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大家 渓, 坂本 晴美, 小林 郁夫, 土居 壽, 塙 隆夫
セッションID: A-01
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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TiやAuは耐食性に優れ,生体・歯科用材料として広く用いられている.しかし,これらの硬組織適合性は著しく異なるため,硬組織適合性発現機構は単に優れた耐食性によるものではないと考えられる.これらの金属について比較することは金属の硬組織適合性発現機構の解明に繋がるものである.本研究では,骨芽細胞様細胞をTiとAu上で骨分化誘導を行い,それぞれの分化特性について比較・検討を行った.
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平 雅之, 佐々木 かおり, 齋藤 設雄, 根津 尚史, 荒木 吉馬
セッションID: A-02
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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凍結乾燥とグルタルアルデヒド架橋によって調製したコラーゲンスポンジをリン酸二水素ナトリウム溶液(pH9.3)とTris塩酸緩衝塩化カルシウム溶液(pH7.4)に5回交互浸漬し固形物を析出させた。SEM/EPMA、TF-XRDとFTIRによる分析から固形物は花びら状のハイドロキシアパタイトであることを確認した。5トンプレスによって圧粉体とし、骨芽細胞(SaOS-2)の骨系分化誘導能を確認した。
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岸屋 雄介, 小林 國彦
セッションID: A-03
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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本研究ではキトサン/HAPナノ複合体の骨代用材への応用を目的に基礎的実験を行った。複合体は脱アセチル化度74~96%のキトサンを用い、共沈殿法によりナノ構造体として作製した。その緻密体に蒸気加圧熱処理(120度)を施すと弾性が増加した。生体適合性はSDラットの背部皮下移植で評価し、脱アセチル化度が90%以上で適合性は良好であった。多孔質体はポローゲンリーチング法で作製し、構造と物性を評価した。
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浅井 崇文, 林 達秀, 黒木 健次郎, 岡野 正史, 富野 雅史, 兜森 正道, 河合 逹志
セッションID: A-04
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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デキストリンを含有した形状付与性を有する骨補填材を開発するため,前報ではL929細胞のデキストリンに対する生体適合性は良好であったことを報告した.今後,骨欠損部への応用を想定して,本実験では骨芽細胞様細胞(MC3T3-E1細胞)を用い,同細胞の増殖傾向およびALP活性を評価すると同時に,細胞形態の観察を行った結果,デキストリン濃度が低濃度になるにつれ細胞数は増殖し,また,細胞形態は良好であった.
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松本 卓也, 佐々木 淳一, 荘村 泰治
セッションID: A-05
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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組織工学による3次元組織構築においてスキャホールド内細胞、組織の三次元位置関係を制御することは重要である。フィブリンハイドロゲルへの一軸方向伸展応力負荷によりゲル構成繊維が一軸方向に高度に配向したゲルを作成することに成功した。このゲル内での血管内皮細胞細胞培養では、培養細胞がゲル構成繊維の走行に一致し高度に配向した形態を示すこと、さらに配向した血管様構造を作ることが明らかとなった。
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新井 宏, 中村 聡, 山下 仁大
セッションID: A-06
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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刺激物質によって腹腔内から炎症性細胞を誘導抽出した。
電気的に処理したハイドロキシアパタイトのこれらの炎症性細胞に及ぼす作用について調べた。
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今井 弘一, 桑形 麻樹子, 瀬沼 美華, 古谷 真美, 高島 宏昌, 後藤 真一, 小倉 英夫, 中村 正明
セッションID: A-07
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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試作銀インジウム合金のラット全胚培養法による発生毒性を調べた.咬摩耗試験器による抽出液を用いて、胎生9~11日のラット胚を培養した結果,Yolk-sacの直径,Crown-rump間の長さ,頭の長さ,体節数,タンパク量などいずれも有意差が認められなかった.EST法による結果を併せて試作銀インジウム合金の発生毒性のリスクは小さいと考えられた.
