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クエリ検索: "エリソルビン酸"
262件中 1-20の結果を表示しています
  • 新田 ゆき, 福場 博保, 稲垣 長典
    家政学雑誌
    1966年 17 巻 2 号 62-66
    発行日: 1966/04/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    1) 市販大豆油に
    エリソルビン酸
    その他の抗酸化剤を添加し、その酸敗度を測定した結果、
    エリソルビン酸
    、アスコルビン酸は顕著な抗酸化性を示したが、BHAは全く効果なく、BHTでは僅かな効果が認められた。又、
    エリソルビン酸
    、アスコルビン酸とBHA、BHTとの間のSynergism効果は特に見られなかった。又、未脱臭菜種油に於ても全く同様な傾向を示した。大豆油を長時間加熱後、抗酸化剤を添加した場合にも、ほぼ同様な結果を得た。
    2) 大豆油と水のEmulsionの場合も、各抗酸化剤の効果は上述同様の傾向を示したが、油そのものより酸化速度は一般に速かった。
    3) ラード、肝油の場合は、大豆油と逆に、BHA、BHTが著しい効果を示し、
    エリソルビン酸
    、アスコルビン酸は効果がなかった。又、これらの間のSynergism効果は本実験では見られなかった。
    4) 油脂酸化促進法として、紫外線を照射した場合、紫外線の影響により、抗酸化剤の効果が失われた。40℃に於る酸化の場合は、室温に於る酸化と一致した機構のもとに酸化が促進された。
  • エリソルビン酸の定量について
    梶田 武俊
    日本食品工業学会誌
    1963年 10 巻 2 号 57-61
    発行日: 1963/02/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    (1)
    エリソルビン酸
    のポーラログラムをpHを変えてとるとき,6.0~7.0においてもっとも測定しやすい酸化波を示し,濃度と波高とは比例的直線関係にあるため,波高の測定から未知濃度溶液中の
    エリソルビン酸
    を定量することができる。なお定量において温度および水銀圧を一定に保つことは,定量上きわめて肝要なことである。
    (2)
    エリソルビン酸
    とアスコルビン酸は同一電位を示し,共存する場合は合波となって現われるため分離定量は不可能である。
    (3)
    エリソルビン酸
    およびアスコルビン酸がタンニン酸,ニコチン酸,ハイドロキノン,EDTAなどと共存する場合はいずれも2段波となって現われる。しかしこれらが共存してもまた鉄,マンガンなどの金属イオンが共存しても,
    エリソルビン酸
    のポーラロ波には全く影響がみられなかった。
    (4)
    エリソルビン酸
    ならびにL-アスコルビン酸の拡散電流,酸化電位はメタリン酸およびシュウ酸の濃度によって左右され,濃度が高くなるに従って拡散電流すなわち波高は減少し電位は(+)側に転移する。この現寒はおそらく溶液粘度に起因するものと思考される。
    (5) 熱に対しまた銅イオンならびにアスコルビン酸酸化酵素による酸化に対する安定度は,
    エリソルビン酸
    よりもアスコルビン酸のほうが大であることを認めた。
  • 渡邉 義之, 福田 竜也, 髙橋 紀博, 安達 修二
    日本食品工学会誌
    2014年 15 巻 3 号 143-148
    発行日: 2014/09/15
    公開日: 2014/12/13
    ジャーナル フリー
    野菜中のl-アスコルビン酸は,アスコルビン酸酸化酵素の触媒作用により容易に酸化され,その機能性の低下が生じる.一方,d-
    エリソルビン酸
    はアスコルビン酸の立体異性体であり,その還元能により食品の酸化防止剤としての使用が認められている.
