目的:在宅や施設で使用可能な呼吸困難の客観的評価法として,言語妥当性が担保された日本語版modRDOS-4 を開発する.
方法:原作者から日本語版作成の許可を得,言語的に妥当な翻訳版を作成する際に標準的に用いられる手順に則り日本語版を作成した.
結果:3 名の翻訳者が日本語に翻訳(順翻訳),英語を母国語とする翻訳者が逆翻訳を行った.原作者を含め原作版と日本語案との概念の整合性を検討し,暫定版を作成した.倫理審査を経て,暫定版を用いた実施調査を行い,インタビュー結果をもとに認知デブリーフィングを実施し,内容を確定した.
考察:今後,日本人を対象とした計量心理学的検討を行う必要がある.
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