発表者らはサービス研究/サービスデザイン研究の視点を補助軸として看護を検討してきた[Otani & Ito 2021]。これまでの調査で、訪問看護師と患者が“共創”して患者の望む「今まで通りの生活」を形成している様が看取された。本発表では名古屋市内のX訪問看護ステーションおよび患者宅での調査をもとに、この“共創”を下支えする訪問看護師の知識や技がいかに獲得・共有されるのかを明らかにする。
二つの映像はいずれも、藤田が 2018 年から 2020 年にかけて実施したペルーでのフィールドワーク調査において撮影した、同一の映像素材群をもとに作られた。「Second Life en Perú」はそれを津田が編集したものであり、「通り過ぎないもの」は津田の映像と、それを巡る会話を一つの契機として始められたワークショップを受けて藤田が編集したものである。