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14 巻 , 3 号
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  • 大塚 裕子
    14 巻 (2007) 3 号 p. 1-2
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
  • 定延 利之
    14 巻 (2007) 3 号 p. 3-15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    「話し手は, 迅速で正確な情報伝達や, 円滑な人間関係の構築といつた目的を果たすために, 言語を使って自分の感情・評価・態度を表す」という考えは, 言語の研究においてしばしば自明視され, 議論の前提とされる.本稿は, 話し手の言語行動に関するこの一見常識的な考え (「表す」構図) が, 日常の音声コミュニケーションにおける話し手の実態をうまくとらえられない場合があることを示し, それに代わる新しい構図 (「する」構図) を提案するものである.
    現代日本語の日常会話の音声の記録と, 現代日本語の母語話者の内観を用いた観察の結果, 「表す」構図が以下3点の問題点をはらむことを明らかにする: (i) 目的論的性格を持ち, 目的を伴わない発話を収容できない; (ii) 外部からの観察に基づいており, 当事者 (話し手) のきもちに肉薄し得ない; (iii) モノ的な言語観に立ち, 言語を行動と見ることができない.
    中心的に扱われるのは, あからさまに儀礼的なフイラー, つっかえ方, りきみである.「話し手は自分のきもちに応じて, ブイラー・つっかえ方.声質を使い分けている」という「表す」考えが一見正しく思えるが, 実はどのような限界を持つのかを, 実際のコミュニケーションから具体的に示す.
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  • 宮地 朝子, 北村 雅則, 加藤 淳, 石川 美紀子, 加藤 良徳, 東 弘子
    14 巻 (2007) 3 号 p. 17-38
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    「です・ます」は, 丁寧語としての用法のみならず場面に応じてさまざまな感情・態度や役割の演出などの表示となる.これは「です・ます」が持つ「話手と聞手の心的距離の表示」という本質と, 伝達場面における話手/聞手のあり方とその関係の変化によつて生じるものと考えられる.本稿では「です・ます」をはじめ聞手を必須とする言語形式を, コンテクストとは独立して話手/聞手の〈共在〉の場を作り出す「共在マーカー」と位置づけ, コンテクストにおける聞手の条件による「共在性」と組み合わせることで伝達場面の構造をモデル化した.コミュニケーションのプロトタイプとしての〈共在〉の場では, 「です.ます」の本質的な機能が働き心的距離「遠」の表示となる.これに対して〈非共在〉の場では, 典型的には「です.ます」は出現しない.しかし, 〈非共在〉の場合でも共在マーカーが使用されると話手のストラテジーとして疑似的な〈共在〉の場が作り出される.この場合, 共在マーカーとしての役割が前面に出ることによって聞手が顕在化し, 話手/聞手の関係が生じて「親.近」のニュアンスが生まれる.「です・ます」が表す「やさしい」「わかりやすい」「仲間意識」などの「親.近」の感情・態度は〈非共在〉を〈共在〉にする共在マーカーの役割によって, 「卑下」「皮肉」といった「疎・遠」の感情.態度は〈共在〉での心的距離の操作による話手/聞手の関係変化によって説明できる.
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  • 山下 耕二, 水上 悦雄
    14 巻 (2007) 3 号 p. 39-60
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, これまで言語学的には感動詞, 言語心理学的には発話の非流暢性として扱われてきた, フィラーを中心に, 情動的感動詞, 言い差し (途切れ) といった話し言葉特有の発話要素を, 人の内的処理プロセスが音声として外化した「心的マーカ」の一部であると捉え, それらが状況によってどのような影響を受けるかを分析し, 対応する内的処理プロセスについて検討することであった.実験的統制のもと, 異なる条件 (役割や親近性, 対面性, 課題難易度) が設定され, 成人男女56名 (18-36歳) に対して, ペアでの協調問題解決である図形説明課題を実施し, 対話データが収集された.その結果, 1) それぞれの出現率は状況差の影響を受けたこと, 2) 出現するフィラーの種類別出現率に差があることが示された.これらの結果が先行研究との対比, 内的処理プロセスと心的マーカの対応, そして結果の応用可能性という観点から考察される.
