名古屋文理大学紀要
Online ISSN : 2433-5517
Print ISSN : 1346-1982
9 巻
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  • 原稿種別: 表紙
    2009 年 9 巻 p. Cover1-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2009 年 9 巻 p. Cover2-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 内田 あや, 中村 美保, 大橋 美佳, 百合草 誠, 松田.秀人
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 1-6
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    米飯食を用いて,摂食時の咀嚼回数と食後血糖値を調べることにより,咀嚼が血糖値に及ぼす影響を調べることを目的とした.さらに体脂肪が血糖値に及ぼす影響も合わせて検討した.被験者は19〜20歳の健常な若年女性34名で,市販のおにぎり2個(約350kcal)を自由に咀嚼摂取させたときと,一口40回強制的に咀嚼摂取させたときの食後血糖値を比較した.空腹時,食後15,30,60,90,120分の計6回指先より採血し,血糖測定器で測定した.その結果,強制咀嚼摂取させたときの食後血糖値は,すみやかに上昇し下降も早かった.体脂肪率30% 以上の群と30% 未満の群に分けて比較したところ,自由咀嚼摂取時に差は認められなかったが,強制咀嚼摂取時では体脂肪率30%以上の群が30% 未満の群に比べ食後60分値が有意に高かった.
  • 佐藤 生一, 中島 千枝, 山澤 正勝
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 7-15
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    ういろうは日本の各地でつくられている伝統的な蒸し菓子の一種であり,地域によって原料粉や添加物が異なる.名古屋地区では主に米粉とスクロースで作られてきたが,現在は,消費者の志向の多様化に伴い原料粉としては米粉,小麦粉,小麦デンプンおよびそれらの混合物が使用されている.ういろうの品質は,米粉の粒度分布,原料粉の種類,加熱条件などによって影響されることが知られている.本研究では,各種原料粉の特性と得られたういろうの物性および官能評価との関係について検討した.まず,スクロース溶液中において,各原料粉の吸水力は小麦デンプン,小麦粉,米粉の順に大きく,この傾向はRVA によるセットバック値の順と同じであった.一方,異なった原料粉から調製したういろうの物性の特徴はそれぞれ全く異なっていた.すなわち,米粉ういろうは付着力が最も強く,破断強度は最も弱かった.小麦粉ういろうは破断凹みが最も大きく,破断強度は米粉ういろうと同程度であった.小麦デンプンういろうは,破断強度が最も強く,付着力は最も弱かった.色調において小麦粉ういろうはb * 値が有意に高く,黄色みが強いことが確認された.官能検査では,米粉ういろうと小麦粉ういろうが有意に好まれた.
  • 小林 成隆, 西川 義明
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 17-27
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    社会保障制度を持続可能にするための一連の改革として,2004年の年金改革,2005年の介護保険改革,そして仕上げの2006年の医療改革と,事は順調に進むかにみえたが,後期高齢者の医療改革は当初から波乱のスタートとなった.2007年7月の参議院選で政府・与党が敗北をしたため,後期高齢者医療制度は施行前に保険料の一部凍結等が行われたものの,2008年4月に施行されると予想を超える反発が起こった.そこで政府・与党は,総選挙への思惑から改革の理念を置き去り,財源確保の目途も立たないまま矢継早に軽減策等を打ち出したが,これで収拾が図られるかは疑問である.政治に翻弄された医療改革の行く末には,未だ暗雲が立ち込めている.
  • 山本 ちか
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 29-36
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本研究の目的は,高校生の全体的自己価値の様相を検討することである.全体的自己価値については,男子の得点が高く,女子の方が自分自身を否定的に評価している.また学年差はほとんどみられず自分自身の評価の仕方に学年による違いはあまりないようである.具体的側面の自己評価も同様で女子の方が否定的に評価している.また全体的自己価値と具体的側面の自己評価,具体的側面の重要度の関連の仕方については,男女ともいずれの学年も「身体的外見の自己評価」が全体的自己価値に影響している.「身体的外見」以外の側面については,全体的自己価値と具体的側面の自己評価や重要度の関連の仕方は,性別・学年別に相違がみられるようである.
