研究紀要 Works Review
Online ISSN : 2435-0699
5 巻, 11 号
研究紀要 Works Review Vol.5
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  • 村上 恭一
    2010 年 5 巻 11 号 p. 1-14
    発行日: 2010年
    公開日: 2019/12/12
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    不祥事を防止する施策立案時の人間観は「他律的人間」なのか「啓蒙された人」なのか。この問題は、組織環境の問題なのか、個人の意識の問題なのか。製品の品質問題に止まらず、不祥事や品質低下を未然に防ぐには従業員による報告が重要である。しかし現実としては報告されていれば未然に防げた事故が報告されず問題が発露する。そうすると、従業員の報告意図を左右する原因の追求と対策は重要な探求課題である。そこで、報告意図を左右する原因について探求する。本論では、企業不祥事の防止やコンプライアンス問題を未然に防ぐ報告行動に組織風土がどのような影響を与えるのかについてベックの言うリスク負担の個人化問題にそって論じる。
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