    エリソルビン酸
    はアスコルビン酸よりもアスコルビン酸酸化酵素に対してより弱い親和性を有し,酸化反応を受けにくい傾向があることが報告されている.有機溶媒中でのリパーゼ触媒下のアスコルビン酸と脂肪酸の縮合による両親媒性抗酸化剤6-O-アシルアスコルビン酸の合成が報告されている.噴霧乾燥法による脂質の粉末化技術にアシルアスコルビン酸を利用した結果,粉末化脂質の酸化安定性が大きく改善された.アシル
    エリソルビン酸
    も両親媒性抗酸化剤として粉末化脂質の利用に有効である可能性があり,さらにアシル
    エリソルビン酸
    はアスコルビン酸酸化酵素の存在する食品においても効果的に抗酸化活性を発現することが期待される.本研究では,固定化リパーゼを用いたアシル
    エリソルビン酸
    合成のための最適条件が決定され,脂質酸化に対する抑制効果が評価された.
    所定量の
    エリソルビン酸
    ,脂肪酸および固定化リパーゼを褐色バイアル瓶入れ,5 mLの各種有機溶媒が加えられた.炭素数8から16の飽和脂肪酸が使用された.固定化リパーゼChirazyme® L-2 C2,L-2 C3,L-5およびL-9 C2が用いられた.反応溶媒には,ジメチルスルホキシド,アセトニトリル,アセトン,2-メチル-2-プロパノール,2-メチル-2-ブタノール,酢酸エチル,クロロホルムおよびヘキサンが選択された.バイアル瓶は激しく振とうしながら30~70℃の水浴中に浸漬され,適当な間隔で反応液が採取された後,HPLC分析により生成物量の経時変化が測定された.脂質酸化に対する抑制効果はリノール酸メチルの過酸化物価の経時変化にて評価され,さらにアシル
    エリソルビン酸
    のDPPHラジカル消去活性が測定された.
    エリソルビン酸
    とラウリン酸との縮合反応における生成物のNMR構造解析結果から,生成物は
    エリソルビン酸
    のC6位の一級水酸基がラウリン酸によりエステル化された構造を有することが明らかとなった.4種の固定化リパーゼではChirazyme® L-2 C2の活性が最も高かった.0.0625から1.0 mmolの初期
    エリソルビン酸
    量にて60℃のアセトニトリル中で縮合反応を行ったところ,基質の初期濃度が高いほど最大反応率が高くなる傾向が示された.基質モル比を1:1から1:10の範囲で同反応を実施したところ,モル比の増加とともに最大反応率は増大したが1:7.5以上では差異が認められなかった.各種飽和脂肪酸での反応率の経時変化はいずれもほぼ同じ挙動を示し,アシル鎖長は反応に影響しないことが示された.種々の有機溶媒中で反応が行われた結果,反応率は溶媒極性に起因する
    エリソルビン酸
    の溶解度に依存する傾向が示された.30℃から70℃で反応が行われたところ反応は高い温度でより迅速に進んだが,70℃ではリパーゼの熱変性が示唆された.固定化リパーゼ量を5から200 mgにて反応を実施したところ,反応速度は固定化リパーゼ量に顕著に依存した.DPPHラジカル消去活性の測定から,エタノール溶液中でのラジカル消去能について,
    エリソルビン酸とアシルエリソルビン酸
    との間に差異がないことが示された.また,65℃,相対湿度12%下でのリノール酸メチルの酸化に対する抑制効果は,パルミトイル
    エリソルビン酸
    およびパルミトイルアスコルビン酸の方が,
    エリソルビン酸
    およびアスコルビン酸よりも大きかった.
    エリソルビン酸
    やアスコルビン酸へのアシル基の導入は脂質へのそれらの溶解度を向上させ,その結果脂質酸化に対する抑制能が改善されたものと考えられる.アシル
    エリソルビン酸
    はその抗酸化能および乳化能により,脂質の粉末化に対して効果的に使用することができるものと考えられる.