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  • 鷹尾 和享, 朝倉 康夫
    14 巻 (2007) 3 号 p. 61-80
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    選択肢の選択プロセスは各選択肢の特徴を認知する段階と, それに基づいて取捨選択を行う意思決定の段階, すなわち, 「認知する」「決める」の2段階で表現することができる.既存の評判情報研究の多くは「認知する」の情報抽出に焦点を当てているのに対し, 本稿では選択行動を意思決定までを含めて包括的に捉え, 既存の方法では捉えることが困難だった要素を捉えることを試みる.本稿では「決める」段階をElimination-By-Aspects (EBA) の意思決定モデルに則って選択の過程を通しで捉える方法を述べる.EBAでは, 意思決定は, 着目している特徴 (アスペクト) を各選択肢が持っているか否かによって候補を順に排除していくことで行われるが, 本稿では取捨選択方略に基づいて選択肢が排除または残存する様子を記述することで実現する.また, ことばに明示的に表れている情報を単純に扱うだけでは不十分であり, 行間を読み取る処理が必要である.さらに, 選択または排除されるきっかけの理由を捉えることで, 選択肢の相対的な長所・短所を知る方法を示す.
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  • 大出 訓史, 今井 篤, 安藤 彰男, 谷口 高士
    14 巻 (2007) 3 号 p. 81-97
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    日常生活の様々な体験において, その体験の素晴らしさを表現する言葉として, 『感動』という言葉がしばしば用いられる.感動とは, 『美しいものや素晴らしいことに接して強い印象を受け, 心を奪われること』 (大辞林 (松村1995)) であり, 体験に対する肯定的な評価であると共に, 記憶の定着や感情の喚起を伴った心理状態の大きな変化である.感動を喚起する対象としては, マスメディアが提供するドラマや映画, 音楽などの割合が高いとされている (三菱総合研究所2003).しかし, 感動という心理状態の定義については, 研究者の中でも曖昧である.
    我々の目的は, 放送番組の品質評価, 特に音の評価に, 『感動』をキーワードとした評価指標を導入するために, 感動という心理状態を明確にすることにある.まず, アンケート調査を実施し, 感動という言葉で表現される体験と, 感動を表現する言葉 (以下, 感動語) を収集した.次に, 感動語同士の一対比較による主観評価実験を行い, 感動語から連想される心理状態の類似度を求めた.他の感動語との類似度によって表現される類似度ベクトルの距離に基づいて, 感動語の分類を行った.その結果, 感情とは, 特定の感情そのものではなく, 大きく心が動かされたという体験に対して, 肯定的な印象を持っているという個々の心理状態の総称であり, 感動という心理状態が, 感動の対象と感情の種類, 感情の動きの組み合わせによって分類できることが分かった.
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  • 池 周一郎, SCHNEIDER ANDREAS, SMITH W. HERMAN
    14 巻 (2007) 3 号 p. 99-115
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    Affect Control Theoryとは, ある概念が意味する内容を計量的にとらえるSD法により言葉の情緒的な意味を (Evaluation, Potency, Activity) の3次元で測定し, 言葉の組合せがどのような情緒的な意味を生成するのかを検討する数理的な理論枠組である.我々は, この3次元の得点として測定された言葉の情緒的な意味とAffect Control Theoryが, かな漢字変換問題の同音異義語の処理と, 情緒的な意味をより正確に識別するという意味で, (日英) 翻訳の問題に関して有効であることを提示する.
