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瀧 寛和, 三浦 浩一, 松田 憲幸, 曽我 真人, 安部 憲広
セッションID: 3C4-2
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人の推論の柔軟性を見ると、記号処理(表象のある知識)だけで問題解決を行うのではなく、その状況をイメージ化して、再認識を行うことで多くの情報を得ていることがわかる。そこで、人が感覚情報を取り入れた際に、何を持ってインデキシングするのかを考察した。また、表象からイメージの生成(表象ではない表現)とそのイメージの認識による表象の生成の相互作用としての問題解決について論じる。
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安原 寛之, 森田 和宏, 泓田 正雄, 青江 順一
セッションID: 3C4-3
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年,Web文書の増加により,文書の自動分類に関する研究が注目されている.文書の分類には,特定の話題分野を連想する分野連想語を用いた手法がある.しかし,分野が付いていない未知語が存在する時,文書の分類が困難になるという問題がある.そこで,本研究では,未知語をクエリとしたWeb検索による文書の収集と解析をおこない,未知語と分野連想語との共起関係を用いて,未知語の分野を自動的に推定する手法を提案する.
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今井 智也, 三上 貞芳
セッションID: 3C4-4
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では多様に変化する環境においてマルチエージェントが行動選択の競合により生じる学習効率の低下を回避するシステムを提案する.具体的にはエージェントが他のエージェントの行動を単純な線形時系列予測を用いて大まかに予測し,予測された結果から強化学習を用いて行動選択を行うことで,エージェント全体を協調状態へと収束させる.検証のため,連続場での椅子取りゲーム問題を提案し,計算機実験で有効性を確認した.
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落合 香里, 下角 哲也, 小野 智弘, 麻生 英樹, 本村 陽一
セッションID: 3D2-NFC1-1
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ベイジアンネットを用いて、映画コンテンツに関する消費者の嗜好性(視聴意向)を予測するシステムを構築することができる。本発表では宣伝浸透度調査の結果や、評価グリッドインタビュー、映画推薦システムの選択履歴などの多様な大規模データを用いて、対象とする映画コンテンツの視聴意向が高い消費者セグメントを推定し、映画コンテンツのマーケティング支援システムの概要と、実ビジネスに試用した結果を報告する。
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西田 佳史, 本村 陽一, 北村 光司
セッションID: 3D2-NFC1-10
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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事故予防やマーケティングなど様々な分野で、人間の生活行動を、操作可能な変数を用いて予測/制御可能にするための行動制御モデリングの体系的な方法論の確立が求められている。本研究では、病院で収集された日常生活の事故に関するデータ(マクロデータ)と、センサルーム等で計測された行動のセンサデータ(ミクロデータ)を、確率的モデリングを介在することでデータ統合し、日常行動の可制御モデルを構築する方法を述べる。
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北村 光司, 池田 涼太郎, 西田 佳史, 本村 陽一
セッションID: 3D2-NFC1-11
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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事故予防のためには、まず事故情報が必要な人に伝わることが重要である。しかし、例えば企業では、情報が設計者にまで伝わらず、製品改善にまで活用されていない。また、どのように情報提供すべきかも分かっていない。そこで、必要な情報を抽出可能なかたちで一般に公開すると共に、ユーザからのフィードバックを収集できる仕組みが重要である。本研究では、モノターミノロジを用いた事故情報検索Webサービスについて述べる。
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本村 陽一, 西田 佳史
セッションID: 3D2-NFC1-12
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オープンライフマトリクスプロジェクトとは、日常生活の中で行動を観測して得られる大規模データを計算論的にモデル化し、これを活用した知識循環型のシステム構築を目指したプロジェクトである。これを実現するには、社会に入り込み、実サービスの中で大規模データを収集する必要があり、実社会との関わりが重要な問題となる。ここでは、これまで行ってきた研究推進体制の確立と実社会応用について概観する。