  • 片山 脩, 萩沼 之孝, 井上 真紀子, 鈴木 明子
    日本食品工業学会誌
    1966年 13 巻 10 号 425-429
    発行日: 1966/10/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    リンゴジャムおよび果汁にL-アスコルビン酸,
    エリソルビン酸
    を単独または混合で添加し,室温および38℃の各温度に貯蔵したときのアスコルビン酸類の変色防止効果を検討した。貯蔵が短期間であれば,いずれも添加の効果を示し変色は防止される。しかし室温でも貯蔵が長期にわたると,L-アスコルビン酸を用いた場合は着色が強まり,また
    エリソルビン酸
    の効果も低下する。しかし両者の各50mg%を混合添加した場合は,すぐれた着色防止効果がかなり長期間持続される。
  • Cu2+含有水使用の場合
    福田 照夫, 鈴木 和子, 灰原 純子, 木村 クニ子, 丸山 英雄
    食品衛生学雑誌
    1964年 5 巻 5 号 383-390
    発行日: 1964/10/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    1. 食塩, クエン酸, ペプトン, デヒドロ酢酸ナトリウムはアスコルビン酸, 同ナトリウム塩
    エリソルビン酸
    およびそのナトリウム塩に対し著しい安定能を有する. グリシン, デンプン, ショ糖は弱い安定能を有する. グリセリン, エタノールはほとんど安定能を有しない.
    2. アスコルビン酸はその異性体である
    エリソルビン酸
    よりも安定性はわずかによく, またナトリウム塩はその遊離酸に比べ, いずれも安定性が劣る.
    3. グリシンの存在下では, アスコルビン酸ナトリウム,
    エリソルビン酸
    ナトリウムの残存率はそれぞれの遊離酸のそれよりもよい.
    4. 食塩, ペプトン, およびグリシンの存在下においては, アスコルビン酸,
    エリソルビン酸
    の残存率が対照の再蒸留水の場合に比べ悪い点がある. これらのナトリウム塩にはこの現象はみられない.
    5. Cu2+の存在およびその含有量による前記4種の抗酸化剤の安定性は, 食品成分によってうける影響に差異を生ずる.
  • 食品添加物の胎仔毒性に関する研究 I
    江馬 真, 伊丹 孝文, 加納 晴三郎
    食品衛生学雑誌
    1985年 26 巻 5 号 448-453_1
    発行日: 1985/10/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    エルソルビン酸ナトリウムの胎仔毒性をウィスターラットを用いて検討した. 妊娠7日から14日まで5, 0.5または0.05%の
    エリソルビン酸
    ナトリウムを含む飼料を与えた. いずれの投与群にも母体に対する影響はみられなかった. 妊娠20日に胎仔を調べたところ, 子宮内死亡率, 胎仔数, 胎仔の性比, 胎仔体重及び胎盤重量には各投与群と対照群との差はみられなかった. 胎仔の外表, 骨格及び内臓検査の結果, いずれの投与群にも催奇形性は示されなかった.
    エリソルビン酸
    ナトリウムを与えた母体から得た仔の生後発育を調べたところ, いずれの投与群でも良好な仔の発育がみられた. 以上の結果から,
    エリソルビン酸
    ナトリウムは本実験条件下ではラットに対する催奇形性を示さないものと考えられた.