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  • 塚本 榮一, 赤堀 侃司
    14 巻 (2007) 3 号 p. 117-130
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 携帯メールによって収集した大学生の書いた授業感想文の感情評価を行い, 学習態度を分析することによって, 授業改善のための方略を得ることである.感情評価の基準として, 興味, 意欲, 知識考察の4つのカテゴリを使い感想文を分類した.その結果形態素レベルでは有意な差を見出せなかったが, 文脈から分類した結果, 成績の良い学生の感想文には意欲と考察が多く, 成績の悪い学生の感想文には興味と知識の多いことが示された.さらに成績が良かった学生と悪かった学生から無作為に1名ずつを選び, その感想文を比較した結果, 成績の良い学生は授業内容を再構成しているが, 成績の悪い学生は教師が教えたままを示していることが明らかになった.以上により授業改善を行うには, 学習者の意欲と考察が増すように, 学習者が授業内容を再構成するように改善する必要性が示された.
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  • 河津 宏美, 大野 澄雄
    14 巻 (2007) 3 号 p. 131-145
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    表現豊かな合成音声への応用を目的として, 「喜び」と「悲しみ」の2種類の感情について複数の程度の感情情報を含む音声に対し, 基本周波数パターン生成過程モデルに基づく韻律的特徴の分析を行った.分析により得られた各モデルパラメータの生起タイミングおよびその大きさの変化に関して, 発話の言語的情報に基づき検討を行った.その結果, 基底周波数に関しては, 発話内容に依存する傾向の差は特にみられず, 「喜び」「悲しみ」とも感情の程度が強くなるに従って, 基底周波数は高くなる傾向にあった.文中でのフレーズ指令の生起に関しては, 文節境界の枝分かれ種別と, 直前のフレーズ指令以降のモーラ数に影響を受けることを確認した.フレーズ指令の大きさ関しては, その生起位置が文頭の場合と文中の場合とで, 感情の程度に対する大きさの変化に違いがみられた.また, 文中で生起したフレーズ指令は, その境界の枝分かれ種別により, 異なる変化の傾向がみられた.アクセント指令の生起タイミングは, 感情の有無やその程度の影響はほとんど見られず, アクセント型にのみ依存することが確認された.アクセント指令の大きさに関しては, 文頭からの韻律語数に大きな影響を受け, またアクセント型による違いがみられた.
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  • 有本 泰子, 大野 澄雄, 飯田 仁
    14 巻 (2007) 3 号 p. 147-163
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    音声認識の精度の向上にともなって, コールセンターなどへの自動音声応答システムの導入の要求が高まり, 人間がコンピュータと対話する機会も増加する傾向にある.これまでの対話システムは言語情報のみを扱い, そのパラ言語情報を扱うことは少ないため, 人間同士の対話と比較すると, コンピュータとの対話ではコンピュータが得る人間の情報は小さい.本研究では音声の音響的特徴と言語表現の特徴から推定可能な「怒り」の感情を検出するために, 感情の程度による音響的・言語的変化を分析し, コンピュータと人間とのインタラクションにおける人間の感情を捉えることを目指す.非対面の擬似対話により, 認識性能に対する不満からくる「苛立ち」や, クレーム対応時におけるユーザの「腹立ち」の内的感情を表現した怒りの音声を収録し, 主観評価により感情の程度を付与した音声データを作成した.本論では, 怒りの感情を含むと判定された発話について, つぎの3種の特性, 声の高さや強さ等の音響的特徴, 言語形態上の語彙使用の特徴, 語用論的な特徴である文末表現の特徴に着目し, 発話者の感情表現とその言語表現・音響的特徴との定量的な関係を分析し, 怒り表現の音声言語の特徴付けを試みた.とくに, 接続助詞「けど」, 「ので」の主節が現れずに発話が中止する接続助詞中止型において, 怒りの程度が高いことを明らかにした.
