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日本世代間交流学会誌
Online ISSN : 2758-5905
Print ISSN : 2185-7946
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13 巻 (2024)
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12 巻 (2022 - 2023)
2 号 p. 3-
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11 巻 (2021 - 2022)
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日本世代間交流学会誌
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原著
通いの場における多世代住民の参加実態と運営上の課題
全国のシルバー人材センターを対象とした調査分析
森 裕樹, 倉岡 正高, 相良 友哉, 藤原 佳典
原稿種別: 原著
2023 年 13 巻 1 号 p. 03-11
発行日: 2023/09/30
公開日: 2023/09/30
[早期公開] 公開日: 2023/08/15
DOI
https://doi.org/10.57559/journalofjsis.jsis1301_01
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本研究では全国のシルバー人材センターを通じ、参加者の年代と交流形態の点から通いの場での活動実態や運営上の課題を比較検討した。シルバー人材センター職員を対象に高齢者を含む多世代が参加する通いの場について、「発足経緯」「活動概要」「参加者の特徴」「活動の専門性と課題」「活動が地域に及ぼす影響」を尋ねた。分析対象の211事例は、参加者の年代を基に「高齢」「高齢×未成年」「高齢×成年」「高齢×未成年×成年」に分類し、発足経緯や活動内容と運営上の課題を比較した。その結果、高齢者のみの活動と比べ、未成年を含む事例ではボランティア活動の割合が、成年を含む事例では趣味・文化活動や就労的活動の割合が高かった。この結果は、多世代の参加による活動が、多様な高齢者に介護予防の機会を提供し得ることを示唆するものの、活動の普及度という点からは活動継続のための資金獲得やノウハウ継承の難しさ、担い手不足が課題として挙げられた。
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資料
世代間交流事業に参加した祖父母世代の成人への 交流に関する意識調査
志村 華絵
原稿種別: 資料
2023 年 13 巻 1 号 p. 13-20
発行日: 2023/09/30
公開日: 2023/09/30
[早期公開] 公開日: 2023/09/01
DOI
https://doi.org/10.57559/journalofjsis.JSIS1301_02
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世代間交流プログラム(以下交流)参加者の、交流に対する意識調査は充分とは言えない。本研究は、参加者の意識を把握することを目的とした。2019年9月から12月に神奈川県が、祖父母世代の成人と孫世代の幼児が共に音楽プログラムを体験する事業を主催した。この事業に参加した祖父母世代の成人312人を対象に、無記名自記式質問紙により、交流に対する意識調査を行った(回収率72.8%)。交流による良い影響を期待する人が多く、参加の動機となる可能性が示唆された。交流により高齢者は「表情が明るくなる」とした人が147人(64.8%)と最多で、幼児は「高齢者に対する尊敬の態度・助け合いの精神が身につく」と「コミュニケーション能力が高くなる」とした人がいずれも最多であった。大多数が交流の参加に抵抗はなく、孫と同居しないにもかかわらず普段から子どもと接する機会が多かった。交流はコロナ禍に影響を受けるため再調査が必要であるが、コロナ禍以前の参加者の意識を反映した貴重なデータである。
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(4109K)
研究ノート
高齢者と子どもの交流を行う施設が交流に期待する効果
施設への質問紙調査結果を中心に
志村 華絵
原稿種別: 研究ノート
2023 年 13 巻 1 号 p. 21-26
発行日: 2023/09/30
公開日: 2023/09/30
[早期公開] 公開日: 2023/09/05
DOI
https://doi.org/10.57559/journalofjsis.JSIS1301_03
ジャーナル
オープンアクセス
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高齢者と子どもの交流を行う施設は形式が様々あり、その実情は全貌を把握することが難しい。また、高齢者と子どもの交流を行う施設において、交流が両者に与える効果についての調査は充分とは言えない。本研究は、高齢者と子どもの交流を行う施設の実状と、施設が交流に期待する効果を把握し、交流に対する施設と専門医の意識を比較することを目的とした。2018年9月に無記名自記式質問紙により、施設の現状と交流に対する意識について調査を行った(有効回答数11施設、回収率15.1%)。高齢者と子どもの交流を通じて、高齢者には「表情が明るくなる」効果を、認知症の症状に対しても良好な効果を期待する意見があった。子どもには「高齢者に対する尊敬の態度・共感」が身につくことを期待する意見が多かった。
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