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平 雅之, 佐々木 かおり, 齋藤 設雄, 根津 尚史
セッションID: A-01
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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銅イオン配合培地で培養したマクロファージより全遺伝子を抽出し、複数の銅イオン輸送蛋白質(トランスポーターやシャペロン)の遺伝子発現を定量PCRで調べた。5つの銅イオン輸送蛋白質(ATP7A等)の遺伝子発現は100
umol/Lまでは濃度依存的に増加し、100
umol/L以上では減少することを確認した。マクロファージは銅イオンを当初、大量に取り込む反面、閾値以上では取り込みを抑制すると考えられた。
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松本 卓也, 佐々木 淳一, 江草 宏, 矢谷 博文
セッションID: A-02
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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組織工学におけるスキャフォールド材料の存在は、場合によって、迅速な再生を妨げる場合もある。そこで、本研究ではスキャフォールドフリー、細胞のみで三次元形状の作製を試みた。
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宇尾 基弘, 阿部 薫明, 赤坂 司, 亘理 文夫, 中塚 稔之
セッションID: A-03
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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ストロンチウム(Sr)はヒトの歯質にも100ppm程度含まれており、Srを含有するS-PRGフィラーから溶出したSrが歯質に吸着して齲蝕予防に関与する可能性が示唆されている。本研究では天然歯およびSrを浸透させた歯質中でのSrの状態をSr置換ハイドロキシアパタイトと比較し、その周囲構造を検討した。
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中村 仁, 小幡 亜希子, 春日 敏宏, 伴 清治
セッションID: A-04
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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本研究では、注入型の骨修復材料への応用をめざし、シロキサン含有バテライト(SiV)とポリ乳酸(PLLA)との複合体から、直径 ~150 μmのビーズを作製した。SiVは10 ~ 30 nmの一次粒子からなる直径 ~1 μmの粒子であり、アミノ基を含んだシロキサンオリゴマーを含有していた。SiV/PLLA複合体ビーズ50 mgを10 mlのTris緩衝溶液に浸漬した際、約1 mg/L/dayのケイ酸イオンならびに約2 mg/L/dayのカルシウムイオンを徐放させることが可能であった。
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関根 一光, 濱田 賢一, 宇山 恵美, 河野 文昭, 山下 菊治, 淺岡 憲三
セッションID: A-05
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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早期骨置換性の向上を目指し、ハイドロキシアパタイト(HAp)結晶中のカルシウム(Ca)にストロンチウム(Sr)を一部置換し、アパタイト結晶形成後に生体内での溶解性を向上させるセメントの開発をおこなってきた。
本研究では、開発したSr含有Hapセメントについて、骨芽細胞様細胞を用いた
in vitro評価試験、及びラット歯槽骨内へ充填した
in vivo評価試験についての結果を報告する。
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塩飽 由香利, 本田 義知, 穴田 貴久, 森元 慎二, 佐々木 啓一, 鈴木 治
セッションID: A-06
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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リン酸オクタカルシウム(OCP)は生体アパタイトの前駆体であり、優れた骨再生能を示す。フッ化物イオン(F
-)はOCPの加水分解を促進し、リン酸カルシウムの蛋白吸着能を改善させる。しかし、F
-の調整法がOCPの蛋白吸着能に及ぼす影響については不明である。本研究では、酸性及び塩基性モデル蛋白(BSA、チトクロムc)を用いOCP表面の蛋白吸着能を評価したところ、調整法により異なる蛋白吸着挙動が示された。
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早川 徹, 望月 千尋, 原 広樹, 佐藤 光史
セッションID: A-07
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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EDTA/Ca錯体から結晶性の異なるアパタイトを合成した.これらの結晶性の異なるアパタイトとPLGAとの多孔質複合体を作製し,ウサギ脛骨に埋入して,骨形成に与える影響について調べた.その結果,低結晶性アパタイト含有PLGA多孔体が良好な骨形成能を有することが判明した.