  • 山田 弘明
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 37-47
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    デカルトは最初のオランダ滞在時に,当地の学者ベークマンと共同で数学的自然学の研究に従事したことが知られている.両者が交わした1619年の6通のラテン語書簡には,その交流のありさまが仔細に描かれている.本稿はその翻訳・注解である.話題は,音楽論,新しいコンパスの考案,角の三等分と三次方程式,新学問の構想,ドイツへの旅の計画,天測による航海術,機械学,ルルスの術,アグリッパなどである.たしかに,デカルトはべークマンから数学と自然学とを結合する発想を得た.だが,後者の研究がどこまでも自然学の枠内にとどまるものであったのに対して,デカルトの構想する新学問はその普遍性においてベークマンを超えるものであった.後年の確執の原因は,二人のこころざしの相違に由来するものでもあろう.両者の背景を考証しつつ,これらのことを具体的に確認する.
  • 佐久間 重
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 49-56
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本論は,ラインホールド・ニーバーが彼の著作『人間の本性と運命』の中で神の「恵み」についてどのように解釈しているかを詳述したものである.ニーバーの解釈を通じて,キリスト者ではない人にとっては難解なキリスト教神学を解りやすくすることを狙いとしている.ニーバーは,古代ローマ時代から中世に至る中でキリスト教の教義,特に福音についての解釈の変遷を見て,人間の完全さへの認識が強められた,と述べている.ニーバーによると,アウグスティヌスはヘレニズムの思想の影響を受けて,罪を意志の欠陥,つまり善いことを行おうとする力の欠如として捉えた. この考え方が人間は自らの力は認めつつ福音からの謙虚さを併せ持つとされた中世の「カトリック的統合」を生み出したが,この統合は後に宗教改革とルネサンスの挑戦を受けることになった.
  • 吉田 友敬
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 57-61
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本学情報メディア学科においては、情報メディア教育の一環としてコンピュータ音楽の関連科目を設定している。デジタルクリエータの素養として音楽を扱うことは重要な要素である。しかし、音楽の持つ専門性などの理由からこの分野を本格的に扱っている教育機関は少なく、本学も例外ではない。現在、音楽についての専門的知識のない学生に対するコンピュータを用いた作曲の実習指導を進めており、その経過を報告する。
  • Haruko INOUE
    原稿種別: Article
    2009 年 9 巻 p. 63-71
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    The purpose of this paper is to consider the difficulties of nature conservation movements in Japan based on the case of" Ikego Forest Conservation Movement" in Zushi city, Kanagawa prefecture (that is, Ikego US military housing units protest movement), especially focusing on well known ‘political weakness’ of this kind of ‘New Social Movements’. We will find that the movement's difficulties and political weakness of Ikego case can be explain from the view point of` Paradox of subjects' at identity politics on their" full-time citizen"s Movement. When we get the recognition of that ‘Paradox of subjects’ can be avoid by ‘Bricolage Strategy’, we notice that the political weakness of Nature Conservation Movements as New Social Movements is not inevitable.
  • 田川 隆博
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 73-80
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    オタク文化の市場規模が大きくなり,海外でも注目を集めている.多くの若者はオタク系のイベントに集まる.オタク文化への言及も非常に多くなっている.本稿の目的は,オタク論の論点を整理し,課題を抽出し,研究の方向性を見出すことである.本稿では,オタクの行動や態度に着目する.オタクは,セクシュアリティ,二次創作,「萌え」,自己言及という特徴がある.これまでのオタク論では性別の違いについてあまり自覚的でなかった.今後は,性の違いを認識すること,その上でオタクとはいかなる過程を経てオタクになったのかなどを検討していく必要がある.
  • 佐原 理
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 81-90
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    地域活性のためのアートイベント第2回「東海道中てらしまつり」は平成20年4月に豊川市にある東三河ふるさと公園及び園内の修景庭園で 開催され, 筆者は企画メンバー, アーティストの1人として参加した. このイベントが地域の活性化につながり, さらには生涯教育の観点から地域文化振興につながるべく在りたい.「かえられないもの、かえていくこと」というキャッチコピーの基、社会生活の営みと自然破壊の関係を肯定し, その中で我々が大切にすべき事をアートによって形にするという趣旨がある. このイベントを地域交流の活性化の中心及び生涯教育の視点からの美術教育と捉え, 市民に新しいかたちの美術を鑑賞する機会とするとともに, 地域からメッセージを発信し, 地域の中で育まれる文化としての現代美術としてこのイベントを位置づけた. こうした学芸員不在の活動の中で, 作品を鑑賞する際のガイドブックの作成や, 新しい美術の概念を伝える作業を実験的に行なった, それによって鑑賞者がより深く美術作品を鑑賞し愛好する心情を育む事につながる. また, 東海道中てらしまつりの広域への認知のためにアンケートを行い, その結果から紙媒体での積極的な情報提供が必要である事がわかった. 今後の課題として教育現場との更なる連携と,広域への情報発信, 来場者への作品を含めたイベントのガイドが上げられる.