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阪本 雄一郎, 益子 邦洋, 藤木 直子, 本村 陽一, 西田 佳史, 野口 昭治
セッションID: 3D2-NFC1-2
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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外傷の重症度を表すRTSおよび予測生存率を算出するTRISS法は広く用いられてい るがいずれも1980年代の北米のデータを基に算出されており体格差などから日本人 に合致するモデルが必要である。そこで今回、2004年から2007年までに日本外傷デ ータバンクに登録された20,260例を用いて、ロジスティック回帰とベイジアンネッ トによる日本人の生存率に関する分析と予測モデルの開発について述べる。
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藤木 直子, 阪本 雄一郎, 本村 陽一, 西田 佳史, 野口 昭治
セッションID: 3D2-NFC1-3
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本研究では日本外傷データバンクに登録された20,260例の外傷事例に基づき様々な分析を行っている。この外傷事例から、本発表では情報量規準を用いた「生存率予測のための説明変数」の選択と、ベイジアンネットワークによるモデル化を行った。また、このモデルを用いて年齢や救命救急士の救急車同乗などの条件の生存率への影響を分析し、さらにモデルを改良することによる予測生存率最適化への試みについても報告する。
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池田 涼太郎, 三浦 未生, 本村 陽一, 西田 佳史, 原 一之
セッションID: 3D2-NFC1-4
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々は事故の原因やその経緯を因果的モデルとして構築し、子供の傷害予防を進めている。 そこで,テキストで書かれた受傷時の状況からベイジアンネットを統計的学習で構築するために国際生活機能分類ICF,疾病コードICDとモノと分類コードであるJICFSによるコード変換を行い成育医療センターで収集した約3000件のデータからのモデル構築を行った。 また商品と状況の潜在的傷害危険性予測システムに応用する。
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小泉 喜典, 西田 佳史, 本村 陽一, 宮崎 祐介, 溝口 博
セッションID: 3D2-NFC1-5
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
事故事例から事故対策法を開発するには、事故状況再現が不可欠であるが、欠損データが多い事故情報からの状況推定には、超高自由度空間の探索を扱う問題が生じる。本稿では、得られる情報をうまく融合することで、効率よく事故状況を推定する技術として、遊具事故を例題として、日常の使われ方確率分布、遊具事故傷害の身体空間確率分布、生体衝撃シミュレーション技術を融合し、事故状況尤度を計算する方法を述べる。
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大内 久和, 西田 佳史, 本村 陽一, 溝口 博
セッションID: 3D2-NFC1-6
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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楽しくて、安全な遊具の設計論の構築が強く求められているが、その基礎となる科学的データは皆無に近い。そこで、本研究では、遊具のデザインの新しいアプローチとして、サービス統合型のセンシング機能を有する遊具(ノボレオン)を開発した。子どもが遊んでいる最中に、行動計測が可能である。本稿では、開発したノボレオンを用いた子どもの遊び行動(ラダリング行動)の大規模のデータの取得とそれを用いたモデリングを述べる。
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野守 耕爾, 本村 陽一, 西田 佳史, 山中 龍宏, 小松原 明哲
セッションID: 3D2-NFC1-7
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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子供の傷害を予防することを目的とし,本稿では乳幼児のよじ登り行動に関する確率的な因果構造をモデル化する.台によじ登る行動は、台の高さや広さといった物の属性が先行刺激となって影響するため,物の属性と乳幼児の特性,そしてよじ登り行動との関係を、観測した行動データからベイジアンネットとしてモデル化した.これは物の設計値から乳幼児のよじ登り行動確率を予測し,転落事故予防のための安全設計に利用できる.
