名古屋文理大学紀要
Online ISSN : 2433-5517
Print ISSN : 1346-1982
13 巻
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  • 原稿種別: 表紙
    2013 年 13 巻 p. Cover1-
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2013 年 13 巻 p. Cover2-
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2013 年 13 巻 p. App1-
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 山本 ちか
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 1-10
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本研究の目的は,初期青年期の全体的自己価値と具体的側面の自己評価の発達を検討することである.全体的自己価値は青年がどれだけ自分を好きか,満足しているのかの程度を示している.自己評価は身体的外見,スポーツ能力,知的能力の3側面から構成されている.初期青年期には全体的自己価値と具体的側面の自己評価の得点に低下がみられ,自分自身を否定的に評価するようになっていた.また全体的自己価値と具体的側面の自己評価のいずれも性差がみられた.
  • 中村 裕子, 松本 美保, 大西 美佳, 百合草 誠
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 11-18
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    食品重量推測能力は献立計画や栄養教育などの栄養士業務を行う際に必要な能力である.本研究では料理の外観から食品重量の推測能力を習得することを目的とし,食品形状別,学年別について,重量推測能力の違いを検討した.また,手ばかりによる重量推測能力と手のひらの大きさとの関連性についても合わせて調査した.対象者は栄養士養成課程1年生77名,2年生71名,合計148名.調査方法は,コールスローサラダを目測し,キャベツ,にんじんの原材料食品,調理済み食品を手ばかりにより採取させた.手ばかり採取量と実測重量から誤差率(以下,手ばかり誤差率という)を算出し分析した.また,手の大きさを計測し手ばかり誤差率との関連性も調査した.結果からキャベツの手ばかり誤差率が1年生,2年生共に調理済み食品において有意に少ないことが示された(p<0.01).にんじんの手ばかり誤差率では,2年生が調理済み食品に有意に少なかった(p <0.01).学年別では,2年生の調理済み食品が有意に少ない値であった(p <0.01).また手の大きさと手ばかり誤差率との関連性は認められなかった.原材料食品を調理した場合の食品重量感覚が養われていないため,調理前後の食品形状の違いによる重量感覚が習得できるように,教育手法の検討が必要と考えられる.
  • 坂井 絵美, 片山 詔久
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 19-26
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    テンペはインドネシアの伝統的な発酵食品であるが,近年では良質なたんぱく質源として,さらには健康食品として他の国でも注目されるようになった.日本でも一部地域では学校給食に導入されている.しかし,様々な発酵条件がテンペの嗜好性に影響するにもかかわらず,その見極めは勘に頼るのが現状である.そこで,近赤外分光法を用いた発酵状態の評価の可能性を検討することを目的に本研究を行った.その結果,テンペの発酵による変化や内部の発酵状態を推察することができた.
  • 宮地 忍
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 27-32
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    iPadが日本発売された2010年は「電子書籍元年」とも言われたが,さほど画期的状況が生まれたわけではなかった.各社のタブレット端末が相次いで発売された2012年が,改めて「本格元年」と呼ばれる年になるのかどうか.我々は,ヨハネス・グーテンベルグの“印刷術発明”(1455年ごろ)以来の文化的革命を同時代的に目撃する可能性もあるが,高度複雑な情報伝達力では,印刷の地位は揺るがないようにも見える.「印刷書籍」と「電子書籍」の将来を考察する.
  • 佐久間 重
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 33-42
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本論は,ラインホールド・ニーバーが彼の著作『人間の本性と運命』の中で正義をどのように解釈しているかを詳述したものである.ニーバーの解釈を通じて,キリスト者は社会的正義をどのように捉えているかを明らかにすることを狙いとしている.ニーバーは,歴史的状況の中で人間が正義を実現するための手段や,正義が確立した理想的な社会を提示することはない.社会の中で同胞愛の理想を求めながらも,歴史から戦争や悪政を取り除くのは不可能であるとしても,より高度の正義の実現に努力することが重要であるとしている.ニーバーにとって,正義の樹立に近づける現実的な状況が諸勢力の均衡状態である.