  • 石川 豊美, 江上 いすず, 村上 洋子, 加藤 久美子, 長谷川 聡, 吉田 友敬
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 91-99
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    携帯電話で食事内容を撮影して管理システムに送付し,訓練された栄養士が,栄養素等の推定を行うというケータイ栄養管理システムを開発した.このシステムの妥当性の検討を行うために,8人の大学生を対象に3日間(朝・昼・夕食)について,食事前に携帯電話で撮影し,メモ書きとともにシステムに送付させた.同時に秤量調査を行った.ケータイ栄養管理システムによるエネルギー量および栄養素量の推定は,あらかじめ写真法の訓練を行った栄養士が行った.すべてのエネルギーと栄養素は対数変換を行い,エネルギーの調整は残差法を使用した.食種(朝・昼・夕食)別の平均エネルギー摂取量はケータイ栄養管理システムでは651kcal,秤量法では681kcal で,平均摂取量の比は0.96であった.両方法間の調整した相関係数は,たんぱく質は0.60,ビタミンC は0.79であった.本システムからの栄養素等の推定は,限られた調査人数と食数ではあるが,概ね良好な妥当性が得られた.
  • 市川 和昭
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 101-108
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    油脂は酸化的劣化や加熱による変敗などの変化を引き起こしやすい.劣化した食用油脂は健康にとって好ましくない.したがってフライ油などは酸化的劣化の程度を適切に判定することが必要となる.この総説では油脂の劣化の程度を評価する分析法についての現状を述べる.油脂劣化の反応は複雑であり一つの分析手段のみによって評価することはできないので,筆者は過酸化物価(PV) +カルボニル価(CV) +酸価(AV) 指標によって油脂の劣化を評価することを提案する. 過酸化物価については以前報告した簡便法のPV* 法が有用である.
  • 関 豪, 辻󠄀 とみ子
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 109-119
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    幼稚園児の体力と母親の生活習慣や子どもに対する食育との関連性を明らかにするために、体力測定とアンケート調査を実施した.その結果,園児全体の体力と子どもに対する食育実践の「よくかんで食べる」,「ご飯とおかずを交互に食べる」,「家族と楽しく食事をする」などの項目で有意差が認められた.また,母親の食生活評価においても有意差が認められ,幼稚園児における高体力群では母親の効果的な食育実践が関与していることが示唆された.
  • 関川 靖, 山田 ゆかり, 吉田 洋
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 121-128
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本論文では,最初にマクロデータを用いてフードビジネス産業の動向を供給側と需要側の両面から考察するとともに,稲沢市という特定の地域におけるフードビジネスの現状も分析する.次のステップでは,アンケート調査による消費者のニーズを分析した結果と前述の考察と比較検討する.考察の結果,稲沢市におけるフードビジネスの状況は消費者ニーズに合ったものではないことが判明し,店舗形態を具体的に示した.
  • 田中 明子, 國友 宏渉, 山本 和子
    原稿種別: 本文
    2009 年 9 巻 p. 129-134
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    この報告は,平成19年度にフードビジネス学科のフレッシュマンセミナーおよび基礎演習の学生が取り組んだ田んぼアート作成の記録である.平成18年度の基礎演習において行われたオリジナルカレーメニュー作成プロジェクト同様,学生が食の出発点である生産の段階から商品化,販売にいたる食の流通過程を学習する機会として,この田んぼアート作成も社団法人稲沢青年会議所との協同事業として企画された.案山子作りに始まり,田植や稲刈り,糯米メニューの開発・販売にいたるまでの作業を稲沢で様々な仕事に携わる人々と共に行ったことは,卒業後フードビジネスの世界で活躍することを希望する学生にとって貴重な経験であった.本稿では,学生が行った毎月の作業とその成果を報告する.
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年 9 巻 p. 135-136
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年 9 巻 p. App1-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2009 年 9 巻 p. Cover3-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2009 年 9 巻 p. Cover4-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
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