近年
e
スポーツ
をとりまく状況が変化しつつある。例えば、2019年度「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラム事業として「全国都道府県対抗
e
スポーツ
選手権」の開催、
e
スポーツ
部の創設等である。しかし、
e
スポーツ
に関する議論は十分になされているだろうか。「
e
スポーツ
がスポーツか否か」という議論は耳にするが、それだけでは
e
スポーツ
の本質を解明することはできない。そのため、若手研究者委員会では、体育・健康・スポーツ科学がどのように
e
スポーツ
と対峙するべきか議論を重ねてきた。具体的には、スポーツや運動を実践する身体と
e
スポーツ
をする身体は異なるのか、
e
スポーツ
は教材となり得るのか、
e
スポーツ
の可能性と危険性を「身体」「教育」という視点から捉えるとどのように考えられるか、スポーツと
e
スポーツ
の異なる点は何か、バーチャルの世界にある「暴力性」をどのように捉えるのか等である。学会大会当日までに若手研究者委員会で討論をした
e
スポーツ
の論点等について報告し、今後、体育・健康・スポーツ科学の関係者が
e
スポーツ
とどのように向き合っていくのかを考える一助となることを目指す。
抄録全体を表示