  • エリソルビン酸の安定性について
    梶田 武俊
    日本食品工業学会誌
    1964年 11 巻 7 号 271-279
    発行日: 1964/07/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    種々の条件下でEAとAAの酸化速度をポーラログラフ法により比較検討してつぎのごとき結果を得た。
    (1) EA, AAの安定度に対する金属塩の影響について検討したところ,硫酸第二鉄は両酸の酸化を著しく促進するが,その程度はEAよりAAのほうが多少大であった。しかし硫酸第一鉄,マンガン,塩化ナトリウムはAAに対しては酸化抑制効果を示したが,EAに対してはなんら効果は認められなかった。
    (2) 糖類ならびにアルカリに対するEA, AAの酸化速度間には大きな差異はみられなかった。なおアミノ酸のうちではグルタミン酸,シスチン,メチオニンはAAの酸化を抑制したが,EAはすみやかに酸化されその効果がみられなかった。この酸化のすみやかな原因はアミノ酸を溶解するために用いた塩酸によるためと思われた。
    (3) EAとAAとの安定性には酸類の影響が大きく,いずれの酸に対してもEAはAAより安定度が低く,酸の種類およびその濃度によりまた貯蔵温度により両者の酸化速度に大きな差異のあることを認めた。
    (4) EAはpH 2.2以下ではきわめて不安定で,AAはpH 3付近において安定であり,pH 4付近では不安定となる。EAは4~5付近においてのみAAより安定度はやや高かった。このようにEA, AAの酸化速度はpHにより大きく影響されるように思われた。
    (5) pH 2.2のMcIlvaine緩衝液を用いて溶存酸素存在下における自動酸化曲線を測定し,AAに比してEAの酸化がすみやかであることを明らかにした。
  • 水谷 清, 藤崎 和夫, 上田 昌三郎, 関口 孝史
    栄養と食糧
    1961年 14 巻 3 号 244-250
    発行日: 1961/09/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    The separation of erythorbic acid and L-ascorbic acid was successfully made by the application of descending paper chromatography with the paper of 5×60cm, which was pretreated with 2% HPO3. A solvent of acetonitrile system (CH3CN: CH3COCH3: CH3COOH: H2O as 80: 5: 1.2: 15) was useful as the mobile phase.After arrival of the solvent to the lower edge of the paper, it was allowed to run over for 1 or 2 hours.By this method, as an example, Rf values of 0.56 for erythorbic acid and 0.49 for L-ascorbic acid were obtained. When each 10γ of these acids were charged on the paper, the distance between the center of the two spots was about 40mm.
    Following the identification with 0.02% 2, 6-dichlorophenolindophenol, the developed spots were cut off and the acids were assayed by the 2, 4-dinitrophenylhydrazine method.
    The determination of these two acids added in foods was also done.The recoveries were 95.0-96.5% for erythorbic acid and 99.0-102% for L-ascorbic acid.
  • 酸化型エリソルビン酸の定量について
    梶田 武俊
    日本食品工業学会誌
    1964年 11 巻 7 号 279-284
    発行日: 1964/07/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    (1) AA, EAを酸化型に移すため臭素,硝酸銀,インドフェノール法について検討した結果,臭素,硝酸銀法において好結果を得たが,酸化させるときの溶液のpHが酸化率に大きく影響するように思われた。
    (2) DAAおよびDEA 10-3M溶液に対するo-PDの適量をpH 3.6で検討し,10-3~10-4Mが適量であるという結果を得た。
    (3) DEAはpH 4.0で良好なポーラログラムを与え,濃度と波高とは比例的関係を示し,定量が可能であることを認めた。
    (4) DAA, DEA溶液が貯蔵条件によりどのように影響するかを検討した結果,貯蔵温度が高くなるほど安定度は低くなることを認めた。
    (5) 加熱した場合は時間が長く,また加熱温度が高くなるほど分解が著しくなることを認めた。なお熱に対する安定度は溶液の反応によって著しく異り,pH 2~3がもっとも高い安定度を示し,DAAとDEAとの間に大きな差異は認められなかった。
    (6) DAAおよびDEAにフェニルヒドラジンを作用させて生成したオサゾンを鏡検し,両者の間に明確な差のあることを認めた。
  • L-アスコルビン酸及びエリソルビン酸との相乗効果
    兼松 弘, 青山稔, 丸山 武紀, 新谷 〓, 塚本 正人, 東海林 茂, 松本 太郎
    油化学
    1984年 33 巻 6 号 361-365
    発行日: 1984/06/20
    公開日: 2009/11/13
    ジャーナル フリー
    The synergistic antioxidant effects of tocopherol (Toc) and L-ascorbic or erythorbic acid on lard and palm oil were investigated by the oven test and AOM test. Both tests were carried out by the method previously described [Yukagaku, 32, 695 (1983)]. The antioxidant effects of those acids were also studied in the same manner.
    1) In the oven test, L-ascorbic acid showed clear antioxidant effects on lard and palm oil. The same was observed for the AOM test. But, considering that the periods to attain POV 100 were almost equal between the system with L-ascorbic acid and that without it, no effects were observed on palm oil.
