Comparing with product based value chain, service value chain or network is quite different. Some level of service, such as maintenance service for products, could be delivered using the as-is product based value chain. In the situation, research could contribute to business as the same way, when companies deliver products as well as services around products. In this paper, we discuss the difference between product based value chain and service value chain, after defining them. Then we describe research organization value in each value chain. There needs some transformation of research organization to contribute in service value chain, and share case study to try those transformation.

企業におけるイノベーションとは，一種の自己否定であり，新事業を起こすことは，組織内に必要以上の軋轢を生むことが多い．この軋轢を制御するためには，組織的に合意されたイノベーションプロセスが必要である．イノベーションプロセス策定という視点から，組織知マネジメントの取り組みを紹介する．

顧客接点拡大の視点から製造業のサービスの分類法を提案し，その分類法に基づく事例によるサービス企画・設計支援手法DFACE-SIについて適用事例を交えて報告する．

組織の意思決定などに議決において，信頼に基づく委任関係のネットワークを利用して代表者選出すれば，比較的少ない代表者によっても多様な選択肢が提案できる妥当な議決プロセスを実現できることをマルチエージェントシミュレーションで示す．

オントロジーによる知識継承とスケジューリングの支援

学術会議における活動の振り返りと参加者間のコミュニケーションの支援を目的としたWeblogコンテンツの作成，共有システムActionLogのJSAI2005/2006での運用結果を，比較，報告する．

本稿ではこれまで行ってきたイベント空間情報支援での取り組みを総括して，今後どのような展開が有望であるかについて議論を行う．とくに学会活動の継続的支援や異なるコミュニティへの適用について考察する．

個人の見学履歴に基づいて、次に見るべき展示の推薦を行う携帯型見学ガイドシステムを開発し、複数の博物館において運用実験を行った。見学推薦による来館者の見学行動への影響について分析結果を報告する。

実空間の相対的な向き情報のみを解析することでオブジェクトの位置関係を推定するトポロジー推定について述べる．初期実装では赤外線を用いて方向のみを取得していたが，超音波を用いて距離情報も付加した実験について考察する．

本論文では人の紹介を行うシステムを提案する．人の紹介は，社会的文脈を考慮したソーシャルマッチングであり，紹介を受ける人と紹介対象となる人，そして紹介者という３者の社会的関係を考慮する必要がある．また，紹介を成功させるには，ユーザが知り合いたい人をうまく見つけること，さらに適切な紹介者がこの関係を仲介することが重要である．本論文では，紹介という行為について議論と考察を行ったあと，人を介した紹介システムの提案を行う．システムの実装と試験的な運用結果について述べる．

選択文字列を用いたWebページ推薦システム「合口」はユーザがWebページ上にリンクアンカを付与する機能を持つ．この機能の有効性をJSAI2006での利用者の行動の分析から確認した．

Webマイニングを用いて人間関係の抽出や語彙同士の関係をリアルタイムに抽出して表示するシステム「ネットワークつくる君」のデモ、技術内容を発表する。

本研究では学会誌や年次大会などで扱う文献情報を基に、研究分野をノードとしたネットワークグラフを作成することで、領域横断的に学会誌間や年次大会ごとに比較を行い研究者や学会・会議運営者にとって有益な情報を提供するシステムを構築した。情報学分野、経済学分野について行った調査の結果を発表する。

本発表では、人工知能学会の学術コミュニティにおけるネットワーク分析について報告する。Webから得られたネットワークデータを用い、時系列的な変化、および国内でのネットワークと国際的なネットワークの違いについて考察する。

本研究では，研究者検索エンジンPolyphonetの常時運用について述べる．

本稿ではPeer-to-Peer(P2P)ネットワークにおけるプライバシアウェアなk-meansクラスタリングを提案する. Privacy-Preserving Data Mining (PPDM)は分散して地奇跡されたデータを用いて, 互いにデータを開示することなくデータマイニングを実行する技術である. 従来のPPDMは参加ノード数が比較的少ないことを想定しているが, 参加ノード数が多い場合には, (1)メッセージ交換におけるグローバルな同期が保障されない, (2)参加ノードはプロトコル実行中に停止するか, 接続が切断される可能性がある, などの可能性を考慮するべきである. このような困難さに対処しつつ, プライバシ保護と計算効率性を両立させるために, 本稿ではプライベートな非同期平均計算プロトコル(private AAC)とプライベートな最近接点決定(private NRI)を組み合わせた$k$-meansを提案する. 提案プロトコルはノード数が$10^4$程度の大規模ネットワークにおいても, 提案プロトコルは現実的な時間に完了することが数値実験により示された.

