【目的】がん死亡の自宅死亡割合と COVID-19 感染者数の関連を検証する.
【方法】47 都道府県を対象として,主要因を令和 2 年 COVID-19 累計感染者数(人口対),アウトカムを令和 2 年がん死亡の自宅死亡割合とした.単回帰分析と,在宅療養支援診療所看取り数 / 総死亡数,高齢者人口対の病院数,訪問看護利用人数,訪問介護従事者数を交絡因子とした重回帰分析を行った.
【結果】都道府県の COVID-19 累計感染者数とがん死亡の自宅死亡割合は,単回帰分析・重回帰分析とも有意な関連を示した.
【結論】COVID-19 感染者数が多い都道府県では,がん死亡の自宅死亡割合が高く,在宅看取りのニーズが高い可能性がある.
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