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新井 宏, 永井 亜希子, 中村 美穂, 山下 仁大
セッションID: A-08
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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高温、高電圧下で分極したハイドロキシアパタイトがヒトの歯から採取した歯根膜細胞の接着、増殖に与える影響について研究した。拔去した歯から採取し、培養した歯根膜細胞を分極したハイドロキシアパタイト上で培養した結果、未分極のハイドロキシアパタイトと異なる結果を得た。
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Xiong Lu, Dan Li, Jie Weng, Yang Leng, Fumio Watari
セッションID: A-09
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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Titanium and its alloys have good corrosion resistance, fatigue endurance and excellent load-bearing ability, and was widely used as orthopaedic and Dental implant material. Ti is bioinert and cannot form good bonding with surrounding bone tissue. Modifying Titanium surface and imparting its ability to promote bone growth is hot topic in biomedical surface engineering.
Recently, a growing number of researchers have investigated cell behavior on well-defined microfabricated surfaces in order to quantitatively study the topography effects on cell behavior. In this study, we fabricated chitosan/bovine serum albumin (CS/BSA) microgrooves and microdot arrays on organically functionalized Ti surfaces by soft lithography in order to clarify the size effects of and geometric effects of micropatterns on cell behavior.
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吉成 正雄, 五十嵐 俊男, 愛知 徹也, 長谷川 晃嗣, 市川 弘道, 松本 直也
セッションID: A-10
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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ジルコニアの表面改質により生体多機能性ジルコニアインプラントを開発することを目的とし、今回はジルコニア(TZP)の表面濡れ性(表面エネルギー)に及ぼす表面処理の影響を検討した。その結果、表面形状・性状を変化させることにより超親水性を付与し、保存環境を変化させることにより改質後の超親水性を持続できることが明らかとなった。
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奥田 祐司, 野田 誠, 鶴木 次郎, 有川 裕之
セッションID: A-11
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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通常歯科用CAD/CAMを用いたジルコニアの補綴物は、ジルコニア半焼結体、またはプレス成形体のブロックを切削し、その後完全焼結させ、陶材が前装され完成される。切削から完全焼結までの間、ジルコニア表層は様々な汚染を受ける可能性がある。本実験では各種歯科材料による汚染の影響を調べるために、各種材料を焼成前のジルコニアに塗布または浸漬し、完全焼結後の機械的強度に及ぼす影響を調べたので報告する。
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鶴木 次郎, 野田 誠, 奥田 祐司, 伴 清治
セッションID: A-12
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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本研究の目的はジルコニア基材の表面粗さ、陶材焼成温度によるジルコニア、陶材間の接着強さを調査する事である。2種ジルコニア板(Y-TZPおよびCe-TZP/アルミナナノ複合体)をそれぞれ150個作製し、(1) 鏡面研磨まで行ったもの、(2)研磨紙にて研削を行ったもの、(3) サンドブラスト処理を行ったもの、50個ずつ3群に分け、さらに(2)の研削処理のジルコニア板は、陶材焼成温度を3段階に変え、各々せん断接着強さを測定した。
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橋本 正則, 飯嶋 雅弘, 長野 二三, 井田 祐亮, 加我 正行, 大野 弘機, 遠藤 一彦
セッションID: A-13
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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シリカ系微粒子配合レジンの各種溶液中における石灰化誘導能を評価した。シリカ系微粒子配合のレジン試験片を長期浸漬後(150, 300日間)、走査型電子顕微鏡により試料表面を調べた。また、X線回折およびEDXにより試料表面の変化を解析した。試験溶液は蒸留水、人工唾液、Hanks溶液および疑似体液を使用した。シリカ系微粒子を含むレジン材料として、Bis-GMA, TEGDMA, HEMA系レジンにバイオガラス、ポルトランドセメント、S-PRGフィラーを50 mass%含有したものおよび光硬化型グラスアイオノマーセメント(GIC)の硬化体を使用した。バイオガラスおよびポルトランドセメント含有レジンでは各種溶液浸漬後、試験片表面には石灰化物が形成していた。しかし、S-PRGフィラー含有レジンおよびGICでは石灰化物は形成されなかった。使用するシリカ系粒子により石灰化物形成能の有無および形成量は異なることが明らかとなった。