  • 井上 治子
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 43-49
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本稿は,神奈川県逗子市池子米軍住宅建設反対運動,いわゆる「池子の森を守る運動」に関し,1986年から1991年にかけて実施された調査研究結果に基づき,1991年に執筆された未刊報告書に修正を加えたものの第一部分である.調査結果をアーカイブとして公開するとともに,日本社会における「新しい社会運動」の発生を現時点から再考することが本稿の目的である.調査全体は,成員間の連帯と参加動機の関係に焦点を当てることにより,運動の発生を明らかにすることを目指し実施された.収集されたデータは,1986年から1990年にかけて実施された参与観察および対面調査により得られた知見,1990年に実施された質問紙調査により得られたデータ,全調査期間中に得られた運動団体の会報・ビラ,成員と筆者との間の私信等である.考察は,当運動に関する先行研究と,資源動員論,および,「新しい社会運動」論の内から成員間の連帯や価値観をめぐる論点を中心として参照しつつ進められ,最終的に考察は運動におけるアイデンティティ志向のもたらす問題点へと導かれた.それらを検討し直し,当誌に順次投稿していく予定である。一連の調査の冒頭部分に当たる本稿では,紛争の経緯と運動の発生が,参与観察・対面調査と文献から得られた知見とによって再構成され,1980年代の日本における新しいタイプの運動の発生と発展,分裂と衰退の過程が明らかにされる.
  • 長谷川 聡, 安井 明代, 山口 宗芳
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 51-58
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の教育利用の可能性とソーシャルラーニングシステムの教育効果について名古屋文理大学における実践を通して述べる.SNS は iPad を使った講義や講演で講師と学生間のコミュニケーションに利用した.また,ソーシャルラーニングシステムは,モバイルシステム開発の授業で利用したもので,パソコン上で電子教科書にコメントを書きこむものである.コメントは,ネットワークを介して,教員,SA(学生アシスタント),授業の受講者だけでなく卒業生などからも書き込まれて共有された.本論文では,SNS やソーシャルラーニングシステムが大学教育でどのように利用されたかを紹介する.
  • 佐原 理
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 59-73
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2012年度施行の学習指導要領美術では,映像メディア領域の取り扱いはそれ以前と比較し,下方修正されている.現場での映像メディア機器の配備不足など様々な理由が考えられるが,一方で2011年より教育の情報化が計画推進されている.美術教育においても情報端末やそれらに統合される映像メディア機能をどのように活用していくのか,理念とともに実践の中で考案する事は重要であろう.そこで,本論では,ICT機器の利活用により,映像メディアを通して得られた知が紡がれ,学びの追求につながる美術教育での学習基盤モデルとして提示する.さらに,それらのモデルを基に実際の中学校で映像メディアを活用する美術教育実践を行う.実践の成果として,映像の見かたの感性評価にバラツキが小さくなる志向生を示した.また,触覚的な感性値もより強く感じ取り,バラツキが小さくなる志向生をしめしている.映像的触覚知を紡ぎ,生徒達に豊かな感性を発露するという映像教育の狙いに対し,今回の実践が微力ながらも効果の一端を示していると考える.
  • 周 欣欣, 長谷川 聡, 前田 恵美, 森 博
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 75-83
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    Computer Graphics(CG) の原理は,情報処理分野の中でも比較的高度な技術を含み,大学の情報教育においてその基本的な技法を学ぶことは有意義である. CG の美しい映像の裏側には,CGの生成技術を担う複雑な数学が使われている.しかし,入学前の学習歴の多様化又個々の基礎学力も多様化している大学学部生に一律に数学的な原理から CG を教えることは容易ではない.学生に楽しみながら意欲を持って CG を勉強させるためには,様々な教育的考慮が必要である.著者は長年に渡って,高校まで文科系だった学生を多く含む多様な学部学生を対象に CG の授業を担当してきた.本稿では,文科系学部生に対する CG 教育のあり方を提案し,CG 教育実践及びその結果について述べる.本学における CG 教育の現状と2000年度から2011年度までに実践した授業の概要及び,授業を受けた学生のCG 作品いくつかを紹介する.
  • 本多 一彦, 田近 一郎, 杉江 晶子, 森 博
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 85-92
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    名古屋文理大学情報メディア学部では,様々な機会を通してタブレット端末であるiPadの教育利用について,情報発信を行っている.その具体的な内容は,マルチメディア機能を有した電子教科書,講義での補助教材,社会的活動などである.iPadは,携帯電話並の機動性とノートパソコン並みの表示装置を持つことが特徴で,これを活かすことにより,教育分野での新たな発展が期待できる.本論文では,情報メディア分野における主要科目の1つであるプログラミング教育について,iPadの活用例を報告する.iPad上のプログラミングは,制約が多いものの,iPadを補助的に用いることにより,プログラミング演習のみならず,プログラミングに関連する講義で,有用であることがわかった.