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田仲 持郎, 橋本 典也, 中村 正明, 鈴木 一臣
セッションID: A-08
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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従来概念の可塑剤を用いないレジン材料の物性改善を目指して,重合反応性を有する可塑剤を用い,最終的に可塑剤自身もポリマー骨格の一部とすることについて検討している.その結果,PEMAの可塑剤としてビニルエステル類が有効であることを明らかにした.ここでは,ビニルエステル類とPEMAから構成される樹脂組成物の重合反応性とそれらの細胞毒性に関する研究結果を述べる.
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坂上 宏, 岸野 香織, 山崎 淳史, 山崎 崇史, 日比野 靖, 坂下 英明, 嶋田 淳, 中嶌 裕
セッションID: A-09
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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銅誘発性酸化ストレスは、緑茶の主成分のエピガロカテキンガレートにより弱いながらも、濃度依存的に抑制された。SH化合物や各種ポリフェノールなどの抗酸化剤の保護効果について比較検討した。
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黒木 健次郎, 林 達秀, 浅井 崇文, 比嘉 輝夫, 岡野 正史, 植松 康明, 小南 克子, 高橋 好文, 河合 逹志
セッションID: A-10
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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常温重合レジンは暫間被覆冠に用いられるが,プラーク沈着により不潔になり易い.そこで常温重合レジンに3種の無機系抗菌剤をそれぞれ添加し,抗菌性を有する常温重合レジンの開発を試みた.抗菌性の有無は,S.mutansを用いColonyFormationUnitおよび0.5%クリスタル-バイオレット染色により評価した.その結果,無機系抗菌剤を添加した常温重合レジンはいずれも抗菌性を示した.
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荘村 泰治, ロームンコン ルンナパ, 石川 理一登, 桐原 聡秀, 宮本 欽性
セッションID: A-11
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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CAD/CAM法による歯科修復物の製作における新しいCAM方式として、我々は一度に複数のデータを加工できるRP装置に注目している。前回、アルミナとアクリル系樹脂のコンポジットスラリーを紫外線レーザで重合して積層するRP装置を用いて直方体試料と臼歯歯冠形状を造形し、それを焼結処理することでセラミック修復物の成形を試みた。その結果、造形はできたが、クラックが多く発生し、焼結体の強度は低かった。これは樹脂の除去やセラミックスの焼結の加熱条件が適正でなかったためと考えられる。そこで、今回は造形および焼結条件を検討することによって、強度の改善を試みたので報告する。
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山下 大輔, 佐藤 秀夫, 宮本 元治, 町頭 三保, 和泉 雄一, 伴 清治
セッションID: A-12
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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ジルコニアの生体適合性を向上させるため、ガラス・コーティング技術の応用によりアパタイトコーティングした。今回はその材料物性について評価した。
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丸田 道人, 竹内 あかり, 松家 茂樹, 中川 雅晴, 中村 誠司, 石川 邦夫
セッションID: A-13
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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連通気孔アパタイトフォームは良好な骨伝導性、細胞侵入性を併せ持つ材料として期待されている。我々は&alphaリン酸三カルシウムフォームを炭酸塩処理することにより炭酸アパタイトフォームの創製を可能にしたが、その機械的性質には大きな問題があった。今回、反応焼結法を用いることにより炭酸カルシウムフォームを調製し、これを炭酸アパタイトフォームに変換することで機械的性質に著しい向上がみられたので報告する。
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竹内 あかり, 中川 晃成, 松家 茂樹, 中川 雅晴, 石川 邦夫
セッションID: A-14
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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アパタイトセメントの基礎的挙動を検討することを目的とし、リン酸四カルシウム/リン酸水素カルシウム (TTCP/DCPA) 系アパタイトセメントにα- および β-リン酸三カルシウム (α- および β-TCP) を添加し、TCPがアパタイトセメントに及ぼす影響を調べた。セメント粉末にα- TCP を添加すると、セメントの機械的強さが増大し、β-TCPを添加すると低下した。セメント粉末に TCP を添加することにより機械的強さを制御することが可能であることがわかった。
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田中 力, 吉田 靖弘, 土本 洋平, 鈴木 一臣, 窪木 拓男
セッションID: A-15
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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本実験では、チタンインプラントの新規表面改質材料として、リン酸化プルランを用い検討した。細胞実験では、リン酸化プルラン処理チタンプレート上でマウス骨芽細胞様細胞の増殖特性を検討したところコントロールと比べ有意に高い増殖反応を認めた。さらに、細胞内シグナル伝達経路のひとつであるMAPKにリン酸化プルランがおよぼす影響を検討したところ、MAPKのなかでもERKの活性がリン酸化プルランチタンプレート上で亢進していた。
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田中 勇太, 坂本 晴美, 土居 壽, 米山 隆之, 塙 隆夫
セッションID: A-16
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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タンパク質吸着や細胞接着の抑制といった生体機能性を付与した金属材料の開発には,末端をアミン修飾したポリエチレングリコールの固定化が有効である.この手法は,正に帯電したPEG末端アミンと負に帯電した材料表面水酸基との静電的相互作用を利用している.したがって,表面水酸基量を制御できれば,PEG固定化量を変化させることも可能である.本研究では,金属表面の活性な水酸基量を定量し、PEG固定化量との関係を明らかにした.