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白石 康星, 西田 佳史, 本村 陽一, 溝口 博
セッションID: 3D2-NFC1-8
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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行動を改善する一つの方法として、環境変数の操作による行動制御が挙げられる。本 研究では行動の制御が可能な環境変数を把握するために、行動因果分析手法の確立を 目的としている。不確実性を含む行動の因果分析のためには、大量の実データを収集 し、そこから確率的な因果関係を見出す必要がある。本稿では、実際の日常生活や医療現 場での実データを収集し、確率的因果構造を構築し分析する方法を述べる。
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掛札 逸美, 野守 耕爾, 保川 悠一郎, 北村 光司, 西田 佳史, 八田 洋史, 小松原 明哲
セッションID: 3D2-NFC1-9
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
学童(小学生)自らが学校施設の危険箇所、傷害・ヒヤリハットを調査し、データを集積・共有するためのリスクコミュニケーションシステムについて述べる。パイロット校において、データは環境改善、学童主体の安全学習に活かされている。また、本稿では、学童期の危険認知とその発達の研究についても述べる。危険認知の特性と学校固有の環境・傷害情報を合わせることで、各学校に特化した傷害予防プログラムの開発が可能になる。
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菅原 真悟, 新井 紀子
セッションID: 3E3-NFC2-1
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
情報共有や協調学習を支援するために、さまざまなWebベースの教育情報システムが開発され、教育現場に導入されている。これらのシステムは、学びの場におけるユーザ参加型ウェブサービスであるといえる。本研究では、学生がこのようなシステムをどのように活用するのかを分析すると共に、学生間のつながりや学習過程を可視化するツールを開発することで、学生の主体的な学びを引き出すことを目的としている。
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鈴木 健
セッションID: 3E3-NFC2-10
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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伝播投資貨幣(Propagational Investment Currency SYstem:PICSY)は、価値が伝播する貨幣システムである。売り手は現物出資の投資家となるため、すべてが投資の貨幣といってもよい。取引関係の行列から固有ベクトルを求め、その値を個々人が社会に与えた貢献度と解釈し、購買力を与える。Google PageRankの貨幣版ともいえるこのモデルについて紹介する。
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大向 一輝, 武田 英明
セッションID: 3E3-NFC2-11
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近未来チャレンジ「Community Webプラットフォーム」は最終年度を迎える。本発表では5年間継続された本セッションの総括を行うとともに、この5年間におけるウェブ研究の進展ならびに社会的影響の変化について述べる。これを踏まえて、本セッションで得られた成果を今後どのように発展させるかについて議論する。
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伊藤 冬子, 廣安 知之, 三木 光範, 横内 久猛
セッションID: 3E3-NFC2-2
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
ECサイトでは,購買履歴等に基づいて商品を推薦することで,販売機会の増加を図っている.しかし,過去の嗜好情報を利用するため,意外性のある推薦や新しい嗜好に合う推薦が実現困難である.本研究では,ユーザの嗜好の変化を利用し,飽きない商品推薦の実現を目指す.本稿では,サイト閲覧中にユーザが閲覧した商品にクラスタリングを適用し,クラスタの時系列変化から嗜好の変化を検出する手法について検討した.
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高橋 祐一, 西原 陽子, 大澤 幸生
セッションID: 3E3-NFC2-3
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
情報技術の急速な発展の中、我々には更なるイノベーションが求められている。イノベーションは、既存の概念を組み合わせることによって生まれる。われわれは、イノベーションゲームとよばれる、組み合わせアイディア発想のゲームを行っている。このゲーム内での会話を、今回は特に否定の発言に注目して分析し、イノベーションが起こる会話の特徴を探った。
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亀田 尭宙, 大向 一輝, 武田 英明
セッションID: 3E3-NFC2-4
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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あるリソースにアクセスした際に,ハッシュ関数を用いたコンテンツの同定とOpenIDによるユーザの同定を日時やURLと共に記録することで,情報の提供者および取得者が内容についての証明を得られるようなメタデータベースを構築した.また,このメタデータ同士の関連を記述することでコンテンツの流通をネットワークとして把握し,それを分析することで,コンテンツの信頼性評価に用いることを提言する.