    2) In the oven test, L-ascorbic acid contributed to a synergistic enhancement of antioxidant effects of a mixture of Tocs (m-Toc) and dl-α-Toc on lard, and remarkably controlled the increase in POV, particularly at the initial stage. Notably, when 50ppm of L-ascorbic acid were used in combination with dl-α-Toc (0.0050.01%), the effects were more marked than those due to m-Toc (0.02%) when used alone. However, no synergistic effects with Toc on palm oil were found.
    3) In the AOM test, L-ascorbic acid showed synergistic effects with Toc on lard, Slight effects were observed by adding the acid together with m-Toc on the palm oil.
    4) The synergistic and antioxidant effects of erythorbic acid on lard and palm oil were essentially the same as those of L-ascorbic acid,
  • 豊田 正武, 四方田 千佳子, 伊藤 誉志男, 一色 賢司, 加藤 丈夫, 神蔵 美枝子, 白石 由美子, 西島 基弘, 林弘 道, 深澤 喜延, 横山 剛, 米田 孟弘, 平山 佳伸, 山本 芳子, 市川 和孝, 原田 基夫
    日本栄養・食糧学会誌
    1985年 38 巻 1 号 33-38
    発行日: 1985/02/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1) 1983年11月中旬~下旬に, 厚生省のマーケットバスケット方式に従い, 各種食品を, 東京, 札幌で大手スーパーより, 東京, 大阪で中堅スーパーより, 仙台, 和歌山, 北九州で中小スーパーより, 山梨, 長野, 島根で地元小売店より購入し, 1人1日喫食量に相当する試料量を採取し, 8食品群ごとに集め, 6種食品添加物含量を分析し, 1日摂取量を求めた。
    2) 6種食品添加物の10機関の平均1日摂取量はそれぞれ, 副ソルビン酸ナトリウム1.57mg, メチルセルロース0mg, CMC7.47mg, ピロリン酸塩2.1mg, トリポリリン酸塩2.0mg, ヘキサメタリン酸塩5.2mgであり, ADIの0.3~6.3%の範囲内にあった。
    3) 天然由来の成分を含まないと思われる, 既報の24種の食品添加物の1日摂取量を含めた30種食品添加物の1日総摂取量は97.7mgであり, プロピレングリコールとソルビン酸でその約81%を占め, さらにCMCと縮合リン酸塩を含めると約95%を占めた。 購入先別摂取量では地方中小スーパーが最も多く, ついで大手スーパー, 地方小売店, 中堅スーパーの順となった。
  • 編集部
    日本醸造協会誌
    2000年 95 巻 11 号 835
    発行日: 2000/11/15
    公開日: 2011/09/20
    ジャーナル フリー
  • 倉科 匡, 西中山 宏, 金子 紀男, 篠原 直行, 縄舟 秀美
    Electrochemistry
    2006年 74 巻 6 号 479-483
    発行日: 2006/06/05
    公開日: 2012/03/20
    ジャーナル フリー
    The purpose of this investigation was to study electroless Au plating from a sulfite/thiosulfate complex bath (0.015M Na3[Au(SO3)2]+0.1M Na2S2O3+0.4M Na2SO3+0.05M C6H7O6Na+0.18M KOOCCH(OH)CH(OH)COONa) using erythorbic acid as the reducing agent. Deposition rates by autocatalytic reaction and displacement reaction were increased with increasing the concentration of erythorbic acid. The deposition rate by autocatalytic reaction was increased with increasing bath temperature. The deposition rate by displacement reaction was suppressed by the addition of benzotriazole (BTA), di-sodium ethylenediaminetetraacetate (EDTA) and ethylenediamine (en). Electroless Au film which shows a good characteristics in the solder joint strength was obtained from a bath containing BTA, EDTA and en.
