人工知能学会全国大会論文集
第17回全国大会(2003)
選択された号の論文の253件中1~50を表示しています
近未来チャレンジ:事例に基づくデザイン支援と評価基盤の構築
エンタテイメントコンピューティング
近未来チャレンジ:危機管理シミュレーションとその分析
  • 小藤 哲彦, 野田 五十樹, 桑田 喜隆, 竹内 郁雄
    セッションID: 1B5-01
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/02/03
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    大都市大震災軽減化特別プロジェクトにおける震災総合シミュレーションシステム(DDT-IS)について説明する。DDT-ISは次のような特徴を持つ(1)地震シミュ レータや火災シミュレータなどをプラグインし、それらの結合として統合シミュレーションを実現する。(2)災害空間を地理的に分割し、それらを異なる計算機 上で並行してシミュレーションすることで、空間的なスケーラビリティを持つ。(3) 消防士や市民などを独立した主体として扱うマルチエージェントシミュレーションを行う。
  • 篠田 孝祐, 野田 五十樹
    セッションID: 1B5-02
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/02/03
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    一般市民に対して,災害など様々なハザードに対する危険性を啓蒙する手段として,リスクコミュニケーションは一般的である.RoboCupRescueなどで開発されている災害救助シミュレーションも,このリスクコミュニケーションへの応用が考えられている.本論文では,災害救助リスクコミュニケーションにおける市民エージェントの役割や具体的な実現方法などを検討し,リスクコミュニケーションに利用できる市民エージェントシミュレーションの実現を試みる.
  • 本地 健一, 伊藤 暢浩, 犬塚 信博, 和田 幸一
    セッションID: 1B5-03
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/02/03
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    RoboCupRescueシミュレーションにおけるエージェントを実装する際,我々は火災のクラスタリングという問題に直面した.既存のクラスタリング手法は,対象とする要素点の数nに対してO(n^3)もの計算時間を必要としてしまう.そこで,学習を用いたクラスタリング手法を提案し,クラスタリングの高速化をおこなう.クラスタリングとは,ある条件を満たした要素同士が集まってできるクラスターと呼ばれる集合に,要素を分類することをいう.本手法は,学習による前処理と,クラスタリングの本体とに分けられる.最初に,学習による前処理から説明する.学習対象の点の半径r以内の周囲の要素領域を適当な方位数dで分割し,その方位ごとの要素の密集度(要素領域に対する存在する要素の数の割合)を適当な分類によりp段階に分けた.それを,状態数とする.したがって学習に用いる状態はp^dパターンとなる.これらの状態を持つ点が輪郭点であるかどうかという選択をおこなう.その判断が正しかった場合に,報酬を与えるという学習を存在する全ての点に対しておこなう.この前処理により,要素点の集合をそれぞれ状態にパターン分類し,学習結果から輪郭点の集合を取り出すことができるようになる.次にクラスタリングの本体について説明する.まず学習の結果を使うことで,入力となる要素点n個の集合から輪郭点k個の集合を取り出す.そして,このk個の輪郭点に対して既存のクラスタリングをおこなう.最後に残った要素を,クラスタリングされた集合のうち最も近いものに割り当てる.以上により,全ての要素のクラスタリングが完了する.
    このときの計算時間は輪郭の取り出しにO(n),取り出した輪郭点集合をクラスタリングするのにO(k^3),残った要素の分類にO(k*(n-k))必要となる.したがって,全体の計算時間はO(k^3)となる.ここで輪郭点の個数kは,最悪の場合はnと等しくなるので計算時間を短縮できない.しかし輪郭が最も短くなる場合を考えると,そのときはクラスターが一つで,その形状が円となる.このときnは円の面積に,輪郭点の個数kは円周に相当することからkはn^(1/2)の定数倍となり,クラスタリングにかかる計算時間を最適なO(n^(3/2))にまで短縮することができる.
    このクラスタリング手法を用いて実験をおこなった結果,既存手法より短い計算時間でクラスタリングできた.また,高い精度で既存手法のクラスタリング結果を再現できた.
  • 桑田 喜隆, 神成 淳司, 竹内 郁雄, 野田 五十樹
    セッションID: 1B5-04
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/02/03
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    大都市大震災軽減化特別プロジェクトで作成された最新の分散シミュレーション技術は、その有用性から現実世界への応用が強く期待されている。なかでも、市民とのリスク共有を行う「リスクコミュニケーション(RC)」への応用が期待される。災害情報のシミュレーション結果を用いて、RCを行う場合、情報を共有しながら試行錯誤を行う機能が有効であると考えられる。筆者らは、既存のシミュレータを流用し、ビューワ間で情報共有を行うプロトコルを提案する。また、プロトタイプシステムの実装について述べる。
  • 小泉 智史, 中西 英之, 石黒 浩, 石田 亨
    セッションID: 1B5-05
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/02/03
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    我々が開発した仮想都市空間シミュレータは,避難訓練や避難シミュレーションの際に,市民が参加する機会を与えるために,3次元仮想空間のユーザインタフェースと,計算機の非専門家向けのマルチエージェントシミュレーション設計言語を有する.社会的なインタラクションを必要とする避難シミュレーションに対する知見を得るために,二段階で構成される実験を準備する.
    第一段階として,避難シミュレータとしての仮想都市空間シミュレータの有効性と限界を検証するために,3次元仮想空間のみを用いた避難訓練実験を行い,そして第二段階では,実空間と仮想空間を融合した避難シミュレータを用いて避難誘導実験を行う.第二段階の実験に向けて,現実空間における人間の行動を把握するために,地下鉄京都駅舎へ28 台の視覚センサーから構成されるセンサネットワークシステムを設置し,旅客の歩行軌跡データと長時間の映像記録を収集した.そして,同駅の仮想駅舎を構築し,センサネットワークシステムにより獲得される現実の駅舎にいる避難者の位置に基づき,仮想駅舎内に避難者を表示し,現実世界と仮想世界が融合したシミュレータを実現した.そこで,仮想駅舎にいる誘導者がPHS公衆網を通して,避難者を誘導する実験を行う.これら2つの実験を通して,市民の避難行動の習得効果を評価し,仮想空間を用いた新たな避難シミュレータの確立を目指す.
    さらに,駅舎に設置された視覚センサネットワークシステムは,知覚情報基盤のプロトタイプであり,このシステムを用いることにより,人間の行動を知覚することを目的としている.そこで,長時間記録された映像に基づき,動線を導出することで,日常生活における人間行動を解析する.それとともにに,人間の群行動を可能な限りモデル化することにより,行動辞書を作成し,分散視覚環境における人間の日常生活行動の認識システムの構築を目指す.
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