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橋本 典也, 松野 智宣, 安達 清太, 小俣 和彦, 佐藤 田鶴子, 中村 正明
セッションID: A-17
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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顎骨再建を目的としてβ-Tricalcium Phosphateスラリーを均一なサイズの球状粒径ビーズに調整する技術によって顆粒間隙も調整できる局所注入型骨補填材の作製が可能となった.そこでアルギン酸ナトリウムをバインダーとして新生骨形成に最適な間隙を有するインジェクタブルな三次元複合体骨補填材を開発した.本研究では,
in vitro,
in vivo生体適合性を評価した.
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小南 克子, 高橋 好文, 河合 秀樹, 長谷川 彰人, 河合 達志
セッションID: A-18
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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第48回日本歯科理工学会学術講演会の報告において,急速加熱型石膏系埋没材の安定した膨張値を得るためには,硬化時膨張が電気炉に投入する時間には最大値に到達し,安定していることが必要であることが示唆された.本報告は数種の硬化促進剤を添加した水溶液で急速加熱型石膏系埋没材を練和し,硬化時膨張値,あるいは加熱時膨張値がどのように変化するかについて検討を加え,硬化促進効果を有し,膨張値を減少させない促進剤を模索した.
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藤田 慎一
セッションID: B-01
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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近年、ワンボトル接着性レジンシステムは操作時間の短縮と、操作手順の簡略化によってテクニックセンシティビィティーを排除できる利点があるとされ、臨床で広く使用されている。5種類の市販ワンボトル接着性レジンを用い、接着強さをMicrotensile bond test、破断面をSENとTEMを用いて解析し、比較評価した。また、長期水中浸漬試験(100日、200日、300日)を用いて接着強さ、接着構造の微視的形態の経時的変化を評価した。
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海野 亜由子, 二階堂 徹, ディネッシュ ウィラシンハ, 田上 順次
セッションID: B-02
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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近年接着技術の向上により象牙質に対する接着強さがますます強固なものとなっている。また接着操作も簡略化され、オールインワンシステムの開発も進み、簡略な操作で接着を行えるようになってきた。
本研究では、新規ワンステップボンディング材の象牙質接窩底部象牙質に対する接着性能に及ぼす影響について検討した。
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岡村 健司, 林 美加子, 今里 聡, 高橋 豊, コイチェフ エフゲニ
セッションID: B-03
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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ヒト抜去前歯にポスト孔を形成し、異なる象牙質接着システムおよびレジンセメントにてファイバーポストを接着した場合、根管内での部位のちがいが象牙質への接着強さに及ぼす影響について微小引っ張り試験を実施して評価した。その結果、光重合型ボンディング材を用いた試料では、根管口から2mm深さまでの接着強さが特に大きかったのに対し、デュアルキュア型ボンディング材を用いた試料では、根管内で概ね均一な接着強さを示した。
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羽田 詩子, 若松 宣一, 山村 理, 土井 豊, 藤原 周
セッションID: B-04
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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IPS Empress2コア材は,圧入後レイヤリング法により数回焼成される.これらの熱処理がコア材に与える影響についての報告はあるが,接着に及ぼす影響については明らかにされていない.そこで,本実験では,繰り返し焼成がコア材のレジンセメントとの接着界面となる表面の微構造および表面性状に与える影響と,接着に不可欠な酸処理による変化について観察し,さらに,接着への影響を検討した.