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  • 中山 記男, 神門 典子
    14 巻 (2007) 3 号 p. 165-192
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    映画や書籍などの作品検索への応用を目的として, 作品レビューテキスト中の感情表現の構成要素を分析した.まずWeb上の作品レビュー82件1, 528文中の653組の主観表現を人手で分析し, 「態度」「主体」「対象」「理由」という4つの構成要素と, その各々の下位要素を定義した.653組の主観表現中, 「態度」が感情を表している感情は257組あった.次に感情表現の各構成要素の内容や働きを分析し, 構成要素間の結びつきや, 「主体」や「対象」が省略されるパタン, 省略されない特殊なパタンなどを明らかにした.「理由」は, 感情が生起した根拠や理由を述べている部分をさし, 257組中66件 (25.7%) に出現した.本稿では, 利用者の作品選択に, より具体的な情報を提供しうる可能性がある要素として「理由」に着目し, さらに分析を進めることとした.次に, 異なる文書タイプにおける「理由」の出現のしかたや分析の手がかりを調べるために, Web上の作品レビュー, オンラインショッピング内のブックレビュー, 新聞記事からサンプルを選び, 「理由」に着目した追加分析を行った.最後に, 作品検索システム利用者の鑑賞作品選択における「理由」のあるレビューの重要性を確認するため, 3つの映画それぞれ10件ずつ計30件の作品レビューを用いて, 8名ずつ2グループの計16名に対し被験者実, 験とフォーカスグループインタビューを行った.この結果, 作品レビューの読み手が第三者の書いたテキストを参考にする際, 「理由」の有無がその内容を理解し, 鑑賞する作品を選択するのに参考になるかどうかの判断に大きく寄与していることがわかった.作品検索では, 「理由」の有無や内容をレビューの重要性の順位付け等に応用することなどが考えられる.
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  • 徳久 雅人, 村上 仁一, 池原 悟
    14 巻 (2007) 3 号 p. 193-217
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    信頼性の高い情緒タグ付きテキスト対話コーパスを実現することを狙い, 漫画の対話文を対象に, 登場人物の表情を参照する方法によって情緒タグを付与した. また, 得られた対話コーパスの信頼性を評価した. 通常, 言語表現と話者の情緒とは, 必ずしも直接的な対応関係を持つとは限らず, 多義の存在する場合が多いため, 対話文に内包された情緒を言語表現のみによって正しく判定することは難しい. この問題を解決するため, 既に, 音声の持つ言語外情報を活用する方法が試みられているが, 大量の音声データを収集することは容易ではない. そこで, 本稿では, 漫画に登場する人物の表情が持つ情報に着目し, タグ付与の信頼性向上を図った. 具体的には, 漫画「ちびまる子ちゃん」10冊の対話文 (29, 538文) を対象に, 1話につき2人のタグ付与作業者が一時的な「表情タグ」と「情緒タグ」を付与した後に, 正解とする表情タグと情緒タグを両者が協議して決定するという手順で, コーパスを構築した. 決定された正解の情緒タグは16, 635個となった. 評価結果によれば, 付与された一時的な情緒タグの作業者間での「一致率」は78%で, 音声情報を使用した場合 (81. 75%) と比べて遜色のない値を示していること, また, 最終的に決定した情緒タグに対する作業者以外の者による「同意率」は97%であることから, タグ付与の安定性が確認された. また, 得られたコーパスを「情緒表現性のある文末表現の抽出」に使用したところ, 3, 164件の文末表現が清緒の共起割合とともに抽出され, 自然で情緒的な文末表現が得られたことから, 本コーパスに対しての「言語表現と情緒の関係を分析する上での1つの有効性」が示された. 以上から, 情緒判定において, 漫画に登場する人物の表情は, 音声に匹敵する言語外情報を持つことが分かり, それを利用したタグ付与方法の信頼性が確認された.
