マテリアルライフ
Online ISSN : 2185-7024
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ISSN-L : 0915-3594
7 巻, 1 号
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  • 国井 玄雄, 井上 真由美
    1995 年7 巻1 号 p. 21-26
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2011/04/19
    ジャーナル フリー
    建築物用の内装材にカビが発生し廃棄されている (Fig.1~Fig.3).本研究では内装材に発生するカビの分離同定と発生原因の究明, 及び防止対策を考察した.内装材の抜本的な防カビ対策として複合抗菌剤を配合した防カビ内装材はカビ抵抗試験でもカビが発生しない.これらを使用して施工した建物には, 30か月~5年経過後もカビの発生がない.
  • 吉田 博次, 清水 久孝, 米澤 光治
    1995 年7 巻1 号 p. 27-31
    発行日: 1995/01/25
    公開日: 2011/04/19
    ジャーナル フリー
    屋外暴露したナイロン6フィルムの化学的および力学的変化を調べた.分子量, 分子量分布, および紫外線吸収スペクトルの変化について, 結晶化度が約50%と25%のフィルムを比較したが両者に差は見られなかった.この結果は, ナイロン6では結晶領域と非晶領域が同様に劣化していることを示唆している.これは非晶領域がガラス状態であることによるのかもしれない.…方, 破断伸びの場合には, 高結晶化度フィルムの方が速く低下した.これは結晶化度が高い方がタイ分予が少ないためであると考えられる.50から150μmの厚さの範囲では, 分子量, 紫外線吸収スペクトル, および引張強さの変化について厚さによる差は見られなかった。一方, 破断伸びに関しては, 厚い程伸びの低下は遅い傾向が見られた.
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