音楽 MIDI データを対象とした形式概念に基づく Top-N クラスタリング手法について考察する．特にメロディーパートとベースパートの同期に注目した属性の共有をもとに抽出されるクラスタの特徴を考察する．

オブジェクト識別で用いられるクラスタリング手法の多くは，クラスタ数を予め与える必要があるが，問題毎のクラスタ数のばらつきが大きく決定は困難である．本研究では，教師付き学習を用いた決定方式を提案する．

相関係数行列やユークリッド距離行列など、準正定性を満たす、または準正定性を満たすように変換可能な行列の要素となる類似性尺度がデータマイニングで多用されている。しかし、データが大量の場合には類似性尺度の導出が計算量上のボトルネックとなる。本稿では、準正定性を利用し、データの埋め込み次元に比例する手間数で高速に行列全体を推定する手法を提案する。

ユークリッド距離は事例間の類似性を表す代表的な指標の１つである。しかし、データ数が大量だと、距離を求める計算量は膨大になる。本稿では、類似性尺度行列の準正定性を利用して、高速にユークリッド距離行列を推定する手法を提案する。

Range-queryに基づく密度ベースクラスタリング手法は低次元データにおいてはクラスタ検出精度が高い．しかし，高次元データではアイテム密度が疎なため，距離指標の信頼性が低い．本稿ではアイテム間距離順序に基づき，高次元データでも検出精度の高いクラスタリング手法を提案する．

本研究では、センサーの発火情報のみをもとにした隣接関係の自動取得アルゴリズムをフェロモンコミュニケーションモデルを用いて構築し、シミュレーションデータと実際のセンサーデータ両方を用いて検証を行った。

昨今、バズマーケティング・口コミマーケティングが着目されている。本論文では、エージェントベースシミュレーション(ABS)を用いて、個人間での情報流通においてハブコンテンツが出現するメカニズムを探る。

本報告ではネットワーク外部性の存在する市場をセルオートマトンによりモデル化する。<br>また、各セルの状態から市場の製品購買者・サービス受益者の購入心理を分析する。

本研究では、2005年から行われている「欧州連合温室効果ガス排出枠取引」のデータにマルチエージェントによる逆シミュレーション手法を適用し、排出権取引市場の特徴を分析することを目的とする。

村はそれぞれ独自の文化・思想を形成していた．それが新聞・テレビの登場により，これらは単一化の傾向にあった．しかし，ネットの登場により文化・思想は多様化し村を形成しつつある．これをKISS原理に基づいたABSを行い，分析を行った．

リハーサル指向テストでは，マルチエージェントシステム動作中に，エージェントと人間との対話によってエージェントの動作を修正する．本研究では，エージェントシナリオの修正機能を定義するとともに，修正のために行われる対話のプロトコルを示す．

本研究は、物々交換からある財が貨幣として創発する現象について、個々のエージェント内部における交換可能性の認識と、エージェント間の社会的繋がりという２重ネットワークによる新しいモデルを提案する。本発表では、２重ネットワークにおいて、ある財がマクロな貨幣的性質を獲得するプロセスを、平均場近似による力学系と、エージェントシミュレーションという異なるアプローチによる分析を示す。

中国明清時代の名門一族の系譜を、社会ネットワークと逆シミュレーション手法を用いたエージェントモデルで再現し、最高難易度の官僚登用試験である科挙合格者を多数輩出した一族の秘密に迫る。

RoboCupサッカーシミュレーションにおいて，チームのフォーメーションを定義する効率的なモデルを提案し，更に，そのモデルを利用することで，過去の対戦ログなどから効果的なフォーメーションの自動獲得を試みる．

実市場のデータをリアルタイムに取り込んで利用可能な株取引シミュレータSESを開発した．SESは実市場と取引エージェントの注文を合わせて稼動する．SES上に様々な自動取引戦略を実装し評価を行った．

Webサービスの階層構造が与えられたとき、階層型プラナをサービスの分解実行に用いることができる。本報告では，クラス包摂概念を理解するWebサービス分解実行用階層型計画システムについて定式化を行う．

本論文では，制約論理プログラミングを用いたXMLデータの制約解消システムについて説明する．本システムは，XMLデータとの等値関係の集合から解を求めることで，XMLの検索システムを実現した．