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古川 忠延, 松尾 豊, 石塚 満
セッションID: 3E3-NFC2-5
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
ユーザが自由にタグを編集できるフォークソノミーでは,時に不適切な語句がタグとして付与される場合がある.本研究では,主に年齢制限の点から,犯罪・暴力的表現を含む語句を不適切なタグとして除去することを目的とする.これらのタグを自動で判別するために,ウェブから不適切な語句を抽出する手法を検討する.
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丹 英之, 大向 一輝, 武田 英明
セッションID: 3E3-NFC2-6
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
検索履歴の共有によるコミュニティに特化したウェブコンテンツの連想検索手法を拡張し,辞書で定義された言葉で繋がるコンテンツの検索システムを構築した.本稿では,群衆の叡智であるWikipediaを辞書に用いることで,集合知の視点からウェブ空間を俯瞰し,閲覧中コンテンツの近傍にあるコンテンツを探し出す,QueReSeek feat. Wikipediaについて紹介する.
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島田 諭, 福原 知宏, 佐藤 哲司
セッションID: 3E3-NFC2-7
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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利用者が想起したキーワードを用いる情報検索においては,利用者にとって未知である意外性のある検索結果を得ることは難しく,関連語の提示によるナビゲーションが求められる. 本論文では,次数中心性および媒介中心性などの社会ネットワーク分析の指標を用いて,「トピックを特定する語」及び「異なるトピック間をつなぐ語」という2種類の特徴語を抽出し,意外性のある記事間を関連付けられることを確認する.
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岡 瑞起, 松尾 豊
セッションID: 3E3-NFC2-8
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Measuring the weight of the relation between a pair of entities is necessary to use social networks for various purposes. Intuitively, a pair of entities has a stronger relation than another. It should therefore be weighted higher. We propose a method, using a Web search engine, to compute the weight of the relation existing between a pair of entities. Our method receives a pair of entities and various relations that exist between entities as input. It then outputs the weighted value for the pair of entities. The method explores how search engine results can be used as evidence for how strongly the two entities pertain to the relation.
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松村 真宏
セッションID: 3E3-NFC2-9
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,影響伝播モデルIDMを用いてウェブコミュニティが蓄えている総影響量GWI(Gross Web Influence)を定義し,GWIを成長させるための道標を導くことに取り組む.具体的には,各種制約下(与える情報の種類および量)のもとでGWIを最大化する条件(どこにどの情報を与えるか)を求める問題に取り組む.本研究の成果は,コミュニティマネジメント/マーケティングへの応用が期待される.
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水越 伸
セッションID: 3F1-OS9-1
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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市民の表現活動を育む仕組み作りには、市民的視点に立った技術システムと、社会的文脈や人々のコミュニケーション特性を踏まえた文化プログラムの開発が不可欠だ。技術システムと文化プログラムを連関させつつ展開させるには、人文系と理工系の二項対立的な協力ではなく、文理越境的なあらたな方法論が必要である。本発表ではメディア論の観点から、「批判的メディア実践」というあらたな方法論、理論的思想的枠組みを提示する。
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沼 晃介, 飯田 豊, 水越 伸, 堀 浩一
セッションID: 3F1-OS9-2
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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情報のあふれる今日,個別ばらばらに行われる市民の表現をつなぎ,新たな物語に編みあげることが,社会と人々との関係を再構築する手段となる.われわれは情報システムと実践のプログラムを総合的にデザインすることを通じて,現在危機にさらされているラジオコミュニティを再び広げる試みを行っているが,これは市民の語りを編みあげる活動そのものである.本稿では,南海放送ラジオでのわれわれの取り組みについて述べる.
