把握した。さらに各々の初期ひずみ履歴をもった切欠きはり試験体の破壊エネルギー試験から,引張軟化特性は初期の自己収縮や膨張ひずみの影響をあまり受けず,鋼繊維混入率や鋼繊維長さに大きく依存することを明らかとした。
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  • 黒田 一郎
    27 巻 (2016) p. 43-55
    公開日: 2016/05/15
    ジャーナル フリー
    腐食程度の異なる2本の鉄筋を有する鉄筋コンクリート梁供試体を対象として,非破壊検査(ひび割れ幅と超音波伝搬速度)による,鉄筋の断面積減少率の推定方法を検討した。非破壊検査は,2本の鉄筋の腐食による影響を区別できない状態を想定して実施し,その場合であっても充分安全側に断面積減少率を推定可能であることを示した。更に,得られた鉄筋の断面積減少率推定結果をインプットとして用いて,土木学会コンクリート示方書の曲げ耐力算定法に則って安全側に梁供試体の曲げ耐力を推定できることを確かめた。
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  • 井川 秀樹, 横室 隆, 橘高 義典, 小川 洋二
    27 巻 (2016) p. 57-66
    公開日: 2016/09/15
    ジャーナル フリー

    表乾密度4.0g/cm3以上の金属スラグ系重量骨材を用い,単位容積質量が3.0t/m3以上になるように調合した重量コンクリートの表面透水性と細孔空隙量の関係について検討した。その結果,本実験の範囲内においては,実用上0.1μmの細孔径を区切りとした場合に表面透水性と細孔空隙量との相関性が高く,0.1μm以上の細孔空隙量が多くなると透水速度は大きくなることを確認した。また,膨張材やフライアッシュを適量添加することによって0.1μm以上の細孔空隙量が少なくなり,透水速度は小さくなることを確認した。なお,本検討においては,密度が異なるコンクリートの細孔空隙量を比較する上で,重量比ではなくて容積比として整理した。

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  • 内海 秀幸, 長沼 直人, 安田 知弘, 鈴木 誠
    27 巻 (2016) p. 67-76
    公開日: 2016/11/15
    ジャーナル フリー

    本研究は,大気圧下での実験においてセメント硬化体に吸着した水分の潜熱の含水率依存性を明らかにするとともに,吸着等温線モデルを利用した潜熱推定モデルを提案することを目的としたものである。実験では,温度変化に応じた水蒸気圧の変化を計測可能なシステムを考案作成し,Van't Hoffプロットを利用して潜熱を評価した。潜熱の値は含水率の低下にともなって増加する傾向を示し,特に,含水率が15[%]以下においては顕著に増加する傾向が確認された。提案した潜熱推定モデルは実験結果の基本的傾向を表現することが可能であり,潜熱の含水率依存性を表現する構成則としての利用が期待されることを示唆した。

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