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野田 誠, 奥田 祐司, 鶴木 次郎, 伴 清治
セッションID: A-14
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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生体不活性であるジルコニアに生体活性化処理を行うためには、_丸1_ジルコニアの表面を多孔質化する、_丸2_ジルコニア表面を化学処理し、生体内に埋入されてから表面に生体活性なリン酸カルシウム塩層ならびにタンパク吸収層が生成されるようにする、という2つの方法がある。本研究では、新規に調製したコーティングガラスをジルコニア表面に焼き付け、擬似体液中に浸漬した後のアパタイト形成能を定量的に評価したので報告する。
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金 容煥, 新家 光雄, 仲井 正昭, 赤堀 俊和, 福井 壽男
セッションID: A-15
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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歯科用銀パラジウム金銅合金(Ag-Pd-Au-Cu)は比較的高温(1123K以上)にて溶体化水冷処理を施したにもかかわらずに、時効処理を施した場合とほぼ同様の高い機械的強度を示すことが報告されている。これまでにCu含有量を6.5~20 mass%の間で変化させた合金を用いて14.5 mass% Cuのときにこの特異強化が顕著であることを明らかにした。そこで、本研究では、Ag-20Pd-12Au-14.5Cu合金を用いて、溶体化処理後の冷却速度を変化させ、ミクロ組織と特異強化との関係を調査・検討した。
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大井田 督仁, 野村 直之, 塙 隆夫, 五十嵐 順正
セッションID: A-16
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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テレスコープ義歯には金合金が用いられ硬化熱処理を施すことにより実用に供されている。前回の報告において金合金及びCo-Cr合金の静止摩擦係数は熱処理により変化し、テレスコープ義歯の維持力の発現に大きな影響を与えることが示唆された。本研究では、表面粗さおよび湿潤環境がおよぼす静止摩擦係数の影響についてCo-Cr合金と金合金を比較検討し、基礎的実験の結果を得たので報告する。
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依田 慶太, 野村 直之, 千葉 晶彦, 塙 隆夫, 五十嵐 順正
セッションID: A-17
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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前回大会において、Co-Cr合金に含有するCr およびN の影響について評価し、Nの添加がCo-Cr合金の伸び、耐力および引張強さの向上に寄与することを報告した。歯科用Co-Cr合金には研磨と切削による調整が不可欠であり、合金の硬さは加工性を計る上で重要な機械的特性の一つである。本研究では、CrおよびNが与えるCo-Cr合金のビッカース硬さに及ぼす影響について評価を行ったので報告する。
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高市 敦士, 依田 慶太, 野村 直之, 中本 貴之, 土居 壽, 堤 祐介, 黒須 信吾, 千葉 晶彦, 塙 隆夫, 五十嵐 順正
セッションID: A-18
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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現在、義歯メタルフレームを始めクラウン、ブリッジ等は多くが鋳造法によって作製されているが、現状の鋳造法は技工操作が煩雑であり、歩留まりが低いなどの問題点が指摘されている。そこで任意形状を歩留まりよく成形できるレーザー積層造形法に着目し、その造形物の組織と機械的特性を調べた。その結果、積層方向に伸長した柱状組織が形成されていること、鋳造法に比べ大きな伸びを示すことが明らかになったので報告する。
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武本 真治, 服部 雅之, 土井 寛則, 野口 竜実, 吉田 英貴, 河田 英司, 小田 豊
セッションID: A-19
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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これまでに我々は、純チタンがアルカリ性の過酸化物溶液中にて腐食され、変色することを明らかにした。本研究では、数種のチタン合金を活性酸素型義歯洗浄剤に浸漬し、その変色程度および光沢度の変化を調べた。その結果、純チタン、Ti-6Al-4VおよびTi-6Al-7Nb合金は変色程度が大きく、光沢度も低下した。一方で、Ti-20Cr合金と参照試料としてのCo-Cr-Mo合金は、変色程度も小さく、光沢度の減少もわずかであった。
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永目 誠典, 小正 裕, 柿本 和俊
セッションID: A-20
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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セラミックファイバーの発ガン性が懸念され,演者らはこれまでに発ガン性のない材料として注目されている生体溶解性繊維を,歯科鋳造用リングライナーに応用することを検討してきた.そこで今回,埋没材に石膏系埋没材とリン酸塩系埋没材を用い,鋳造冠の適合性について実験を行った.その結果,生体溶解性繊維をリングライナーとして用いた場合,セラミックファイバーを用いた場合よりも鋳造冠の浮き上がり量が小さくなった.