  • Shizuko OZAKI
    原稿種別: Article
    2013 年 13 巻 p. 93-104
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    In this paper, an innovative syllabus employed for a selective English course is presented along with creative activities. The syllabus is referred to as an interactive syllabus since great interactions take place among learners, teachers, and materials. The syllabus offers the list of interactive activities, and authentic materials are carefully selected and devised into attractive teaching tools to suit learners as the semester progresses. This way, current topics and issues are always dealt with in the classroom, and the course continues to be fresh and novel for years to come.
  • 山住 富也
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 105-108
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    大学2年生のゼミナール履修者を対象として,協調学習システム LAMS を利用した情報倫理の教育を行った.使用目的は,最近起こったネットワーク犯罪に関する調査・討論である.明確な防止策,具体的な法律がまだ整備されていない問題をテーマとし,結論が出ていない問題について,協調して探求するためのツールとして LAMS を利用した.演習は,まずインターネットブラウザを使った現状調査で学生自身がこれらの問題を知り,LAMS のフォーラムに内容や参考ページを紹介し,さらにチャットで意見を交換した.本報告では協調学習の事例として LAMS によるゼミナールの様子と学生のアンケートを示し,情報倫理の教育実践に活用できる可能性を検討する.
  • 松原 友子, 長谷川 聡
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 109-113
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2011年5月,本学情報メディア学科の新入学生全員にApple 社の iPad2が無償貸与された.iPad2は重量が約600g と軽量ながら9.7インチのディスプレイを備えており,その特徴の一つは電子書籍リーダー機能である.また,Wi-Fi モデルは学内の無線 LAN への接続が可能である.我々は,同年後期に開講した「情報処理演習」において,ドキュメントビューアとして iPad2 を利用した.本報告では,受講者へのアンケート調査の結果から,情報教育へのタブレット端末の利用法の可能性を提案する.
  • 吉田 友敬
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 115-122
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本稿では,名古屋文理大学情報メディア学科で今年度から始まった「デジタルサウンド入門」における取り組みを報告することによって,新しいサウンド教育の提案について述べる.従来より「コンピュータミュージック I・II」や「サウンドクリエーション」などの音楽系科目があったが,それらは楽曲制作を中心としたものであった.この新しい授業では,音そのものを対象とした様々の処理や加工技術を体験することに主眼を置き,学生に各種のソフトウエアを体験させ,最終的に音作品の制作を課題として与えた.この授業での体験が学生の音楽制作技術の向上に繋がることが期待される.
  • 栗林 芳彦
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 123-132
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    西尾市は抹茶の生産量が日本一であり,多くの加工食品に西尾抹茶が使われているが,残念ながらその事実はあまり知られていない.他方,宇治抹茶の評価は極めて高い.今回実施した調査では,西尾抹茶がこれに対抗する糸口を探るべく,宇治抹茶が加工食品の原材料として使われた際もその高いブランド力を維持するかをインターネット調査を通じて調べた.結果としては,宇治抹茶を使った製品は産地を特定しない抹茶を使用した製品に比べて高い評価を得ていた.ただし,宇治抹茶の評価は日常的な抹茶への接触経験の多寡と直接的に関係がないことも明らかになり,消費者の食品ブランドに対する態度の複雑さを浮き彫りにすることになった.
  • 平林 義章
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 133-140
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    Previously, it has been well known that the acidic glycoconjugates such as acidic glycoproteins, proteoglycans and acidic glyolipids, widely distributed in the tissues and organs. These molecules play the important functions such as tissue structure holding, tissue fluid filtration, water retention and cell membrane receptor in the living organs and tissues. Histochemistry is one of tissue preparation methods using the chemical and biochemical reactions and detecting some molecules and/or reacting groups on the tissue structures. However, it is difficult to visualize proteoglycan molecules on the tissue structures accurately. In this paper, the light-microscopic histochemical methods for the detection of proteoglycans on the tissue structures using dyestuff and selective methods are introduced.