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小早川 真衣子, 原田 泰, 西村 拓一, 須永 剛司
セッションID: 3F1-OS9-3
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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デザインし製造された道具を使用する人々の活動について、情報デザイン研究の視点から論じる。これまでに、表現活動が編み上がるための文化プログラムとそれを支える技術システムを統合した実践をミュージアム系文化施設や学校などの学習活動現場と連携して行ってきた。そこに起きた様々な出来事を紹介し、表現活動の基本的な枠組みと、その活動の中で表現者が展開する恊働的な表現のメカニズムに関する理論的な考察を報告する。
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田中 克明, 沼 晃介, 堀 浩一
セッションID: 3F1-OS9-4
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年、デジタルメディアの普及に伴い、市民がさまざまな表現を行い、記録を残している。記録が「モノ」としての実体をともなうとき、それは表現の「結果」であったが、その制約が取り払われつつある近年、記録は顧みられることなくただとり残されることが多々ある。本発表では、この記録に含まれる時間経過を道具として「変化」に着目し、表現過程においてその幅を広げること、また、表現結果に奥行きを与えることを検討する。
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濱崎 雅弘, 高松 宏行, 久保田 秀和, 西村 拓一
セッションID: 3F1-OS9-5
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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シールのメタファを用いた画像によるコミュニケーションシステム「Stickr」の提案を行う.イラストや写真などの画像データを投稿し共有するサイトは数多くあるが,提案システムでは画像を自分や他人のフィールドの任意の位置に貼り付けることで共有が行われ,また,貼り付ける行為を通して自己紹介やコミュニケーションがなされる.本発表ではシステムのコンセプトを述べ,プロトタイプシステムの紹介を行う.
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中村 嘉志, Tom Hope, 高橋 徹, 野林 厚志, 福岡 正太, 濱崎 雅弘, 西村 拓一
セッションID: 3F1-OS9-6
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
博物館におけるインタラクティブシステムの在り方に関する研究は重要性を増しているが、システムが家族内に与える影響について、ユーザの活動分析はあまり行われていない。本発表では、実際の博物館にガイドシステムを設置した我々の取り組みと、それを利用する家族内インタラクションについて会話分析手法により得られた知見について述べる。
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川嶋 稔夫, 木村 健一
セッションID: 3F1-OS9-7
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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市民がもつ写真をディジタルアーカイブとして収蔵することは,単なる資料収集活動ではなく,街の記録を編みあげる創造的行為ととらえることができる.本報告では,市民が持つ地域の写真を市民自身がディジタルアーカイブに収蔵するための方式について提案する.また,この考えに基づいて函館地域が他地域と連携して実施する写真アーカイブプロジェクトについて報告する.
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加藤 恒昭, 松下 光範, 神門 典子
セッションID: 3F2-NFC3-1
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
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要約と可視化によって得られる動向情報を情報アクセスのインタフェースにするという着眼の下,NTCIR MuSTに関わってきた.本稿では,そこでの検討を通じて得られた,変化に関する言明と背景評価情報を時系列統計情報に重ね合わせることによる動向の表現とそれを用いた情報アクセスについて説明する.更にそのような動向を構成する基礎技術検討を助ける注釈付けコーパスや評価タスクの設計ついて報告する.
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木村 泰知, 渋木 英潔
セッションID: 3F2-NFC3-10
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々は,一人ひとりの住民の興味や関心にあわせて政治情報をパーソナライズして自動的に提供できるシステム(「住民本位型政治情報システム」)を開発することを目的としている. 本稿では,市議会会議録と住民ブログとのマッチングのための共通カテゴリの付与を行った結果について述べる.
