現在日本は,大学全入時代等の問題を抱え,また企業は,団塊世代の大量退職に伴い即戦力の人材を求める傾向が強くなってきた.これらの問題を解決するために,人材育成の指標というものが必要となっている.そこで経済産業省は「社会人基礎力」というものを唱え,大学はそれを基にした教育デザインを行う必要がある.千葉工業大学経営情報科学科西尾研究室では,DOA手法の理解と社会人基礎力の養成を目標にDOA教育プロジェクトを行っている.本研究では,社会人基礎力を基盤とする授業デザインのプロセスが,養える環境になっているかを見える化し,プロセスに関しての評価をBSC(バランススコアカード)を用いて行った.その結果を報告する.
抄録全体を表示