介護療養型医療施設における看取りに向けた取り組みを実施している施設の特徴を明らかにするために,全国 1,055 施設を対象とした質問紙調査で回答のあった 38 施設(回収率 3.6%)のデータを使用し,デスカンファレンスなどのケアの振り返りの機会(以下,振り返り)の有無と施設の特徴との関連を検討した.振り返り実施施設数は 21(55.3%),作業療法士と栄養士の常勤職員数およびリハビリの実施患者数が多かった.また,経営が黒字で認知症ケアの質保証体制のある施設が多かった(p<0.05).以上より,振り返り有の施設は多職種連携が行われている可能性が示唆された.
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