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  • 土屋 誠司, 吉村 枝里子, 渡部 広一, 河岡 司
    14 巻 (2007) 3 号 p. 219-238
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    我々は, 人とのコミュニケーションの仕組みを機器とのインタフェースとして実現することを目標に研究を行っている. 人間は会話をする際に意識的または無意識のうちに, 様々な常識的な概念をもって会話を展開している. このように会話文章から常識的な判断を行い, 適切に応答するためには, ある語から概念を想起し, さらに, その概念に関係のある様々な概念を連想できる能力が重要な役割を果たす. 本稿では, ある概念から様々な概念を連想できるメカニズムを基に, 人間が行う常識的な判断の一つである感情に関する判断を実現する方法について提案している.「主体語」, 「修飾語」, 「目的語」, 「変化語」の4要素から成るユーザの発話文章から, そのユーザの感情を基本感情10種類, 補足感情24種類で判断する手法を提案している. また, 本手法を用いた感情判断システムを構築し, その性能を評価した結果, 常識的な解の正答率は76.5%, 非常識ではない解を正答率に含めると88.0%であり, 提案した処理手法は有効であると言える.
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  • 松本 和幸, 三品 賢一, 任 福継, 黒岩 眞吾
    14 巻 (2007) 3 号 p. 239-271
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    近年の情報処理技術の発達に伴い, 従来の情報処理の分野ではほとんど取り扱われなかった人間の感性をコンピュータで処理しようとする試みが盛んになってきた. 擬人化エージェントや感性ロボットが人のように振舞うためには, 人間が表出する感情を認識し, 自ら感情を表出することが必要である. 我々は, 感性ロボットに応用するための感情認識技術について研究している. 自然言語会話文からの感情推定を行う試みは, 多くの場合, 表面的な感情表現のみに絞つて行われてきた. しかし, 人間の発話時には常に何らかの感情が含まれていると考えられる. そこで, 本稿では, 感情語と感情生起事象文型パターンに基づいた感情推定手法を提案し, 実験システムを構築する. そして, 本手法の有効性を調べるため, シナリオ文を対象にその評価実験を行った.
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  • 岡野原 大輔, 辻井 潤一
    14 巻 (2007) 3 号 p. 273-295
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    本論文では, ある対象を評価している文章 (レビュー) が与えられた時, 対象物に対する評価が「良い」か「悪い」かでレビューを二値分類するのではなく, どの程度「良い」か「悪い」かの指標 (sentiment polarity score (SP score)) をレビューに与える新しいタスクを提案する. SPscoreはレビューの簡潔な要約であり, 単純な「良い」か「悪い」かの二値分類より詳細な情報を与える. このタスクの難しさは連続した量であるSP scoreをどのようにしてレビューから得られるかにある. 本稿ではsupport vector regressionを用いてSP scoreを求める方法を提案する. 5段階評価がついた本に対するレビューを用いた実験で, 我々の手法がsupport vectormachinesを用いた多値分類より高い精度であり, 人による指標の予測結果に近いことを示す. また, Naive Bayes Classi丘erを用いた文単位での主観性分析を用いることにより我々の手法の頑健一性が増すことを示す.
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  • 安村 禎明, 坂野 大作, 上原 邦昭
    14 巻 (2007) 3 号 p. 297-313
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    本論文では, Web上の評判情報を有益に活用するために, レビューなどの評価文書をポジティブ (おすすめ) とネガティブ (おすすめしない) という極性値に分類する手法を提案する. 本手法では, 全体評判情報と部分評判情報という2つのレベルで評判情報を捉える. 全体評判情報とは評価文書の対象全般に関わる評価表現のことを指し, 部分評判情報とは対象の一属性に関する評価表現のことを指す. 全体評判情報の極性値は評価文書の極性値と一致すると考えられるため, まず全体評判情報を用いて評価文書を分類し, 全体評判情報がない場合は部分評判情報を用いて分類する. これら2つのレベルの評判情報を考慮することで分類精度の向上が期待できる. さらに, これら2つのレベルの評判情報を用いることで, 評判情報の信頼性評価の一手法を提案する. ここでは, 評価文書の極性値とその中の部分評判情報の極性値が異なる場合にその部分評判情報は信頼性が高いと評価する. 映画のレビューを用いた評価実験の結果, ナイーブベイズを用いた分類手法よりも本手法の方が良い結果が得られた. また, 提案した評価指標が評価文書の信頼性評価の1つとなりうることを示唆した.
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