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吉田 稔, 杉浦 隆博, 山田 剛一, 増田 英孝, 中川 裕志
セッションID: 3F2-NFC3-2
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本発表では、テキストに記述された数値情報を、その属性名とともに抽出し、複数記事間の数値情報を関連付けることにより、自動的にグラフを作成するシステムを紹介する。数値情報どうしの関連付けのさい、(属性、数値)のペアについてクラスタリングを行う。また、入力された属性名に対して、生成されたグラフから自動的に適切なグラフを選択し提示する手法についても述べる。
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桝井 文人, 上西 康広, 松葉 達明, 河合 敦夫, 井須 尚紀
セッションID: 3F2-NFC3-3
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
新聞記事から動向情報を抽出することを目的として, 相対表現に利用したシステムについて報告する. 相対表現とは, 「12%増」,「前年」のように, 動向に関連した数量表現や時間表現において数値の相対的差異や変動を示す表現である.相対表現の処理が可能となれば, テキストからの動向情報抽出はより効率的に実施できる. 本論文では, 従来システムに対して改良を行ったので, その評価について述べる.
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井上 裁都, 鈴木 宏哉, 斎藤 博昭
セッションID: 3F2-NFC3-4
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
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時系列統計情報とは「統計量名」「値情報」「日付情報」の三つ組からなる情報である。 ある統計量のどの時点のどの値が話題になっているのかを明らかにし、抽出された時系列統計情報をグラフ化することで、テキスト群の関心に従った統計量の可視化が可能になる。 本論文では統計情報の構成要素の一つである値情報の取り得る範囲、すなわち数値域に着目し、ロバストな推定による値情報抽出の精度向上手法を提案する。
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高間 康史, 山田 隆志
セッションID: 3F2-NFC3-5
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本稿では,動向情報を対象とした探索的データ解析を支援するための情報可視化システムについて提案する.時空間的な変動を含む動向情報は,現状把握や将来のトレンド予測など,我々の意思決定において重要である.本稿では,データセットから分析のためのグラフ表現を直感的なインタラクションで生成可能なシステムを提案し,被験者実験によりコンピュータスキルを伴わないユーザでもデータ分析が可能であることを示す.
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加藤 義清, 赤石 美奈, 堀 浩一
セッションID: 3F2-NFC3-6
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
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大規模な文書集合を俯瞰的に理解すると共に,個別の情報を様々な文脈で捉 え,その解釈および再解釈を促すための技術は,情報編纂を実現する上で重要な ものである.本発表では,文書集合中の文脈を可視化するための時間軸を考慮し たバネモデルを提案し,提案手法を実装したプロトタイプシステムを通して,そ の有効について議論する.
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小瀧 陽, 笹倉 万里子
セッションID: 3F2-NFC3-7
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
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本研究では,コンピュータのディスプレイ等の画像を携帯機器を用いて表示できるシステムを提案する.携帯機器は仮想的虫眼鏡の役割を果たし,単に拡大、縮小するだけではなく、例えば,一見しただけでは詳細な値が分からない部分を拡大することで詳細な値等の情報を表示することが可能である.ディスプレイ等で全体像が把握できると同時に物理的に異なる媒体の携帯機器で意味的に詳細な情報を見ることができることが特徴である.
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池田 郁, 土方 嘉徳, 西田 正吾
セッションID: 3F2-NFC3-8
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
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WWW上には,amazonのように,アイテムに対しレビューを簡単に作成・閲覧できるレビューサイトが存在する.アイテムについて情報を得る際,レビューサイトを閲覧する人も多い.だが小説や映画などストーリーを持ったアイテムに対するレビューには,見たくないあらすじが書かれている場合がある.本研究では,ストーリーを持ったアイテムに対するレビューについて,あらすじを自動的に除去するアプリケーションを提案する.