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ハミド ヌロマン, 二階堂 徹, カンチャナ ワイディアセケラ, 高垣 智博, 池田 正臣, 田上 順次
セッションID: A-21
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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口腔衛生に対する意識の向上や、抗う蝕性の高い修復治療の実践から、う蝕や歯周病による抜歯は減少傾向にある。その中で近年抜歯の一大要因として挙げられるのが「歯根破折」である。本研究では垂直性歯根破折の際の接着性レジンセメントによる再植治療を想定し、3種MMA系レジンセメントの歯根象牙質における長期接着耐久性を、微小引張り接着試験を用いて1日、1ヶ月、6ヶ月、1年後において評価した。
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田仲 持郎, 橋本 典也, 武田 昭二, 鈴木 一臣
セッションID: A-22
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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ビニルエステル(VE)液部とポリメタクリル酸エチル(PEMA)粉部の混和物が粘膜調整材類似の粘弾性挙動を示すことを見出し,種々の義歯裏装用途に応用出来るマルチファンクショナル義歯裏装材としての可能性について検討してきた.ここでは,レオメーターを用いてVE/PEMA系混和物の粘弾性特性を評価し,貯蔵弾性率と損失弾性率に基づく理論的な硬化時間に及ぼすVEの分子構造の影響を明らかにした.
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吉田 靖弘, 難波 尚子, 長岡 紀幸, 中村 真理子, 高柴 正悟, 鈴木 一臣
セッションID: A-23
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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薬剤濃度を検知するドラッグデリバリーシステムは,抗がん剤や抗菌物質など副作用が強い薬剤には極めて有用である。しかしながら,そのようなセンサー機能を有したドラッグデリバリーシステムは未だ見受けられない。我々は,リン酸化プルランを抗菌物質CPCのキャリアとして用いると,CPCが臨界ミセル濃度より低くなった時に両者の会合状態が変化すること,さらにこの現象が殺菌機能と強く関係することを見出した。
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坂口 英就, 新井 宏, 山下 仁大
セッションID: A-24
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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可視光反応型酸化チタンが歯牙漂白の材料となり得るのか初期検討を行った。その結果、酸化チタンは青色EL照射によりスーパーオキサイドを含むラジカルを発生し、また、ミノサイクリン着色歯牙モデルを漂白(△E:7.2)することができた。
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寺岡 文雄, 中川 正史, 稲葉 陽二
セッションID: A-25
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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テラヘルツ時間領域分光法を用いて歯科材料の結晶系やフィラーなどの構造解析を行うことを目的としている.歯科材料としては高分子材料とセラミックス材料および複合材料を対象としている.
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河合 達志, 林 達秀, 小南 克子, 塚脇 篤也, 藤本 耕太郎, 岩田 哲也, 相武 幸樹, 六車 博, 松本 高典, 神長 信
セッションID: A-26
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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熱電対、インストロンなどのアナログ出力をAD変換し、USBを介して、Macintoshに転送する汎用基板を開発した。設計は、歯学部の学生においても容易に構造が理解可能な構成とした。 この基板を用いて歯科理工学実習におけるレジンの重合発熱の測定を行い、その発熱挙動をコンピュータ上でグラフ化した。さらに基板からの出力をサーバーを介して「サイバーキャンパス連動型マルチメディア実習室」との連携を行なった。
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風間 未来, 大熊 一夫, 小倉 英夫
セッションID: P-01
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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II級インレー窩洞を模した金型より、石膏模型を作製した。接触型プローベ(Cadim)により、インレーの三次元データを取得した。インレー体の深さを修正するプログラムを加え、II級セラミックインレーを作製(Cadim)した。マイクロCTの切断面像より、模型とインレーとの間隙(近心ー遠心で四カ所、頬ー舌で一カ所)を測定した。結果、深さ方向を修正するプログラムにより、適合精度の優れたII級インレーを作製することができた。
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森 南奈, 大野 純, 福島 忠男, 坂上 竜資
セッションID: P-02
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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サケ白子由来DNAとプロタミンから水不溶性DNA/プロタミン複合体を合成した.複合体粉末と水を混和してペースト化したDNA/プロタミン複合体をラット頭蓋骨に埋入した.そして,頭蓋骨埋入部位から採取した試料にAlpおよびオステオカルシン染色を行い,骨形成を促進する機能の有無を確認した.また,非脱灰標本にトルイジンブルー染色を施し,骨形成状態も同時に観察した.
