本稿においては2020年度に実施した情報メディア学生プロジェクトの一つ「プロジェクションマッピングプロジェクト」について,プロジェクトの経緯や上映作品『Magic of Reverie』の概要,新型コロナウイルス感染拡大下におけるプロジェクションマッピング作品発表方法の工夫について報告する.新型コロナウイルス感染拡大下におけるプロジェクト活動には多くの制約や困難が生じたが,映像や音響など複合的なスキルが求められる本プロジェクトにおいて,学生同士の専門性が有機的に結びつき,これまで学習してきた専門的なスキルを活用する貴重な機会となった.