ネットの情報をリアルで活用し易いように要約するサービスについて紹介する．携帯電話で商品のバーコードをスキャンすると，ネットから商品のメタデータを取得し，オントロジーを用いてクチコミ情報を抽出する．

本研究ではレシピをアノテーションした構造に基づいて、菓子コンテンツのメタデータを定めることにより、菓子の作り方における詳細な分類を反映した菓子コンテンツ共有法を提案する。

我々は、センサネットワークを利用した看護業務サポートシステムの構築のための研究開発を実施している。このシステムで観測記録されたデータから、看護業務で正しく実施されておらず、将来ミスを引き起こす可能性のあるものを検出可能とすることが期待される。この目的のために、看護師の業務を理解するためのモデルをOWL-S、SWRLを用いて構築し、それと観測結果を照合するアルゴリズムを実装した。これは観測結果とモデルが矛盾した場合に、矛盾の原因についての仮説を立てて検証を継続することを特徴とする。これによって、膨大な観測記録データから自動的にモデルと矛盾した箇所を検出し、確認を可能とした。

複雑・大規模化するバイオサイエンス研究に真に対応できるセマンティックWebサービスを実現するために、文献からバイオインフォマティクス解析手法やその手順である解析ワークフローを収集し、オントロジー化する。

「地図」は情報と人とのインタフェースの一つである。本研究ではユーザーの目的，環境及び特性に着目し，それらに関するオントロジーを試作するとともに，オントロジーを活用して地図をパーソナライズする仕組を実装した。

情報家電の使い方情報を効率的に検索することを想定して、情報家電向けのオントロジーを構築している。その概要と応用システムについて述べる。

この論文は知識情報の検索にオントロジーが一貫性のあるインデックスを構築するための基礎を提供する役割から、柔軟にソフトウェア工学知識体系の管理と利用にあたって、利用者が自らの知識利用文脈や視点から行えるようなシステムの構築枠組みを検討する。

本研究では，オントロジー検索エンジンSwoogleを用いて領域オントロジーを半自動構築可能なツールであるDODDLE-OWLの提案を行う．Swoogleを用いて獲得したOWLオントロジー及び専門文書を参照リソースとして，領域オントロジーを構築する．また，その評価について述べる．

本研究では，日本語Wikipediaマイニングに基づいて整理・分類した現状のFolksonomyタグをリソースとして，DODDLEによる領域オントロジー構築への支援を行う．また，その評価について述べる．

材料開発において重要なものの１つに材料種の選択がある．本論文では，オントロジー工学に基づき材料の機能構造や製造プロセスの属性と材料種の属性との繋がりの観点から，材料種選択支援の枠組みの開発を行う．

近年オントロジーへの注目の高まりとともに，オントロジー構築を適切に支援できるツールが求められている．本発表では，概念の見え方とその認知基準を概念化した概念化アスペクトを用いて，オーサに高度な構築能力を要求しないオントロジー構築支援環境の検討・開発状況を紹介する．

近年，オントロジーを利用した応用研究が多く見られるようになった．本発表では，それらのオントロジー利用研究ついて，オントロジー工学に携わる研究者の立場から分類すると共に，その傾向の分析や今後の展望について議論する．

本稿では、オントロジーに基づいた情報システム構築手法を提案する。主な対象はWebアプリケーションをベースとした自治体や官公庁の情報システムとし、要求分析の段階で三つの側面（ビジネスプロセス、ドメイン構造、法規）からオントロジーを構築する。情報システムの利用者と開発者との共通理解を促し、オントロジーに基づき一貫した情報システム構築を行うことが目的である。

本研究では，複数オントロジーを用いて複数ロボットの役割を分担、連携作業を行うことで、ユーザリクエストを実現するシステムについて述べる．また、その評価について述べる.

現在，配電柱腕金の再利用判定は，その腕金の錆の色に基づき，人間の視覚により実施されている．本発表では，サポートベクターマシンに基づく配電柱腕金の再利用自動判定システムのデータ表現に，RGB ヒストグラム，HSVヒストグラム，学習データを擬似的に増やす仮想サンプリングを適用し，各データ表現での再利用判定精度について報告する．

携帯電話や上の私的な情報を用いて意思決定支援や組合せ最適化を行う方式を提案する．本方式は，私的な情報をサーバや他の計算機に送信することなく最適化を行える．

本研究では、光の明るさ、色を個人ごとに調節できるシステムとして、RGB蛍光灯による雰囲気制御システムを提案し、構築した。また、雰囲気制御システムによる感性実験を行い、オフィス環境における知的生産性の向上について検証した。