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村田 真樹, Stijn De Saeger, 橋本 力, 風間 淳一, 山田 一郎, 黒田 航, 馬 青, 相澤 彰子, 鳥澤 健太郎
セッションID: 3F2-NFC3-9
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
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自然言語処理などの分野の論文アブストラクトから論文の分野、手法、精度、応用先など当該分野で重要となる表現を自動で取り出し、取り出した結果を表などで提示することで、当該分野の動向をより詳細にわかりやすく示すシステムを構築している。論文の分野、手法、精度、応用先などを自動抽出する技術を構築し、この技術により取り出したデータを表やグラフで整理し、当該分野の動向や問題点の分析も行う。
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小川 泰右, 山崎 友義, 崔 亮, 池田 満, 鈴木 斎王, 荒木 賢二, 橋田 浩一
セッションID: 3G1-1
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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医療行為には医学的な根拠があるが,現場の実践活動は様々な活動が複合しており,医療行為を行う根拠や因果関係は極めて複雑である. 本研究では医療の行為と目的を対応づけた医療サービスオントロジーを基礎にして,現場の医療行為について医学的な因果関係についての説明を提供する手法を検討する.
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藤原 玲子, 北村 章
セッションID: 3G1-2
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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製造現場では、日常的に作業の記録や試作、品質管理記録が作成され蓄積されている。しかしながらこうした記録の中で、テキストや画像形式の非構造情報は、人による解釈と体系化が必須であり、そのため蓄積された大量の情報が有効に利用されないでいた。本稿では、こうした情報の例として、金属プレス加工の不具合報告書を対象に、マイニングを利用したルールの抽出とその体系化、可視化を試みた事例を述べる。
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国府 裕子, 周 俊, 太田 衛, 古崎 晃司, 今井 健, 大江 和彦, 溝口 理一郎
セッションID: 3G1-3
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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臨床医学オントロジーを用いた応用システムは種々想定されるが,オントロジーに基づき医療知識を提供するシステムは基本的な応用の1つである.本研究はこの知識提供システム開発に共通する基盤技術について,コンテンツ・方法・メディア・ナビゲートから考察を行い,特に複数の分類階層を動的に生成する技術を中心に基盤技術の開発を行なった.加えてこの基盤技術を用い,医療知識ナビゲータのプロトタイプの開発を行なった.
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周 俊, 国府 裕子, 太田 衛, 古崎 晃司, 今井 健, 大江 和彦, 溝口 理一郎
セッションID: 3G1-4
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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臨床医学オントロジーの内容を分かりやすく説明するために,自然言語でオントロジーの内容を表現する技術は重要である.そこで本研究は,臨床医学オントロジーを用いて,疾患概念の定義内容を自然言語で説明する「自然言語説明文生成機能」を基盤技術として開発した.そして,疾患名や症状から検索した疾患について,同じオントロジーから患者と医師に応じてその説明内容を切換えて提供する電子辞書を開発した.
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小林 圭堂, 竹田 百合恵, 吉岡 亜紀子, 岡部 雅夫, 柳澤 雅彦, 山崎 浩志, 山口 高平
セッションID: 3G2-1
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,スケジューリング業務をモデルケースとして,オントロジーとルールベースを用いて,専門家が業務を行う際に必要とする知識を整理していくことで,新人への知識継承の支援を行う.また,その評価について述べる.
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來村 徳信, 溝口 理一郎
セッションID: 3G2-2
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人工物や生体器官に関する知識の記述と共有に必須である「機能」概念に関して,オントロジー工学の立場から,その存在の変化の様式について議論を行う,設計者や使用者の意図などのコンテキストや機能を発揮する主体とその性質(能力)など含んだ全体を系として捉えて,人工物などのライフサイクルフェイズにおける機能の存在の種類の違いやその変化を表すモデルを提案する.
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山内 千尋, 松居 辰則, 小島 一晃
セッションID: 3G2-3
発行日: 2009年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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生物学的な知識を有効に利用し、生命現象を理解するためにシミュレーションは不可欠であり、本研究ではオントロジーで記述したアポトーシスと呼ばれる生命現象に関する定性的な知識からのシミュレーションの構築を目指している。そこでは時間概念の扱いが重要であり,本研究においては構築した。アポトーシスに関するシグナル伝達オントロジーからの実時間によらない、定性的な記述に基づく時間概念の表現方法について考察する。
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