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山崎 弘光, 大島 朋子, 坪田 有史, 前田 伸子, 佐々木 圭太, 西村 康, 福島 俊士
セッションID: P-03
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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大気圧下で熱負荷が皆無な低周波大気圧プラズマジェットの歯科医療応用への研究を進めている.口腔内で消毒を行うためには,濡れ環境下における口腔病原微生物の不活化が必要であるが,pHを4.7以下にすることで,プラズマにより生成された活性酸素が高い殺菌力を発揮する技術を開発済である.本手法を用いて,各種口腔病原微生物に対する殺菌力を評価するin vitro実験を行い,臨床応用の可能性に関する検討を行った.
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河合 洋平, 宇尾 基弘, 亘理 文夫
セッションID: P-04
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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ジルコニアは高い機械的強度、審美性を有することから歯科臨床応用が進んでいる。一方、低温度領域における水分存在下での相変態が危惧されている。本研究では、各種温度で焼成したジルコニア及びアルミナ添加型ジルコニアに対してオートクレーブ処理を行い、表面をXRDによる微小角入射法および2θ-θ法にて表面の結晶相分析、TEMによる観察、EBSPを用いた解析を行ったので報告する。
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田村 洋一, 赫多 清, 小倉 英夫
セッションID: P-05
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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球状フィラーの配合率を変えた時のコンポジットレジンの耐摩耗性(咬合摩耗,歯ブラシ摩耗)を調べ,不定形フィラーの測定値と比較を行った.
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宮内 貴弘, 小栗 真, 英 將生, 桃井 保子
セッションID: P-06
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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歯質接着性材料に含まれる光重合開始剤と酸性モノマーは,歯質接着性に大きく影響する因子である.本研究では,これらの違いが歯質接着性材料の重合性に与える影響について検討した.2種類の,機能性モノマー(SRモノマーおよびMAC-10)と光重合開始剤(CQ系およびBO系)を用いて4種類の歯質接着性材料を調製し,重合率および粘度を測定した.結果より,BO系がCQ系よりも重合活性が高いことが示唆された.
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山口 哲, 小野 真治, 矢谷 博文
セッションID: P-07
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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我々はこれまでに, 歯科インプラント手術支援を目的として, 網膜投影型ヘッドマウントディスプレイとAugmented Reality(AR)技術を応用した手術ナビゲーションシステムの開発を進めてきた. 本報では, これまで使用してきた位置姿勢計測用マーカを, 計測範囲, 隠れの問題, 重量, 照明による影響の観点から見直し新規に製作したので, その精度検証結果について報告する.
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三浦 浩輝, 坂井 祐真, 嶋倉 道郎
セッションID: P-08
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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レーザー溶接時,金属フレームの変形がどのように進行していくのかを調べる目的で実験を行った.試料として純チタンプレートを用い,断端同士を接合することとし,接合部の5か所に照射順を変えてレーザー照射を行い溶接した.この時1回目から5回目までのレーザー照射ごとに試料の変形を測定し,変形の進み具合と照射順による違いを比較検討した.