  • 清酒の変化に対する各種還元性物質の影響
    中村 欽一, 蓼沼 誠, 茂木 宏治, 浜地 正昭, 佐藤 信
    日本釀造協會雜誌
    1970年 65 巻 2 号 153-158
    発行日: 1970/02/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    清酒にフェノール系, インドール系化合物, その他の還元性物質の標準品を添加して, 日光照射時の着色と日光臭の発生, 貯蔵時の着色と老ね香の発生をしらべ次の結果を得た。
    1.照射フラスコの上部空間を窒素ガス置換すると, 日光着色は抑制されるが, 日光臭の発生が促進される。貯蔵に対しては窒素ガス置換の有無は影響しない。
    2.日光着色は2価, 3価のフェノール系化合物の大部分, OH置換基を有するインドール系化合物, インドール, スカトール, インドール酢酸, アンスラ論ル酸, 3-ヒドμ キシアンスラニル酸.キヌレン酸, キサントレン酸デフェリフェリクリシンの添加によって促進され, フェルラ酸, カフェ酸アスコルビン酸エリソルピン酸ナトリウムによって抑制された。
    3.日光臭の発生はアスコルビン酸,
    エリソルビン酸
    ナトリウムおよび塩化鉄の添加によって促進され, プロトカテキュ酸, カフェ酸, デフェリフェリクリシン等によって抑制された。
    4.貯蔵中の着色はドパ, ヒドロキノソ, 4-ヒドロキシクマリン, 没食子酸, 3-ヒドロキシインドール, イソドール酢酸3-ヒドコキシアンスラニル酸, ピルピンアルデヒド, ダイアセチル, アスコルビン酸,
    エリソルビン酸
    ナトリウムの添加により促進された。
  • 福田 照夫, 松浦 陽一, 楠元 小百合
    日本食品工業学会誌
    1981年 28 巻 11 号 606-607
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    The addition order of reagents affected remarkably on the formation of nitrosodimethylamine in the study of the effect of erythorbic acid on the formation of nitrosodimethylamine from dimethylamine and potassium nitrite. The reactions of dimethylamine with potassium nitrite and erythorbic acid with potassium nitrite occurred in a moment and the following addition order of reagents had most Significant inhibitory effect on the formation of nitrosodimethylamine: acetic acid, erythorbic acid, potassium nitrite and dimethylamine.
  • 坂田 亮一, 森田 英利, 乗松 毅, 塩見 利紀
    日本養豚学会誌
    2000年 37 巻 2 号 43-49
    発行日: 2000/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    と畜後約24時間経過した豚もも挽肉にNaCl 2%およびNaNO2 100ppmを添加して混合後, 人工ケーシングと豚腸にそれぞれ充填し, 加温処理を恒温槽および燻煙加機内で実施した。燻煙室内では相対湿度を80%まで設定した。40℃に試料内部温度が達したら, 75℃で1時間加熱した後, 発色度, 光照射による退色の程度, 残存亜硝酸塩量を測定した。この試作ソーセージの配合を行う際に発色助剤として
    エリソルビン酸
    ナトリウム (NaEry) を0.055%添加し, 比較のためにアスコルビン酸ナトリウム (NaAsc) 0.05%を含む試料を調製した。無添加対照区で, 加温処理効果は認められなかったが, NaEry または NaAsc を添加し加温処理を行うと, いずれも発色を増強する傾向が認められた。昇温に要する時間が長くなると発色は対照区と変らなかった。ケーシングとして豚腸を用いた実験で, 設定湿度が70%より80%の方が目標温度に早く達し, ソーセージ試料の発色は高くなる結果を示した。2,500 Luxの蛍光灯下で90分間保持した結果, 加温処理をしても退色は進行したが, 発色助剤の添加による対照区との発色の初めの差がそのまま保持された。本実験条件下では加温処理の有無による残存亜硝酸塩量に差異は認められず, NaEry と NaAsc と同程度にその残存量を減少させ, 両発色助剤の亜硝酸塩分解効果はほぼ同一と考えられた。
  • エリソルビン酸の酸化波に及ぼすホモゲンチジン酸の影響
    梶田 武俊
    日本食品工業学会誌
    1966年 13 巻 7 号 288-291
    発行日: 1966/07/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    (1) HAはpH 7.0のMcIlvaine緩衝液中できわめて良好な酸化波を示し,濃度と波高との間に比例的関係を有するため定量が可能である。
    (2) pH 6.0, 7.0でHAはAAおよびEAの定量を妨害するが,pH 5.0ではHAとこれらとは2段の分離波となるため同時定量が可能である。
    (3) なおpH 6.0~7.0でHAとAAとは合波となるが,EAとは0.08Vの差で2段の波となるため,HAを共存させることにより,AAとEAとの識別が可能である。
    (4) HAとヒドロキノンが共存する場合は,合波となるため,定量に際してはこれが分離を必要とする。
    (5) HAは加熱処理によっても,銅イオン添加によっても安定度にはなんら変化は認められず,硝酸銀のごとき酸化剤を加えても酸化されないことをo-フェニレンジアミン縮合物のポーラログラムをとることによって明らかにした。
    (6) 今後はHAとヒドロキノンとの分別定量について検討するとともに,実際試料中のHAの定量についても検討したいと思っている。
  • 松本 茂, 酒井 昭子, 伊東 紘一, 勝木 康隆
    衛生化学
    1970年 16 巻 2 号 67-70
    発行日: 1970/04/30