  • 関川 靖, 山田 ゆかり, 吉田 洋
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 141-151
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    愛知県に拠点を置くフードビジネス関連の企業の CSR 活動に関する,学生の関心や CSR に参画する希望を調査した.調査対象の学生は,フードビジネス学科に所属しているため,CSR に対する関心も高い.彼らが実際に参画してみたい業務もほぼ現在開講している経営学・商学・消費者行動論で学べるし,CSR の意義は経営学やキャリア・デザインで学ぶことができる.ただし,経済関連の科目も必要であることは前稿でも示した.地域経済の発展のためには企業の本業での CSRも必要であるし,そのためには地方行政によるマッチングやイベント開催などの役割が必要であり,また産官学連携の重要性も指摘した.
  • 吉田 洋
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 153-157
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    資産除去債務の会計基準の影響により,企業が抱える潜在的な債務が明らかになった.本稿では外食産業を例にして資産除去債務の会計処理方法の問題点を明らかにする.資産除去債務は外食産業各社によって費用計上の考え方が大きく異なっている.企業間比較のため,外食産業における資産除去債務の会計処理の統一が課題として必要である.
  • 湯高 奈美, 佐藤 由希, 柳澤 良佳, 山本 聖, 澤田 仁美, 長柄 唯, 北越 香織
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 159-162
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    The purpose of the present study was to evaluate the effects of Grifola gargal (mushroom) extracts on insulin resistance induced by high-fructose diet in rats. Methods: 12 Male rats of Wistar strain aged 7 weeks were divided into 3 groups. There are 1) high-fructose diet group (Fructose 60% content; FRU), 2) high-fructose + Grifola gargal group (FG) and 3) normal diet group (Control). The rats in 3 groups were breeded for 4 weeks under the three conditions described above. Then, after fasting for 16 hours, a sequential euglycemic clamp experiment with two different insulin infusion rates of 6.0 (L-clamp) and 30.0 (H-clamp) mU/kgBW/minwas performed. Results: The serum glucose concentration in each rat was maintained at the level of basal blood glucose concentrations in the experiment. The glucose infusion rate (GIR) was assumed to be an index of the action of insulin for 60-90 and 150-180 minutes. As a result, the FRU group and FG group markedly reduced GIRs in L-clamp experiment compared with Control group. However, a significant difference was not able to be confirmed between FG and FRU groups. Consequently, in L-clamp and H-clamp, GIR in FG group were increased by Grifola gargal extracts compared with FRU group, and reached the almost same levels as in Control group. Conclusion: It was suggested that the administration of Grifola gargal extracts affect insulin sensitivity, and insulin responsiveness.
  • 市川 和昭, 北川 絵里奈
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 163-173
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    米油は唯一の国産食用油で,耐熱性がよく,血清コレステロール値を低下させる生理的効果があることが知られている.本報では,米油の加熱安定性を大豆油およびエゴマ油と比較しながら長時間加熱試験によって劣化の全体像を把握すべく評価した.それぞれの油の極性化合物量 (PC%),過酸化物価 (PV),カルボニル価 (CV),酸価 (AV) 及びトコフェロール量を測定し,PV+CV+AV指標によって加熱安定性を評価した.その結果,米油は AV の増加が大豆油やエゴマ油に比較してやや大きかったが,加熱安定性は大豆油やエゴマ油と大きな差はないと判断された.
  • 北川 絵里奈, 平塚 ちあき, 岡見 雪子, 関 豪, 佐々木 敏, 辻󠄀 とみ子
    原稿種別: 本文
    2013 年 13 巻 p. 175-183
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    母親の食育実行度と食事の質との関連性を明らかにするために,アンケート調査と簡易版自記式食事歴法質問票 (BDHQ) による食事調査を実施した.母親の食育実行度から,「高得点群」,「中得点群」,「低得点群」の3群に分けて比較検討した.その結果,食育実行度の高い母親は他の2群と比較して微量栄養素を有効に摂取し,適切な食事内容であることが明らかとなった.これにより,食育が子どもだけでなく母子の健康維持増進に寄与することが示唆された.
  • 原稿種別: 付録等
    2013 年 13 巻 p. 185-186
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2013 年 13 巻 p. App2-
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2013 年 13 巻 p. Cover3-
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2013 年 13 巻 p. Cover4-
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
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