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伴 清治, 佐藤 秀夫
セッションID: B-05
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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ジルコニアおよびアルミナ系セラミックスに対して3種のレジン系セメントを用いて接着強度評価を行った。レジン系セメントの違いにより接着強度に違いが見られた。
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田中 隆博, 花岡 孝治, 山口 益司, 進藤 豊彦, 寺中 敏夫
セッションID: B-06
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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前回,第48回秋季歯科理工学会においてジルコニア-レジン間の接着改善を目的としてPHPSによるシリカコーティング法を開発しその有効性を報告した.今回,サーマルサイクル試験前後の接着強さを直接引張試験により測定し,本接着法の接着耐久性を評価した.対照として,ロカテック(ESPE),AZプライマー(松風)を用いた.その結果,試料表面粗さと接着機構について有益な知見が得られたので報告する.
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若狭 邦男, 宇野 滋, 岡崎 正之
セッションID: B-07
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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既報のように、micro-tensile bond 試験片形状を工夫すれば、外からの力が接着界面に平行に働く応力と垂直に働く応力のふたつの値が得られた。そこで、それらの破壊強さと破壊様式を定義、それらへの影響(接着層の弾性率、硬さ、強さ)をマイクロメカニックス(レジンマトリックス内に弾性率が異なる介在物(ここでは界面、コラーゲンファイバーに相当する)を含む複合体を対照とする)を用いて理論的に明らかにする。その結果、ふたつの得られた破壊強さをもとに「真」の接着強さの大きさに与える諸因子を検討することができた。
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二瓶 智太郎, クンツェルマン カール・ハインツ, 大橋 桂, 近藤 行成, 好野 則夫, 寺中 敏夫
セッションID: B-08
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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疎水性シランカップリングで改質したフィラーを用いて試作コンポジットレジンを製作し,摩耗試験により有効性を評価した.試作コンポジットレジンは,3-MPS,4F/3-MPS,p-MBSの各シランカップリング剤で処理されたフィラーを含む3種を製作し,ACTA wear machineに装着し研磨を行った.研磨後,蒸留水にmilletの入った混合液中で摩耗試験を200,000回行った後,3D-scannerにて摩耗量を測定した.その結果,フッ化炭素を含む4F/3-MPSとベンゼン環をもつp-MBSは3-MPSと比較して有意に摩耗量が低かったことから,カップリング層にベースレジンとの優れた相溶性と高い疎水層を構築できたため耐摩耗性が向上したと考えられた.
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近藤 義子
セッションID: B-09
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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コンポジットレジンに硬いフッ素樹脂添加をすることで特異的な性質がみられたのに対し、軟らかいPMMAフィラーを添加することがコンポジットレジンの性質にどのような影響を及ぼすか1.機械的特性、2.界面特性、3.内部特性について調べた。
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河野 敬, 武本 真治, 服部 雅之, 吉成 正雄, 河田 英司, 小田 豊
セッションID: B-10
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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従来の金属製ポストに比べてファイバーポストはその弾性係数が象牙質と近似しており、接着技法の適用によって残存歯質と一体化、複合化が図れるために歯根破折を起こしにくいとされる。しかしながら未だ歯根‐ポスト複合体がどれだけ一体化、複合化しているのかを具体的に示すデータはほとんど報告されていない。本研究ではファイバーポストを用いた歯根‐ポスト複合体の機械的性質を検討した。
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林 達秀, 河合 逹志, 黒木 健次郎, 浅井 崇文, 岡野 正史, 塚脇 篤也, 藤本 耕太郎
セッションID: B-11
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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われわれはこれまで,骨形成因子(BMP)を用いて
in vitroで未成熟筋組織から軟骨誘導を試みてきた.その結果,特にe-PTFE膜をscaffoldとした場合には良好な結果を得ることが可能となった.現在は,骨組織誘導を試みており,培養2週間後には骨芽細胞様細胞と類骨からなる骨様組織が誘導された.さらに,この誘導骨様組織をラット背部皮下に移植したところ,移植2週間後には骨化することが確認できた.