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    Following previous work on the changes in chemical and physical constants after oxidation of methyl linoleate by oxygen at 110°, the same oxidation was carried out at 70 and 90° to improve reproducility of some of the constants. As a result, rate of change in some of the constants decreased and reproducibility was improved. The infrared spectra of the product after oxidation of methyl linoleate under these conditions showed that its double bonds had shifted from the non-conjugated cis-cis form to conjugated trans-trans form, with an increase in peroxide value. The peroxide formed by the oxidation of methyl linoleate was examined by thin-layer chromatography and polarography. The antioxidative effect of butylhydroxyanisole and synergetic effect of citric acid were clearly observed. Even when iron was removed from the sample tested as completely as possible, the synergetic effect of citric acid did not vary and this fact indicated that this effect was not due to the masking of heavy metals by this acid. Synergetic effect of erythorbic acid was further examined.
  • アスコルビン酸測定法
    福場 博保, 高居 百合子, 太幡 利一, 馬場 春夫, 岩尾 裕之
    栄養学雑誌
    1963年 21 巻 4 号 115-122
    発行日: 1963年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • フライ試験によるクエン酸及びそのモノグリセリドとのエステル, Lアスコルビン'酸並びにエリソルビン酸との相乗効果
    青山 稔, 丸山 武紀, 兼松 弘, 新谷 〓, 〓本 正人, 東海林 茂, 松本 太郎
    油化学
    1985年 34 巻 1 号 48-52
    発行日: 1985/01/20
    公開日: 2009/11/10
    ジャーナル フリー
    The following two fry tests were carried out to investigate the synergistic antioxidant effects of tocopherol (Toc) and citric acid (CA), monoacylglyceryl citrate (MGC), L-ascorbic (AA) or erythorbic acid (EA) on fried foods. In Fry Test I, potato chips were fried once at 160°C with lard systems consisting of a mixture of d-Tocs and one of each of the synergists. Five fryings at 30 min intervals were carried out at 170°C for Fry Test II. Stability of the chips toward oxidation was evaluated primarily on the basis of changes in the POV of the chip lipid fraction during a storage at 60°C.
    1) All the tested synergists contributed enhanced the antioxidant effects of Toe on potato chips. The time required to attain POV 30 and for a perceivable odor to occur during storage at 60°C of EA CA>AA>MGC.
    2) Potato chips stored at 60°C showed a tendency such that the remaining Toc was higher with increased oxidative stability.
    3) In Fry Test II, there was little difference in POV, carbonyl value or total Toc content of lard containing CA or EA in the initial and final fryings. Also, the oxidative stability of chips fried in each lard system hardly varied with an increase in fry times, when stored at 60°C. Notably, the synergistic antioxidant effect of EA with Toc on potate chips was still maintained provided the lard system was heated at 170°C for 2h.
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