日本鳥類標識協会誌
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最新号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
一般論文
  • 蛯名 純一, 三上 かつら
    原稿種別: 一般論文
    2019 年 31 巻 1_2 号 p. 1-9
    発行日: 2019/12/31
    公開日: 2021/05/14
    ジャーナル オープンアクセス

    青森県下北半島において,2017/2018年の冬から春にかけて,2タイプの声をもつイスカが一つの林に同居していた.片方は通年生息し,繁殖もしている下北個体群のイスカ,もう片方は越冬に訪れた繁殖地不明のイスカである.在来集団については2006年以降標識調査を行っており,計測値を蓄積してきた.今回越冬集団と在来集団について計測値を比較したところ,翼長,尾長,ふしょ長は両者で重複が大きかったが,嘴峰長と体重は偏りがみられた.判別分析でも嘴峰長と体重が寄与しており,在来集団は相対的に嘴が短く体重が軽い,越冬集団は嘴が長く体重が重いという特徴があった.嘴峰長の違いはおそらく繁殖地で多く利用している餌資源の違いを反映しているだろう.越冬集団の重い体重は渡り前に体重を増加させていたためかもしれない.

  • 小田谷 嘉弥, 新條 正志, 先崎 理之
    原稿種別: 一般論文
    2019 年 31 巻 1_2 号 p. 10-21
    発行日: 2019/12/31
    公開日: 2021/05/14
    ジャーナル オープンアクセス

    2017年10月から2018年12月にかけて,千葉県の農地においてコシギLymnocryptes minimus 3羽を発見し,捕獲した.3羽のうち1羽は第一回冬羽で,2羽は成鳥であった.標識個体を継続観察した結果,2羽の成鳥は少なくとも2017年12月から2018年2月まで同一の場所に滞在し,そのうち1羽は2018年10月に同一の場所に帰還したことを確認した.これらの3例は本種の日本国内における標識放鳥の第2~第4記録にあたり,成鳥の2例は,国内における初の確実な越冬記録である.

観察報告
放鳥・資料報告
紙碑
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