Strength and Conditioning Journal Japan
Online ISSN : 2759-0674
Print ISSN : 1883-4140
32 巻, 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
特集
Sports Nutrition Academy
From Strength & Conditioning Journal
  • Josh L. Secomb
    2025 年32 巻1 号 p. 23-30
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/01/01
    ジャーナル 認証あり

    近年、スポーツ科学者は、ハイパフォーマンスサポートスタッフの重要な一角を占めるようになった。スポーツ科学者の役割は、今や多くの競技や組織で広く受け入れられ評価されている。しかし環境によっては、頻繁な人員交代や人事異動など、雇用を不安定にする要素が存在する。スポーツや組織によって、特にチームスポーツと個人スポーツとでは、スポーツ科学者に与えられる責任や寄せられる期待にも違いが存在することが多い。これは、競技間や組織間における役割の移行や新たな役割の成功を難しくする。したがって、新たな雇用を得たのちに、職業的に成功して仕事の不安定を解消するには、各競技の文化と期待の範囲で様々な環境や仕事に適応する能力が不可欠である。本稿は、個人スポーツにおいて学際的なスポーツ科学を活用するための枠組みを提供する。そして事例研究や個人的な反省も含めて、現実の環境を引き合いにしてこの枠組みを説明する。さらに、個人スポーツでスポーツ科学者が働くことについて独自の考察と知見を提供する。結果として、これらがスポーツ科学者の役割に転移されることを願う。

  • Timothy J. Suchomel
    2025 年32 巻1 号 p. 31-39
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/01/01
    ジャーナル フリー

    スポーツ科学の分野は近年著しく成長しているが、この分野をさらに進歩させるには、すでに知られている問題を明らかにするとともに、研究の多様な方向性を示すことが重要である。スポーツ科学の分野に長くかかわっていようと、参入したばかりであろうと、人は有益な情報を強く求めている。この座談会の目的は、スポーツ科学の分野における現在の問題を特定し、未来の研究の指針を示すことにある。出席者は、スポーツ科学が直面する最大の問題から始まって、この分野にとって利益となる未来の研究、テクノロジーが研究とパフォーマンスデータの適用に及ぼした影響、この分野の持続的成長のための未開発の領域、スポーツ科学教育に存在する空白領域について論じた。

  • Penelope A. Matkin-Hussey, Dane Baker, Megan Ogilvie, Sarah Beable, Ka ...
    2025 年32 巻1 号 p. 40-55
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/01/01
    ジャーナル フリー

    スポーツにおける相対的なエネルギー不足(RED-S)は、内分泌系、代謝系、および生理学的不適応の複合的な症候群である。長期的な利用可能エネルギー不足(LEA)に曝されることによって、生理学的および心理学的健康とパフォーマンスへの悪影響が発生する可能性がある。LEAは、運動によるエネルギー消費量(EEE)と正常な生理学的機能に対して、エネルギー摂取量(EI)が不足すると発生する。健康への長期的悪影響を避けるには、LEAとRED-Sを早期に検出することがきわめて重要である。LEAがRED-Sの根本的な原因であることを考えると、推奨される治療法は、アスリートの利用可能エネルギー量(EA)を至適レベルに増加させることである。本稿は、LEAとRED-Sのスクリーニングと診断ツールに関する最新のエビデンスと指針を検証するとともに、推奨される治療方策を示し、EEEの軽減、EIの増加、糖質の利用可能量、1日のEA、心理学的サポート、学際的チームの役割などについて論じる。最後に、回復過程に関する文献レビューを行なう。今日までの研究内容の概要を伝え、RED-Sの特定、管理、治療のための実践的指針を提供する。

  • Chloe Ryan, Aaron Uthoff, Chloe McKenzie, John Cronin
    2025 年32 巻1 号 p. 56-70
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/01/01
    ジャーナル 認証あり

    方向転換(COD)の能力は、多くのフィールドスポーツやコートスポーツにおいて重要なパフォーマンス要素である。よく行なわれるCOD動作は180°ターンで、これは通常5-0-5CODテストによって評価される。コーチや専門職は、アスリートのCODパフォーマンスを評価し、それらの評価のための基準データを入手することが必要である。本レビューは、従来版および修正版5-0-5CODテストの両方に焦点を当てる。5-0-5CODパフォーマンスの結果は、50件の様々な研究と11種目の異なる競技に関して収集された。それは、競技別、性別、レベル別の基準データを作成し、パフォーマンスの比較を可能にするためであり、それらに基づいて、一層効果的なプログラムを作成することができる。従来版と修正版両方の5-0-5CODテストの信頼性を評価し、考察した。従来版CODのパフォーマンスは、対象の男性アスリートが300名であったのに対し、女性アスリートは62名であったため、男性アスリートのCODパフォーマンスのほうがより正確に解釈される。平均すると、男性は女性より6.03%速かった。エリート男性アスリートは、準エリートおよび初心者の男性より7.78%速く、また準エリートの女性アスリートは、初心者の女性アスリートより3.30%速かった。より包括的なデータベースを構築するためには、女性、青少年およびエリート集団に関して、さらなる研究や基準データの照合が必要である。

  • Aaron Uthoff, Seth Lenetsky, Reid Reale, Felix Falkenberg, Gavin Pratt ...
    2025 年32 巻1 号 p. 71-85
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/01/01
    ジャーナル 認証あり

    総合格闘技、テコンドー、およびボクシングなどのフルコンタクト系格闘技において成功を収めるためには、ダメージに繋がる打撃を、相手から受けるより多く繰り出す必要がある。高い打撃力を発揮することで、ノックダウンを奪ったり、ノックアウトを決めたり、ポイントを獲得したりすることが可能となる。打撃力は、非特異的および特異的なストレングス&コンディショニングトレーニングのいずれか、または両者の組み合わせによって強化できるというエビデンスがある。本稿では、格闘技選手を指導する専門職のために、格闘技選手が異なるレジスタンストレーニング方法にどのように反応するかについて、現行の実証的エビデンスをレビューし、その上で、非特異的および特異的なエクササイズを導入するにあたっての現場への提言を行なう。

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