【目的】在宅療養支援診療所の相談支援・連携業務担当者(以下,担当者)の業務の多面性と社会福祉専門職の役割を検討することを目的とした.
【方法】「在宅療養支援診療所相談支援・連携業務の実態に関する調査」で収集された担当者の業務に関する 35 問の回答データを二次利用し,因子分析により業務を分類・抽出し,取り組み状況を社会福祉専門職の有無で比較した.
【結果】担当者の業務は地域活動,連携,スペシフィックな支援,医事の 4 つに分類され,前者 3 つは担当者が社会福祉専門職である場合に多く取り組まれていた.
【考察】社会福祉専門職を在宅療養支援診療所に配置することは,地域福祉への貢献につながる可能性があった.
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