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中禮 宏, 安部 圭祐, 高橋 英和, 上野 俊明
セッションID: P-09
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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顎顔面領域の防具フェイスガード(FG)製作材料はスプリント装具用材料を転用したものが主流であるが,材料の評価方法は確立されていない。現在まで衝撃吸収能の評価は,ロードセルセンサ等を用いて加撃力の減弱程度を測定する方法が用いられてきた。今回,衝撃分散能に焦点を当てて,フィルムセンサとその画像解析システムを用いて分散様相を評価する方法の応用を検討し,一定の成果を得られると考えられたので報告する。
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永沢 栄, 吉田 貴光, 山添 正稔, 河瀬 雄治, 竹内 賢
セッションID: P-10
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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インプラントの疲労破壊のメカニズムを探るべく、有限要素法を用いて繰り返し咬合力が働いた場合の解析を行った。解析は、既に解析結果の妥当性が実験により確認されている、JIS第4種純チタン製3分割インプラントモデルについて行った。その結果、フィクスチャーとアバットメント間にすべりが生じる荷重や、繰り返し荷重の周波数による影響などが明らかになった。
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東風 真美子, 小泉 寛恭, 菊地 久二, 米山 隆之, 松村 英雄
セッションID: P-11
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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チタンは耐食性、生体適合性が良好であり、生体用金属材料として広く利用されている。β型単相チタン合金Ti-15Mo-5Zr-3Al合金は、整形外科領域における人工関節材料として開発され臨床応用されてきている。本研究ではTi-15Mo-5Zr-3Al合金を歯科領域に応用することを目的とし、従来歯科鋳造用金属材料として使用されている純チタン、およびTi-6Al-7Nb合金と比較し、その鋳造性、硬さ、金属組織、結晶構造および引張強さについて評価した。
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鶴田 昌三, 樋田 真由, 森本 敬太, 水野 正宣, 宮澤 健, 遠山 昌志
セッションID: P-12
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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矯正用ワイヤーとして市販されているTi-6at%Mo-4at%Sn合金を鋳造し、その鋳造性を評価し、鋳造体の機械的性質を熱処理して調べた。
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大川 成剛, 伊藤 恭輔, 金子 広美, 渡辺 孝一, 金谷 貢
セッションID: P-13
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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導電性モノマーであるチオフェン誘導体を含むMMA中でチタンを電極として直流を印加し,チタン表面に有機薄膜をコーティングした.これを試料として,リン酸カルシウム水溶液中で極性反転による電解処理によりこの有機薄膜上にリン酸カルシウムを析出させた.析出したリン酸カルシウムの特性をXRD,FTIRとXPSを用いて検討し,析出におよぼす有機薄膜の影響について考察した.
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嘉村 浩之, 新家 光雄, 仲井 正昭, 堤 晴美, 塙 隆夫
セッションID: P-14
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
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人工歯根は,歯肉結合上皮と接するため硬組織適合性のみならず軟組織適合性を有することも求められる.一方,著者らは,低弾性率β型チタン合金Ti-29Nb-13Ta-4.6Zr合金(TNTZ)を開発し,医科歯科分野における応用について研究を進めている.本研究では,TNTZの軟組織適合性を改善するため,シランカップリング剤を用いてセグメント化ポリウレタン(SPU)を複合化した場合のTNTZ/SPU界面の接合強度に及ぼすシランカップリング剤の種類および厚さの影響ついて調査した.
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何 文福, 菊地 久二, 黒谷 知子, 呉 世経, 許 世光, 許 学全
セッションID: P-15
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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本研究では、鋳造したTi-5NbおよびTi-5Nb-xFe合金を用いて、合金の性質と生体適合性を検討した。
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辻林 徹, 柿本 和俊, 豊田 紘一, 小正 裕
セッションID: P-16
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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金銀パラジウム合金や銀合金は、口腔内では食物中のアミノ酸に含まれる硫黄のために黒く変色することが知られている。この変色を抑えるために合金成分を工夫するのであるが、それが有効な理由を原子レベルから明らかにするために、硫黄を含むアミノ酸のL-システインを金合金に蒸着し、硫黄が合金表面のどの原子と結合するかを調べた。測定は佐賀県鳥栖市の放射光施設で行った。光電子分光などの手法を用いて得た結果を報告する。
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宇山 恵美, 浜田 賢一, 浅岡 憲三
セッションID: P-17
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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非磁性AuPtNb合金の磁化率と機械的特性を調べた。
AuPt8Nbでは磁化率が水とほぼ同じ-9ppmになり、体内でMRIアーチファクトを生じないと期待できた。
ビッカース硬さは最大で約200を示し、非磁性であるAu-28Ptよりも約50%機械的特性が向上していた。
XRD解析の結果、この合金はAuPt合金に対応してα1+α2の二相分離構造を示した。
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青木 春美, 吉田 康一, 岡村 弘行, 中山 正彦, 宮坂 平
セッションID: P-18
発行日: 2010年
公開日: 2010/12/03
会議録・要旨集
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歯科用金合金、金銀パラジウム合金、銀合金、純チタン、コバルトクロム合金の10×20×1.5mmの平板状試料を作製し、各試料を強酸性電解水2種、微酸性電解水、義歯洗浄剤の計4種の液50mlに全浸漬し、37℃で1日と3日間、静的浸漬した。浸漬前後の色差、光沢度、表面粗さ、重量変化を求めた。
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