薬学図書館
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64 巻, 4 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
≪2019年度日本薬学図書館協議会定期総会≫
連載
科学技術イノベーションに関わる情報事業の変遷①
  • 棚橋 佳子
    2019 年 64 巻 4 号 p. 174-178
    発行日: 2019/10/31
    公開日: 2023/05/24
    ジャーナル フリー

    クラリベイト・アナリティクスの学術情報事業部門の前身であるISI社の創成期に,Dr. Eugene Garfieldが産み出した製品とその時代背景について述べる。Current Contentsが最初に作られたエピソードとCitation Indexが誕生した舞台裏には,Dr. GarfieldとDr. Lederbergの書簡のやりとりがあった。Dr. Garfieldが起こしたイノベーションの発展の重要なきっかけには,製薬企業のライブラリアンや生命科学の研究者たちのバックアップがあった。

日記が語る 薬剤師 蒲生明の生涯④
≪特集:日本薬学会第139年会シンポジウム≫
  • ~現状と課題~
    尾城 孝一
    2019 年 64 巻 4 号 p. 185-192
    発行日: 2019/10/31
    公開日: 2023/05/24
    ジャーナル フリー

    オープンサイエンスの推進と研究公正の確保を背景として,研究データ管理が注目を集めつつある。日本においても,国や政府機関による政策面での議論は活発に行われているが,研究の現場である大学や研究機関では,組織的な研究データ管理は全く手つかずの状態といってよい。こうした状況を改善し,日本の学術機関に研究データ管理を定着させていくためには,①大学としての研究データポリシーの策定,②基盤的な共通システムの整備,③人材育成という3つの取り組みが不可欠である。本稿では,以上の3つの取り組みの状況を概観し,取り組みを進めるためには,組織体制の整備が重要であることを指摘する。

  • 田中 大輔
    2019 年 64 巻 4 号 p. 193-199
    発行日: 2019/10/31
    公開日: 2023/05/24
    ジャーナル フリー

    創薬における「発明工程」ともいえる探索研究には概ね5年もの歳月ならびに2,500もの化合物合成と薬理評価が必要といわれている。我々Exscientiaは,この前提条件に立ち向かいAI創薬による研究効率の改善を実現する世界的先駆者と自負している。我々の総合的なAI創薬プラットフォームは,探索研究段階を期間にして1年,そして化合物数にして400未満で達成することを実証している。Centaur ChemistTMとは,AIによるドラッグデザインと人による戦略思考を融合させたExscientiaの中核プラットフォームである。Centaur ChemistTMの概要とCNSおよびがん免疫領域での研究成果を紹介する。

  • 宮内 洋一
    2019 年 64 巻 4 号 p. 200-201
    発行日: 2019/10/31
    公開日: 2023/05/24
    ジャーナル フリー
連載
「闘病記」という物語⑯
ラフカディオ・ハーンと医薬―癒しと救い②
 
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