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川島 功, 大野 弘機, 遠藤 一彦, 山根 由朗
セッションID: B-12
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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歯髄の消失した人の二次および修復象牙質について、EPMAによる分析を行ったところ、SEM像から、象牙芽細胞が関与した領域、線維芽細胞が活動して作られたと思われる領域が観察された。また、基質小胞が作られ、これにより結晶化が進行したと思われる領域も観察された。
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高橋 英和, 岩崎 直彦, 田村 友寛, 礪波 健一, Loyaga-Rendon Paola, Fazal Reza, Arksornnu ...
セッションID: B-13
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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牛歯にγ線を30kGy照射して滅菌したところ,象牙質の引張強さが有意に減少したので報告する.
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野浪 亨, 生川 昌樹, 山上 博之, 木藤 哲也
セッションID: B-14
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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過酸化水素を用いない、光触媒による歯の漂白法について検討した。表面処理したアナタース型酸化チタン溶液を、ヘマトポリフェリン染色紙に塗布し、LEDランプを用いて光を照射した。過酸化水素と酸化チタンを併用した場合に比較しすぐれた漂白効果を示した。
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亀川 正之, 中村 昌幸, 北原 一慶, 堤 定美
セッションID: B-15
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
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咬合の計測には上下顎の3次元形状とその位置関係が重要である。本研究では上下顎石膏模型とその咬合関係をマイクロフォーカスX線CTで計測した。標準サンプルで精度の検証を行うともに光学式3次元計測手法との比較を行った。歯茎マージン部の撮影において、光学式に比べてより細部を計測できていることがわかった。上下の模型にバイトを挟んだ状態を計測し、上下の歯列の間の距離の分布を計測できることを示した。
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廣垣 靖, 荘村 泰治
セッションID: B-16
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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近年歯科の分野において,X線CT画像を利用する機会が増しており,歯列を含む頭頚部領域の詳細な三次元情報の獲得が期待できるようになった.しかし実際のCT画像には,歯列部位に相当量のアーチファクトが発生し,本来必要な口腔領域の情報が欠落してしまうという問題がある.本研究では,頭頚部CT画像におけるアーチファクト低減を目的とした新しい再構成アルゴリズムの開発を行い,有効な結果を得ることができた.
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大谷 恭史, 楠本 直樹, 若林 一道, 山田 真一, 中村 隆志, 森島 正治, 熊沢 洋一, 矢谷 博文, 荘村 泰治
セッションID: B-17
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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術前のシミュレーションに対し,より忠実な埋入を行うためには,最終のインプラント体の埋入までガイドすることが理想的である.前回の報告では,最終拡大ドリルまでをガイドするシステムを開発し,豚骨での精度検証において約100μmの精度を得ることができた.そこで今回は,ひとつのサージカルガイドでインプラント体の埋入までガイドするシステムを臨床応用し,精度検証を行なったので報告する.
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高橋 正敏, 高田 雄京, 菊地 聖史, 奥野 攻
セッションID: B-18
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/05
会議録・要旨集
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8種類のTi-Ag系合金(5, 10, 17.5, 20, 22.5, 25, 27.5, 30 mass% Ag)とチタンを溶製した。それらインゴットを板状に鋳造した試験片について,0.9%NaClと1%乳酸の2種類の溶液で3日間の自然電極電位の測定を行った。それらの結果をアノード分極曲線と溶出試験の結果や金属組織と比較し,Ti-Ag合金の耐食性について検討した。
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